現地の状況

 

インド洋モーリシャス沖で起きた貨物船の座礁事故。
恥ずかしながら、私がそれを知ったのは事故が発生してから2週間が経過し、辺りに重油が流出し始めた8月上旬のことでした。

 

 

 

有数の美しいサンゴ礁が広がり様々な海洋生物の命を育む美しい海の表面に延びる800t超の重油。
ラムサール条約により自然保護区に指定されるほどの多種多様な生き物の命にあふれる島ですが、現地ではすでに呼吸器や臓器に重油が入り込んだ多数の生き物の死体が見つかっています。

この事故により大きなダメージを受けた現地の生態系が元の状態に回復するには、早くとも海辺で1〜2年、岩場で3〜5年、マングローブ林においては数十年単位の歳月を要するという調査結果がでています。

 

 

 

水質汚染は島民130万人の生活や経済活動にも非常に大きな影響を与えます。

重油に含まれる成分の中には毒性が認められているものもあり、現地で回収作業を行うスタッフ・ボランティアの人たちが健康被害を受ける可能性もありますが、モーリシャスには固有の生物も多く生態系への悪影響を考慮し、薬剤などは使わずほぼ手作業で除去作業が行われています。それに伴い、髪の毛が油分を吸着しやすいことから現地住民による「髪の寄付」も行われました。

 

 

 

現在、船に残っていた燃料油はすべて汲み出され、海上の重油のほとんどは既に現地住民とボランティアの人たちの尽力によって回収されました。しかし、事故により大きなダメージを受けた生態系が以前の状態に回復するには数十年単位の歳月を要するという調査結果もでており、ここ数日の間に40頭を超えるイルカの原因不明の死骸が近隣の海で発見されてたりと、引き続き長期的な調査、保護観察が必須な状況です。

 

 

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無力感を抱いているのはきっと僕だけじゃない

事故の現場を画像や動画を通して目の当たりにした時、心が押し潰されるような強い苦しみを感じ、同時に「何か僕にできることは無いのか？？」と思い、今回のプロジェクトを立ち上げることにいたしました。

今回の事故に限らず、世界各地で日々深刻な環境問題が発生しています。私はそういった環境問題の存在を知りながら、具体的な問題解決に繋がる行動を起こせないでいる自分の無力さに日々虚しさを感じてきました。

 

 
本来このような事態は絶対に発生させてはなりません。

ただその一方で、

▶︎座礁した貨物船を運航していたのが日本の会社であったこと
▶︎身近なメディアを通して状況を知ることが出来たこと

 

これらは、今この瞬間にも世界各地で発生している環境問題の一つを私に知しらせ、行動しろ！！と背中を押してくれた“大切なきっかけ”であるとも捉えています。

 

多くの人の前で発起人としてプロジェクトを先導するのは初めてですが、精一杯頑張りますので、どうか皆さんのお力を私にお貸しいただけませんでしょうか。

何卒よろしくお願いいたします！！！

 

 

 

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復旧作業に従事する現地の人々を支援したい！

新型コロナの影響を考え、国境を介して海外に人や物資を送る形での支援は様々なリスクとコストを伴うため、慎重に進める必要があります。

 

 

そこで今回は、「モーリシャス地域の生物多様性の保護」を使命に、現地で復旧作業に従事しているNGO団体Eco-Sudに支援金を集め寄付することにいたしました。

 

 

 

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現地からのメッセージ

Dmitry Evseev

キビワラや髪の毛を詰めた保護チューブを縫う人、ボートに乗ってラグーンを掃除する人、海岸線を掃除する人、、、毎日何千人ものボランティアが復旧作業にあたっています。海上の重油は保護チューブで一箇所に集め下水処理機で吸引しますが、それが出来ない場所も多く手作業ですくい上げて集めています。複雑に根や枝葉を伸ばすマングローブ林は這うようにして移動するため非常に難しく、息をするのも大変です。燃料は非常に有毒なので、しっかりとした防護服を着て作業する必要があります。Covid-19 N95医療用マスクは役に立たず、私の友人は重度の中毒になりました。しかし、私たちは必ずこの母なる島を美しい状態に戻します！

 

 

 

 

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今回の支援の流れと使い道

 

※皆さまからいただいたご支援は、現地で復旧作業に従事する環境団体に（運営・返礼品に関わるコストを除き）全額お送りさせていただきます。

 

支援金の使い道

• 油流出の影響を受けた海洋生物への影響調査
• 油流出の影響を受けた海洋生物への長期的な観察、研究
• 油流出の影響を受けた現地住民の生活支援
• 保全プロジェクトへの継続的資金提供活動
• 法的措置など、資金を必要とする可能性のある取り組みを強化・継続するための資金

 

 

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協力、応援者のメッセージ

 

