「奈良墨」の危機 1000年以上続く文化と伝統を守りたい!

支援総額

2,862,000

目標金額 280,000円

支援者
454人
募集終了日
2021年7月25日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

1000年以上続く伝統工芸品「奈良墨」の危機

奈良墨・書道の魅力を広め、文化と伝統を繋ぎたい!

 

 

もしよければ、まずは上の錦光園の紹介ムービーをご覧ください。本プロジェクトとも関連するわたしたち錦光園の想いと取り組みの一部を紹介しています。

 

 

はじめまして、奈良の伝統工芸品「奈良墨」の製造元「錦光園(きんこうえん)」の墨匠 長野睦です。

 

錦光園は代々、書道や絵で使われる固形の墨を作る墨屋で、自分で7代目になります。奈良の地で生まれ育ち、子供の頃から墨作りの手伝いをしながら育ちましたが、一度実家を離れ、東京で別の職種の仕事につき10年以上働いていましたが、約4年前、東京から奈良に戻り、父に師事し錦光園を継ぐことになりました。

 

 

書道人口の減少、手軽な墨汁の増加、奈良墨の状況を知っているつもりでいました。しかし、内側から見ると錦光園、奈良墨業界、想像以上に危機的な状況で簡単なものでは全くありませんでした。

 

産地の墨の生産量は50年前の1/30に減少。相次ぐ墨屋の廃業、職人や関係者も減少し、技術の承継もままならないまま時間ばかりが進んでいきます。このままでは奈良墨はいずれ遠からず製造そのものができなくなってしまう。

 

多分にもれず錦光園も固形墨の製造だけでは厳しい状況となり錦光園は6代目である父が立ち上げた産業観光事業「にぎり墨体験」を製造以外のもう一つの主軸として成り立っていました。

 

※柔らかい状態の生墨を手で握り世界で一つの固形墨を作れる体験。また体験の中では奈良墨の歴史や文化、製造方法を学べるコンテンツもあります。

 

産業観光事業はこれまで墨製造元が触れることがなかった「声」に触れるきっかけを作ってくれました。わかりやすい反応は修学旅行生や、若い人たち。

 

 

固形墨を見て「これは何???」という反応。

ただこの体験を通じて現代の世で「墨そのもの」がそもそも何かわからない子たちがとても多いことに驚きました。最近では学校の授業でも書道をしないこともあったり、書道をする場合も授業時間の関係上、墨汁を主として使っているため、書道セットに入っている“黒いもの”が何か知らないのです。

 

 

 

「にぎり墨体験」という一般の方との接点があったがために肌で奈良墨の危機を感じることができました。奈良墨の伝統を途切れさせず承継するために、私たち奈良墨の作り手たちには作ることだけではなく“伝える”ことが必要だと考えるようになったのです。

 

こうして奈良墨のちいさな一製造元で、奈良墨・固形墨の認知拡大させるべく「奈良墨の案内役」プロジェクトはひっそりとスタートしたのです。

 

 

 

墨作りを身近に育ち、この香りにかこまれて

 

錦光園は奈良でも最も小さな墨屋で、自宅の敷地内に墨作りの工場があります。それゆえ、自分は子供の頃から毎日、祖父や親父、職人さん達が墨作りをしているのを間近に見て育ちました。

 

一度は外の世界に出た自分でしたが、4年前、錦光園に戻るまでは、父も私に錦光園を継がせようは考えておらず、自身の代で錦光園の歴史に幕を閉じる考えでいたようです。

 

親父に家業を継ぐ旨を伝えた際、返ってきた返事は「廃業するつもりや」の一言。

 

自分でも分かってはいたのですが、親父が反対したのは明白な理由で、先行きが全く見えない明らさまな斜陽産業にわざわざ戻ってくる必要は無い、今の務めている会社が素晴らしいのならそこで勤めているのが一番良いという、もっともな意見でした。

 

「先行きを考えればどう考えても生活の不安しかないのに、そんな所にわざわざ何で戻ってくるのか?」と親父に言われました。

 

周囲の方にもよく言われる話ですが、自分の中でその答えは極めて単純です。

「親父や祖父、職人さん達が、一日中、真っ黒になりながら墨作りをしてそれで生きてきたから」本当にただそれだけの理由です。

 

