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「活弁」を未来へ。サイレント映画を彩る芸術をDVD化。

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支援総額

1,090,000

目標金額 2,000,000円

支援者
50人
募集終了日
2020年1月15日

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プロジェクト本文

 

 “活弁(カツベン)”をちゃんと未来へ遺したい。

そのために、活動弁士ハルキの語り付きサイレント映画『ノートルダムのせむし男』をDVD化して全国の公共図書館100館へ寄贈したい。

 

これがこのクラウドファンディングで私たちが実現したいことです。

皆さんのご支援を宜しくお願い致します。

 

 

>リターンやご支援のお問い合わせはこちらまで<

支援方法などでお困りの際にもこちらまでお気軽にご連絡ください。

 

「活弁」を文化遺産として未来へ遺したい

 

はじめまして、株式会社デジタル・ミームのラーリ・グリーンバーグと申します。アメリカ・ニュ-ヨ-クの生まれで、日本に来て約30年が経ちました。今では、日本人の妻と2人の子供がいます。

 

来日して間もなく、映画評論家の佐藤忠男先生と知り合い、日本のサイレント映画(無声映画)についていろいろと教えていただき、古い映画や弁士の話芸についてとても興味を抱きました。その気持ちが高まって「貴重なクラシックフィルムをデジタル化し、世界に広めると共に、文化遺産として未来へつないでいきたい」と株式会社デジタル・ミームを立ち上げたのです。

 

デジタル・ミームでは、日本のサイレント映画に活動弁士の語りと英語、中国語字幕をつけたDVDを10本以上製作・販売し、又、世界各地の映画祭などへ活動弁士を派遣して「弁士付きサイレント映画上映会」をコーディネートするなど、活動弁士の存在を世界に知らしめる事業を展開しています。

 

 

 

時空を超越する活弁付きサイレント映画の魅力

 

私は、 海外でのサイレント映画(無声映画)公演で、多くの外国人が“活弁(カツベン)”に感動する姿に出会ってきました。日本での上映会ではめったに起こらないスタンディングオベーションが各地で起こったり、また上映会後のレセプションなどで「日本語は判らないけど、感情は充分に伝わってきました」などと興奮した面持ちで話しかけてくれる方々にたくさん出会っています。

 

100年前に作られた映画が現代に生き生きと甦る、活弁にはそうさせる力があると思います。

 

そして、サイレント映画も活弁も、このまま消えてしまってはあまりに惜しい文化・芸術だと思います。100年以上も前に作られた音楽や小説が現代にも残り伝わってきているように、優れたサイレント映画は時空を超えて人々に感銘を与えることが出来ると信じています。

 

「色も無い、音も出ない、SFXも使用されていない映画だけれども、こうして丁寧に活弁をつけ、音楽をつけて上映すれば、とっても面白いよ、感動出来るんだよ」ということを今の時代に生きるもっと多くの人々に、そして未来に生きる人々にも知ってもらいたいと思っています。

 

私たちは活弁と映画を切り離しては考えていません。サイレント映画をより良く見せるために生まれたのが活弁という芸だからです。

 

 

映像と一体化した「ハルキ」の活弁

 

2018年12月、久しぶりに活動弁士ハルキさんの話芸に触れた私は、言葉には出来ない程の衝撃を受けました。 これまでに何人もの弁士さんの語りを聴いて来ましたが、その誰とも違っていたのです。

 

数年前にも私はハルキさんの語りでサイレント映画(無声映画)を観ており、その時も、声の美しさ、何人もの登場人物を語り分ける技術力の高さに感服していましたが、ものすごい勢いで格段の進化をしているように思えました。

 

なんと、ライブで語っているはずのハルキさんの声がスクリーンの中から聞こえて来たのです。ハルキさんの声が見事に映像と一体化したのをこの目で、この耳で感じたのです。

 

この時私は、未来へ遺すべき“活弁”はハルキさんの語りだと直感し、日本の伝統文化である“活弁”をちゃんと未来へ遺したいと思いました。

 

弁士の台本は、それぞれの弁士が自分で書きますので、弁士が違えば語る内容も違ってきます。また、こうでなければいけないといった決まり事も活弁にはほとんどありませんから、弁士によってサイレント映画の見え方は大きく変わってくるのです。

 

ハルキさんの活弁が素晴らしいのは「映画をより良く見せること」に徹していること。目立ちすぎることもなく、かといって地味すぎず、それでもって心に刺さる語り口も併せ持った、いわば「絶妙の語り」です。

 

「一度、弁士付きのサイレント映画を見てみたい」と思っている人は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そういった方々には、まず最初にハルキさんの活弁付きでサイレント映画を御覧になられることをおすすめします。なぜなら、今から50年後、100年後に活動弁士を志す人が現れた時、お手本とすべき弁士はハルキさんではないかと思うからです。

