プロジェクト概要

 

渡航先で入院治療している方に、

安心して母国へ転院してもらうために。

 

初めまして、鷲尾美香と申します。インターナショナルヘルスケアクリニックの院長を務めている医師であり、東京を拠点に、日本籍、外国籍を問わず患者様の診療を行っております。そして、国際医療搬送という医療サービスがクリニックのメインとなっております。


ところで皆様は、その国際医療搬送をご存知でしょうか?


渡航先でケガや病気により現地の病院に入院された方を、母国で治療を受けてもらうために、医療者が同伴し、飛行機などで帰国・転院を行うことです。


私は、日本ではよく知られていないこの国際医療搬送を10年近く行ってきました。まだ日本人による国際医療搬送は少なく、「日本の医療機関として、日本人の心でこの国際医療搬送を行いたい」との思いで、クリニックを開院しております。医師・看護師ともに、国際医療搬送の経験者が集まり行っております。

 

クリニックのメンバー。左から2番目が院長の鷲尾

 

 

今回、国際医療搬送について知っていただきつつ、より強固な24時間体制と通常よりはるかに患者様に大きくかかる負担の部分を少しでもサポートできるように、クラウドファンディングで資金調達をすることにいたしました。

 

内容をぜひお読みいただき、ぜひご支援の程、よろしくお願いいたします。

 

国際医療搬送をもっと知ってほしい。

 

■国際医療搬送が必要な状況とは?

 

日本人が海外滞在中もしくは訪日外国人が日本国内で、急な病気やケガで治療が必要となる場合、基本的には、現地の医療機関で治療を終えてから帰国することが望ましいですが、様々な理由により、母国で治療を受ける事を検討する場合があります。

 

例えば
①高額な治療費のために現地での治療を継続する事が困難な場合
②現地の医療レベルが低い、もしくは言語などの問題で治療が進まない場合
③長期治療となる場合
④滞在ビザの期限の問題で帰国の必要がある場合
⑤付き添いのご家族が、不安と慣れない環境のため、ストレスで体調不良になる場合

……などがあります。


理由は様々ですが、母国での治療を希望、または余儀なくされる方がいます。そして、そういった状況に、多くの患者様とそのご家族は、途方に暮れ、帰国や治療を諦めてしまう現実があります。

 

当院では、そのような患者様のサポートができるように、日本の医療機関として国際医療搬送を行っています。

 

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>>医療搬送の流れ

①メールまたは電話でのお問い合わせ

医師や看護師が24 時間体制で対応いたしますので、時差を気にすることなくお気軽にお問い合わせが可能です。

 

②患者様の情報収集を行います
患者様の病名や入院先病院、現在の状態などの医療情報を含めた個人情報をお聞きします。 また患者様もしくはそのご家族様からの許可がありましたら、現地医療機関から直接医療情報を頂きます。

 

③契 約

医療情報をもとに、搬送時期や手段・経路、医療機器の必要性などを検討し、見積書を作成させて頂きます。見積書をご検討、ご了解を頂きましたら、搬送の契約書を作成致します。契約締結後に、実際に医療搬送プランを作成し、そのプランを進めていきます。

 

④現地医療機関と転院先と連携しつつ、日程調整を行います

現地医療機関と転院先の医療機関と連携をしつつ、日程調整を行い、医療搬送の実施日を決定していきます。

医療機器や医薬品の準備確認をし、必要な書類の作成・提出などを行います。また、現地医療機関から常に最新の患者様の状態を確認しながら、日程調整を行います。

 

⑤医療搬送

医師、看護師は現地到着後すぐに患者様の入院する医療機関を訪れ、患者様と面会を行います。そして現地医療機関と、患者様の状態や投与されている薬剤などの最終確認を行います。

医療搬送中は、医師や看護師が付き添い、安全に移動できるように努めます。転院先医療機関と連絡を取りながら、病院到着時間の確認など行います。転院先の医療機関に到着時、今までの経過や医療搬送中の患者様の状態を転院先医療機関にお伝えし、搬送終了となります。
搬送終了後も、現地(海外)医療機関への連絡などの医療的なフォローアップも行います。

