kokoro's farm 亡き母ちゃんのために　～3度目の水害～

2021年10月25日、目標金額を達成！ネクストゴールを設定いたしました。

10月13日よりスタートいたしました本プロジェクトですが、10月25日に目標金額60万円を達成することができました。ご支援くださいました皆様には、心より深く感謝申し上げます。

 

前回のプロジェクト同様に今回も達成できないのではないかと不安が大きかったですが、皆様の温かい応援のおかげで何とか今回のプロジェクトを達成でき、やっとひと安心することができました。本当にありがとうございます。今回の支援金を使ってトラクターを購入させていただき、kokoro's farmの畑づくりに大いに活用させていただきます。

 

プロジェクトを達成したことにより、ネクストゴールを設定することができるようになりました。kokoro's farmはまだまだ発展途上な畑です。野菜の売上や皆様の温かい支援をもとに少しずつ、よりよい畑になるようにこれまで改善をおこなってきました。今ではたくさんのお客様がお越しくださるようになり、畑にも活気が出てきています。ですが、kokoro's farmにはトイレがありません。

 

近隣のトイレには徒歩で約10分。女性のお客さまやお子様もたくさんいらっしゃいます。今では人通りも増えたくさんの人の目がありますので、今でもかなり困った状況になることがあります。もっとたくさんのお客さまが安心して遊びに来れるように、仮設トイレの設置費用30万円をネクストゴールの目標金額として設定することにいたしました。

 

もし目標金額を達成することができなかった場合でも金額次第ではトイレの設置を行わせていただきますが、それが難しい場合にはトラクター購入の際により程度のよい中古品を購入できるように追加費用として有効活用させていただきます。皆様から支援いただきましたお気持ちを無駄にすることがないよう、少しでも畑がよりよい場所となるように努力していきます。

 

残り21日でどこまで達成することができるかはわかりませんが、引き続きのご協力をよろしくお願い致します。

 

 

 

〇御礼と再びのお願い

9/24終了の第1回目のプロジェクトでは、たくさんの方々からご支援をいただけたものの、目標金額を達成することができませんでした。

 

ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

残念ながら結果は未達成となってしまいましたが、それでも私は母ちゃんと作ってきた畑を諦めることができません。皆様の優しさや温かさに触れ、このまま諦めてたまるか！と奮い立つことができました。そこで今回は目標金額を下げ、畑の復活に必要な資金の一部のみにフォーカスしてプロジェクトを立ち上げさせていただきました。前回ご支援いただいた皆様、このプロジェクトを初めて見て頂けた皆様、どうかkokoro's farmのためにお力をお貸しください。前回のプロジェクトと文章が被る部分もございますが、たくさんの方にkokoro's farmを知っていただくために最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 

〇kokoro's farm紹介

 

kokoro's farmでは、茨城県守谷市にて約３０００坪の面積で農業を営んでおります。有機農法、江戸農法というやり方を基に野菜を栽培し、お客様にはプラスチックやビニール袋を提供しないECOに繋がる販売方法でおいしく安全なお野菜をご提供しています。土に負荷をかけないためになるべく最小限の機械で土を作り、微生物の力を借り、昆虫たちと共存しながら野菜を育てております。直売専門で販売し、ご予約いただいたお客様にはその場でBBQもお楽しみいただけるため、野菜をご購入いただいたお客様やBBQをお楽しみいただいたお客様から、新鮮な野菜が味わえ野菜の味がとても濃くおいしいと大変お喜びいただいています。

 

 

 

 

 

 

～私が畑を始めた理由～ 

 

よろしければ最後までご覧ください。 

 

私が幼い頃から、母ちゃんは小さな家庭菜園を作っておりました。

幼少期の頃は野菜に関心などなく、野菜を作る意味やなぜ野菜を食べないといけないのかも考えもしませんでした。

 

 小学生の頃、母ちゃんに 

 

『なんでスーパーにたくさん野菜があるのに買わないの？』 

 

と尋ねると、母ちゃんは 

 

『自分で作った方が安心で美味しいのよ』と答えました。 

 

正直、その時は全く理解が出来ませんでした。そして私が小中高と卒業する時にも、母はパート勤めをしながらも小さな畑を一人で管理し、野菜を育てておりました。

 

