子どもも大人も「ただいま~」地域に根ざした居場所をつくりたい!

子どもも大人も「ただいま~」地域に根ざした居場所をつくりたい!

支援総額

859,000

目標金額 700,000円

支援者
78人
募集終了日
2021年8月2日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

1.ネクストゴールの金額「40万」

2.資金使途「家賃・水光熱費など、新拠点の維持費1年分」

 

 

 

子どもたちが安心して帰って来れる居場所を守るために

 

 

★皆様初めまして

 

 先ずはこのページをご覧いただいてありがとうございます。

私は福岡市東区箱崎にある学童保育所「どんぐりひろば」で主任放課後児童支援員をしている長嶋 成(しげる)37歳です。

 

 私は保育園や民間学童保育所など子どもと関わる職場や、水道局勤務を経て、再び学童保育の現場へ。「どんぐりひろば」に関わり出して3年目とまだまだ日が浅いのですが、目の前の子どもたちの幸せを願いながら「子どもたちとどう関わればよいか?」を自問自答しつつ、日々の保育に奮闘しています。

 

 

★「どんぐりひろば」はこんなところです

 

 私が働いている「どんぐりひろば」は、有志のお母ちゃんたちが集まり立ち上げた、民設民営の学童保育所です。

「個性を認め合う新しい学童保育所を箱崎地域に作りたい」

「あそびや自分のやりたい事に没頭し、思いっきり楽しめる放課後の時間を子どもたちに保障したい」

「支援員の目や想いが行き届く、少人数でアットホームな、子どもも親も安心できる居場所にしたい」

という強い想いの元、2017年に開所しました。

https://readyfor.jp/projects/dongurihiroba

(4年前、どんぐりひろばを立ち上げるにあたり、みなさまにご協力いただいたクラウドファンディングのページです)

 

 立ち上げから4年、公的な補助金などは一切受けられず、それでも「子どもたちの帰りを温かく迎える場所」としてこれまで何とかやってきました。

「誕生会でのプレゼント開封にみんな         「毎年恒例のアイススケート!」

興味津々!」

    「室内クライミング!?」       「子どものオアシス上杉商店のかき氷」

 

「みんなで食べれるアレルギー対応のおやつ提供」   「手作りおやつ・お結び作り」

 

 

 この4年間、少しずつではありますが利用者も着実に増えていき、「これからもまだまだやるぞ!」と意気込んでいたところ、実は開所当所からの懸念事項が、今年度に入り現実味を帯びてきました。

 

 それは、今現在どんぐりひろばが拠点として貸して頂いている建物が、九州大学移転のための区画整備の影響を受ける形で今年度いっぱいで使えなくなる。つまり、早急に拠点を移す必要がある、ということ。

 

 今後のことをどうするか、運営スタッフ・保護者・自治会など、地域の様々な方々に相談し「新たな拠点」探しを行うことになりました。

 

 地元の不動産屋をまわり、空き家を見つけては近所の方に聞き込みをし、あの手この手を尽くしましたが、民間の学童保育所に貸し出してくれる物件はなく、あったとしても今の運営状況では支払えない家賃だったりと、なかなかいい物件が見つからずに途方に暮れていたその時、運命的な出会いがありました。

 

 箱崎周辺でまちづくり・地域づくりに尽力されている株式会社SAITOの斎藤康平さんの紹介で、福岡でも有名な神社・筥崎宮の参道脇にある古い二階建てアパート、その路面店舗部分を貸してくださる方と巡り会えたのです!

 

 早速内覧を行ったのですが、何年も空き店舗の状態だったため、室内の痛みは相当なもの…。

 

 この状態では、とても安心して保育が出来ません。使うにしても、何らかの改装工事が必要です。先ず、新たな拠点にかかる改装費を確認しました。

 

 最初に取った見積もりで出てきた改装費用はなんと120万円!

