復活から1年｜地域の誇り「すげ笠」で踊り、飾り、繋ぎ、伝承する

◼︎ プロジェクトの実行者について

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

 

福井市清水地区・旧清水町のまつり

清水まつり実行委員会
実行委員長の

竹内 康人です。

 

私は福井県丹生郡清水町（現在の福井市）で生まれ育ち、現在地元エリアを中心に保険業を営んでおります。

仕事をしながら、清水まつり復活をきっかけに地元貢献事業に携わったり、大好きな「清水」への恩返しをしたくて日々活動をしています。

 

 

▼▼実行委員長  竹内 康人▼▼

 

 

 

 

 

 

 

 

◼︎清水まつりについて

 

私たちは、２０２３年４月に実行委員会を立ち上げ今年で２年目を迎えました。

 

「すげ笠音頭」をみんなで踊りたい、そしてイベントや祭りが開催できなくなり、地域住民の交流の場が全くなくなってしまった状況の中、地元で暮らす子供たちから大人、地元出身者に少しでも集いの場を提供したいという想いから１年前に清水地区の有志によって立ち上げられました。

 

新型コロナウイルスの影響により人と人の交流が制限される中、福井市清水地区が完全に冷え切っていて活気がない。

このままではこの地に住む子供たちが大人になった時、地元の思い出や愛着が無くなってしまうのではないかと感じました。

 

 

そこで思いついたのが

昨年の「清水まつり復活」です。

 

 

 

 

 

清水まつりは一言で言うと清水地区の大同窓会です。

年に１度の顔合わせ。

毎年久しぶりに友人や偶然知人と知り合う場であるとイメージしてください。

 

 

 

 

 

 

◼︎ 1983年〜2005年まで地元の方々に愛されていた清水まつり

 

長年ここ清水に住まわせてもらい、我が子もすくすくと育ています。

私が子どもの頃は、清水まつりは毎年行われ、多くの町民が真夏の風物詩としてとても楽しみにしていました。

 

私自身、子どもの頃、今は亡き祖母にお小遣いをもらって、毎年清水まつりに行くのが何よりの楽しみでした。

 

 

▼▼清水まつり縁日コーナーの様子▼▼

 

 

しかし、平成の大合併で今から１９年前の平成１７年（２００５年）に２３年間続いていた清水まつりが幕を閉じ、福井市と平成１８年（２００６年）に編入合併し、

 

自慢の「清水町」も

無くなってしまいました

 

 

 

▼▼2006年1月広報しみず最終号▼▼

 

大人たちの楽しかった記憶もだんだんと薄れ、清水地区でまつりがあったことさえも知らない子供たち。

地元のまつりの機会もないまま大人になった方もいます。

 

誰かがやらないと！！

 

  そこで.........

 

 

 

 

 

 

■ 清水まつり復活に向けて

 

「この地でもう一度我々の清水まつりを復活させよう！」

 

「すげ笠音頭を全世代で踊りたい」

 

「子供たちに地元で花火を見せてあげたい」

 

と、地元住民、企業、自治会連合会、商工会、公民館、学校…さまざまな皆様にお力添えをいただきました。

 

私たち清水まつり実行委員会は、そんな熱い思いと期待を背負い立ち上がりました。

 

 

▼▼昨年福井市立清水中学校へ訪問▼▼

 

 

 

 

 

 

 

◼︎ １８年ぶりに清水まつり復活

 

かつての清水まつりを復活するためには何が必要で、どう進めていけば良いのか。

間が空きすぎて誰に聞いて良いかわからない。

 

何もわからない状態でしたが、当時発行されていた清水町の広報誌(DVD-ROM)を手に入れ、清水まつりの情報を抜き出しました。

 

 

 

 

２３年間行われていた軌跡が見えてきたと同時に、我々は貴重な経験をさせてもらっていたのだ。

 

ジーンときました。

 

年に１度のまつりで毎回必ず行っているのが

 

「すげ笠音頭パレード」と

「花火大会」です。

 

 

 

▼▼1986年の清水まつり資料▼▼

 

 

 

歌詞や振り付けに福井県の郷土工芸品に指定されている「越前菅笠」を取り入れた全国的にも珍しい笠踊りです。

 

「清水すげ笠音頭」（１９８２年完成）

 

 

清水出身者以外ではご存知の方は少ないですが、振り付けも簡単で歌も可愛らしく愛着が持てます。

 

ラヂオ体操が流れると体が動くみたいに、すげ笠音頭の曲が流れると清水出身者であれば必ず踊れるのです。

 

なぜなら、

 

１．清水の各小学校ではこの踊りを必ず教わる

 

２．運動会ですげ笠音頭を全員で踊る

 

