病気に打ち勝ちオリンピック出場へ！競泳 谷健友の挑戦。

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。水泳（競泳）の谷 健友と申します。

自由形の長距離（400m，800m，1500m）で2020年東京オリンピックを目指しています。

 

僕は母親が水泳を好きということもあり、生後5ヵ月からベビースイミングを始め、それ以来、水泳とともに人生を歩んできました。

 

小学生から全国大会にも出場し、日々練習漬けの毎日を送ってきましたが、結果はほとんどが入賞止まり。

 

表彰台にはなかなか立つことができず、最高の結果は高校一年生のときの国民体育大会2位のみで、高校3年で迎えたインターハイでは16位という結果におわってしまいました。

 

なかなか思うような結果が出ない中ではありましたが、意味のある努力していたら必ず結果がついてくると信じ練習に励み、自分にはもっともっと力がある！と自分自身を励ましながら進んできました。

 

 

 

 

高校卒業後は環境を変えるために親元を離れ、大学に入学。そこで寮生活を始めました。

 

初めての寮生活では、低学年としての雑務（各所の掃除や洗濯など）を練習と並行する中で生活にメリハリがつき、貴重な練習時間にいかに集中して取り組めるかを意識しながら水泳と向き合うことができました。

 

また、大先輩の存在も僕の中で大きく、日本選手権という大会で優勝経験もある先輩と同じ練習をして、死に物狂いでついていきながら自分を奮い立たせました。練習一つ一つに意味を見出すことも大切さを、先輩から教えてもらいました。

 

コーチや先輩からアドバイスをもらい、後輩から刺激を受け、そんな周りに恵まれた環境のお陰で、大学2年の時についに日本選手権に出場。

 

初出場にして2種目で入賞することができ、大学4年の時には日本選手権の800ｍ自由形で3位という結果を残すことができました。

 

 

小さい頃からテレビで見ていた日本選手権の表彰台に自分が立てる日が来るとは想像もつきませんでした。

 

そのとき僕の心の中にあったのは、「諦めずに続けてきた練習がやっと報われた」という嬉しい気持ちと、「やっと日本で闘えるようになった。このまま日本のTOPになり、世界に羽ばたいていくぞ」という闘志でした。

 

 

 

 

しかし、そんな中予想もしていなかった事態が。

 

大学4年生になった昨年の6月、突然手足が痺れ始め、その後も徐々に痺れる度合いが増し、ピーク時には新品のペットボトルが開けれないなど日常生活にも支障が出るほど酷い状態になりました。

 

医師に診断された病名は、「ギランバレー症候群」。手足に力が入らなくなるという症状が出る病気で、原因は解明されておらず、治療薬もありません。

 

症状がひどいときは、泳ぐこと自体ができなくなりました。手足に力が入らないので、浮くことも前に進むこともできず、溺れているような状態です。

 

やっとここまで来たのに、突然泳げなくなるなんて。

 

なんで僕がこんな目に合わなくてはいけないんだろうか。

 

何度そう思ったか分かりません。

 

 

 

大学を卒業してから実業団への就職も視野に入れてましたが、この状態でどこにも所属することができず、水泳を続けていくための環境も絶たれてしまう可能性もありました。

 

水泳をこのまま辞めべきなのか…。そんな考えも頭をよぎりました。

 

でも、それでも諦めることができませんでした。

 

昔から夢に見ていたオリンピックも自国で開催されるというタイミングと、オリンピック出場が可能な位置にまで来ているということが、僕を奮い立たせました。

 

お世話になった人達や、応援してくれている人達の顔も思い浮かび、みんなに恩返しがしたいという思いと、挑戦せずに辞めたら今後必ず後悔すると感じ、諦めず続けることを決意したのです。

 

 

 

実業団への所属が叶わなかった今、大学のOB会として練習をさせてもらっています。発病後、諦めずにトレーニングを続けていくことで、徐々に症状も回復してきました。

 

練習することが病気のリハビリになると医師にもアドバイスを受けていたこともあり、病気になる前と同じ週水中9回、ウエイト2回を継続し、自然に治るのを待ちました。

 

実際、練習をしたから戻りが早くなると言うことはあまりなく、自然に治るのを待つしかありませんでした。

 

そして発症して1年ほど経った今年6月、JAPAN Openという全国大会ではなんとか16位の結果を残すところまで回復し、今年８月に行われたW杯東京大会では400m自由形で決勝に残り、8位入賞することができました。
 

泳ぎたくても溺れてしまうような状態から、全快とはいきませんが少しつづ復活に近づいています。

 

 

来年に迫る東京オリンピックの出場権を僕が獲得するためには、来年の4月に日本選手権に出場し、派遣標準記録を突破して、2番以内になる必要があります。

 

そして大会で結果を残すためには、国内外問わず強化合宿や大会に出場をし、身体の状態を最高の状態まで持っていかなくてはなりません。

 

しかし、どこかのチームに所属しているわけではないため、企業などのサポートもなく、活動費用などは全て実費で賄っています。

 

僕は現在愛知に住んでいるのですが、大会は東京開催が多く、その分移動費も多く掛かります。合宿は国内国外問わず長期間で、かつ回数も多いので、いくら本番に備えて練習を重ねたくても、資金面が大きな壁となっています。

 

そこで今回クラウドファンディングに挑戦する決意をしました。

 

ご支援いただいた資金は合宿や大会参加費用に充てさせていただきます。日頃から応援してくださっているみなさんには重ねてのお願いになりますが、お力をお貸しいただけると嬉しいです。

 

普段から応援してくれている方、これまでお世話になった方に再度応援をしていただく中で、「絶対に東京オリンピック出場してやる」という強い決意を僕の中でも表明させてほしいと思います。

 

 

 

 

 

僕が大切にしたいのは、たくさんの人と繋がりです。家族、先輩や後輩、チームメイト、親身に相談に乗ってくれている中高の先生、同級生。数えきれない人たちからの応援と繋がりで、僕はなんとかここまで来れました。本当に感謝してもしきれません。

 

 

このクラウドファンディングでも多くの方の応援を力に変え、みなさんと一緒にオリンピックに向かって挑戦をしたいのです。そして、ぜひそれまでの道のりを見守っていいただきたいのです。

 

どうか僕に力をいただけないでしょうか。

応援をよろしくお願いいたします。

 

【資金使途】

・合宿参加費    500,000円
・大会参加費    200,000円
・メンテナンス費    80,000円
・クラウドファンディング手数料（税込）    220,000円