 

代々、墨作りを生業にして生活してきたが故に、自分もそれを継いでいくのが自然と思い、戻ってくるのに時間こそかかりましたが、現在、家業を継ぐに至ります。

 

 

 

奈良墨、書道文化衰退

 

 

衰退の原因は、

・「書く」機能が代替された

・墨汁の台頭

・書道人口減少

 etc

 

いずれも皆さんも想像ができる原因だと思います。現代の人には時間がない。より便利なものができて、時間や手間のかかるものは少しづつ衰退していく。

 

では、固形墨・奈良墨にはそれを上回るもしくは別の意味としての存在価値がないのか?

 

これは私たちの業界が本当はもっと早くから取り組まなければいけない問題でした。そのままでは、いずれ「今」のような時期が来ることはわかっていたはずです。わかっていながらもそのままにしてきたという事実は変えることができません。

 

ですが、これから先の未来はまだ(ギリギリですが)変えることができるのではと思い、流れに必死にあらがっています。

 

なぜなら、奈良墨にはまだ伝えきれていない魅力があると思っているからです。

 

 

 

 

問題は、後継者不足。

 

「奈良墨の案内役」プロジェクトを進めるにつれてわかったことは、想像していた何倍も「やばい」状況だということ。

 

書道人口が減少していること、学校授業においても墨汁を主として使用されていることなどから、当然奈良墨の製造元、職人としてこの技術と文化を承継していくことは簡単ではないことは想像していました。

 

 

しかし錦光園に入り、内側から錦光園を、そして奈良墨業界を見た時、まだまだ認識が甘かったことに気付かされました。

 

製造元として墨作りを継続することももちろん工夫が必要で簡単なことではないのですが、それ以上に奈良墨の業界全体の高齢化と後継者不足がより深刻な問題でした。

 

 

長い製造工程と職人

 

 

奈良墨の製造工程は

 

①型屋さんの木型製作

②墨屋で型に墨を入れ形を整形し乾燥させ固める

③磨き屋さんで表面を磨き仕上げ

④絵付け屋さんで彩色仕上げ

 

という分業体制で成り立っています。乾燥の工程に短くとも半年以上の期間が必要で、乾燥期間も日々置き方や場所を変えるなど、とても時間と手間がかかってしまうものづくりです。

 

もちろん上記のうちいずれかひとつの工程が欠けてしまうとこれまで通りにはいかなくなってしまうのですが、いずれの工程も職人さんの高齢化や後継者不足が深刻です。

 

例えば、奈良墨は製造工程で木型(上記の工程でいうと①)が必要になるのですが、実は木型の彫刻技術が極めて難しく、習得するのに長期間を要します。現在、木型彫刻の専門の職人は奈良にただ一人です。それはイコール世界に一人ということ。

日本で1人、最後の「墨型彫刻師」 中村 雅峯

 

同様に奈良墨の磨き職人(上記の工程でいうと③)も世界に唯一人になりました。磨き職人とは墨の仕上げに欠かせない工程、奈良墨の付加価値を高めていただける職人さんです。

小さな違いの価値を伝える「みがくひと」

 

他にも、固形墨を知る方にはわかると思いますが、高級な墨の代名詞「松煙墨」。この材料である松煙を採取する職人もいなくなりそうな状況です。製造工程だけでなく、材料の調達におけるとても重要な職人さんもこのような状況です。

消えゆく松煙墨を守る、本物志向の多才人

 

こうした皆さんのことは錦光園としても急ぎ伝える必要があると思い、取材をさせていただき現状を伝える努力をこれまでしてきました。(※上記の職人さんは錦光園のスタッフではありません)特に、木型職人である中村さんには弟子入りをして、木型の彫刻を学ばせていただいてもいます。

 

また、各墨屋においても後継者不足や、専門性が高い仕事を請け負う職人の減少など、同様の状態が続いています。

 

ですが、後継者不足を伝えたところで事は動きません。奈良墨の伝えきれていない魅力を伝え、奈良墨の新たなニーズが生まれないことには作り手、後継者の問題は解決されないのです。

 

それゆえ、なおさら「奈良墨の案内役」プロジェクトの必要性を感じています。

 

 

「奈良墨の案内役」プロジェクトとは?

