プロジェクト概要

津波で木々が流された被災地に暮らす方の自宅の庭に、その方の思い出の木「シンボルツリー」を送りたい!

 

こんにちは。NPO法人樹木いきいきプロジェクトの喜多智靖です。私たちは、樹木医の専門的な知識や技術にもとづいて、樹木の育成・再生・保全および都市緑化・森林活性化に関する事業をおこなっています。

 

東日本大震災で津波被害を受けたエリアでは、塩害で緑豊かなお庭を失った方がたくさんいます。そこで、樹木医が立ち上げた「NPO法人樹木いきいきプロジェクト」では、お庭にまた緑が戻りますようにとの願いをこめて、全国のみなさんの支援で、被災地のみなさんの思い出に残っている樹木(シンボルツリー)をお庭に植え、心豊かな毎日を過ごせるようお手伝いをしたいと思っています。

 

心の復興はまだまだ手つかずの被災地、そこに暮らす方たちに緑を届けるために、どうかご支援いただけないでしょうか?

 

(震災後見事に復活した石巻市内の学校にあるシンボルツリー ケヤキ)

 

 

被災地では、「不用意に植えた木が育たない」ケースが後をたちません

 

津波が襲った地面には、土壌に多量の塩分が蓄積されています。植物のほとんどは塩分に弱いので、土壌の塩分濃度が高まると、生長が阻害されたり、枯れたりしてしまいます。これを「塩害」と言います。被害が大きかった宮城県では、たとえば農地だけをみても、15,000ha(東京ドーム約3,000個分)ほどの面積が冠水し塩害が発生しています。

 

塩害を受けた場所に再び緑を取り戻すには、専門家が、適切な方法で土壌を分析し、塩害対策(除塩作業)を行うことが重要です。適切な塩害対策をしないまま、新たに植樹をしても、すぐ枯れてしまうことがしばしばあります。

 

実際、被災地にはこれまでに全国から多くの木々が寄付され植樹されてきましたが、その後、それらの木々がどうなったか、順調に育っているかどうかなどについて、きちんとフォローしている人はほとんどいません。ですから、ふたを開ければ、塩害について何の対策もされずに植えられた木々が、枯れたり、衰弱したまま放置されているのが現状です。

 

(とある植樹された木々 左は塩害に弱い木 右は塩害に強い木)

 

 

被災地で暮らす方々の庭に、心に残る木を植える活動をおこないます!

 

今回、私たちは、津波被害を受けた宮城県石巻市周辺にて、被災した方のお宅のお庭に、緑の空間を取り戻したいと考えています

 

今後も継続して活動を続けて行く予定ですが、今回は第1弾として実施したいと思っています。今回のプロジェクトの具体的な流れは以下のとおりです。


① 自宅の庭に木を植えてほしいと希望される方と面談し、その方の思い出のシンボルツリーを決定
② みなさまにご支援をいただき、その木を植えるための費用を確保

③ 私たちが責任をもって、土壌の塩害対策(除塩作業)や事前準備を実施

④ お庭に思い出のシンボルツリーを植えます

⑤ 木を植えたあと、最低3年間、その木の生長をサポート

 

しかし上記のプロジェクトを実施しようにも、私たちだけでは資金不足なのが現状です。被災地に緑を少しずつ取り戻していくためにも、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

(とある植樹現場でのその後の光景)

 

 

奈良坂京子さんに思い出のシンボルツリーを贈ります。

 

今回、思い出のシンボルツリーをお贈りしたいのは宮城県石巻市にお住いの奈良坂京子さんです。奈良坂さんのご自宅は、海までわずか600mの距離にあります。東日本大震災の際、1階天井の高さまで津波が襲ってきたそうです。結果、家は全壊判定となりました。

 

(石巻市在住の奈良坂京子さんです。)

 

奈良坂さんは、幼少期、東松島市にあるご実家で過ごされていましたが、そこはイグネ(屋敷林)に囲まれた緑豊かな場所だったそうです。スギ、クロマツ、クリ、モミジ、クチナシ、キンモクセイ、ザクロなど、本当にいろいろな樹種が植えてあったそうです。子どものころに遊んだ光景が懐かしく、今でも家の縁側の隅にあった花を摘んでみたり、裏庭にあった秋になるといい香りを漂わせたクチナシの木をよく思い出されるそうですが、特にザクロの木が鮮明に記憶に残っているそうです。

 

とっても古い木だったそうです。幹の太さも50cm以上もあったそうです。ちょっと変てこな花、実を割って中の粒々を食べると本当に酸っぱく、今でも思い出すと唾が出るそうです。しかし、そんなご実家も震災で津波の被害を受けたりと、震災後ほぼ全ての木々が伐採されてしまったそうです。2012年秋、ご自宅の庭がようやく使えるようになり、今回、そのお庭に、昔を思い出させてくれるザクロの木をぜひ植えたいと希望されています。

 

そして今回いただいたご支援は、以下の作業のための費用に充てさせていただきます。

 ・ 苗木購入費用

 ・ 塩害対策(除塩作業)費用
 ・ 土壌改良費用
 ・ 植栽作業費用
 ・ 木のケア費用(植栽後3年間、支柱を外し、木が自活するまで)
 

 

さいごに...

 

被災地域の物質的復興は進んでいますが、心の復興はまだまだ手つかずの状況です。私どもは、被災地に心の復興が及ばぬ限り、真の復興が果たされたとは言えないと確信しております。緑、特に樹木は10年、20年、30年・・・という長い時間をかけてゆっくり生長していきますが、その破壊は一瞬で訪れます。それをもとに戻すには再び同じ期間が必要です。

 

現在、被災地の塩害対策は、政府を中心に農地優先のかたちで進められています。それ以外の場所では、ほぼ手付かずの状態です。今後も政府が農地以外の塩害対策に乗り出す目処はついていません。

 

そのような中、私たちが取り組む被災地での緑の再生事業も、行政による事業委託や助成金の交付を受けることがきわめて難しい状況なので、自分たちの努力で資金を集め、活動を進めていくしか方法はないのです。

 

(石巻市内の小学校にて行った塩害対策(除塩)作業風景)

 

 

深く、プロジェクトに関わってくれる方の存在が被災地が元気になるエネルギーとなり、少しずつ復興に向かっていきます。

 

また、今回ご支援してくださる方には、可能であれば、実際に木を植える作業についても、ボランティアをお願いできればと考えています。あなたが贈る木を受け取る側の人と共に植える体験をして頂きたいと思っています。そして、その木を気にかけてあげてください。

 

そして数年後、その木を見るためにぜひ現地に足を運んでください。それが被災地のためになります。被災地に宿泊し、観光し、お土産を買う。これも1つの被災地支援の形です。1日も早く、被災地に緑を取り戻すために、ぜひとも、みなさまのご支援お待ちしております!

 

 

 -- 引換券について --

ご支援いただいた方にはお礼に下記引換券をリターンとしてお送りします。

 

・植えられた木の写真ポストカードによるお礼状

 

・NPOのホームページ内の植栽場所マップ上の木の写真へ名前掲載

 

・木を植えるボランティアとして参加できる

 

・木を植える日程調整に参加できる

 

・ゲストハウスみらい(石巻市)に1泊無料ご招待 

 

・宮城県石巻地域の特産品


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