寄付総額
目標金額 1,580,000円
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9月1日に新たに200万円をネクストゴールとして設定させていただき、たくさんの方々からのご支援によって、9月28日にネクストゴールも達成することができました。改めて、ご支援や応援メッセージをいただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
クラウドファンディングの当初の目的の普通型コンバインは、9月30日に納品される予定です。また、庄内地域の農家にご協力をいただいて栽培している飼料用トウモロコシも収穫適期(成熟期)を迎えており、台風16号の影響による風雨が心配されますが、早々に収穫作業を行う予定です。
クラウドファンディング終了日まで、残り僅かではありますが、最後まで、このクラウドファンディングに対するモチベーションを保つためにも、新たにサードゴールを220万円に設定させていただき、普通型コンバインのアタッチメントの一つであるコーンヘッダの購入経費の一部(ネクストゴールで設定)に充てさせていただきたいと思います。
引き続き、皆さまからの温かいご支援と応援をお願いできれば幸いです。
2021年9月29日追記
浦川修司(山形大学農学部 教授)
【2021年9月1日追記:第一目標達成の御礼とネクストゴールにつきまして】
8月18日よりスタートしてから、皆さまからの温かいご支援によって、僅か12日目に目標金額の158万円を達成することができました。ここに、ご支援してくださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。
クラウドファンディングを始めるにあたり、山形大学の取組みをご理解いただき、ご賛同が得られるのか、非常に不安でした。しかし、山形県にお住まいの方々だけでなく、全国の各地域の皆さまからのたくさんのご支援と応援メッセージによって、こんなに早く目標金額を達成することができ、とにかく、感謝と感激でいっぱいです。
大学で準備した資金と合わせて、この資金を活用させていただき、9月下旬には予定通り普通型コンバインを購入させていただきます。
クライドファンディング終了日まで約40日間になりましたが、本来のプロジェクトの目的である循環型農村経済圏(スマート・テロワール)の構築に向けた実証実験を、さらに効率的に進めていけるように、ネクストゴール(目標金額200万円)を設定させていただくことといたしました。
ネクストゴールの支援金につきましては、収穫した穀物の調製や保管に関する消耗品の他、飼料用トウモロコシをより効率的に収穫するための普通型コンバインのアタッチメント(コーンヘッダ)購入費の一部として、大切に活用させていただきます(コーンヘッダの導入は、発注から納品まで半年程度必要)。
仮にネクストゴールの金額が達成できなかった場合でも、自己資金を基にして、スマート・テロワール構想の実現に向けたプロジェクトは必ず実施させていただきますので、さらに皆さまからのご支援をお願いできれば幸いです。
2021年9月1日追記
浦川 修司(山形大学農学部 教授)
はじめまして、山形大学農学部の浦川修司です。
三重県鈴鹿市出身、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所を経て、山形大学農学部に赴任して6年になります。
これまで、いろいろな地域で暮らしてきましたが、この庄内の地に赴任して、感動したことの一つは、月山を始めとする2,000m級の山々と広大な庄内平野を抱え、その豊かな自然と、そこから生産される食べ物がとても美味しいことです。
しかし、その食べ物を支える農業は、従事者人口の減少や高齢化によって農地の荒廃や耕作放棄地が増加し、多面的機能を持つ農業・農村の存続が危ぶまれています。そこで、山形大学農学部では、2016年度から寄付講座(食料自給圏「スマート・テロワール」形成講座)を設立し、農学部附属高坂農場を中心として、庄内地域に食料自給圏を構築するためのプロジェクトに取組んできました。
2020年度で寄付講座は終了しましたが、構想の実現に向けて新たに「庄内スマート・テロワール構築プロジェクト」を立上げ、その統括リーダーを務めています。
注)スマート・テロワールとは、株式会社カルビー元会長・社長の故 松尾雅彦氏が提唱した構想で、地域の風土を生かした強靭で持続可能な循環型農村経済圏のことです。