 

「無理やん…」


   現実を見て一度泣きそうになりながらも、再度見積もりを取り直し、ひとまず安全に使える状態にするための必要最小限の改装工事を業者さんにはお願いして、自分たちで出来る所は自力でやっていこうということになりました。福岡中小建設業協同組合さんの全面的なご協力のおかげで、かかる経費はなんとか70万円くらいにおさめられそうです。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

★無いなら作る!

 

 補助金のない民設民営の学童保育所では子どもたちの保育料だけで「家賃」「おやつ」「工作の材料」「遊び道具」「人件費」等、全てを賄っている状況です。運転資金も余裕はありません。

 そんな中で改装に掛かる費用を捻出するとなると、保護者への更なる金銭負担をお願いせざるを得ず、そうなると利用が続けられなくなる家庭も出てきそうです。子どもが通いたくても通えない。保護者としても通わせたいけれど、通わせられない。そうなってしまっては、本末転倒…。

 

 そこで、運営スタッフと話し合った結果「クラウドファンディングで広く協力を呼び掛けてみよう」と言うことになりました。

 

 

▼プロジェクトの内容

 

★一人でも多くの人に関わってほしい!

 

 必要最小限の改装工事等に70万円。それと同時に「みんなで協力して新たな居場所を作り上げるぞ!」と考え方を切り替え、内装の塗装は運営スタッフだけではなく子どもたち、保護者にも呼びかけて行うことにしました。この改装・内装工事にかかる費用の捻出に、みなさまのお力添えをいただきたいと考えています。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

①「子どもの成長発達を助ける保育」の実践

②「熱中してあそび込める」居場所作り

③「子どもも大人も居るだけで安心できる」居場所作り

 

 

★どんな風に進めよう?

 

~塗装工事を通して「自治の力」を育む~

 子どもたちと改装作業を行うにあたって、特に高学年である5.6年生へのアプローチとして、一つ大きな考えがありました。

 

 それは、この時期の子たちには成長発達の視点から見て、「自分たちで物事を決めその目標に向かって力を合わせて向かっていく」という「自治の力」がとても大切になってくるということ。

 この5・6年生の時期の子どもたちの心は、非常に不安定になり、自分でも理由がわからない「イライラ」や「モヤモヤ」といった「どうしようもない感情」が襲ってきて周りに当たったり、反抗してしまうのですが、この「どうしようもない感情」「仲間」「同じ目標」「力を合わせて」向かう為の「動力源」に使えるのではないか?いや、ちょうどいい機会だ!

 

 今回の新拠点での<塗装工事>は、目標に向かって仲間と力を合わせる、高学年が迎える思春期の準備に絶好の機会と捉えています。

 

 どんぐりひろばにはまだ5年生までしかいませんが、夏休みに入る前に今回のプロジェクトを子どもたちに話し、塗装に必要なものや量、費用、塗り方や乾燥に必要な時間など、ありとあらゆることを調べて、買い物も行って8月に引っ越しまで済ませよう!と、考えています。

…が、そんなに旨く行くことばかりではないでしょう。必要な物がわからなかったり、量が多すぎたり、綺麗に塗れなかったり、色々問題がでて来るでしょう。

 

 でもそんなことはどうでもいいんです。肝心なのは「目標に向かっている過程」。結果よりもプロセスが大事ですから。

 

 そうやって、時には喧嘩したり、分からないことに挑戦したり、失敗しても笑い合って、とっても大変な「生まれ変わり」を乗り越えて行ってもらいたいのです。

「ハコぽっぽの準備を進める高学年、を見つめる低学年の子たち」

 

 

②:18時までの開所~子どもがあそび込める時間を大人が保障する~

 今回の新拠点に移ることで、やっと実現できそうな願いがあります。

 それは「子どもがあそび込める時間を大人が保障する」こと。夏季(サマータイム)の18時までの開所時間の延長です。

 

 現在、どんぐりひろばの開所時間は「下校~17時」までとなっています。これは、4年前の設立時に決められた時間で、当時は低学年の子どもしかいなかったこともあり、17時までの開所で特に問題はありませんでした。

 

 しかし、現状は違います。

 