ためです。

 

そして年に１度清水まつりでパレード参加のため、夏休み毎朝あるラヂオ体操終了後、自治会で踊りの特訓をした記憶が鮮明に残っています。

 

福井市との編入合併後、

大人から子供まで一体となって

すげ笠音頭を踊る

唯一の機会が途絶えてしまいした。

 

 

 

 

▼▼すげ笠音頭パレード▼▼

 

 

▼▼踊り後の集合写真▼▼

 

 

「花火大会」は規模は大きくありませんが、田んぼの真ん中で打ち上がる花火は当時小学生だった私には迫力がありました。

 

 

活気があり賑やかで美味しいものが食べれる夏の風物詩「清水まつり」

 

誰になんと思われようと絶対に復活させる！

 

子供に味わってもらいたい！

 

軸はブレることなく会議を重ね、多くの壁にぶち当たりました。

昨今夏は高温になりすぎることから開催時期は１０月。

 

きららフェスティバル（以前で言うと清水町の文化祭）が１０月にあることから、一緒に開催できないか両会で話し合い、合同開催で決定しました。

 

▼▼きららフェスティバル▼▼

 

 

 

 

 

 

■ あれから１８年…２０２３年１０月２９日に 【清水まつり】が復活

 

▼▼昨年の清水まつり▼▼

 

当日は快晴。

 

段取り１０割で挑みました。

 

開始早々多くの来場者が集まり、私も昔懐かしい方とお目にかかることができましたし、遠方から来られた方もいました。

 

あちこちで「久し振りやね！元気やったか」と会話が聞こえ、本当にここまで諦めず準備してきてよかったです。

 

途中通り雨が降り、バタバタしてしまいましたが、なんとか

 

「すげ笠音頭パレード」と

「花火大会」

 

ができました。

 

 

▼▼すげ笠音頭パレード復活▼▼

 

 

▼▼花火大会復活▼▼

 

 

 

反省すべき点は山ほどありましたし、途中からの雨天対策が想定できていなかったことが悔やまれます。

 

 

 

清水まつり2023が終わり数日後、家の目の前を小学生３人が歩いていましたので声をかけました。

 

「清水まつりどうだったかな？」

 

「来年もやるんでしょ？」

 

一般的にどうだったと質問したら、感想が返ってきますが「来年もやるんでしょ」と言われるとは思いませんでした。

 

本当にやって良かったとこの時強く感じたとともに、次回も絶対清水まつりはやる！と決めました。

 

「もちろんやるよ！

　絶対に来てや！」

 

涙が出るほど嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

◼︎ 清水まつり復活のアンケート

 

その後、純粋で素直な心を持つ小学生の子供たちにアンケート調査を行いました。

 

 

対象は清水地区内にある4つの小学校の児童です。

 

 

 

昨年参加できなかった子供たちはいました。

 

もちろん全員参加できると良いのですが、１日限りの開催だったので、まずまずの参加率でした。

 

 

飲食の屋台やキッチンカーには長蛇の列ができていて、賑やかで活気を感じました。

 

 

全く来場の人数がどのくらい来るのか予想ができなかったため、お待たせてしまうことがあったと思います。

そのぐらい人がきてました。

 

出店者からはものすごく売り上げがあったし、また次も呼んでほしいと言われ、すごくうれしかったです。

 

 

▼▼来場者の様子▼▼

 

 

 

そして最後の質問

 

④来年の清水まつりでやってほしいことがあれば、おしえてください（２１０件の回答）

 

アンケート結果からまとめると、子供たちからは次のような要望がありました。

 

1. 屋台の増加と多様性

多くの子供たちは屋台を増やしてほしいと希望。

特に、いろんな種類の屋台が欲しいとの声が多数あります。

具体的には、お好み焼き、ワークショップ、ソフトクリーム、ポップコーンなどが挙げられました。

 

2. エンターテイメント

ライブ演奏や歌い手のパフォーマンス、音楽を流すなど、音楽関連のイベントが多くの支持を得ていました。

 

3. スポーツと体験イベント

ドッジボール、バスケットボール、サッカー、ダンスなど、様々なスポーツや体験イベントに関心があります。

 

4. ゲームとクイズ

ビンゴ大会やクイズ大会、ゲーム大会など、ゲーム関連のイベントも人気がありました。

 

5. その他

お化け屋敷やヨーヨー釣り、金魚すくい、さらには文化交流としてのワークショップや映画鑑賞など、幅広いアクティビティに関心がありました。

 

 

 

要望の多くは、多様な屋台とエンターテイメント、体験型イベントの提供です。

 

また、子供向けのアクティビティや家族で楽しめる内容も重視されていました。

 