主食用米の需要が減少し続ける一方で、消費が伸びているコムギ等の加工用穀物や、食生活に不可欠な畜産物の生産に必要な飼料用穀物は極端に輸入に依存しており、日本の食料自給率は40%程度で低迷しています。さらに、コメの需給不均衡から生じる米価の下落と基幹農業従事者の高齢化によって、農地の保全も困難になることが予想されています。また、養豚農業では取り残されがちな家族経営が中心の小規模養豚経営体は、高齢化の進展と施設の老朽化、環境対策への対応等から廃業する農家が増加しています(出典元:農林水産省 (maff.go.jp)、index-47.pdf (maff.go.jp)。
そこで、日本でも有数の水田地帯であり、銘柄豚(庄内豚)の生産地でもある山形県庄内地域において、主食用米中心の水田農業からの転換を図り、畑作農家と養豚農家の連携によって穀物と畜産物(豚肉)を生産し、その原料を用いた加工食品を製造して、地元のスーパーマーケットで販売することによって、原料の生産から加工、消費に至るまでの一連の循環型社会システムを構築し、全国の他の地域へも波及させていくために、山形大学が中心となって、このプロジェクトを立ち上げました。
この構想の基幹となる穀物生産に必要なハーベスタ(普通型コンバイン)は、約930万円と高額なため、昨年度までは農機具メーカーからデモ機を借用して穀物を収穫していましたが、加工食品を安定して提供するためには、その原料となる穀物を収穫するためのハーベスタを購入する必要があります。
山形大学では自己資金として770万円程度を準備できましたが、購入には残りの経費を確保する必要があります。そこで、クラウドファンディングを活用して、この構想にご賛同、応援していただける皆さまからご寄付をいただくことを考えました。
※新型コロナウイルスの影響があっても、プロジェクトを中止することは絶対にありません。またプロジェクトの進行が遅れた場合でも、必ず10月末までには寄付いただいた資金を活用して、普通型コンバインを購入することを確約いたします。
【実行確約】
■目標金額:158万円
■目標金額の使途および実施内容:
コムギやダイズ、ソバに加えて、特に飼料用トウモロコシを収穫するために必要な機材(普通型コンバイン)を購入してプロジェクトを実施する。
※本プロジェクトは、寄付総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、上記のプロジェクトを実施し、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の普通型コンバインを購入いたします。
今回のプロジェクトでは、皆さまからご寄付をいただき、穀物収穫用のハーベスタ(普通型コンバイン)を購入します。
購入する普通型コンバインは特に豚のエサとなる飼料用トウモロコシを収穫することができるだけでなく、コムギやダイズ、ソバなどの加工用穀物も収穫できる汎用性の高いハーベスタです。
この普通型コンバインを用いて、地域の若手農業者が日々、頑張って育てた各穀物を収穫し、その穀物を用いて、地域の加工メーカーと連携して、美味しい味噌や中華麺などの加工食品を製造します。特に飼料用トウモロコシは豚のエサとして利用して豚肉を生産し、地域の加工メーカー(株式会社東北ハム)と連携してウイナーソーセージやロースハムなどを製造します。
このように、地域産原料を活用した安全で安心な美味しい加工食品を、安定的に消費者の皆さまに提供できる体制を構築したいと考えています。
これまでに、商品化につなげた豚肉加工品は、山大生たちが地元のスーパーマーケットで試食会やアンケート調査を行い、株式会社東北ハムと一緒に改良を重ねてきたことから、エサから庄内産の豚肉加工品として、庄内地域で人気商品になりつつあります(山形大学ブランド(スマート・テロワール)あらびきウインナーは、令和元年度やまがたふるさと食品コンクールで山形県知事賞を受賞)。
本プロジェクトが目指している構想は、家畜堆肥の他に、下水道資源、加工残渣などの地域肥料資源もフル活用して土壌の質を改善し、穀物の⽣産性を向上させ、その規格外品や飼料用トウモロコシなどを地域飼料資源として有効活用して畜産物を生産します。
さらに、その地域産農畜産物を原料として地域内で加⼯⾷品を製造し、地域内の消費者に提供することにより、輸入食料に依存した大量生産・大量消費の経済システムから脱却し、多様なステークホルダー(農業者、加工メーカー、小売店、消費者等)の協働活動によって、食と農に関する経済を地域内で循環・完結させ、地域住民の消費をベースとした持続可能な循環型農村経済圏(スマート・テロワール)を山形県庄内地域に構築することを目指しています。
さらに、本プロジェクトは、向都離村による人口減少と農業の衰退、地方消滅が懸念される地方の農村において、農業・農村こそ、最大の発展産業であることを証明するためのプロジェクトです。