 

 

■母国で治療を受けたくとも「国際医療搬送」を選択できない現実があります。

 

10年近く国際医療搬送に携わっている中で、多くの方が異国での治療に戸惑いや不安を感じ、また様々な問題も抱えながら治療を受けております。母国での治療を希望される理由としては、医療費が高額であったり、医療レベルの問題、言語や習慣の違いにより治療が進まないなど、様々です。

 

そして母国で治療を受けたくとも、旅行保険に入っていないもしくは、入っていても持病のためなどの理由で旅行保険で支払われず、医療費・移送費が自己負担となり、国際医療搬送の費用が高額なため、母国に帰っての治療を受けることが難しいという方も多いです。

 

>>国際医療搬送の概算費用の例(現地治療費は含まれていません)

 

重症度により、コマーシャルフライト(一般的な通常利用されている旅客機)かプライベートジェットか選択肢が変わります。

 

■コマーシャルフライトを使用の場合

・アメリカやヨーロッパでは600~900万円

・東南アジアからでは400~600万円

・中国・韓国からは、150~500万円

 

コマーシャルフライトでは、ストレッチャーもしくはビジネスクラスの席のどちらかを使用しますが、その選択は患者様の状態で決まります。フルフラットの状態でなければならない場合は、6〜10席をつぶしてベッド(ストレッチャー)を作りますので、航空チケットはその席分が必要になってきます。

 

■プライベートジェット(エアアンビュランス)の場合

・800万円〜(アメリカまでは平均2,000万円、通常1000~3000万円が多いです)

 

小型の飛行機で患者様専用になり、患者様と付き添う医療者のみが搭乗します。患者様の状態が悪くコマーシャルフライトに乗れない場合や、航空会社によってはストレッチャーを組めない場合などは、エアアンビュランスの選択となります。

 

補足ですが、国際医療搬送以外に、現地入院の治療費の支払いも当然発生しており、高額医療の国の一つであるアメリカでは、ハワイやフロリダ、ニューヨークなどは高額で、治療内容によりますがICU(集中治療室)では1泊で300~500万円かかります。単純に1泊400万円としても、5日間で1000万円の費用が発生します。

 

 

■近年、国際化していくなかで、「国際医療搬送」の需要は増えています。

 

日本において国際医療搬送は、まだまだ認知されておらず、医療搬送のデータでまとめられたものはありません。しかし、日本国内において、訪日外国人の方が日本国内で重症となる病気やケガになる率は、年間旅行での訪日外国人の0.0数パーセントとなります。

 

これだけ聞くとレアなケースと思いますが、旅行での訪日外国人数で計算すると約3,000人/年の方が、国際医療搬送の可能性のある患者さんになるという事です。そして、訪日外国人が増えることで、この対象者となる外国人患者数は増えていきます。

 

日本に観光しに来られる方でも事故や急病などで入院する可能性があります。

 

海外で働く日本人の方が、長期的な治療のために帰国して治療を受けたいということも。

 

そして、その訪日旅行者の中には、日本国内での治療費が支払えず、患者様またはそのご家族がその負債を抱えます。しかし、その負債を彼らが支払えないケースもあり、その場合、その負債は治療を行った病院などの医療機関が抱えることになります。現在、その負債に対して国からのサポートがないため、現状は受けた医療機関が負担を強いられています。

 

日本国内において、私ども医療者は、患者様が苦しんでいると最善を尽くして治療を行います。そして、その最前線である救急病院として頑張っている病院が、その負債を抱えるケースがあるという現状があります。

 

現実に地方の病院が負債のため診療の規模を縮小し、結果的に地域住民が困るというケースも発生しております。

 

この治療費の未回収という負債を小さくするため、国からのサポートがない現状、できるだけ早く患者さんが母国で治療を受けて頂けるように、国際医療搬送による早期帰国を行う事が一つの選択肢であると思います。またこれにより、患者様も母国で安心して治療を受けることができます。

 

 