 

奈良墨のまだ知られていない魅力を知っていただく活動全般を「奈良墨の案内役」プロジェクトとしています。

 

具体的には、

 

・学校教育現場で墨作りについて紹介

・出張での講義や墨作り体験

・墨の作り手を紹介する取材&webページの作成

・さまざまなイベントでの奈良墨啓蒙活動

・香りにフォーカスした新商品開発

・SNSを中心とした日々の情報発信

・ご自宅に墨を無料で届け、実際に墨を磨って試し書きが出来る取組み etc

 

 

もちろん書道を介して奈良墨に触れていただけることが一番です。ですが、「奈良墨の案内役」として考えなければいけないもうひとつの側面は、これまで固形墨に触れてこなかった方がどうすれば触れていただけるか、どうすれば生活の中に奈良墨というものが入っていくことができるか、という点です。

 

 

奈良墨の新たな価値創出のため

 

従来の方法で従来の固形墨を販売するだけでは、今ある状況を変えることができないことはわかっていました。

 

だからこそ守るために変わることを考え、奈良墨の新たな価値を見つけ出すことから始めました。そうして考えれば考えるほど、まだまだ奈良墨には様々な角度の魅力が隠れていたことに私自身も気付かされました。

 

そのひとつが「香り」。

 

奈良墨の製造元である錦光園、来ていただくと皆さん最初に言われる言葉は、

「良い香りですね。」「なんだか落ち着く香りですね。」

といった香りに関することでした。

 

書道のとき固形墨をする行為は精神を落ち着かせ、集中するためと言われます。実はこの固形墨の香りそのものにそうした効果あると考えています。

 

そこから香りに注目した「香り墨 Asuka」が誕生しました。

 

これは墨を“する”ということを目的としたものではなく、香りにフォーカスし、集中したい場面やリラックスしたい場面で、時々箱から取り出し見て愉しみ、香りを愉しむというコンセプトの商品。

 

錦光園はこれまで墨製造の下請けを長年行ってきました。自社の商品を作り、売っていくノウハウはありません。ですが、やるしかない!

 

外部の協力もいただきながら、少しづつ販路もでき、「香り墨 Asuka」をきかっけに他にも可能性を感じていただけた方々からOEMなどのご依頼もいただくようになりました。

 

他にも対外的なイベントに参加したり、奈良墨の魅力を伝えるべく、これまでにないことをしなければと、とにかく考え行動し続けました。

 

こうした活動はおかげさまで一定のご評価はいただけておりますが、まだまだ「奈良墨の案内役」としての役割は果たせておりません。

 

 

 

なぜ錦光園が?・・・

 

ここまでお読みいただいて思われることはおそらくなぜ錦光園が?ということではないでしょうか。確かに、他にもまだ数社墨製造元はありますし、歴史の長い製造元もあります。

 

 

ですが、自分としてはこの奈良墨状況を知った上で家業を次ぐ決意をしました。奈良墨業界でUターンで家業を継ぐという経歴は珍しく、手前味噌ですが外から産地を俯瞰して見ることが出来る自分にしかできないことだとも同時に思っています。

 

更に後継者不足の問題をお伝えしましたが、実際に40歳半ばの自分でさえ、業界では若手の部類に入ります。

 

 

ある意味、勝手な責任感で1000年以上の歴史と伝統を持つ「奈良墨」を背負わせてもらっています。このような勝手なことが許されるのも、Uターンで戻ってきた無知な私だからなのかもしれません。

 

そんな中でにぎり墨体験というお客さんとダイレクトに関われる場があり、気づいたことは若年層の固形墨認知度の低さだけではありませんでした。

 

・根強い奈良墨へのファンがいらっしゃること

・体験をきかっけに書道をもう一度始められる方

・私たちが知らなかった奈良墨の魅力を教えてくださる方

 

 

幸いにもこうしたポジティブな声にも触れさせていただくことができました。つまり、きっかけさえあれば魅力を感じ、ファンになっていただける可能性も感じた事は大きな理由です。

 

この父が立ち上げてくれた「にぎり墨体験」産業観光事業を通して、奈良墨に対する危機感を感じながらも、それと同じくらい可能性も感じることができました。

 

