プロジェクト概要

輝くアートをよみがえらせたい!東京・立川にある巨大アート「Tessera-4」を修復し、その輝きをよみがえらせます。

 

皆さんはじめまして。ファーレ立川アート再生実行委員会です。東京都立川市
には、駅直近のオフィス街に36か国92人のアーティストが創った109作品の屋外アート「ファーレ立川アート」があります。昨年完成20周年を迎えました
が、破損や老朽化の目立つ作品もあり、現在街ぐるみで元通りの姿によみがえ
らせる活動をしています。修復対象作品の1つに、ギリシャのスティーヴン・アントナコスさん作の巨大な壁面アート「Tessera-4」があります。

 

このアートをよみがえらせるために、皆様の力を貸してください。

 

(ファーレ立川アート再生実行委員会。左から、川口哲生副委員長、

佐藤浩二委員長、清水庄平立川市長)

 

 

巨大アート「Tessera(テセラ)-4」について

 

今回の対象作品「Tessera-4」は、ファーレ立川センタースクエアビル北側壁面にある、長さ45メートルの巨大なアートです。作者はギリシャのスティーヴン・アントナコス。工業的な素材であったネオンを題材に、建築物の外壁を使用した作品を多く生み出しています。

 

(21年前、設置時のTessera-4)

 

Tessera-4は、故郷ギリシャの小高い丘が、夜明けと日没に、青、ピンク、金色、赤といった色彩に包まれるのと同様に、ファーレ立川地区の北端と南端
にネオンを設置して、その光によりファーレ立川という空間を祝福したいとの
想いで創られました。

 

しかし、現在ネオン管が劣化して点灯しなくなってしまいました。私たちはこのアートに輝きを取り戻したいのです。ネオン管の交換とネオン管設置箇所の再塗装で、約150万円の費用がかかります。そのうちの50万円、どうか皆様の力を貸してください。

 

(現在の「Tessera-4」は劣化により点灯しません。

右は作者のスティーヴン・アントナコス)

 

 

アートの街「ファーレ立川」

 

ファーレ立川は、1994年に立川駅北口の米軍基地跡地に誕生した業務地区で、ホテル、デパート、映画館、図書館、オフィスビルなど、11棟の建物からなる5.9haの街です。ここで働き、ここを訪れる人々の「創造の場」として未来に向け発展することを願い、イタリア語の「FARE(創る・創造する・生み出すの意)」に立川の頭文字「T」をつけ「FARET(ファーレ)」と名づけられました。

 

ファーレ立川のアート計画では、街は森にみたてられ、「世界を映す街」「機
能(ファンクション)を美術(フィクション)に」「驚きと発見の街」の3つのコンセプトのもと、森に息づく小さな生命(妖精)のように、そこここにアート作品が設置されました。

 

 

 

(ファーレ立川に設置されたアート作品たち)

 

ファーレ立川のアートプランナーは、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(2000年~)」や「瀬戸内国際芸術祭(2010年~)」の北川フラム氏です。都市計画にアートを導入した先駆的事例として、1994年度に日本都市計画学会計画設計賞、日本建築美術工芸協会特別賞を受賞しています。また、モニュメントやデザイン的な立体作品が中心だった従前のパブリックアートの考え方を変えたものとしても評価されています。

 

 

 

ファーレ立川のコンセプト


①「世界を映す街」36カ国92人のアーティストが参加

世界の多様性を反映させるために、民族や考え方、手法や使う材料が違う多種多様なアーティストが集められました。今では、作家たちが世界的なビッグアーティストになり、これだけのアーティストを集めることは不可能で、このようなアート作品群を街なかに創ることは二度とできません。ファーレ立川アートは世界中にも類を見ない欠けがえのないものなのです。

 

 

②「機能(ファンクション)を美術(フィクション)に」

アーティストの手により、車止め、換気塔、ベンチ、サイン、街灯、散水栓などの設備や歩道が、109点の気になるもの、不思議なものになりました。美術館やギャラリー展示の作品と違い、いつでも誰でも目にすることができ、触れたり、座ったり、音を出したり、身近に親しむことができます。

 

 

③「驚きと発見の街」街を歩けばアートに当たる

作品にはあえて説明板を付けていません。直接アートを感じ、探して楽しむのがファーレ立川アートの鑑賞法。思わぬ場所で思わぬ作品に出会えます。昼夜、晴雨、時間帯や天候によっても印象が変わり、新しい発見があります。

 


アートのガイドは市民ボランティアです。

 

1997年5月に、ファーレ立川のアート作品を案内するボランティアグループ
「ファーレ倶楽部」が結成され、以来18年間にわたりアートツアーを無料で行っています。市内小学校全20校の5年生を対象に、ファーレ立川アートを鑑賞する「小学生ファーレ立川アート鑑賞教室」を実施したり、毎年10月13日には、作品109点すべてを回る街開き記念日ツアーを実施します。また、アート清掃と作家を招いてのワークショップを組み合わせた「ぴかぴかアート」というプログラムも行っています。

 

(市民ボランティアの方がアートを子どもたちに説明しています)

 

しかし、完成から20年が経ち、色褪せや破損などから文化芸術作品としての価値が失われつつあるアートが半数近くに及ぶようになりました。「このままでは貴重な財産であるファーレ立川アートが朽ち果ててしまう。アートを修復し、もう一度輝きと生命を吹き込みたい」との想いから、市民団体や企業、教育機関、公共的団体、行政等が再生実行委員会を組織し、ファーレ立川アートの修復再生に取り組んでいます。