 

 

ファンの方からのハルキさんへの手紙​​​

 

 

永久不滅の大映画『ノートルダムのせむし男』

 

活動弁士の歴史を紐解くと、海外で撮られた映像に解説を加えた事が起源です。また、一人の弁士が何人もの俳優の声を演じ、ナレ-ションもこなすと言う現在の一般的な活動弁士スタイルは、洋画の上映形態から定着したものだと知りました。

 

1920年頃までの邦画の上映は声色掛け合い上映、すなわち、何人もの弁士が舞台上に並び、それぞれが割り振られた俳優のセリフを語る、いわば、現代の声優によるアニメ映画の上映をライブで行う方式でした。

 

そこで今回は、洋画である『ノ-トルダムのせむし男』(1923年作品)の活弁入りDVDを製作し、活動弁士の原点に立ち戻ろうと思っています。

 

デジタル・ミ-ムは多くの古典映画フィルムを所蔵しており、『ノ-トルダムのせむし男』もその中の一本です。フィルムの状態、物語の普遍性、エンタテイメント性を考慮して、今回の企画に最適、最良の作品であると判断しました。

 

「レ・ミゼラブル」等の作品で知られるフランス19世紀の文豪ヴィクトル・ユゴーが二十代の頃に発表した小説「ノートルダム・ド・パリ」が原作で、巨額の製作費を掛けて作られた大作です。製作された当時の批評では「永久不滅の大映画」と絶賛されています。

 

※「せむし男」という用語については、差別的であるなどのご意見があることも承知しておりますが、本作の邦題として長く使用されてきた経緯に鑑み使用させて頂いております。

 

 

 

 

活弁”をもっと広めるには?

 

他国に比べれば、日本はとても多くのサイレント映画(無声映画)上映会が開催されています。それでも、サイレント映画や活動弁士の存在はあまり知られていません。何故でしょうか?

 

一番の理由は、サイレント映画の上映会に参加した人から「とっても良かったよ!」「すごく面白かった!」と聞いて、「そんなに素晴らしいものなら一度見てみよう」と思った人が、なかなかすぐに鑑賞する機会を得られないからではないでしょうか?すなわち、宣伝として一番効果的な「口コミ」がなかなかうまく作用されないことだと思います。

 

サイレント映画や活弁を未来に残していくには、地道に「質の高い上映会」を続けていくことしかありえません。「質が高い」ということが大事です。そして、少しづつでも興味を持つ人が増え、ちょっとでも興味を持った人が容易に弁士付サイレント映画にアクセスできる状況を作ることが、私たちがクラウドファンディングに挑戦する目的です。

 

そこで、サイレント映画に活動弁士ハルキさんの語り(活弁)を収録してDVDを製作し、そのDVDを全国100の公共図書館に寄贈して「活弁付きサイレント映画」をまず経験してもらおうと考えました。

 

このプロジェクトで図書館へ寄贈するDVDには「館内上映権」を付与しますので、DVDの貸し出しだけでなく、図書館内の施設で上映会が開催される可能性もあります。活動弁士のライブ公演ではありませんが、日本が世界に誇る「活弁付きサイレント映画の上映」という芸術を経験してもらうことは、とても大切なことだと考えています。

 

 

 

私の”を共有して下さい!

 

DVDを寄贈する図書館は、一定の地域に偏ることなく、可能な限り全国に万遍なく点在することを希望しています。そこで、このクラウドファンディングのスタートと同時に、DVDの寄贈先を募ります。

 

「“活弁”をちゃんと未来へ遺したい」という趣旨に賛同して下さる図書館さんからの応募が一番ですが、支援して下さる方からの「○○図書館へ寄贈して欲しい」といった推薦も歓迎いたしますので、是非、コメント欄に書き込んで下さい。

 

公共図書館は文化財を後世に遺すことに長け、且つ、その使命を担っているので、50年後、100年後にもこのDVDが残っているかも知れません。

そして、エンドロールに記載されたあなたの御名前を、あなたのお子さんやお孫さんたちが目にするかも知れませんね。

 

今、私の夢が拡がっています。

 

しかし、この夢は、クラウドファンディングに成功をしないと実現できません。

活弁をご存知の方、未来へ遺したいと思っている方、そんな皆様のお力をお借りし、

一緒に活弁を文化遺産として遺していきたいと思っております。

 

どうぞご支援をよろしくお願い致します。

 

− ハルキさんのコメント −

 

まずは、このクラウドファンディングの実行者ラーリ・グリーンバーグ氏に心から感謝を申し上げます。

 

私が活動弁士となった経緯につきましては紆余曲折がございますが、何よりも私の夫・松田豊の今は亡き父であり、素晴らしい活動弁士であった二代目・松田春翠の存在無くしてはありえません。


