先人からの贈り物、古代からの貴重な大豆をこどもたちへ

前回の出来事のおかげで「じゃがいもを植えたよそ者」ということからはじまってしまった衝撃のスタート。

 

 

気にしていても仕方がありません。すくすくと育っている椎葉のおばあちゃんにもらった麦のためにも、ようやく手に入れた機械を置いておくためにも、まずは倉庫を立てなくてはいけませんでした。

 

いろんな方に相談してる中、地区の方の計らいでまた新しい畑を紹介されます。近くでハウス栽培しているため畑には手が回らずまったく使用していない小さな畑。

 

早速ご挨拶にいくと二つ返事で「草の管理をしてくれるだけでありがたいことだから、タダで貸してやっていい」ということでした。

 

なんていい人！ラッキー！

 

ちょうど同じ頃「いらないハウスがあるから2万であげる。その代わり自分でバラシに来て」と言われます。普通のハウスよりも丈夫な作りの、立派なハウスでした。これまたラッキー！

 

いろいろな方に協力していただきながら、ハウスをバラして新しく借りた畑に持ち込みました。一応、地主さんにもハウスを建てていいか聞いたところ「おー立てろ立てろ」とご快諾もいただいていたのでとんとん拍子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから必死でハウスを一人で組み立てて、3週間ぐらいかけてようやく完成！（本当はこの写真は横のビニールをはっていない仮止めの状態ですが）

 

終わった頃には10kg痩せていました。

 

念願の機械をおいておく場所です。この頃田んぼもはじめることになったので、中古のコンバイン（7万で購入）の置き場所も確保できました。

 

 

じゃがいも事件を乗り越えて、念願の屋根のある場所も手に入れて、さて麦の収穫をしよう！収穫した麦をここに広げて乾燥させようと希望に燃えていた時、一本の電話が。

 

「加藤くん、そろそろお金のことしっかり話そうか」

 

・・・地主さんからでした。
ハウスが建ったのを見計らって。

 

そこからいろいろとあったのは割愛しますが、息子が保育園の父兄で知り合いだったことが幸いし、この畑を相場よりも少し安いぐらいの金額で購入することで決着。

 

ここで学んだこと。

 

「タダほど怖いものはない！」

 

実はこの後も畑をタダで貸すからと言われ、草だらけのところを綺麗にして耕し、いよいよこれから植え付けようという段階で同じようにお金の話を切り出されたことがあります。

 

初公開の苦労話、まだまだ続きます。