北海道の在来馬であるドサンコの保存活動を続けたい

支援総額

630,000

目標金額 500,000円

支援者
37人
募集終了日
2021年5月27日

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北海道和種馬保存協会道央支部

 北海道和種馬保存協会は、北海道の在来馬であるドサンコを保存するためにつくられた組織です。現在、北海道内の8つの支部が独立採算で活動しています。道央支部はその一つで、恵庭市にある活動拠点の約7haの牧場で、ドサンコを中心に10頭程度の馬を飼育しています(支部長戸梶博之、副支部長岡村俊邦)。飼育に当たっては、動物の愛護及び管理に関する法律第10条1項に基づき、第一種動物取扱業登録をしています。また、獣医師資格を持つ顧問(前支部長阿部英雄)の指導の下に、20名程度の会員が協力して馬の世話と乗馬を行っています。

 ドサンコとは、8種の日本在来馬の1種で、ばん馬と混同している人が多いですが、明治以後、軍馬や農耕馬として導入された洋種馬と異なり、江戸時代以前から日本にいた中小型の在来馬です。他の7種の在来馬は、1990年代には100頭を下回るようになり、天然記念物として保護され頭数も増えてきました。しかし、ドサンコは、1990年代には2,500頭以上いたことから行政による保護は受けてきませんでした。しかし、最近は1,000頭を割り込むほどに急激に減少しています。

石狩川の河川敷でのフォーストレッキング

 

新型コロナウイルス蔓延による活動存続の危機

 私たちは、北海道の中央部にある恵庭市でドサンコの乗馬やホーストレッキング等の活用を通してドサンコの保存活動を続けてきました。また、収入の大きい部分は、北海道開拓の村での馬車鉄道の運行でした。しかし、体格の小さいドサンコに重たい馬車鉄道を引かせるための調教は難しく、昨年、馬の老齢化によりこの運営から撤退しました。

活動の財政基盤を支えていたドサンコによる馬車鉄道の運行

 

 そこで、道外や海外からのホーストレッキング客を受け入れ、この収入でドサンコの保存活動を続けることにしました。そこに、発生したのが新型コロナウイルス対策による各種活動の自粛です。このままでは、支部の存続が難しくなり、飼育しているドサンコを手放さざる負えない状況になると考えています。

 支部が手放したドサンコは、馬肉になる可能性が高く、そのことは避けたいと考えています。

 

ドサンコの保存のための方策

 当面の財政危機を乗り切るため、持続化給付金も検討しましたが、要件を満たしていないことから、日本全国の在来馬に関心のある方々に出資を募ることにしました。来年度1年の必要経費の内で、支部会費等の値上げや経費の節減で賄えない部分をお願いしたいと考えています。

 お礼として、乗馬券またはふれあい券を差し上げ、新型コロナ禍が沈静化した時に出資者の方々にドサンコ乗馬やドサンコとのふれ合いを楽しんでいただきたいと考えています。

   お礼のドサンコの乗馬券やふれあい券の有効期間は、2021年4月1日~2022年3月31日の期間を想定していますが、新型コロナウイルの流行が沈静しない場合、北海道へのゴーツーキャンペーンが再開される日から1年間、有効とします。

 

新型コロナ禍鎮静後の展望

 北海道は、乗馬やホーストレッキングに関して、モンゴル草原に引けを取らない 条件が揃っています。新型コロナウイルス鎮静後は、恵まれた条件を生かして、道外や海外からの人々を受け入れ、ドサンコの乗馬やホーストレッキングを楽しんでいただき、得られた収益でドサンコの保存活動を続けたいと考えています。

 

モンゴル草原でのホーストレッキング

 

 

【プロジェクト終了要項】

●運営期間    
2021年4月1日~2022年3月31日

●運営場所    
恵庭市牧場162

●運営主体    
北海道和種馬保存協会道央支部

●運営内容詳細    
日本在来馬の1種であるドサンコの保存資金を確保するため、ドサンコの乗馬体験に出資を求める。

●その他    
コロナ禍で一時的に支部運営資金が逼迫したため、来年度1年を乗り切る資金が必要となった。

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プロフィール

1951 年京都府福知山市生まれ。北海道大学農学部を卒業後、同大学院に進学、博士論文は「活火山地域における森林の成立過程に関する砂防学的研究」。1979 年道立地下資源調査所(現地質研究所)勤務。国土保全・環境保全の研究に従事。1991年北海道工業大学助教授。自然に近い緑づくりの研究を再開し、北海道開発局開発土木研究所環境研究室と緑づくりの共同研究を始める(生態学的混播・混植法)。1997年北海道工業大学(現北海道科学大学)教授。2010年からは、スイスで開発された環境と経済の両立を可能にする「近自然森づくり」の考え方を学び、単純な森を多様な森に変え、経済的に劣化した森の価値を高める活動を行っているNPO法人近自然森づくり協会理事長。2016年から自然再生および近自然の観点から、平取町におけるイオルの森の整備に協力開始。2017年から北海道科学大学名誉教授。

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リターン

10,000


ドサンコとのふれあい体験

ドサンコとのふれあい体験

馬に乗るのは怖い方は、恵庭市にある支部の牧場に来られた時に、お礼として、半日(2時間)、ニンジンを食べさせるなどの馬とのふれあいをしていただけるふれあい券を差し上げます。ふれあい券は、出資者ご本人に限り、また、2021年4月1日~2022年3月31日の1年間有効とさせていただきます。

なお、この対応は、支部会員がボランティアとして行いますので、事前予約の上、土日に限らせていただきます。

支援者
27人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

20,000


ドサンコの乗馬体験(引馬)

ドサンコの乗馬体験(引馬)

恵庭市にある支部の牧場に来られた時に、お礼として、半日(2時間)、ドサンコ乗馬体験(引馬)をしていただける乗馬券を差し上げます。この乗馬券は、出資者ご本人に限り、また、2021年4月1日~2022年3月31日の1年間有効とさせていただきます。

なお、この対応は、支部会員がボランティアとして行いますので、事前予約の上、土日に限らせていただきます。

支援者
13人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

プロフィール

1951 年京都府福知山市生まれ。北海道大学農学部を卒業後、同大学院に進学、博士論文は「活火山地域における森林の成立過程に関する砂防学的研究」。1979 年道立地下資源調査所(現地質研究所)勤務。国土保全・環境保全の研究に従事。1991年北海道工業大学助教授。自然に近い緑づくりの研究を再開し、北海道開発局開発土木研究所環境研究室と緑づくりの共同研究を始める(生態学的混播・混植法)。1997年北海道工業大学(現北海道科学大学)教授。2010年からは、スイスで開発された環境と経済の両立を可能にする「近自然森づくり」の考え方を学び、単純な森を多様な森に変え、経済的に劣化した森の価値を高める活動を行っているNPO法人近自然森づくり協会理事長。2016年から自然再生および近自然の観点から、平取町におけるイオルの森の整備に協力開始。2017年から北海道科学大学名誉教授。

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