看護師だったからわかる現場の悩み。よりよい看護現場のために！

皆様、おはようございます。もう少しで目標まで70%です。皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、今回は看護師が夜間巡視時に使用しているライトの現状とその問題点について、ご紹介したいと思います。

 

そもそもこのプロジェクトは、現場の看護師の「LEDのライトは白く映って昼間の色と違って見えて正確な観察ができない」「明るすぎて患者様を起こしてしまう」「懐中電灯を持つと両手での作業ができなくて不便」といった声をきっかけに始まりました。

 

患者様にも看護師にもやさしい、より良い巡視ライト・・・現場の看護師が望むライトにはどんな条件が必要か、試作品の作成に入る前に、まず現状を調査しました。複数の病棟の看護師23名から回答いただいた結果です。

 

〇これまでに使用していたライトは？

　・懐中電灯（LED電球）：11名

　・懐中電灯（白熱電球）：4名

　・懐中電灯（有機EL）：0名

　・懐中電灯（電球タイプ不明）：5名

　・衣類に装着するライト：2名

　・首から下げるライト：0名

　・その他：1名（ハンズフリー、ベッドに装着）

 

〇従来使用しているライトで「悪い」「不便」と感じていること

　・両手が使えない

　・点滴交換・薬剤投与・オムツ交換・体位変換の際に不便

　・重い

　・落とすことがある

　・自然光と色調が異なって見える

　・患者様の睡眠の妨げになる

　・衛生的とはいえない

 

〇ライトに望むこと、こんな機能があればよいという要望（一例）

　・ライトの調整がワンタッチでできる。

　・色みや明るさの調整が簡単にできる。

　・ポケットに装着したままでも照らす角度を調整できると良い。

　・置き型ではなく、ポケットに付ける、首から下げるなど様々な方法で使用できると良い。

　・マグネットで装着するタイプだと、両手がフリーになって良い。

　・ポケットに装着した場合でも、簡単に落ちないものが良い。

 

これらの現状と新しい巡視ライトへの要望について株式会社光城精工の芳賀社長へお伝えし、その後第1号試作品の製作へと進んでいきました。

 

次回に続きます。ご覧いただきありがとうございました。