 小学校からどんぐりひろばまでは、徒歩で約30分。5年生ともなると、下校し、どんぐりひろばに「ただいま~」と帰ってきて、おやつを食べたら既に16:30になっています。そこから、宿題をする子は気持ちが落ち着かず「時間に追われる」ように宿題をし、最後まで終わらずに帰ることもしばしば。また、あそびを見つけようにも、残り30分しかない状況に「あそびへの意欲」も湧かず暇つぶしの読書だけで終わる子も多いのです。

 

「たかが1時間

 されど、この「1時間」で子どもたちが学童で過ごせる時間は大きく変わります。

 

 あそびに没頭している子は「もう1時間あそび込む」ことが出来ます。大量の宿題に追われた子は「読書でゆっくり休んだ後でもあそべます。」製作であそんでいる子は「より凝った物を作る」でしょうし、「作った後にあそび込む」ことも出来るでしょう。飽きるまであそんでも「違うあそびであそび込む」ことが出来ます。 

 外遊びではー。いつも先に帰らなくてはいけなけど、最後まで地域の子たちと「同じ時間まであそび込む」ことが出来ます。

 

 こうして「あそび込んだ」子どもたちは、「一つのことに集中して取り組む」ようになります。あそびがつまらなくなれば、何か面白くなるような「ルール」を取り入れようとします。子どもたちで決めたルールは、下手に大人が決めたルールよりも守られ、破ることがあれば子ども同士で注意します。

 

 そうやってあそび込まれたあそびは、仲間内だけでなく他の子とも同じあそびで仲間に誘い込んでいきます。実際、近所の小さな公園ではどんぐりひろばの子どもたちと、地域の子どもたちとで「あそびでつながる大きな仲間」が生まれているのです。

 

「オリジナルのあそび『スーパースワード』であそぶ子どもたち」

 

 新拠点となる物件は、子どもたちが通う小学校から歩いて徒歩2分。放課後の子どもたちが、すぐにどんぐりひろばに来てあそびを始めることが出来る、絶好の立地です!

 

 ここなら子どもたちがたっぷりとあそび込める「放課後の時間を保障」することが出来ます。色んなことで「あそび込む」ことが出来た子どもたちはきっと「また明日やろうね!」と、明日への活力を持ち帰れると思うのです。

 

 

③~子ども・大人・地域...繋がりから生まれる安心感を目指して~

 学童保育所としてだけではなく、これまでもどんぐりひろばの活動の一つとして、子どもと一緒に大人も育つことを大切にしてきました。

 保育の中では「子ども」が中心ですが、「大人」も共に育つことで、より一層充実した「子育て」が出来ますし、知らないこと・新しい事を知ることで「大人」がイキイキしてきます。

 

 そこで、大人に向けた講座が「ぐりべん」です。

「どんぐりひろばの親のための子育て・自分育て強会(略して「ぐりべん」)」を定期的に開催(どんぐり以外の大人の参加も可能です)。その道のプロをお呼びして、大人同士の学びの機会、繋がりを作る機会を設けてきました。

 

 ”ひとりぼっちにならない”子育て、新米母ちゃん・父ちゃんや子育てに悩んでいる人に、先輩母ちゃん・父ちゃんや専門家からのアドバイスが聞け、更にはちょっとしたことでも気軽に話せる繋がりがあれば、一人で抱え込みすぎた結果の悲惨なニュースを聞くこともなくなることでしょう。子育てにまつわる色んな気持ちを共有できる、話を分かち合える居場所をこれからも目指していきます。

 

「ぐりべんで学ぶ保護者のみなさん」

 

 新しい拠点では、この「ぐりべん」の他にも、地域の子どもだけでなく、大人の居場所・交流の場にもなれるようなアイディアを温めている所です。

 筥崎宮参道のすぐ脇という立地の良さを生かして~

 

 

 

最後に...

