プロジェクト概要

【2017年5月13日追記:目標金額達成致しました!】
 
お陰様で、第一目標である金額を達成することができました。本当にありがとうございます。皆様の温かい応援と励ましのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして次の目標を200万円と設定させていただきます。
 
今後、頂いたご支援で、30,000円のご支援の返礼品用に製作する2017年版「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。」記録集を当初予定の32ページから68ページに増やしたいと思います。

 

ページ増により、東日本大震災直後に撮影された“被災状況と現在”の定点撮影に加え、「3.11オモイデツアー」のメインコンテンツである“震災前後”のまちを定点撮影したページを掲載します。

 

活動を継続させて、“今さら”ではなく“今だからこそ”できる、これからの3.11との向き合い方など、多くの人が気負いなく関われるツアーをともに作っていきたいです。どうか変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます!


佐藤 正実(3.11オモイデアーカイブ)

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「3.11オモイデツアー」継続へ。そして、多くの思い出がつまった「海水浴場行きのバス」を再び!

■ 地震と津波の驚異ではなく、地元の人との交流の中でかつての町の暮らしを知ってもらう「ファンづくり」を!​

皆さま、こんにちは。3.11オモイデアーカイブの佐藤正実です。 2009年に設立した「NPO法人20世紀アーカイブ仙台」の活動の一環として、3.11の東日本大震災を後世に残すため、資料の収集・保存・活用を行ってきました。2016年に震災アーカイブ部門を独立させ、「3.11オモイデアーカイブ」と名称を改めて活動しています。

 

2013年12月にチャレンジした「全国47都道県立図書館に市民が撮った3.11記録集を届けます」は185人のみなさまに、2014年8月にチャレンジした「震災以前と今を対比した写真集「オモイデ ピース」を作り全国へ」はおかげさまで113人のみなさまにご支援いただきました。多くの方と一緒にプロジェクトを進めてこれたこと、メンバー一同大変嬉しく思っております。

 

市民が撮った震災記録誌「3.11キヲクのキロク」と、震災前と現在を定点で撮影した「オモイデピース」。

 

 

今回は、2013年度から4年間にわたり、仙台市との協働事業として活動してきた「3.11オモイデツアー」を継続させて、もう一度、海水浴場行きのバスを走らせるプロジェクトを皆様と一緒に進めたいと思います。 

 

「3.11以前のまちと人に出会うたび」をテーマに、町に一日滞在し、地元の人たちと交流を深めながらその町のかつての暮らしを知ってもらい“まちのファン”を増やす活動を続けてきました。しかし、2016度末をもって仙台市との協働事業が終了することになりました。

 

5年目の「3.11オモイデツアー」継続へ!皆様のご支援をよろしくお願いします。

 

まちに一日中滞在し、地元の皆さんと交流を深める「3.11オモイデツアー」。

 

 

2016年12月11日、仙台市若林区荒浜に一日限りの市バスが走りました。

 

仙台市若林区荒浜は、震災後、災害危険区域に指定され、人が住めなくなったまちです。かつては仙台市唯一の海水浴場があり、夏になると多くの市民がバスに乗って訪れ賑わう思い出深い場所でしたが、震災以後、バスは路線から外されたままでした。

 

その荒浜に、「海水浴場行きのバスをもう一度走らせたい!」というみんなの想いがひとつになって、2016年12月11日、一日限りの市営バス運行が実現しました。当日の参加者はなんと約100人。隣町の蒲生有志の皆さんもお手伝いに協力していただくなど、荒浜は震災後一番の人出で溢れかえる嬉しい一日になりました。

 

2016年12月11日、仙台市営バスが震災後初めて5年9ヶ月ぶりに終点の「深沼海水浴場」まで走った。

 

 

「ようこそあらはま」の横断幕を持って、市営バスのお迎えしてくれた隣町 蒲生(がもう)の皆さん。

 

 

◎参加者の声

 

「子どもの頃にバスで深沼橋を通過すると『あぁ海水浴場に着いた!』と気持ちが高まったことを思い出しました。あの時に乗った市バスで、今日また来れたことが、一番胸が熱くなりました。」

 

「夏に海水浴客が大勢乗って来た時みたいだね!5年9ヶ月バス走ってないから、やっぱりうれしいね。」

 

「バスに乗ってみんなの笑う声があると、みんなが前向きになっていいもんだね。いつか海水浴場も再開して欲しい。いい荒浜になるんじゃないかって思えてくる。」

 

「地元の方から直接話を聞いて、その町の姿を思い出すのは、当時の町並を知らない自分も、その思い出を共有できて興奮しました。」

 

2016年12月11日満員のバス車内。地元荒浜の方々を中心に約60名の人たちが乗車。

 

 

活動を通して出会った、美術作家の佐竹真紀子さんは、荒浜に「偽バス停」を置きました。子どもの頃からこの路線を利用していた佐竹さんが、被災前の荒浜を思い出すきっかけになればと再現したのが、自分のオモイデと荒浜をつなぐ「偽バス停」でした。

 

