ご支援へのお礼と結果報告
日頃は本会の活動に対し格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
今回、READYFOR株式会社からのご案内を受け、同社サイトにてトンボ王国(四万十市トンボ自然公園)内に設置している老朽化した木製歩道橋と花解説看板等の修繕に対するご支援(ご寄付)をお願いしたところ募集期間内に必要額が集まり、去る2023年8月10日をもって計画していた全ての修繕作業が完了しました。
ご支援下さった方々に心からお礼申し上げますと共に、以下、それぞれの経過についてご報告させて頂きます。
【歩道橋について】
2016年春に設置していた木製歩道橋が経年劣化により使用不能となったため、より耐久性に優れた金属製歩道橋に架け替えしました。
作業は四万十市内の専門業者に依頼し2023年5月8日に着手、古くなった木材の撤去に始まり、4ヶ所の歩道橋を2023年5月15日までに順次架け替えて頂きました。
A橋(修繕前)↓
A橋(修繕後)↓
B橋(修繕前)↓
B橋(修繕後)↓
C橋(修繕前)↓
C橋(修繕後)↓
D橋(修繕前)↓
D橋(修繕後)↓
【トンボ観察ガイド看板について】
2010年夏に設置していた、トンボの観察ポイントを解説している大形看板について、経年劣化に加え記載内容変更の必要もあったため、四万十市内の看板業者にデータ提供のうえ作業を依頼、2023年6月9日に修繕作業を終えました。
修繕前↓
修繕後↓
【花ガイド看板について】
2015年春に作成した10本の花ガイド看板について、上記看板同様、経年劣化に加え記載内容変更の必要もあったため、同じく四万十市内の看板業者にデータ提供のうえ作業を依頼、2023年6月28日に修繕作業を終えました。
すべて修繕後の写真です↓
【余剰金について】
有難いことに目標金額を上回ったので、余剰金で1988年に旧中村市が多目的広場に設置していた、破損著しい危険なコンクリート製ベンチ2基を、2023年6月15日までに四万十市外の専門業者に依頼し、撤去させて頂きました。
Aベンチ(撤去前)↓
Aベンチ(撤去後)↓
Bベンチ(撤去前)↓
Bベンチ(撤去後)↓
【お礼看板について】
今回、上記の修繕にご支援くださった方々のご芳名(希望者のみ)を明記したトンボ形看板について、去る2023年8月10日に改修した歩道橋があるハナショウブ池の一角に設置させて頂きました。
なお、ご芳名の中には本会会報でクラウドファンディングのご案内を知った会員さんも含まれています。
【ホームページご芳名掲示について】
上記同様、今回、上記の修繕にご支援下さった方々のご芳名(希望者のみ)を本会ホームページ上でも紹介させて頂いております。
ご確認のほど、宜しくお願い致します。
http://www.gakuyukan.com
【収支報告】
クラウドファンディング収支報告書 2023年8月 | ||
収 入 | (単位:円) | |
項 目 | 金 額 | 備 考 |
寄付金 | 890,000 | LEADYFOR 株式会社 |
寄付金 | 522,000 | 公益社団法人トンボと自然を考える会 |
合 計 | 1,412,000 | |
支 出 | (税込) | |
項 目 | 金 額 | 備 考 |
トンボ観察ガイド看板 | 59,400 | 2440×1220 1枚 |
花ガイド看板 | 99,000 | 10枚 |
橋 | 550,000 | 4基 |
コンクリート製ベンチ2基 | 143,000 | |
協力者名前看板 | 29,700 | トンボ形 |
支払手数料 | 166,430 | LEADYFOR株式会社 |
送料代 | 19,400 | 報告書送付 |
ビーズブローチ製作費 | 34,000 | |
合 計 | 1,100,930 |
【リターン(ギフト)の発送状況について】
予定通り8月末までに、ご支援頂いたすべての方にお届けさせて頂きました。
【今後について】
過疎化による放棄耕作地や放置林の増加、深刻な農薬成分の残留と蓄積、温暖化進行に伴う降雨形態の変化などで、四国地方では近年、ミナミヤンマやハネビロエゾトンボなどの希少種を含む多くのトンボ類が、一部産地で絶滅した可能性が高いほど激減しています。
飲用はもちろんのこと、作物栽培や工業用水など、清浄な水は私たちの暮らしに不可欠です。
「水の化身」ともいえるトンボ。
彼らが水質管理の指標としても役立つことが広く認知され、トンボの存在に「安心」を感じられる人が増えてくれることを願って止みません。
引き続き、トンボ王国の活動に関心をお寄せ下さるよう、よろしくお願いいたします。