7月26日(土)、「3.11オモイデツアー」現地視察会を行いました。

昨年度、当NPOのインターン生が取り組んだ3.11ツアー。今年は新たにゼミ生を募集し、そのメンバーと共に去年のツアーをベースに、仙台市宮城野区蒲生、若林区荒浜、名取市閖上を現地視察してきました。

ゼミ生の中には、現地に初めて行くというメンバーもいて、新たな目線でツアーを見ることができたと感じています。

 

甚大な津波被害に遭った仙台市宮城野区蒲生(がもう) 

 


今回新たな試みとしては、仮設住宅に伺い、震災時や仮設住宅での暮らしについてお話を聞く機会を設けました。これは、当NPOの今までの活動から、「仮設住宅に行って入居者からお話を聞いてみたいけれど、どうすればいいのかわからない」という声が多く寄せられたことがきっかけでした。

 

高砂一丁目公園仮設談話室で佐藤自治会長のお話を伺う

 

写真をもとに震災前の蒲生や、震災時の体験をお話される佐藤自治会長

 

振り返りのミーティングでは、「震災以前を知らないがために、そこに生活感を感じられず、イメージすることが難しい」という声が多く出されました。これは、今後のツアー参加者は県外の方をターゲットにする上で、重要な意見となりました。

 

例えばこの写真。

 

2007年‎5‎月‎7‎日震災前の仙台市若林区深沼海岸バス停 (撮影/工藤 寛之さん)

 

ここは仙台市唯一の海水浴場があった場所です。松林が生い茂り、手前には住宅地が密集していました。市営バスを降りて木の間を抜けると、そこは海。夏になると大変賑わう場所でした。

 

津波より住宅が流され、現在は一部基礎だけが残る深沼浴場周辺。

 

 

しかし、今はどうでしょう。この写真を見ただけでは、そこにかつて人々の暮らしがあったことは、簡単にイメージできないのではないでしょうか。

 

初めて現地を訪れた方にもきちんとまちのオモイデを伝えることができるような工夫が必要です。そのきっかけを作るためのツールとなるのが、「震災以前と今を対比した写真」だと思っています。その重要性を、改めて強く感じた視察となりました。

 

東日本大震災から3年4ヶ月が過ぎ、4年目を迎える来年3月には国連防災世界会議が仙台で行われます。被災地の現状をより多くの方に伝えていくために、みなさま、どうかこの実現に、お力添えをお願いいたします!


 

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