プロジェクト概要

ケニアのバスケット生産者たちの大幅な作業効率化のために

井戸設置に必要な調査・掘削を行いたい。

 

 滋賀県栗東市でアフリカ雑貨の輸入卸業(さらま交易)を営んでおります。谷田昌弘と申します。1994年に開業以来かれこれ20年、メインの商材にケニアやガーナのかご製品(バスケット)など取り扱って、そのうちケニアのサイザルバスケットに於いては、キツイ地方のある村の女性グループの力を借りて大々的に展開しています。

 仕事の関係が密になりこの村をときどき訪問するようになって、産地の人々がたいへんな困難を抱えながら作業している実態が見えてきました。水が足りないのです。バスケットを編むためには最初に染色の行程があってここで大量の水を消費するのですが、村には一つとして自前の給水設備がなくて、遠方の川まで水汲みにいかなくてはならないという不便な状況があります。そしてその小川も、乾期になると完全に消滅してしまいます。もしワークショップの目の前に自前の井戸があれば、こういったことにかかる労力と時間をすべて省くことが出来ます。

 

この井戸掘りに必要な調査・掘削267万円、プログラムを完成させる総費用として350万円必要です。どうぞ、ご支援を宜しくお願い致します。

 

(2014年6月キツイ 雨水タンクを届けた時の記念写真)

 

これまでに照明の取り付けや雨水を集めておくポリタンクの寄贈を実施。

しかし、これでは根本からの解決には至っていません。

 

一昨年は、村の中心地にあるワークショップにソーラーシステムによる照明の取り付け、昨年は雨水を集中して集めておくための大きなポリタンクなどを寄贈してきました。これらは、大きな注文をこなすために昼夜交代での作業を実現し、給水設備が2㎞先の小川まで人力や家畜の力でそのつど運んでこなくてはいけないと言う手間をいくらかは軽減しました。

 

とはいえ、この給水設備と電源確保はまだまだ根本からの解決には至っていなくて、やはりワークショップの目の前に自前の井戸が欲しいところなのです。


(ナイロビで巨大ポリタンクを購入、一路250キロ先のキツイの村へ)

 

(集会所の天井には昨年寄贈したソーラー電源による電灯が灯っていました)

 

男性陣が大都市に出稼ぎに出ている中、

農業だけでは不足してしまう収入を残された女性、老人、子供達が

バスケット生産でまかなっています。

 

 あるとき、バスケットを編んでいる人たちの生産地まで足を運んでみた時に、いままで知り得なかった困難や課題がそこには山積みにされていることを知りました。キツイの村でのバスケットの生産は、主に女性グループによる作業に支えられています。

 

もともとの村の基幹産業であった農業だけでは村民の生活を支えることが出来なくて、結果、男性陣はナイロビのような大都市に出稼ぎに出て、残された女性、老人、子供達が主役で農業だけでまかなえない現金収入をバスケット生産でまかなっているのが現状です。



(村の中心にあるワークショップ件集会所、バスケットの最終作業はここで集まってやります。)

 

掘削距離が非常に長いため、日本の10倍近い井戸掘り工賃が必要です。

しかし、貧しい村の財政ではそうしたインフラ投資に

捻出出来る金額は多寡が知れています。

 

 ここでの井戸の設置はもともと乾燥した土地であることにくわえて、周辺地でのこれまでの井戸設置実績による情報で、地下水面が低くて相当距離を掘らないと水面に到達しないと言われていて、その費用は日本のような水資源に恵まれた場所に比べると5倍~10倍以上の工賃がかかるだろうと予想されています。日本での井戸掘りはせいぜい10m~20mほどの掘削でたいていの平地では水脈にあたりますが、この乾ききったキツイの村では、150m~200m掘り下げないことには水に当たらないのです。この掘削工事にはポンプやパイプなどの付帯設備費を入れると1mあたり日本円で約1.5万円程かかりますので、桁違いの金額になってきます。見積もり依頼した結果、267万円という数字が出てきました。

 

農業収入で生活が出来ないため補完産業としてバスケット生産があるわけで、ここからそういったインフラ投資に捻出出来る金額は多寡が知れています。このままでは、井戸を設置するのに何年もお金を蓄えていかなければ実現出来ないでしょう。

 

(バスケット生産の担い手はほとんどが村の女性達です)

 

