このクラウドファンディングは達成しませんでした。支援予約はすべてキャンセルとなります。銀行振込みにより支援を行った方には、当社より返金が行われます。

スーダンの盲学校に通えない子供たちに点字盤を届ける!

スーダンの盲学校に通えない子供たちに点字盤を届ける!
このクラウドファンディングは達成しませんでした。支援予約はすべてキャンセルとなります。銀行振込みにより支援を行った方には、当社より返金が行われます。

支援総額

272,000

目標金額 620,000円

支援者
18人
募集終了日
2015年4月30日

    https://readyfor.jp/projects/3800?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2015年04月23日 14:42

点字と私

(点字盤に向かうヒシャムさん)

 

 

私は幼いころから点字を学んだおかげで、目が見えている子どもと同じ経験ができたと思っています。

なぜかというと、目が見えている子は、小さい頃からお母さんに本を使って物語を読んでもらったりしますよね。そして、少しずつ本に興味を持つようになります。

目が見えなければ、本はただの紙だと思ってしまいます。なぜなら本に載っている絵や写真、字は見えていないからです。

 

まず、字の存在がわかること。

 

これは、私たち視覚障害者にはとても大切な体験となります。

 

目の見えている子どもは本を絵で楽しめる。

それと同じように、視覚障害のある子どもは、字があることを知っていると、ページをめくれば次のページに物語が続くということを理解できるのです。

 

そういう概念を、幼い頃の本を通じて自分なりに体験することができました。

 

私が子どもの頃に読んだ物語では、学校の先生が例えば真似をしたり、模型や身近な動物をさわる機会を持ち、イメージを膨らませました。

 

盲学校に入って点字本を読めるようなり、本の価値がますますわかるようになりました。

 

それから本というものにはたくさんの情報が入っていると認識し、本と馴染みながら、より強く本への関心をいだくようになりました。

 

点字を習えない視覚障害児は、このような経験を一生味わうことはできません。

 

でも彼らが点字を学ぶことができれば、大きくなるにつれ、自分が簡単なストーリーを読んで内容がわかる経験をして、自分の視野や思考力が広がるに違いありません。

 

これは私は盲学校でしてきた本当の経験です。

 

健常者の皆さんも、暮らす中で「字」の存在は欠かせないでしょう。

視覚障害児もそれと全く同じです。

 

視覚障害児が文字を使わずに話し言葉だけでものを学ぶということ。

それは目の見える皆さんが字を使わずにテレビだけで学ぶのと同じです。

でも、テレビは本のかわりにはなりません。

 

(スーダンの盲学校で少年に話しかける)

 

 

視覚障害児にとって正しい順を踏んだ学習が大切です。小さい頃から点字を習って、少しずつ言葉の意味を理解し、文章の構成を把握できるのが、望ましいプロセスです。

 

最近は視覚障害者も専用の音声ソフトの入ったパソコンを利用できる時代になってきました。

でも言葉の綴りがわからなければ、文章の入力も不可能です。高等教育に進むと、自分でレポートや研究課題を書かなくてはいけなくなります。それができないと、視覚障害者が高いレベルの教育を受けることができなくなります。

 

幼い時期の教育で止まってしまっては、さらに就職は限られたものになってしまいます。

 

文字を持ち、自分から世界への情報発信をする世の中に今はなっています。

このような社会参加の上での不利益がないために、小さい頃から点字を教えることが私たちが絶対にとりくまなければならない課題なのです。

 

点字のおかげで、私は多言語である英語や後にはフランス語を学ぶことができました。中学から始まった英語学習を高校でも続け、その中でいつか海外へ出たいと願うように。日本の点字を学びたいと思ったのは、スーダンの大学を卒業した頃です。

そして日本にある国際視覚障害者援護協会を通じて、日本への留学を決めました。

 

日本語の点字を習ったおかげで、日本語の会話もスムーズに習得することができました。

来日から5か月後、自分でも信じられないですが、日本の高等の盲学校(日本では高校を卒業後に通う)への入学試験を受けることができたのです。

 

自分がそういう経験をできたからこそ、小さい子どもたちに生きる世界を広げてほしい。そのための点字教育の活動を私は続けたいと思っています。

 

                  (スーダンの学校で点字を習う子ども達)

 

 

毎日新聞にも大学での講演を紹介していただきました。

http://mainichi.jp/feature/news/20150128org00m070018000c.html

 

 

リターン

3,000


alt

★サンクスメール

支援者
3人
在庫数
制限なし

10,000


alt

★現地の子どもたちからのお手紙
★スーダングッズの詰め合わせ(2点)
★スーダン製の銀の指輪

支援者
13人
在庫数
制限なし

20,000


alt

★現地の子どもたちからのお手紙
★スーダングッズの詰め合わせ
★スーダン製の蛇革のバック

支援者
1人
在庫数
制限なし

30,000


alt

★現地の子どもたちからのお手紙
★スーダングッズの詰め合わせ
★スーダンにしかない木で作られたロウソク入れ

支援者
0人
在庫数
制限なし

50,000


alt

★現地の子どもたちからのお手紙
★豪華スーダングッズの詰め合わせ「お楽しみ箱」

支援者
0人
在庫数
制限なし

100,000


alt

★現地の子どもたちからのお手紙
★HPにお名前掲載
★豪華スーダングッズの詰め合わせ「お楽しみ箱」

支援者
1人
在庫数
制限なし

記事をシェアして応援する

    https://readyfor.jp/projects/3800/announcements/23308?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る