フリーハガー/動画クリエイター　桑原 功一

とても遠い島国で起きている出来事に、当事者意識を持つことは至難の業だし、テレビも十分にこの出来事をとりあげていないから、関心がない人が多いかもしれない。でも、今回のモーリシャスでの座礁事故は、日本以上に世界で大きく報道され、多くの人々を悲しませた。元のように戻るまで20年かかるとの見方も出ている。 きっと今、このメッセージを読んでいるあなたは、少しでも何かをしたい、誰かを助けたいと思っている人だと思う。あなたがどんな選択をしたとしても、心を込めて、自分にできる精いっぱいの選択をしていけばいいと思う。自分にできることをできる範囲でやっていこう。

 

 

有限会社がんこ本舗 代表取締役兼研究員　木村"きむちん"正宏

流出重油の回収にあたられているボランティアの皆さま、本当にありがとうございます。ただニュースを見ることしか出来ない一般人のわたし達も、その黒く汚れた海岸線の惨状に心が痛んでおります。世界有数の美しい砂浜やマングローブの森が、夥しいオイルで汚れてしまったのは悔しい限りです。珊瑚礁やそこに棲息する多様な水生生物と鳥類にこれ以上、悪影響がないことを祈ります。

 

わたし達の製造する洗剤は、そもそも"タンカーの事故処理研究"から生まれた易生分解性のもので、砂の上でも散布後に撹拌して油と混ぜてしまえば、油を水に溶かし込むことが出来ます。将来的にでも、本来の目的である環境汚染の重要課題である流出油の処理に対処出来るよう備蓄の問題に取組むことが求められると思います。今回は内藤くんからのお声がけで、返礼品として協力することにいたしました。プロジェクトの成功を祈っています！

 

 

株式会社Save the Ocean 代表取締役船長　東本 猛

毎日たくさんの洗剤を使用するクリーニング工場やコインランドリーが環境に与える影響は大きいものですが、ほぼ毎日お洗濯をする家庭の排水が変わることの影響も計り知れません。
海洋環境の悪化が深刻化する今、必要なのは1人の100歩ではなく、100人の1歩。私たちも、一歩づつ自分たちだからこそ出来ることから改善の取り組みを初めています。内藤くん、不安も多いと思うけど頑張って！！応援しています！！

 

 

 

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返礼品（洗濯洗剤）について

返礼品としてお送りする洗濯洗剤「海へ… 」は、自然を愛する木村さんが「毎日の生活排水が川を流れ海に辿りつき、海洋生物に負担をかけている」ことに苦悩した末に、海洋タンカーの事故処理研究から生まれた油を分解する基剤と出会い作りだした、環境にとっても優しい洗剤です｡

 

私が洋服の店頭販売をしている時代に出合った、勝川ランドリーの代表 東本さんより教えていただきました。東本さんのクリーニング工場でも、水洗いの際この洗剤を利用されています。

 

 

▼「海へ… Step」ポンプ付きボトル
・ポンプ付きボトル500g / 洗濯100回分（水30Lに対して約5gでOK）
・ペットボトルサイズで約3ヶ月使えるコンパクト設計
・災害時には希釈して食器洗剤、消毒液として使用可能です

 

▼「海へ… Step」詰替パック
・詰替パック 450g / 洗濯90回分（水30Lに対して約5gでOK）
・キャップ式：一度で詰替えきれなくても保存ができ、ラベンダー精油の香りを逃しません。
・パックに切り口があり、詰替えた後お水を入れてシャカシャカすれば、もう1回分洗濯でます。
 

詳しく調べれば調べるほど良さがわかるので、ぜひ詳細ページをチェックしてください。

 

 

 

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発起人について

内藤 迅（ないとう じん）
1995年生まれ、京都府亀岡市育ち。地元の農業科高校を卒業し上京、文化服装学院に入学。学生時代にファッション業界の労働者問題を知り、ライフスタイルアクセント株式会社にてインターンシップを開始、その後入社。2019年10月に退社し、現在は東京のエンジニア養成学校でプログラミングを学んでいる。

 

プロジェクトを企画するに至りました背景については、こちらのnoteにてまとめましたので、プロジェクトの経緯について知りたいという方には読んでいただけると幸いです。

 

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ご注意事項

●ご支援確定後の商品交換、返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
 
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの支援PRのために利用させていただく場合があります。
 
●支援金領収書、返礼品の名義・発送先は、原則としてご支援時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
 
●なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません（個別にご連絡いただかない限り、原則としてご支援時に入力いただいた宛名と住所に支援金領収書をお送りさせていただくことになります）のでご注意ください。
 
●本プロジェクトはAll or Nothing 方式となります。支援総額が目標金額に1円でも満たない場合、全額支援者に返金される方式です。支援金が目標金額を超えたプロジェクトのみが成立し、手数料を引いた金額が実行者様に支払われます。

 

●プロジェクトページの画像は、NGO Eco-Sudおよび撮影カメラマンからの掲載許諾を得ております。

 

 

【プロジェクト終了要項】

 

寄贈するもの    
支援金

寄贈個数    
12,160,000円

寄贈完了予定日    
2020/12/31

寄贈先    
環境保全団体：NGO Eco-Sud(同意取得済み)
https://ecosud.mu/

その他    
目標金額以上集まった場合も、運営・返礼品にかかるコスト以外の全額を同じ団体に送金する。