「電気がない」という現実は産業を育てようという村では致命的。

給電設備の延長工事も行いたい。


またもし今回のご支援が井戸設置に必要金額を超えることが出来れば、越えた部分を給電設備の延長工事に寄付したいと思っております。電気がない村というのは、たいへんのどかに見えて訪問者にはノスタルジーを感じさせてくれますが、実際に何か産業を育てようという村では致命的です。

 

バスケットを編むというのも大半は手作業なのですが、最後の仕上げでバリカンが使えると、ケバを一気に処理することが出来ます。現在はそれを人力でハサミ作業をしたり、これも寄付した数台のバリカンをバスケットともに電気の来ている隣村まで運んで刈り込み作業をしてもらっています。

 

(バスケット生産に水はかかせません。きれいな水で染めないとバスケットを台無しにしてしまいます。この寄贈したタンクは、雨水を集めるために大きな屋根のあるこの集会所の一角に設置されます)

 

(バスケットに使用する水のみならず、村の生活飲料水のすべてをこのロバ君や子供達の力で2キロ以上先の川まで給水にいきます。その小川も乾期には水がなくなってしまって、川底を掘り下げて浮き出してくる水をかき集めています。たいへん時間のかかる作業です。)

 

(村の中心から2キロほどのところに流れる川、乾季になると水の流れは完全になくなります)

 

 村で唯一の給水源が、写真にある小川です。ごくわずかの水量の流れが全村民の喉を潤し、畑に運ばれ農作物に振り撒かれ、サイザルバスケットの染色にも使われます。本当に貴重な水源です。 ところがこの川、12月いっぱいくらいで、水の流れが姿を消します。乾季の始まりなのです。4月ころまで川から水が消えるのですが、そうすると村の人らは乾いた川底を手で掘って、わずかに湧いてくる水を時間をかけて絞りとります。たいへん根気のいる作業ですが、それをしないと村は終わってしまいます。

 

(水運びは村の女性、子供たちの仕事です)

 

(一回で運べる水の量はわずかです。乾季になって川が干上がると、周辺を掘って湧き出してくる水をすくいあげなくてはいけません。)

 

バスケット生産者グループに大きな希望を与え、

子供の特権、「遊ぶ・学ぶ・育まれる」が奪われない生活を実現したい。

 

井戸を掘ることによってもちろんバスケット生産者グループに大きな希望を与えることになりますが、しいては出稼ぎに出て行ってしまった男達を村に呼び戻せるかもしれません。子供達は水汲み手伝いのために、子供の特権である遊ぶ・学ぶ・育まれるといった貴重な時間を奪われることがなくなります。


貧困が子供達にしわ寄せを押しつけて、教育の機会不均等、さらなる貧富の格差を社会全体で押し広げていくのはケニアだけに限ったことではありません。こういった貧困のスパイラルを断ち切るためには、村人が自力で目の前の困難を克服して、村の経済を取り戻すことしかないと思います。


そのためのもっとも基本的なインフラである水の確保を何としても実現し村の活性化の第一歩にしていくために、まずは常時給水可能な井戸設置するための調査、掘削を行いたい。どうぞ皆様のご支援をお願いします!

 


(貧しくても平和であること、これは何よりです。ここの子供達には笑顔があります。)

 

(村には健康面や年齢などの事情で都市に出稼ぎに行けない男性がいくらか残りますが、水が不足しあまりにも荒れ果てた畑では彼らに出来る仕事もほとんどないようです。キツイの村の農業は干ばつとのいたちごっこで、せっかく植えた苗もたびたび干ばつのために全滅します。)

 

※事前の業者の調査で、水脈のある場所を掘りますが、100%水脈を掘れる保証が出来ないため、本プロジェクト実施によって井戸が完成しない場合があります。 皆様から頂いたご支援は、2015年6月20日から2015年7月15日まで実施する調査・採掘にかかる部分に充てさせて頂きます。 

 

※また、水脈にあたっても飲用不適合になるばあいがあります。その際はバスケット染色用に使用したり農業用水として 何らかの用途で必ず使用させて頂きます。  

 

(ポリタンクを寄贈した時の歓迎の式典の様子)

 

 

 

 

引換券について

 

・ウィバーズリーダーからのサンクスメールと写真


・さらま交易オリジナルワッペン(5種類から選択できます。ただしご希望の柄がなくなった場合はこちらでお選びさせていただくことになります)


・サイザルバッグ(サイズはMまたはL、色は17種類から選択できます。)

 

・バオバブバッグ 1サイズアソート柄


最新の新着情報