 高校卒業後、まだまだ遊び足りない年ごろ。就職も決めずにアルバイトで生計を立て、日々遊んでばかりの人生を送っていたとき、とある先輩に出会い鳶職の仕事を紹介されて軽い気持ちで鳶職を始め、約１０年ちょっと何も考えずに勤めさせて頂きました。

 

  そしてちょうど３０歳を迎えた頃、夕食の席で父親が急に、20年以上も使っていない畑があるから売ってしまうかと言い出しました。

 

『売るなら俺が畑でもやろうかなー』

 

と、何気ない気持ちで言ってみたところ

 

『そしたら母ちゃんも手伝うよ‼︎』

 

と言ってくれて２人で畑を始める事になりました。

後日どんな畑かを見に行くと、荒れ果て、木まで生えていてとてもすぐには野菜を作れるような状況ではありませんでした。そして道具もなければ機械もないので、母ちゃんと2人ですべて手作業で畑の開拓を始め、約２ヶ月かかりましたが、荒れた７００坪の畑をなんとか綺麗にすることができました。

 

 

そして開拓が終わったと同時に、母ちゃんに胃ガンが見つかりました。

 

 

母ちゃんと2人で始めた畑でしたが、母ちゃんが楽しみにしていた畑をここで投げ出してはいけないと、結局1人で畑を続けることにしました。その頃、母ちゃんは抗がん剤治療の為に入院が決まり、闘病生活が始まります。

 

1人で畑をやる事になったものの、知識も知恵もないまま、桑一本で土を耕し肥料も与えずに、まずほうれん草の種をまきました。

 

１ヶ月が立ち、日に日に大きくなる野菜に感動すると同時に、今までに味わったことのない喜びとワクワク感が大きくなり、母ちゃんがやっていた事は自分でこの喜びと有り難みを感じる為だったのだと改めて気付きました。

 

そして私は農業の素晴らしさをもっと若い人に広めたい‼︎もっと地元の人に農薬を使わない野菜を食べてもらいたい！！

 

母ちゃんと2人で作ったこの畑でできた元気な野菜を、たくさんの方に提供したいと思いkokoro's farmを始めました。

 

 

 

 

治療開始から10ヶ月が過ぎ、母ちゃんはどんどん体調が悪くなり全身にまで癌が転移。担当の医師からは余命宣告をされ、あと一ヶ月と言われました。

 

母ちゃんの分まで俺が頑張らないと。

 

母ちゃんが楽しみにしていた畑を俺が頑張って続けていく、そして母ちゃんと始めた畑をもっともっと大きくしようと、ここまで自己資金で頑張って来ました。

 

頑張って闘病していた母ちゃんでしたが、2020年7月1日に余命宣告から１ヶ月もかからずに息を引き取りました。

 

あれから1年、母ちゃんはこの畑をみて喜んでくれるだろうか。笑ってくれるかな？

 

そんな思いだけで畑を続けてきました。

 

正直、被害が大きすぎて自分の力だけではこの畑を復活させることは不可能だと感じています。それでも、この畑を守り続けていきたい。どうか、みなさんのお力をお貸して頂けたら幸いです。

 

 

〇ご支援のお願い

 

2021年7月3日、7月11日と過去にない豪雨により大きな水害を受けました。

大雨に不安を感じ畑の様子を見に行くも、水の勢いがすごく畑に近づく事すらできませんでした。

 

 

 

 

自分の畑が畑には到底見えず、汚い川沿いに居るのかと、頭の中がおかしくなってしまったのかと思うほどでした。野菜達はほとんどが根っこからえぐり取られたり、泥水を被って苗が弱ってたり、枝が折れていたり・・・。畑には大きなゴミなども転がり絶望的状況でした。

 

被害は甚大で目を覆いたくなるほどです。

 

お客様の喜ぶ顔がみたいと植えていた夏野菜はほとんど枯れかかり、どうにか生き残った苗も元気を失っていました。

 

 

 

 

夏に向けて育ててきた赤と黄色の2種類のひまわりはようやく花が咲きはじめ、これからの満開の時期が楽しみだ、というところですべてが台無しになってしまいました。2種類合わせて約5000本、残った野菜に病気が蔓延してしまわないように泣く泣く処分いたしました。

 

 