帰国にあたり費用の捻出に大変な苦労をされる方も多く、出来るだけ患者様にかかる医療搬送費用の負担を軽減してあげたいという思いが強くあります。


2017年秋にクリニックを開院したところですので、まだまだ小さな集まりですが、国際医療搬送を通じて、できる限り多くの患者様とそのご家族のサポートをしていきたいと考えています。

 

 

資金使途

 

■今回集める資金は下記に充てます


今回のプロジェクトでは、国際医療搬送にかかる医療機器の維持費と一部医療品の購入のために皆さまから資金を募り、使用したいと考えております。

 

①POCと呼ばれる携帯用酸素濃縮器のレンタル

空気中にある酸素を集め、濃縮する機械で、特に飛行機の機内で持ち込み使用できるものです。現在は都度レンタルしている状態で、緊急性の高い場合にすぐに用意ができない場合があります。

 

②ディスポーザブルのシーツや布のストレッチャーの購入

医療搬送中は、現地の救急車や飛行機、自国の救急車と移動が多くあります。また、機内の狭い中での席への移動などがあり、通常の大型ストレッチャーでは難しいことも多く、比較的ストレスの少ないソフトなものを使用します。

 

また、海外から日本に帰国する場合、特にICUに入院されていた方が、耐性菌の感染の可能性もあり、すべて使い捨ての物を使用しているため、患者様への費用的負担が多い状態です。

 

これが叶うと、24時間、いつでも国際医療搬送がすぐに行える体制が取れます。また、また未保険者もしくは既往症のため旅行保険でのお支払いができない患者様の医療搬送において、医療機器(POC)レンタル代や使用するディスポータブルのシーツ代を集まった資金で賄います。

 

今後も、目標以上の資金をいただけた場合、必要な医療機器や衛生材料費、おむつなどの費用もその資金で賄い、医療搬送費用を少しでも下げていければと考えています。

 

 

患者様の中には、全身状態が安定はしていても、人工呼吸器使用や点滴などが必要な重症のケースもあります。そして、「重症だからと帰国できない。」と思われる患者様やそのご家族の方も多くいます。そういったケースであっても、一定条件をクリアすれば、医療搬送によって母国での治療を受けることが可能です。そういった患者様が、適切な時期に早く帰国し、治療を受けれるようにできればと思います。

 

 

まずは自らが成功体験を。

次は患者様への選択肢として。

 

■海外では国際医療搬送の高額な資金を集めるためにクラウドファンディングが使われ始めています。

 

今回のプロジェクトは、クリニックの医療機器についての資金調達ではありますが、これは日本の医療機関として国際医療搬送を広め、訪日外国人を含めた渡航先で入院治療をされている患者様に治療の選択肢がある事を広める、第一歩です。

 

また、海外の方が国際医療搬送を利用するために資金調達をクラウドファンディングで行っているケースがあり、日本人においてもそれが出来ないのか?と模索しており、当クリニックでまずクラウドファンディングを成功させ、自信をもってそういった患者様を助けていきたいという想いがあります。

 

 

少し前に医療搬送した方のケースがあります。オーストラリアの方で、日本でレース事故を起こし、危険行為に当たるため旅行保険での支払いができず、クラウドファンディングで日本の治療費と国際医療搬送費を集めました。

 

Facebookやオーストラリアのメディアを使用していたため1週間という短期間でその資金を集め、帰国が叶いました。福島の病院からオーストラリアのパースにコマーシャルフライトで帰国。80,000オーストラリアドルを集めています。

 

・ニュース記事

「日本で起きた事故で麻痺したパース在住男性が治療のために帰国しようとしている」

(リンク先は英語記事です) 出典:news.com.au

 

・クラウドファンディングページ

「ダニーを帰国させる」

(リンク先は英語記事です) 出典:gofundme

 

このように、医療の体制を盤石なものとするだけでなく、国際医療搬送でネックとなってくる費用の面でも手を差し伸べられ、安心して治療にあたってもらえる環境を作り出していきたいと考えています。

 

このクラウドファンディングの成功が、国際化する現代の医療を助けると信じています。どうか、みなさまのご支援をお願いいたします。


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