 

修復再生事業では、事業とアート自体の広報PRをしたり、各種イベントで皆様に文化芸術を楽しんでいただいたり、アートを守り広めていく人材を育成したり、個人や企業、公共的団体の皆様にご協賛を呼び掛けたりして、アート修復に結び付けようと日々取り組んでいます。

 

 

市民団体「ファーレ倶楽部」からのメッセージ


ファーレ立川は他に類を見ないアートの街として、今も発展しています。アントナコスは、光をテーマに作品を制作している作家です。遠くからでもファーレ立川の位置がわかるよう、昼と夜の表情が変わっていくこの街の美しさを伝えています。アントナコスは、アートというものについて、「アートとは私たちが孤独なとき、誰であれ、どこであれ、人間の内にある魂を鼓舞するものでなければならない。この内的空間に到達し、それを照らしだすことが私の願いである」と語っています。

 

作品が本来の機能を取り戻し、再び輝きを取り戻すことを、立川のシンボルにふさわしい景観が戻ってくることを願っています。たくさんの人にファーレ立川のアートに親しんでいただくために、ファーレ倶楽部は、作家の人達の作品への想いを伝えたいと、ボランティアで案内をしています。作品たちが、立川の街とともに生き続けることが出来ますよう応援をよろしくお願いします。

 

 

 

ファーレ立川アートディレクター・北川フラム氏からのメッセージ

 

「ファーレ立川」が出来てから20年たちました。再開発事業の中にパブリックアートを本格的に取りこみ、それが市民、事業者、行政によってあたたかく守られてきたことは奇跡的なことであり、現在、日本各地で盛んになっている「美術による地域おこし」の嚆矢であり、海外での都市づくりの出発点として評価が高いことは素晴らしいことだと思います。先ずそのことで、関係者の皆さまに感謝します。思い起こせば、このアートプロジェクトが住宅都市整備公団によって構想されたのは1992年でした。ベルリンの壁が崩壊し、ソ連邦が解体し、インターネットが世界を覆い始めた頃。このあたりから、グローバリゼーション、効率第一主義、世界の均質化が始まりだしました。

 

この時「ファーレ立川アートプロジェクト」は、美術の持っている本質、世
界の人々はみな違う一人ひとりであり、その多様性の素晴らしさと、大変さ
を街のなかに埋めこみたいと考え、出自と方法がさまざまな世界36カ国92人 109点の作品を制作しました(世界の多様性を映す街)。さらにそれらは台座に鎮座しますという設置の仕方とは異なって、車止め、排気口、ベンチ、通路等、まさに都市や建築の端にある機能をもって作られました(機能のアート化)。さらにそれらは5.9haの界隈を歩いて楽しめるよう配置されました(驚きと発見の街)。

 

この考え方は都市に限界が見え、地域環境が厳しくなり、すべてが均質化・画一化され、息苦しくなってきた現在ますます大切にされ、貴重なものとなっています。アートは場所と人を繋ぎます。アートは異なった人と人を繋ぎま
す。20世紀末の立川のアートは、20世紀を代表する貴重な街なか美術館になっています。それらを愛しみ育てることは、立川市民にだけでなく、世界の多くの人の貴重な宝物になりつつあります。

 

 

【北川フラムプロフィール】

アートディレクター。1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。主なプロデュースとして、現在のガウディブームの下地をつくった「アントニオ・ガウディ展」(1978-1979)、日本全国80校で開催された「子どものための版画展」(1980-1982)、全国194ヶ所で開催し、アパルトヘイトに反対する動きを草の根的に展開した「アパルトヘイト否!国際美術展」( 1988-1990)等。地域づくりの実践として2000年にスタートした「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(第7回オーライ!ニッポン大賞グランプリ〔内閣総理大臣賞〕他受賞)、「水都大阪」(2009)、「瀬戸内国際芸術祭2010、2013」(海洋立国推進功労者表彰受賞)等。

 

長年の文化活動により、2003年フランス共和国政府より芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。2006年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)、2007年度国際交流奨励賞・文化芸術交流賞受賞。2010年香川県文化功労賞受賞。2012年オーストラリア名誉勲章・オフィサー受賞。「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」「中房総国際芸術祭いちはらアートxミックス」の総合ディレクター。

 

 

◆◇◆◇◆◇引換券について◆◇◆◇◆◇

 

ご支援いただいた皆様には、下記にてお礼致します。


・ファーレ立川アートオリジナル絵はがきによるお礼状またはお礼メール
ご支援いただいた方々に感謝の気持ちを込めて、お礼状またはお礼メールをお送りします。

 

・記念誌へのご記名
修復再生事業記念誌にお名前を入れさせていただきます。

・新アートマップセット
このたびリニューアルするファーレ立川アートの新アートマップ(4枚組)をお送りします。
 

・オリジナルカレンダー
ファーレ立川アート写真コンクール入選作で彩られたオリジナルカレンダーを差し上げます。

・北川フラム氏&山下洋輔氏イベントご招待
3月5日に、ファーレ立川アート修復完了記念に開催される北川フラム氏&山

下洋輔氏イベントにご招待します。
 

・ファーレ立川アートナイトツアーご招待
今回修復する「Tessera-4」を含めた、夜間光り輝く作品を中心に巡る、市民団体「ファーレ倶楽部」のガイドによるナイトツアーにご招待します。


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