あと２日！　公演をもっと楽しんで頂くために♪

「ダンシング・オールドでい・クラブ4」をもっと楽しんで頂くために！

前作をご覧いただいていないお客様も楽しんでいただける作品ですが、さらに楽しんで頂くために、シリーズ第2弾のストーリーをご紹介します。

 

「ダンシング・オールドでい・クラブ2」

宝くじを山分けしてから1ヶ月。

事故を起こし入院していた、俊平と茜が店へ戻ってくると、「朝日のあたる家」は、『荒巻不動産』から「借りた金を返せさもなくば店を明け渡せ」と、迫られていると説明される。

宝くじが当たったので、お金はあるはずだったのだか、宝くじが当たったすぐ後に、お店は不審火で丸焼けになり、マスターは立て直しに使う事に。薮井先生はいい加減に手術したつけで、賠償金を取られ、一寸木は「オレオレ詐欺」に引っ掛かり、豪徳寺はギャンブル三昧ですってんてん。新珠はブランド品を買おうとしたら店員だと思っていた男に金を持ち逃げされていた。

 

老人達は、俊平と茜の取り分が残っていないかと期待していたのだが、買ったばかりのハーレーダビッドソンをフェラーリに激突させて、治療費と損害賠償を取られてお金はなくなっていた。

 

そこへ「荒巻不動産」が店へやってきて、「借りた金を返せさもなくば店を明け渡せ」と迫ってきた。

そんな中現れたのが、1ヶ月にキノコが原因で亡くなった男、東ワタルそっくりの男。死んだ本人が化けて現れたのかと驚く老人達だが、行方不明の弟を探している双子の兄サトルだと知り一安心。

でも、このサトル、お酒を飲むと死んだワタルが憑依して性格が一変。

酒を飲み暴れだした。形勢逆転とばかりに荒巻不動産を追い出してもらおうとしたが、実は荒巻不動産の長女、苺とワタルは恋人同士で、苺に振られたワタルが苺を追って朝日村に来たことがそもそもの話の始まりだったのだ。

戸惑う苺。しかし酔いが覚めるとワタルは消え去り、ただのサトルに。

一寸木が仕留めたタヌキのタヌキ汁を飲んだ荒巻社長は一時退散。

 

その間、確か、三太がまだ金を使わず隠していると、みんなで、三太の金を探しに旅立った。三太のこわ～い奥さんと娘も金を探し回っていた。

三太は金のありかを誰にも伝えていなかったのだ。しかも自分でも場所を忘れてしまっていた。

 

そんな中、朝日のあたる家の床下では、仲間を殺されたタヌキたちが、復讐を果たすべく、計画を練っていた。

一寸木が作った鍋に毒を仕込んだが、仲間のタヌキがいいものを手に入れたと、老人達が食べる前に持って帰ってきてしまう始末。

タヌキは第二作戦、かちかち山作戦を実行に移すことに。

 

一度は帰った荒巻不動産が再び現れ、金のない老人達は再びピンチに！

しかもお店には煙が立ち込め、みんなふわふわしだして、老人VS荒巻不動産の歌合戦が始まった。

歌合戦には勝った老人達だが、やはり誓約書を出されサインをしなければならなくなった時、

日高という刑事が現れ、荒巻不動産の実態を暴き始める。

実は、この朝日のあたる家周辺には、野生の大麻が生息していることを知り、ここを一大アミューズメントパークにして商売をしようとしていた。

立ち退かせるために店に火をつけたが、すぐに建て直してしまったので、親切ごかしに融資を持ち掛けて、融資をしたうえで取り上げようとしていたのだ。

しかし日高は、こんな辺鄙な場所で商売をしても誰も来ない、こんな場所で商売をするなら、刑事のおれも毎日ここに居座ってやるぞ、それでもいいのか、と。

商売がうまくいきそうにないことにぐらつき始めた荒巻不動産。そこに三太が現れ2000万を持ってきた。驚く老人達。三太はなにもしゃべらない。

皆は三太を英雄だとほめたたえ、荒巻不動産は金にならない土地よりも、現金を手に入れることを選んだ。

そして去り際、サトルは苺に「ボクではだめですか、弟の分まであなたを愛せると思います」と伝える。「考えさえてください」と立ち去る苺。

 

お店はお祝いムードに。

日高刑事は、小さい頃、俊平がバイクにのっけてあげていた昔馴染みで、すでに退職しており、不審に思った俊平が手をまわし調べさせ人芝居打っていたのだ。

そこへふらふらと現れた三太。皆に感謝されるが、金を払った覚えがなく、

金をとりに行こうとしたら誰かに頭を殴られて気絶していたと言う。

朝日のあたる家は救われた、大喜びの老人達。

 

床下では、ついに仲間の仇をとってやったと喜ぶタヌキたち。

人間の大好きなお金を葉っぱに変えて騙してやったと。

金を持ってきたのは、三太に化けたタヌキだったのだ。

しかし、店からは老人達の楽しむ様子が聞こえてきて、まったくこりてないと悔しがるタヌキたち。

こうなったら人間に化けて、この金を使ってやる金さえもらえれば喜ぶ人間の横っ面を札ビラでひっぱたいてやろう！

と、町へくり出していった。