香りが強くお客様から好評だったハーブですが、バジル、パクチー、クレソン、パセリ、レモングラス、チャービル、レモンバーム、ルッコラなど。このうちほとんどのハーブが水没し枯れてしまいました。

 

フワフワとしていた土は、泥や汚水などで以前の土とは大きく変わってしまっていました。1番大事にしていた土がドブ臭く、泣くことしかできませんでした。

 

有機野菜専用の土を作っていた為、有機土壌専用の消毒を行った上でまた最初から土づくりをやり直さなければなりません。被害額は相当な金額で、この先真っ暗な状態です。

 

そんな状況が続く中、お客様やインスタグラムを拝見された方々からクラウドファンディングで助けを求めたらどうかとお声をいただき、今回支援のお願いをさせていただいています。

 

～被害野菜詳細～

ナス

インゲン豆

キュウリ

トウモロコシ

ケール

ズッキーニ

トマト

ミニトマト

水菜

ネギ

紫キャベツ

ビーツ

ピーマン

ひまわり（ムーランルージュ）

パクチー

クレソン

パセリ

レモングラス

チャービル

レモンバーム

ルッコラ

バジリコ

 

 

 

◎水害を受けてから現在までにかかった費用

 

畑の土壌改良材・有機肥料(減農)2回分の購入　　…120万円

 

水害で壊れたポンプの購入　　　　　　　　　　 …10万円

 

土壌改良材等混入のための機材レンタル　　　　 …10万円

 

水害対策のための土嚢※　　　　　　　　　　　 …200万円

 

※再度水害が来ることを考え、水の勢いを軽減し少しでも畑への侵入を防ぐ為に水路沿いに土嚢を2700袋以上並べました。

 

 

 

〇支援金の使途

 

水害により全壊してしまったトラクター(中古)の購入費用 …約60万円

 

自己資金で土壌改良材などを少しずつ準備しておりますが、トラクターが全壊してしまい資材を混入することができません。おいしい野菜を作るためには土づくりがとても大切です。これまでなんとか費用を捻出してきましたが、トラクターの購入費用は額が大きく、今の私ではどうにもできないため、今回みなさまのご支援を賜りたく、お願いさせていただいております。

 

 

前回のプロジェクトでは長く使えるように新品のトラクターを購入する計画でしたが、費用を抑え少しでも早く畑を復活させるために中古トラクターを購入させて頂きたいと考えております。

 

まだまだ購入が必要な物資や水害対策などはありますが、今できる最大の努力を一歩ずつさせていただき、皆様においしい野菜をたくさん食べて頂けるように努力していく所存です。

 

kokoro's farmにお力を貸して頂けるのであれば、是非、僕の夢と母の夢を買って頂けたら幸いです。

 

皆様のご支援をお待ちしております。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

◎～追記～　10月1日、3度目の水害

2度目のプロジェクトを立ち上げるべく準備を進めておりましたところ、10月1日　3度目の水害を受けました。

 

少しでも被害を減らそうと水路沿いに2,700袋以上の土嚢を並べた数日後の出来事です。

 

呆然です。。。

 

instagramのほうに台風の様子がわかる動画がございます。お手数ですが、よろしければご覧ください。

 

https://www.instagram.com/p/CUjV2G_lvNL/?utm_medium=copy_link

 

 

最初は土嚢により水の侵入を防げていましたが、水路の排水が追い付かず徐々に水位はあがり、終には土嚢も決壊しました。。。

 

4段に積んだ土嚢も強すぎる水の勢いに負け、大きくずれてしまいました。

 

 

 

 

 

崩れた土嚢は畑まで流され、無惨な姿です。

 

これだけの被害を受けても、私は母と作ったこの大切な畑を諦めることができません。

 

しかし、資金も気力も尽きようとしています。。。

 

どうかみなさまのご支援を少しでも賜れればと思います。

 

 

 

ご支援、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

※リターン内の野菜セット・BBQご招待の受付けは2年間の有効期限とさせて頂きます。水害を受け野菜の収穫量が大幅に落ちている為に、野菜のお届けやBBQご招待までにお時間をいただくことがございますが、畑を諦めることは絶対にありませんので、時間がかかってしまったとしても必ずおいしい野菜をお届けさせていただきます。そのため収穫の遅れ等による返金のご相談はお断りさせていただきます。ご理解とご了承をお願い申し上げます。