プロジェクト終了のお礼とご報告
この度は、山形大学農学部が取組むプロジェクト「庄内地域に豊かで強靭な循環型農村経済圏(スマート・テロワール)を構築する」にご支援をいただき、誠にありがとうございました。
クラウドファンディングに取組むのは始めてのことで、皆さまにご支援をいただけるのか、非常に不安な気持ちの中、2021年8月18日にスタートしました。
その後、驚くほどのスピードでご支援をいただき、開始から僅か12日目(9月1日)に第一目標の158万円を達成することができ、ネクストゴールとして、目標金額 200万円を設定させていただきました。
その後も、たくさんの方々から、暖かいメッセージとともに、ご支援をいただくことができ、9月28日にはネクストゴールも達成することができました。さらに設定させていただいたサードゴール(220万円)も達成することができ、募集終了日(10月12日)までに、154名の皆さまから、総額で230万円ものご支援をいただくことができました。
ここに、改めて皆さまからの応援とご支援に、心より、感謝申し上げます。
ご支援をいただいた寄附金は、総額 230万円からREADYFOR株式会社への手数料と、山形大学の寄附金に対する間接経費を差し引いて 1,524,900円を受領し、当初の予定どおりに、普通型コンバインの購入経費の一部に当てさせていただきました。その内訳として、以下のようにご報告いたします。
普通型コンバイン(写真)の落札価格: 8,272,000円
自己資金 :7,116,000円
寄附金:1,156,000円
また、寄附金の残金(368,900円)については、セカンドゴール設定時にお願をさせていただいたように、より効率的にトウモロコシを収穫するために新たに販売されたコンバイン装着用コーンヘッダの購入経費(154万円)の一部に当てさせていただきます(発注済)。
リターンの発送については、本プロジェクトで開発しましたウインナーセーセージなどの豚肉加工品の発送は全て終了しており、出前研修会のご要望については、コロナ禍の影響を考慮して、支援者の方と調整して参ります。
なお、購入させていただいたコンバインによって収穫したトウモロコシ子実は、 乾燥させた後の製品重量として、2,570kg を保管しており、順次、豚のエサとして活用させていただいております。
庄内地域も長い冬が終わり、ようやく暖かくなってきました。本年度も、引き続き、トウモロコシの生産を続けて、庄内地域を「循環型農村経済圏(スマート・テロワール)」のモデル地域としていくための取組みを行って参りますので、今後とも、皆さまからの応援をお願いできれば幸いです。
2022年4月4日
山形大学農学部 教授
浦川 修司