ふと自分自身でも奈良で最も小さな墨屋である錦光園が「奈良墨の案内役」と謳うことに疑問も持つこともありますが、錦光園だからこそできることだと信じて進んでいます。

 

 

コロナ禍でスタートに逆戻り

 

新たな商品開発や、様々な奈良墨の魅力を広める活動も、順調に広がりつつあった製造事業や産業観光事業の取り組みの成果もあって順調に伸びていたため、行うことができてきました。

 

そうした地道な活動があって少しづつ、本当に少しづつですが、奈良墨に触れていただける人も増えてきました。

※コロナ前の写真です

 

ですが、そんな中ぶち当たったコロナ禍。産業観光事業は対面のにぎり墨体験が中心です。入っていた予約はほぼ全てキャンセルになり、来訪者は前年と比較すると80%減。また製造事業においても卸先への流通が世間の流れからストップしてしまうという非常に厳しい状況になってきました。

 

コロナという対外的な活動が制約される状況に加えて、この不安定な中では墨の普及に関わるような啓蒙活動や墨の新たな魅力を伝える商品開発などの奈良墨の案内役プロジェクトも進めにくい。攻めることができず、守る方法を必死に考えなければいけない状況に。。

 

 

 

コロナ禍だからこそ見えた!新たな可能性

 

「対面でしか体験はできない」それが当たり前の世界にいたコロナ前。

 

本当になにもできないのか?

できることがある可能性があるのに考えないのは、これまでの奈良墨業界と変わりません。「奈良墨の案内役」として、「この中でもできることはないか?」と考え始めました。

 

そして生まれたのはzoomを活用したオンライン体験でした。

 

最初はオンラインでどのようにしてこれまで通り、これまで以上の価値が提供できるか想像もつきませんでした。

ですが、ここまでの奔走してきた経験と人の繋がりに助けられ、これまでの価値も引き継ぎながらもリアルでは体験いただけなかったことが体験いただけるオンライン体験コンテンツを作り上げることができました。

 

とはいえ、私たち自身はリアル以上に価値があると自信を持っている体験コンテンツですが、まだまだオンラインで体験するということへの認知は低く、奈良墨に興味をもっていただける世代とのギャップは埋めきれていない状況です。

 

 

クラウドファンディングに挑戦する理由「時間がない!」

 

コロナ前までは「奈良墨の案内役」プロジェクトをさまざまな方向で積極的に行ってきましたが、コロナにより対外的な活動は制限され、産業観光事業のにぎり墨体験も大幅な減少。

 

進めるスピードも大幅に減少せざる得ない状況になりました。

ですが、前述したように奈良墨継承には時間がないのです。

 

とにかく一刻も早く奈良墨を少しでも多くの方に触れていただき、奈良墨という生業を今後も継承していけるものとして成り立たせなくてはいけない。コロナの収束をゆったり待つわけにもいかないのです。

 

ここでご支援をいただき、できる限りはやく奈良墨を、奈良墨の新たな価値を知っていただく活動に全力を注ぎたい。

 

 

書道人口が増えれば良いのですが、これは簡単なことではありません。時間もかかる。まずは業界の職人の仕事を作らなければいけない。従来の、書道・奈良墨の見方・価値を一変するような商品開発も必要です。

 

あまり知られていないのですが、固形墨の製造には販売できる状態になるまで、最低でも一年以上はかかります。何より形を作り上げたあとの乾燥にとにかく手間と時間がかかる。

 

新たな商品開発はなおさら待たずに進めないと時間は刻々と過ぎていく。常に危機感を感じる日々です。

 

 

皆様からのご支援は

・奈良墨の案内役として奈良墨認知拡大のための活動費

・これまでとは違った奈良墨の価値を感じていただける商品開発の費用

として大切に使わせていただきたいと思います。

 

勝手なお願いになってしまいますが、

1000年以上続く奈良墨の存続のため、皆様のご支援をいただけますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

最後に・・・

 

錦光園の理念は「墨守(ぼくしゅ)」

 

 

私たちは奈良墨業界においては、本当に小さなひとつの製造元にしか過ぎませんが、やるべきことは墨を守ることだと考えています。

 