幼いころから実父の初代・松田春翠のそばで、少年弁士として活弁の技を磨きながら、戦後に復員した後には、奇跡的に残ったフイルムを収集し、その再生と復活に尽力した一生でした。

 

私は生前の義父の活弁を一度も観ることは叶いませんでしたが、二代目・松田春翠が遺した活弁トーキー版を観て、聴いて、古典サイレント映画が今でも楽しむ事が出来る素晴らしいエンターテイメントであると確信し、その芸を精一杯受け継いでいきたいと思いました。

 

明治後期に始まり、大正、昭和で発展と隆盛を極めた日本独自の芸能文化である「活弁」を、平成から令和と更にその先の世にも残していきたい。映画創世記からトーキー映画の出現に至るまで制作されたサイレント映画を、当時と変わらず多くの映画ファンに楽しんでもらいたい。今回、私ハルキの活弁トーキー版を制作する事によって、たとえ、一時弁士がいなくなったとしても、いつの日か新たな時代に、「活弁」が復活する手掛かりになれたなら至上の喜びです。
 

どうぞご支援の程宜しくお願い致します。

※ハルキのプロフィールはこちら

 

 

 

 

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プロフィール

アメリカ・ニューヨーク生まれ。来日して約30年。様々な日本文化に触れてきた中で「活動弁士の語りつきで上映」する日本のサイレント映画の上映方法に強く惹かれ、「貴重なクラシックフィルムをデジタル化し、世界に広めると共に、文化遺産として未来へつないでいく」ことを目的とした会社㈱デジタル・ミームを設立。

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リターン

5,000


「ノ-トルダムのせむし男」のDVD(1枚)

「ノ-トルダムのせむし男」のDVD(1枚)

・ラ-リ・グリ-ンバ-グからの御礼の手紙
・「ノ-トルダムのせむし男」のDVD(完成品・限定盤・個人視聴用)1枚

支援者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

10,000


【おすすめ】「ノ-トルダムのせむし男」のDVD+ライブ上映会ご招待

【おすすめ】「ノ-トルダムのせむし男」のDVD+ライブ上映会ご招待

・ラ-リ・グリ-ンバ-グからの御礼の手紙
・「ノ-トルダムのせむし男」のDVD(完成品・限定盤・個人視聴用)1枚
・DVDエンドロールへのお名前の掲出
・サンクス上映会(ハルキのライブ上映会)へご招待(1名)

*サンクス上映会は2020年7月頃に東京都内で開催。詳細(日時、会場、上映作品等)は4月頃に発表致します。

支援者
19人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

20,000


【2名様招待】ライブ上映会+懇親会ご招待(2名様)

【2名様招待】ライブ上映会+懇親会ご招待(2名様)

・ラ-リ・グリ-ンバ-グからの御礼の手紙
・「ノ-トルダムのせむし男」のDVD(完成品・限定盤・個人視聴用)1枚
・DVDエンドロールへのお名前の掲出
・サンクス上映会(ハルキのライブ上映会)へご招待(2名)
・サンクス上映会後に開催する懇親会へご招待(2名)

*サンクス上映会は2020年7月頃に東京都内で開催。詳細(日時、会場、上映作品等)は4月頃に発表致します。  

支援者
14人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

250,000


ハルキのライブ上映会開催権

ハルキのライブ上映会開催権

・ラ-リ・グリ-ンバ-グからの御礼の手紙
・「ノ-トルダムのせむし男」のDVD(完成品・限定盤・個人視聴用)1枚
・DVDエンドロールへのお名前の掲出
・サンクス上映会(ハルキのライブ上映会)へご招待(2名)
・サンクス上映会後に開催する懇親会へご招待(2名)
・ハルキのライブ上映会開催権利(1公演=2時間まで)

*サンクス上映会は2020年7月頃に東京都内で開催。詳細(日時、会場、上映作品等)は4月頃に発表致します。
*DVD(伴奏音楽録音済み)の使用
*開催日時は要・御相談。但、2020年2月1日から1月31日まで
*上映作品は相談可
*ハルキ出演料&映像代&会場までの交通費(日本国内限定)を含む
*会場関係費(機材代を含む)、スタッフ人件費は支援者の負担
*反社会的勢力は支援お断り致します。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

プロフィール

アメリカ・ニューヨーク生まれ。来日して約30年。様々な日本文化に触れてきた中で「活動弁士の語りつきで上映」する日本のサイレント映画の上映方法に強く惹かれ、「貴重なクラシックフィルムをデジタル化し、世界に広めると共に、文化遺産として未来へつないでいく」ことを目的とした会社㈱デジタル・ミームを設立。

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