どんなお店が向いているの？

 

『自社製品のお店』あるいは『専門性が高いお店』であれば扱う商品や業種での向き不向きはありません。一般消費者向けではない商品でも大丈夫です。新しく作るサイトでは加盟店同士のつながりにより業者向けの販売ができます。

 

私がプロジェクトを考案した理由は、オンラインショップを運営する上で次のようなことを望んだからです。

 

 

・自分のECサイトから商品を買って欲しい。

 

やはりこの理由が一番だと思います。今は手軽に容易にECサイトを持つことができるようになりました。機能性は十分でランニングコストも安い。何より自分で運営しているという実感が持つことができ、お店を育てるような感覚でページを作れます。

 

私が作る新サイトはそこでお買い物をするのではなく、加盟店様のお店に誘導するものです。1クリックでお店にお客様が来てくれるというのが最大の特徴です。

 

 

・広告宣伝費はあまり多くはかけられない。

 

自社製ECサイトの弱点がこれです。出来上がったECサイトは何もしなければ誰にも見つけてもらえず、販路を獲得するためには広告宣伝を打たなければいけません。

例えばGoogle広告がありますが、これが一般的な広告と大きく違うのは予算を自由に設定できるところです。月に数千円から始められていつでも金額を変更できます。しかし一体いくらに設定すれば良いのでしょうか？

 

私はひとつの目安として次のように考えています。仮にモールに出店したら出店料やロイヤリティなどで毎月数万円がかかりますが、モールは収益の一部を広告宣伝にあてています。その広告宣伝による絶大な知名度と多彩なサービスでお客様を囲い込みます。出店者が広告宣伝をしなくても、代わりにモールが広告宣伝をしてくれているのです。

であれば自社ECサイトでモール出店料と同じだけの広告費をかければ、ある程度の効果があると考えられます。

 

しかしその毎月数万円が厳しいという事業者様に向けて今回プロジェクトを立ち上げました。私が作るサイトも、大手モールほどではありませんが加盟店様の代わりに広告宣伝を行います。その一方で、お店様の加盟料は月額5,000円です。月の広告宣伝費が5,000円というのは非常に安いと言えます。

 

 

・自社ブランドをお客様に知ってもらいたい。

 

自社製の商品を販売するのであればブランディングは必須です。そのためにモール出店ではなくECサイトを構築しているわけですから、自分のECサイトでは余すことなく商品やお店の情報を詰め込むのが大事です。

より詳細を知ってもらうためにこんな写真を載せてみようとか、こんなページを作ってみようという発想を自由な形で打ち出せるのは自社ECサイトの強みです。

 

私が作るサイトは加盟店様の店舗情報がサムネイルのように表示されます。サイトに訪れたお客様が気になったお店をクリックするだけで、すぐにそのお店のECサイトが開きます。お店のページを開くまでの手数は極力少なくします。

 

 

・店舗管理は複雑ではだめ。

 

これはモールに出店しているお店で見かける事ですが、一つのお店が複数のモールに出店すると在庫の管理が大変になります。モールAで商品が売れて在庫がひとつ減ったら同時にモールBも在庫をひとつ減らさなければいけません。この問題は在庫一括管理システムを導入すれば解消されますが当然費用がかかります。

さらに対応が難しいのが、この度の税込表記義務化などの際はすべての商品の価格修正を出店しているモールごとに行わなければいけません。商品の数が多いとそれだけ手間がかかります。

 

オンラインで管理するページは少ないに越したことはありません。自社ECサイトではモールほど大変な在庫管理はないかも知れませんが、それでもオンラインで商品を売る際にはPCを使う作業が多くなります。

自社で商品を作っているとなると、長時間PCに張り付いていられません。実店舗を構えている場合はなおさらです。店舗管理の事務作業は短時間で済ませる必要があります。

 

私が作るサイトはお買い物をするサイトではないので、自社ECサイトの他に新たな在庫管理作業が発生することはありません。管理するのはお店のPR用画像や紹介文の内容だけです。

『自社ECサイトの管理だけしていれば他の事はしなくていい』という所まで作業負担を減らすのは、私自身が実店舗とECサイトの両方を運営していく中で、強く必要性を感じたものです。加盟店様と同じ立場にいるからこそ、店舗管理システムはシンプルで機能的なものを構築します。