荒浜に再び多くの人が集まって笑顔でいっぱいにしたい!という想いに共感し、企画したのが、12月に実現した「1日限りの市バス復活」だったのです。

 

ツアーを企画した美術作家・偽バス停制作者の佐竹真紀子さん。

 

 

きっかけは、被災前の荒浜を思い出すことのできる“何気ない風景の一コマ”

 

3.11オモイデアーカイブのプロジェクトのひとつに3.11定点撮影があります。震災の風化が進む中、震災前・震災直後から、まちの風景の変化を定点撮影によって未来に残すというプロジェクトです。

 

仙台唯一の海水浴場「深沼海水浴場」の終点だった荒浜。2007年に撮影されたバスが写る日常風景は、夏場の賑わいや海の家で食べたもの、庭を駐車場にしていたことなど、地元の方の多くのオモイデを想起させてくれました。

 

仙台唯一の海水浴場だった深沼海水浴場。大勢の海水浴客で賑わった。(提供/鈴木さん)

 

 

2007年5月7日に撮影された(左)深沼海水浴場バス停(撮影/工藤寛之さん)と
現在(右)の定点撮影写真。

 

 

「3.11以前のまちと人に出会うたび」をテーマに、まちのファンを増やす。

 

「3.11オモイデツアー」は、地震・津波の恐怖を感じてもらうような、いわゆる“ダークツーリズム”ではありません。地元で活動する団体や参加者と一緒に海岸清掃を行ったり、地元のお母さんたちが作ってくれるおまかない(食事)をいただき、昔の写真を見ながら「オモイデを語る会」など、「3.11以前のまちと人に出会うたび」をテーマに、心がホッとあたたかくなる“ウォームツーリズム”をめざしています。

まるまる一日滞在してもらい地元の人たちと交流を深めることで、そのまちのファンになってもらうことが、ツアーの一番の目的です。

 

3.11オモイデツアーは、3.11以前のまちと人に出会い、“まちのファン”になってもらうことが目標。

 

 

 おかげさまで、延べ 1,100名を超す方々にご参加いただきました。

 

「荒浜再生を願う会」代表 貴田喜一さんが自宅跡に再建した「里海荒浜ロッジ」。

 

「里海荒浜ロッジ」は地元の方はじめ、市外、県外から訪れる人たちとの交流拠点になっている。

 

 

荒浜での活動拠点とさせてもらっているのが、「荒浜再生を願う会」さんの本拠地であり、代表の貴田喜一さんの自宅跡の「里海荒浜ロッジ」です。私たちも2015年度から毎月第2日曜に開催されている「アラハマリボーン(蘇生活動)」に参加させていただいております。

 

2014年度88人、2015年度220人、2016年度 870人と、参加者は年々増加し、3年間で全30回(番外編含)、おかげさまで、延べ1,100名を超すなど、全国各地の方々に仙台市沿岸部に足を運んでいただきました。

 

今、改めて思うことは、震災から6年経った今でも、被災地を気にかけてくれる方々が多いということ。今まで、きっかけがなくて被災地に行くことが出来なかった方でも、身構えず気兼ねなく参加することができるツアーを、これからも目指していきます。

 

 

仙台市との協働事業「3.11オモイデツアー」は2016年度で終了します。

 

仙台市との協働事業として2013年度から4年間に渡り、仙台市沿岸部で活動する、地元団体(荒浜再生を願う会、海辺の図書館、蒲生のまちづくりを考える会、舟要の館、高砂市民センター、中野ふるさと学校など)の皆様と一緒に活動してきた「3.11オモイデツアー」ですが、2016年度で終了します。


仙台市復興計画とは別に、市民が長期的に取り組むべき課題は多々あり、むしろ、6年経過した今だからこそ、より交流を促進させるために、より具体的に沿岸地域へ興味を持ってもらうプログラムが必要です。

まちの良さを楽しみながら探し、記録し、活用し続けるための継続的な活動が必要です。微力ではありますが、その役割を担わせていただきたい、活動を継続させていただきたいと願っています。

 

「3.11オモイデツアー in 蒲生」2016年度の活動。

 

「3.11オモイデツアー in 荒浜」2016年度の活動。

 

 

海水浴場行きの市営バスを再び走らせるために、そして地元のオモイデを語り続けるために。

 

失ってしまった“かつての風景”は、決して“過去の風景”ではありません。未来を思い描く時、想い出はその土台となる大切な宝物なのです。より具体にイメージしてもらい、語りやすくするための装置が「市バスを走らせる」ことであり、「写真を見てじっくりと想い出を語ること」であると私たちは考えています。

 

残念ながら住むことが出来なくなってしまった荒浜や蒲生などの沿岸部のまちですが、かつての“風景の一コマ”を大切に残しながら、今日の“風景の一コマ”をつくり続けることはできます。

その企画を実現するために、「3.11オモイデツアー」を2017年度も継続して活動できるよう、みなさまのお力添えを、どうぞよろしくお願いします!

 

「3.11オモイデツアー」を2017年度も継続して活動できるよう、みなさまのお力添えをお願いします。

 


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