日本の裏側にある南米アルゼンチンに 日本文化施設の普及を！

　

 

プロジェクト最終日の活動

”日本化粧～白塗り～”を学んで参りました。

 

　「日本化粧」という言葉をご存じでしょうか。洋服に対して和服、洋髪に対して日本髪という言葉があるように、化粧にも欧米のメークアップに対して日本人が古い時代から守り伝えてきた日本化粧という言葉があるそうです。残念ながら現代の日常では、その化粧文化はかなりマイナーな存在となってしまいました。

 

現代の日本におけるメイク事情は、白塗り化粧時代から比べると驚くほど様変わりしています。日本人の美的感覚も変化していますよね。

時代の美人の条件は”腫れぼったく細い一重の目”だったそうですが、現代では

”ぱっちりの二重瞼”が美しい、かわいいと言われています。

 

 

 

　此本武司さん。日本のメークアップ界の草分けである中居善四郎氏に師事。さまざまな化粧品の研究開発を行いながら、多分野にわたる化粧とその文化的背景を研究。

 

 

白塗り化粧のポイント

　

洋服のときの化粧は、陰影をつけて顔の彫りを深く見せようとしていると思いますが、和装のときはその逆。立体感のない顔にするほうが着物には合うとのこと。

 

唇
上唇の縦の幅が薄いほど、年齢が若いとされています。
上唇が半分くらいだと娘。それ以上厚くなると大人の女性。

 

目元にいれる赤色～目はり～

目の位置が高いと大人っぽく、低いと幼く見える。若い印象の顔を作りたいときは、目の下の赤色～目はり～をたっぷり入れて、目の位置を低くみせます。また、目はりを大きく入れると華やかに、控えめにするとおしとやかに見えます。このように、化粧によって年齢や性格を変えて見せることができます。

 

 

 

日本化粧を学んで

 

私はアルゼンチンから日本に久しぶりに帰国し、日本のメイクの品揃えに改めて

ビックリさせられました。

目を大きく見せる為のアイテムは”リアルな付けまつげ、カラーコンタクト、アイプチ、涙袋ペンシル”　※目の下にある涙袋を書くことで目が大きく見せる

などがあり日本の女性は良く研究しているなと感じました。

 

 

現代メイクと比べると本来の日本化粧は至ってシンプルです。

しかし、私は昔の日本人の方が本来の美しさを引き立てる

表現方法を良く知っているなと思うのです。

 

日本人の顔は本来のっぺりと平坦なつくり。

 

それを負ではなく、プラスにとらえた日本化粧は、

日本女性に本当の意味の自信を与えるものであるような気がしました。

 

そして、小柄な日本人の体形を引き立てる着物は、高い位置にある帯が下半身を

(厚底ヒールなしで)スラッと見せてくれます。

 

 

残念ながら、その殆どは現代の生活様式にはマッチしなくなっています。

だからこそ、日本の変化を伝統文化に取り入れる必要があり、そうでなければ

古典・伝統的なスタイルはきっと簡単に失われてしまうのでしょう。

 

このプロジェクトを通して、日本の和文化と伝統が世界に取り残されないよう、

日本の反対側にある国アルゼンチンで日本文化教室、イベント、ワークショップな

ど活動、発信していける様に頑張りたいと思います。

 

 

 

READY FOR”Roo's of Japanプロジェクト"本日１７日１１時で終了致します。

 

"皆様の温かいご支援と協力により5月15日（金）に目標金額を達成致しました。"

ご支援をしてくださった皆様に心から感謝の意を送ります。

本当にありがとうございました。

本日17日（日）23時でプロジェクト終了になります。
最後まで応援してくださった方、励ましや応援のメッセージなど本当にありがとうございました。

アルゼンチンと日本の架け橋になる様に頑張ります。

今後とも宜しくお願い致します！

 

"We acheaved our targeted amont of Roo's of Japan on May 15th.
Your cooperation is greatly appreciated."

 

代表　渡辺亜矢子