これらの要望を反映し、イベントの多様性と参加者の満足度向上が図られることが望まれています。

 

 

子供たちはやはり「まつり」が大好きです。

 

この地域でも子供の数が減少していますが、失ってはいけない大切なものの一つが「清水まつり」です。

 

私たち大人は目を覚まし、地域の課題に真摯に向き合い、協力する必要があります。

 

そうしなければ、この清水地区で育つ子供たちに貴重な経験を残すことができなくなってしまうでしょう。

 

 

▼▼清水まつり復活 すげ笠音頭パレード開始前▼▼

 

 

 

 

 

 

 

◼︎ 今年の清水まつりのテーマ「伝承」

 

復活しただけでは清水まつりの参加意識や認知度を高めることはできません。

 

地元で開催される恒例のまつり。

 

子供たちの想いがあるから我々大人が考え動く。

 

清水まつりは誰かが

やってくれるものではなく、

清水地区（東西南北）が

一枚岩となって実施していきます。

 

 

▼▼清水地区航空写真▼▼

 

 

昨年結成された実行委員会。

 

まだ組織も型もできていないものを、次世代に継承することはできません。

 

あと１年、いやあと２年以内に清水まつりをこの地に住む者たちで守り継ぐ伝統的な行事のポジションまで上げていきます。

 

 

今年は想いの部分を清水地区全域に行き届かせるため、次の対策を立てました。

 

 

1. 開催は２日間

 

多くの方に参加していただけるよう、

 

開催日を２日間とします

（昨年は１日のみでした）。

 

特に、遠方から来られる方や仕事の関係で参加できなかった方のために、２日間の日程を設けましたので、参加しやすくなっています。

 

 

2. 開催場所変更

 

昨年は清水中学校で清水まつりを開催しました。

 

清水中学校は坂があり、駐車場からもかなり歩かなければならない距離にありました。

 

今年は旧「清水町民運動場」

（現在のきららパーク）で開催します！

 

昨年はまつりの復活の１年前に予約できないか確認しに行きましたが、すでに予約が入っていたため、やむなく清水中学校での開催となりました。

 

今年は早期にきららパークを確保するため、さまざまな方々の協力を得て、無事に会場を抑えることができました。

 

清水まつり発祥の地で開催できることは、我々にとっても昔を思い出す良い機会であり、これから清水まつりを知る子供たちにとっても忘れられない経験と素晴らしい思い出を作ってもらえることに繋がります。

 

今年は清水の中心地であるきららパーク一帯を確保し、高低差もなく、駐車場からも近い便利な場所での開催が決まりました。

 

 

 

▼▼旧「清水町民運動場」（現在のきららパーク）▼▼

 

 

 

3. 小学校への訪問

 

子供たちにすげ笠音頭の踊り方を教えに行きます。

 

昨年、清水まつりを成功させるために、清水地区内の小学校を訪問し、地域ボランティアと一緒に子供たちがすげ笠音頭を踊れるよう教えようと考えました。

 

しかし、学校側との話し合いの中で、「うちの学校では教えていない」「違う踊りを教えているので、来年度以降にすげ笠音頭を取り入れるか考えます」と回答した小学校があり、驚きました。

 

福井市に編入合併するまでは、全ての小学校（４校）と中学校（１校）で必ずすげ笠音頭を踊っていました。

 

運動会では、最後にフィナーレですげ笠音頭を踊るのが恒例でした。

 

現在、小学校で教えていないとなると、清水中学校に進学しても教わらないだろうと仮説を立てました。

 

後日、すげ笠音頭を踊らせるというよりも、地域の踊りを知ってもらいたい。

 

そこに重点を置き、清水まつり復活への想いとその緊急性について学校側と深く話し合い、快諾を得ました。

 

 

▼▼各小学校▼▼

 

 

今年は既に２校からすげ笠音頭を教えに来てもらいたいとお声がかかり、後の学校も順次教えに行く予定です。

 

子供たちは飲み込みが早い！

 

 

色々と他にも細かい対策が多い中で

 

「すげ笠音頭パレード」

と

「花火大会」

 

この２つは変えることはできません。

 

 

これを無くしては「清水まつり」の本質が失われてしまします。

 

 

 

 

...２年に１回開催にしてはどうだ？

大変だろう？

そんな甘い声もまつり終了後聞こえてきました。

 

清水まつりがそもそも２年に１回の開催だったのならそうしますが、毎年開催してきていたのでお金や人の問題はありますが、まつりの日を首を長くして待っている子供たちがいるんです。

 

 

毎年開催は絶対に外せません。

 

 

大変にしてしまっているのは、そういった楽を覚えることだと思います。

 

 

各種助成金・補助金をもらってはどうか？

 

