プロジェクト概要

 

【目標達成のお礼とネクストゴールについて】

 

プロジェクト終了まで16日間という早い段階で、目標金額100万円を達成することができました。ご支援いただきました皆様、本当にありがとうございます。

 

茨城大学として初めての取り組みだった今回、多くの方々に「菅文庫」という貴重資料に興味をもっていただいたこと、また、温かいお気持ちで茨城大学図書館を応援していただいていることに改めて感謝しております。

 

こういった古典資料の修繕は、一頁一頁手作業で行い、そして自然素材を使用するため、一点数万~十数万(またはそれ以上)と幅はありますが、非常にお金のかかるものになっております。できれば、皆様のご支援をさらにいただき、この機会に是非、一点でも多くの「菅文庫」を修繕していきたいと考え、ネクストゴールの設定をさせていただきました。次の目標金額は200万円です。

 

もしネクストゴールが達成しましたら、菅文庫の修繕については、これまでのご寄附と合わせまして、現在修繕対象としてピックアップしてある全タイトル(12タイトル)の修繕をする予定です。これは、1万点という大きなコレクションの中では微々たるものですが、皆様のお力添えをいただいて一歩また一歩と進んでいきたいと考えています。また、展示室も展示にふさわしい壁に改修することで、資料の展示をしやすい環境を整え、より多くの方々に見ていただくようにして参りたいと思います。

 

既にたくさんの応援をいただいている中ではありますが、これからの「菅文庫」を守っていくために、茨城大学図書館メンバー一同、引き続き努めてまいりますので、残りの期間もどうぞご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

                         

2019年4月4日追記 茨城大学図書館

 

 

    

 

幕末水戸藩の史学者「菅政友」の蔵書を後世へ
 ~虫食いの貴重書を修復したい~

 

幕末の日本は開国をめぐって、幕府、諸藩のさまざまな動きがありました。尊王攘夷のリーダーであった水戸藩でも、藩内の派閥をめぐって激しい争いが繰り広げられました。

 

そんな激動の時代に生きた知識人がどんなことに関心を寄せていたのか。幕末水戸藩の史学者・菅政友(かんまさすけ)の蔵書からは、それをうかがい知ることができます。

 

茨城大学図書館では創学以来、菅政友の蔵書を「菅文庫」として大切に保管していますが、虫食いなどで傷んだものも多く、後世に伝えていくうえで大きな問題となっています。

 

幕末水戸の歴史、先人の知の足跡を後世に伝えていくため、皆様のお力添えをいただけますと幸いです。
ご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします。   

 

 

菅政友の蔵書「菅文庫」

 

こんにちは。茨城大学図書館です。


茨城大学は地域に根ざした総合大学として、地域社会・国際社会に有為な人材を輩出してきました。基礎から応用まで幅広い高度な研究を行いつつ、地域の教育、研究、芸術、文化、産業の振興に寄与してきました。

 

図書館でも、学生教員のための教育研究資料の収集はもちろん、地域に関わる資料も収集しています。土曜アカデミーや展示など、広く楽しく学んでいただけるようなイベントも開催し、地域の皆様からも好評をいただいています。

 

今回クラウドファンディングでは本学図書館に所蔵しております「菅文庫」の修復を目指します。

 

菅文庫(かんぶんこ)は、幕末~明治時代の水戸藩の史学者・菅政友(かんまさすけ・文政7 <1824> 年 ~明治30 <1897> 年)が蒐集(しゅうしゅう)した蔵書の大部分を収めたもので、昭和26 <1951> 年、継続して管理をしていくため、茨城大学設立期成会によって菅家から購入・寄贈されました。

 

国書4,000部 8,000冊と漢籍500部 2,000冊、各種写本類などを含む10,000冊の一大集書であり、これらは現在、茨城大学図書館にて保管されています。

 

菅政友は、水戸黄門としても知られる徳川光圀が編纂した『大日本史』にも携わった水戸学派の学者で、医師、 石上神宮宮司などの経歴を持つ人物です。

 

文庫の特徴としては、水戸や常陸といった地域の資料に限らず、菅政友の専門とする史学関係はもちろん、国学・文学・儒学・地誌・法制・経済から理学・医学等まで非常に幅広い蔵書構成となっていることです。

 

和漢の古刊書はもとより、水戸彰考館・修史館・帝国大学と続いた学問研究から生まれた、本人の手による各種の写本類から構成されています。幕末の知識人である菅政友の勤勉な人柄や、幅広い興味関心を見てとれる資料群となっています。

 

今日まで歴史学や国文学をはじめあらゆる分野の研究者から閲覧利用がされてきました。

 

中には、当時流通していた複数の資料を読み比べ、その差異について菅政友本人が朱書きでまとめたものなども含まれており、書誌学的にも貴重な資料となっています。

 

水戸藩の史学者・菅政友

    

 

 

「菅文庫」保存に向けての歩み

 