”帰りなん いざ 田園将に蕪なんとす(陶淵明,427年)”
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本プロジェクトを通じて寄付を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。
<内容>
・個人の場合:2,000円以上の寄付をされた方は、寄付金領収書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」を受けられます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。
・法人の場合:「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。
※寄付の受領日(領収日)はREADYFORから本学に入金された日になります。
※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。
「プロジェクト終了要項」
運営期間:2021年10月1日~2022年3月31日
運営場所:山形県鶴岡市高坂字古町5-3 山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センター
運営主体:山形大学農学部 教授 浦川修司
運営内容詳細:
食と農に関する経済を地域内で循環させる持続可能な循環型農村経済圏を構築するため、その核となる加工食品の原料である穀物を収穫するのに必要な穀物収穫用ハーベスタ(普通型コンバイン)を購入する。
三重県鈴鹿市出身 専門は畜産学、 三重県職員、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所を経て、山形大学農学部へ。 単身赴任生活15年、未だに遠距離兼業農家として、年に数回は飛行機で三重に戻り、農業に従事
5,000円
・感謝のお手紙
・寄付金領収書
・プロジェクトの活動報告書(紙媒体で郵送させていただきます)
※寄付金領収書のお名前は、「ギフトお届け先」にご登録いただいたお名前となります。
※ギフトお届け先と「寄付金領収書」の送付先が異なる場合は、お手数ですが、別途メッセージをいただけますと幸いです。
10,000円
・感謝のお手紙
・寄付金領収書
・山形大学ブランドの豚肉加工品
あらびきウインナー200g、ロースハム72g、
ベーコン80gを各1パック
*本リターンの履行は、必要な「食品衛生許可証」を取得している株式会社東北ハムより発送いたします。
・プロジェクトの紹介冊子
※寄付金領収書のお名前は、「ギフトお届け先」にご登録いただいたお名前となります。
※ギフトお届け先と「寄付金領収書」の送付先が異なる場合は、お手数ですが、別途メッセージをいただけますと幸いです。
30,000円
・感謝のお手紙
・寄付金領収書
・山形大学ブランドの豚肉加工品
あらびきウインナー200g、ロースハム72g、
ベーコン80gを各2パック
*本リターンの履行は、必要な「食品衛生許可証」を取得している株式会社東北ハムから発送いたします。
・プロジェクトの紹介冊子
※寄付金領収書のお名前は、「ギフトお届け先」にご登録いただいたお名前となります。
※ギフトお届け先と「寄付金領収書」の送付先が異なる場合は、お手数ですが、別途メッセージをいただけますと幸いです。
50,000円
・感謝のお手紙
・寄付金領収書
・山形大学ブランドの豚肉加工品
あらびきウインナー200g、ロースハム72g、
ベーコン80gを各3パック
*本リターンの履行は、必要な「食品衛生許可証」を取得している株式会社東北ハムから発送いたします。
・プロジェクトの紹介冊子
・出前講演会
ご要望がございましたら、山形大学が推進している「スマート・テロワール」構想についての講演にお伺いします(対面での講演またはzoomを用いたWeb講演)。
※令和4年3月までの期間で日程を調整させていただきます。
※対面での講演につきましては、山形県内の場合は旅費は必要ありませんが、県外の場合は旅費の負担をお願いします(謝金は必要ありません)
※寄付金領収書のお名前は、「ギフトお届け先」にご登録いただいたお名前となります。
※ギフトお届け先と「寄付金領収書」の送付先が異なる場合は、お手数ですが、別途メッセージをいただけますと幸いです。
三重県鈴鹿市出身 専門は畜産学、 三重県職員、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所を経て、山形大学農学部へ。 単身赴任生活15年、未だに遠距離兼業農家として、年に数回は飛行機で三重に戻り、農業に従事