現在、奈良墨が伝統工芸品として守られるべきところは守っていただけることは嬉しいことですし、墨の文化が大事だということも知ってもらえているということだと考えていますが、弱いからこそ守られることが必要になってしまっています。

 

守られる存在ではなく、やはり私たち自身で墨を守り、ひいては守られる存在ではなく「必要とされる存在」にならないといけないです。

 

錦光園のこうした考え方や活動は奈良墨業界の方からは出過ぎたことだと思われるかもしれません。ですが、Uターンで戻ってきたからこそ冷静に奈良墨業界を見て、このままでは守られながらも消えゆく存在になっていくと思っています。

 

小さい頃に見た父や家族や職人さんたちの光景。

少しでもあの錦光園に近づけることができれば、次の世代、そしてその次の世代へ奈良墨をつなげていけると私は信じています。

 

 

 

リターンについて

 

ご支援いただくことに対するリターンとしてご用意したものは、それそのものが認知拡大につながるものです。ぜひ皆様のご支援とともに「奈良墨の案内役」プロジェクトの拡散にご協力お願い致します。

 

まずはこの活動を知っていただくことがスタートだと思っています。錦光園の力は微力ですがご支援いただく方々の協力があれば奈良墨の未来はまだ変えることができるはずです。

 

このクラウドファンディングを通じて、奈良墨・書道文化のことを知っていただく機会になれば大変嬉しく思います。

 

 

 

リターンの一部ご紹介

 

*オンライン墨作り体験  奈良墨職人

通常は公開していない、実際の製造現場の案内や奈良墨ができるまでをオンライン(zoom)で体験いただけます。職人と一緒に自分だけの墨作り体験もできます。

 

※以下の流れは通常のオンライン体験の流れですが、READYFOR向けにアレンジを検討しています。

※zoomは未経験という方もOKです。

※オンライン奈良墨職人体験は、日程を個別に調整させていただきます。詳細については2021年夏頃までにご案内いたします。なお、ご参加は複数可能ですが、1リターン1名様分の体験素材のご用意となります。

 

 

*香り墨Asuka

墨の新たな可能性として「香り」にフォーカスした奈良墨です。もちろん墨として使用いただけますし、「螺鈿」の輝きを再現した高級貼箱に入れて保管しながら時に箱を開けて香りを楽しんでいただくこともおすすめです。

デザインは、奈良墨と歴史的にも縁のある伎楽面。その中でも「迦楼羅」「力士」「呉女」という伎楽を代表するお面を再現しました。迦楼羅は厄除け、力士は身体健全、呉女は女性の美を司る縁起物としても置いていただける伝統工芸品です。

 

香り墨Asukaの紹介はこちらもご覧ください。

香り墨Asukaストーリー紹介ページ

 

*特別コース | 名前・社名・団体名・ロゴが入った特注墨30個+使用した木型(3名限定)

世界で唯一人の木型専門の職人中村氏に木型制作を依頼します。名前・社名・団体名・ロゴをご指定いただき世界で二つとない木型であなただけの奈良墨を作ります。記念品や贈り物にお使いいただけでなく中村氏が彫刻した木型そのものもお贈りします。

これまでオリジナルの墨制作は行ってきましたが、墨木型職人として黄綬褒章まで受けられた中村さんの木型までというのはあり得ませんでした。私たち奈良墨職人にとっても、中村さんの彫られる木型はそのものが伝統工芸品と言ってもおかしくないほど極めて緻密で誰も真似ができない逸品です。中村さんの木型は中村さんでしか彫ることができない。ある意味では奈良墨の歴史を彩どってきた中村さんの木型。3名のみ限定の特別コースです。

※様々な状況によって納期は進め方などは随時ご相談させていただきます。

 


【プロジェクト終了要項】

●運営期間    
2021年7月14日~2021年9月7日

●運営場所    
奈良県奈良市三条町547

●運営主体    
錦光園

●運営内容詳細    
錦光園が固形墨の製造・販売、及び工房内での産業観光事業を行う。

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プロフィール

長野 睦(ながの あつし) 約150年近く、奈良の伝統産業「墨づくり」を営む墨屋「錦光園」の七代目。 「分からいずらい墨の魅力を分かり易く伝える」を信念とし、墨の製造はもちろんのことながら、多方面に渡り、墨の魅力を伝える活動を日々行っている。