現在では、所蔵の品目を一覧で確認できるよう、以下の通り目録として整理されております。この菅文庫の整理には多くの先人が努力されてきました。

 

・ 『茨城大学所蔵菅文庫漢籍分類目録』(昭和49年 長沢規矩也博士)

・ 『茨城大学附属図書館蔵菅文庫国書目録』(昭和56年 田口守名誉教授)

・ 『茨城大学附属図書館蔵菅文庫(国書)書名索引』(昭和57年 橘豊名誉教授)

 

貴重資料室内の菅文庫

 

その後も、平成12年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)による事業として、菅文庫の資料から江戸後期の史書を中心に画像データベース化し、「江戸後期史学関係総合データベース」としてウェブ上で公開し、広く資料を活用していただくべく整備を進めてきております。

 

現在は、国文学研究資料館が進める「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」に参画する形で、さらなるデータベース化を進めております。

 

ですが、菅文庫の中には、本学に寄贈される以前からカビや虫食いによる劣化が激しいものも多く、全ての資料をデータベース化するには資料の修繕が欠かせません。また、保存状況が極めて危機的なのものも存在しております。

 

データベース化された菅文庫

   

 

 

地域にとっても貴重な「菅文庫」を後世へ

 

今回のプロジェクトでは、損傷のひどい資料の中でも重要度の高い、菅政友自身が書写した写本を中心に修繕してまいります。

 

『河中島五箇度合戦記』や『上杉輝虎家系』などの中世の武将に関する資料や、『鹿嶋志』や『水府公献策』など地元茨城に関わる資料なども含まれており、本学にしか所蔵がないものもあります。

 

『河中島五箇度合戦記』

 

これまでにも図書館主催展示や、土曜アカデミー「古文書寺子屋」などのイベントを開催し、菅文庫をはじめとした貴重資料の活用を行ってきました。

 

当館は、単に研究のために保存していくことを目的として資料を収集してきたのではなく、茨城大学の学生や地域の皆様の知的好奇心を刺激するような活用方法を今後とも追及していきたいと考えております。

 

しかし、茨城大学の学生や教職員の中にも菅文庫の存在を知らない者が最近では多くなってきており、また近年の運営費交付金の削減などの影響もあり、大学の予算を菅文庫に回すことが難しくなっております。このままでは「菅文庫」を後世に引き継ぐことが自体が難しくなってきている状況です。

 

貴重図書でもある「菅文庫」を後世に引き継ぐため、修繕・修復を行うことで、データベース化をはじめ、様々なイベントでの利活用など、研究者への提供はもちろんのこと、広く地域の人々や学生の興味を引き出せるよう、整備をしていきたいと思っています。

 

『草偃和言』

 

『報徳記』

 

『導水瑣言』

    

 

 

リターンについて

 

ご寄附いただいた皆様に菅文庫や茨城大学図書館をより身近に感じていただき、ご理解いただきたいと思い、お礼の気持ちを込めて企画いたしました。

 

ご寄付いただいたご厚意を活用して古文書修繕を行い、茨城大学学園祭(11月中旬実施予定)でお披露目いたします。こちらの展示企画は、どなたでもご参加いただけます。

 

10,000円のご寄付をいただいた方にご用意いたしました「図書館見学ツアー(特別コース)」では、上記学園祭期間に、通常の図書館ツアーでは公開していない部屋や資料をご覧いただけます。

 

 

30,000円のご寄付をいただいた方にご用意いたしました「図書館バックヤードツアー」では、貴重資料室を中心に図書館の裏側をめぐるバックヤードツアーと、本学人文社会科学部の高橋修教授によるギャラリートークにご招待いたします。

 

実際に修繕された資料を中心に、本学教員に菅文庫や周辺の資料について解説していただく企画となります。貴重な機会となりますので、ぜひ皆様にご参加いただきたく思っております。

 

 

※いずれも人数限定での開催となりますので、予めご了承ください。    

 

 

特定寄附金による税制優遇について

 

税制上のメリットについて

茨城大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。
 

- 個人の皆様-

■所得税(所得控除)
寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。

 

寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額

(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です)

 

■住民税
本学を「寄附金税額控除対象法人等」として指定している都道府県・市区町村にお住まいの寄附者の皆様は、所得控除に加えて、翌年の個人住民税が軽減されます。

※その他の自治体については、各自治体の税務担当課へお問合せください。

 

(寄附金額 - 2,000円)× 4~10% = 住民税控除額

(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の30%です)

 

※上記の計算式の4~10%について
・都道府県が指定した寄附金は4%
・市区町村が指定した寄附金は6%

(都道府県と市区町村双方が指定した寄附金の場合は10%)

 

- 法人・団体様-

法人税法上の全額損金算入が認められる指定寄附金として、法人の所得から控除されます。
 法人格の無い団体等は優遇措置を受けることはできません。(法人税法第37条第3項第2号)

 

領収書の日付について

 

税額控除に係る領収書についてはReadyfor株式会社を通じて寄附金が本学に入金された日付で発行いたします。本学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。


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