行政はこれまでに実施してこなかった新しいイベントである行事に補助を行っているため、伝統文化を重んじる清水まつりとしては対象から外れます。

 

ここは軸をぶらしてはいけないところですが、新しい試みにも挑戦する姿勢はあります。

 

そのためにも清水地区内４地区の協力がマストになってきます。

 

 

我々はまつりの実績を作ります。

 

 

是非地域に住む方々のために手を取り合いたいです。

 

 

まつりに参加する方が若者だけ、あるいは大人だけではいけません。

 

私は老若男女多くの人たちと一緒に、清水まつりを楽しんでいただきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

■ そこで今年の清水まつりのテーマを「伝承」に決定しました。

 

 

 

 

 

 

「伝承」とは、文化、技術、物語、風習などを口伝えや行動を通じて次世代に伝えることを意味します。

 

これは公式な手続きに頼らず、口頭や実践を通じて自然に受け継がれていくものです。

 

私たちの活動や今年の清水まつりを通じて、地域の温もりと伝統の魂を皆さんに届けます。

 

過去と未来を繋ぐこのまつりが、世代を超えて共に楽しみ、学び、そして感動を共有する場となることを願っています。

 

清水まつりを通して、伝統の息吹を感じ、皆さんの心に深く刻まれる素晴らしいひとときをお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

◼︎ まつりの費用に関して

 

開催費用の総額は３００万円。

 

そのうち半分は地元企業・事業主樣からの広告協賛の予定です。

 

昨今の物価上昇、賃金アップなどの煽りを受けている中で、昨年並みの広告協賛は難しいのではないかと思っています。

 

クラウドファンディングを通じて５０万円の支援を呼びかけることにしました。

 

皆さま、どうか清水まつり開催のためご支援・応援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

皆様からいただいた寄付金は以下のように使用させていただきます。 

 

▼資金使途詳細

 

・報償費に１５万円（出演者）

 

・消耗品費に１０万円（返礼品調達費）

 

・印刷製本費に９万円（チラシ・パンフレット印刷費）

 

・委託料に１０万円（会場設営費）

 

・郵便料に３万円（返礼品郵送料）

 

・広告料に３万円（広告掲載料）

 

　合計５０万円

 

 

 

 

 

 

◼︎ プロジェクトの内容

 

● 開催日

2024年10月26日（土）10:00〜19:00

2024年10月27日（日）10:00〜18:30

 

● 開催場所

きららパーク一帯

 

● アクセス

〒910-3622

福井市風巻町２１−１７

（プラント３清水店の近く）

 

● 主な催し物

・すげ笠音頭大パレード

・花火大会

・子供相撲大会

・三輪車リレー

・カラオケ大会

・すげ笠ファッションショー

 

　が決定しております

 

 

 

 

 

 

◼︎最後に

 

皆様への最大の感謝の気持ちは、

 

清水まつりを毎年開催し続けることです。

 

このまつりを通じて生まれる「清水地区の活気」「人と人の交流」「笑顔」は、私たちにとって非常に大切なものです。

 

かつて福井市の「ベッドタウン」として知られていた清水町は、少子高齢化の波に直面しています。

 

しかし、まつりを通じて築かれる繋がりや交流が、地域の未来に新たな文化をもたらす可能性を秘めていると信じています。

 

昨年結成したばかりの清水まつり実行委員会は、まだまだ産声をあげたばかりです。

 

▼▼2024年度実行委員会▼▼

 

皆様のご協力が、清水地区の未来に残る素晴らしいまつりになることを願っています。

 

たくさんの方々にご賛同いただき、クラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。

 

最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

▼イベントの開催について

 

●クラウドファンディング終了後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナによる影響を含む）によりイベントが開催出来なかった場合は、次年度に延期させていただきます。 いただきました寄付金は、次年度の開催に使用させていただきます。

 

 

 

▼お酒が含まれるギフトについて

 

●20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

●酒類販売管理者標識

・販売場の名称及び所在地：河村酒店　福井市甑谷町1-1

・酒類販売管理者の氏名：西岡有理子

・酒類販売管理研修受講年月日：2021年９月９日

・次回研修の受講期限：2024年９月８日

・研修実施団体名：福井小売酒販組合

 

HP: https://shimizumaturi.com/

Instagram：https://www.instagram.com/shimizumatsuri/

Facebook：https://www.facebook.com/shimizumatsuri

 

▼留意事項

• プロジェクトページ上に使用している画像は掲載許諾を得て掲載しています。
• プロジェクトページ上に使用している未成年者が映る画像について、保護者より掲載許諾取得済み。
• 各小学校にプロジェクトを行うこと、名称掲載を行うことの許諾を取得しております。