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リターン

3,000


小さな墨とお礼状 | 3000円コース

小さな墨とお礼状 | 3000円コース

◯御礼の手紙(七代目 墨匠 直筆のお礼状)
◯小さな墨(クラウドファンディング限定 伝統工芸品 奈良墨)

支援者
106人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

3,000


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奈良墨再興応援 | 3000円コース

ーーーーー

リターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただくコースです

ーーーーー

◯お礼のメール

支援者
46人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

6,000


オンライン奈良墨職人体験 | 6000円コース

オンライン奈良墨職人体験 | 6000円コース

◯オンライン奈良墨職人体験
通常は公開していない、実際の製造現場の案内や奈良墨ができるまでをオンライン(zoom)で体験いただけます。職人と一緒に自分だけの墨作り体験もできます。

※zoomは未経験という方もOK
※オンライン奈良墨職人体験は、日程を個別に調整させていただきます。詳細については2021年夏頃までにご案内いたします。なお、ご参加は複数可能ですが、1リターン1名様分の体験素材のご用意となります。

支援者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

6,000


香り墨Asuka 1点 + 小さな墨 1点 | 6000円コース

香り墨Asuka 1点 + 小さな墨 1点 | 6000円コース

◯小さな墨(クラウドファンディング限定 伝統工芸品 奈良墨)
◯香り墨Asuka 1個(デザインはお選びいただけません)

支援者
189人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

6,000


alt

奈良墨再興応援 | 6000円コース

ーーーーー

リターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただくコースです

ーーーーー

◯お礼のメール

支援者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


オンライン奈良墨職人体験 + 香り墨Asuka 1点 | 10000円コース

オンライン奈良墨職人体験 + 香り墨Asuka 1点 | 10000円コース

◯オンライン奈良墨職人体験
通常は公開していない、実際の製造現場の案内や奈良墨ができるまでをオンライン(zoom)で体験いただけます。職人と一緒に自分だけの墨作り体験もできます。
◯香り墨Asuka 1個(デザインはお選びいただけません)

※zoomは未経験という方もOK
※オンライン奈良墨職人体験は、日程を個別に調整させていただきます。詳細については2021年夏頃までにご案内いたします。なお、ご参加は複数可能ですが、1リターン1名様分の体験素材のご用意となります。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


香り墨Asuka 2点セット + 小さな墨 1点 | 10000円コース

香り墨Asuka 2点セット + 小さな墨 1点 | 10000円コース

◯小さな墨(クラウドファンディング限定 伝統工芸品 奈良墨)
◯香り墨Asuka 2個(デザインはお選びいただけません)

支援者
46人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


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奈良墨再興応援 | 10000円コース

ーーーーー

リターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただくコースです

ーーーーー

◯お礼のメール

支援者
33人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

100,000


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奈良墨再興応援 | 100000円コース

ーーーーー

リターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただくコースです

ーーーーー

◯お礼のメール

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

300,000


特別コース | 名前・社名・団体名・ロゴなどが入った特注墨30個+使用した木型

特別コース | 名前・社名・団体名・ロゴなどが入った特注墨30個+使用した木型

◯名前・社名・団体名・ロゴなどが入った特注墨30個
◯使用した木型

世界で唯一人の木型専門の職人中村氏に木型制作を依頼します。名前・社名・団体名・ロゴをご指定いただき世界で二つとない木型であなただけの奈良墨を作ります。
記念品や贈り物にお使いいただけます。
また中村氏が彫刻した木型もお贈りします。
※奈良墨の乾燥には短くとも半年程度は必要になります。完成までは1年程度要することはあらかじめご了承くださいませ。

支援者
0人
在庫数
3
発送完了予定月
2022年9月

300,000


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奈良墨再興応援コース | 300000円コース

ーーーーー

リターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただくコースです

ーーーーー

◯お礼のメール

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

プロフィール

長野 睦(ながの あつし) 約150年近く、奈良の伝統産業「墨づくり」を営む墨屋「錦光園」の七代目。 「分からいずらい墨の魅力を分かり易く伝える」を信念とし、墨の製造はもちろんのことながら、多方面に渡り、墨の魅力を伝える活動を日々行っている。

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