 これまで、どんぐりひろばは本当にたくさんの方々から助けられてきました。特に、立ち上げ期から長きにわたり支援・協力をしてくださっている箱崎自由学舎えすぺらんささん。たくさんご迷惑もおかけしましたが、いつも寛大な心で対応してくださり、感謝しかありません。

 

 お世話になった方々は挙げればキリがないのですが、地域との交流の中で、子どもたちはたくさんの体験をさせていただき、見守ってもらってきました。その繋がりの中で、少しずつではありますが、箱崎地域での「学童保育活動」に理解が生まれてきているのは確かです。

 

 新拠点でも、地域の方々とどのように繋がって行けるのかを模索しながら、より地域密着型の居場所を目指したいなと考えています。

 

この新しい拠点が子どもたちの「安心してただいま!と帰って来られる居場所」になれるよう。

 

「地域の方々にも愛される場所」になれるよう。

 

「この箱崎で学童保育を続けて行ける」よう。

 

みなさまのお力をお貸しいただけると幸いです!
温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします!!

 


【プロジェクト終了要項】

●オープン完了予定日    
2021年8月

 

●建築・改修場所    
福岡県福岡市東区箱崎1-45-19 延年荘

 

●建築・改修後の用途    
学童保育所、地域交流の場として使用

 

●その他    
イベント開催や勉強会の場としても使用

 

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プロフィール

福岡市で学童保育に携わって8年ほどが経ちました。 福岡市の学童保育はどこもマンモス化していて、狭い室内に100人を超える子どもたちが生活しています。 そのため支援員は子どもの安全を気にするあまり、色んな事に制限を掛けて安全を確保しようとしてしまい、子どもの自由を剥奪してしまうことになってしまっています。 そんな現状では子どもたちの「豊かな放課後」の時間を保証することにはなりません。 私の行う保育は「好きなあそびを、好きな子と心行くまであそび込む為の環境つくり」「道具を使い作った物であそぶ」「人を傷つける行為(心と体)だけは許さない」「ゲームではなくリアルを楽しむ」等のことを念頭に子どもたちと向き合っています。 「子どもの豊かな放課後!」を目指して日々子どもたちとあそんでおります!

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リターン

3,000


全額応援!3000コース

全額応援!3000コース

・心よりのお礼と活動報告をメールでお送りします

支援者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

10,000


全額応援!10000コース

全額応援!10000コース

・心よりのお礼と活動報告をメールでお送りします
・全額をプロジェクトの資金に充てさせていただきます

支援者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

10,000


お名前掲載コース

お名前掲載コース

・心よりのお礼と活動報告をメールでお送りします
・新拠点の壁にお名前(もしくはニックネーム)を掲載いたします

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

30,000


全額応援!30000コース

全額応援!30000コース

・心よりのお礼と活動報告をメールでお送りします
・全額をプロジェクトの資金に充てさせていただきます

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

30,000


見学会にご招待コース

見学会にご招待コース

・心よりのお礼と活動報告をメールでお送りします
・完成した新拠点を見学していただけます
・どんぐりひろばの活動の様子をご覧いただけます
・子どもの居場所づくりの相談にお応えします

※2021年8月以降に見学会を設定します。ご都合のいい日をお選びいただき、ご参加ください。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

50,000


全額応援50000コース

全額応援50000コース

・心よりのお礼と活動報告をメールでお送りします
・全額をプロジェクトの資金に充てさせていただきます

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

50,000


ぐりべんフリーパスコース

ぐりべんフリーパスコース

・心よりのお礼と活動報告をメールでお送りします
・ぐりべん「どんぐりひろばの親向け勉強会」に無料でご参加いただけます
・年に5回(7月・10月・11月・12月・1月)企画予定です
・開催場所は箱崎周辺になります
・詳細は購入の方にメールにてお知らせいたします

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

プロフィール

福岡市で学童保育に携わって8年ほどが経ちました。 福岡市の学童保育はどこもマンモス化していて、狭い室内に100人を超える子どもたちが生活しています。 そのため支援員は子どもの安全を気にするあまり、色んな事に制限を掛けて安全を確保しようとしてしまい、子どもの自由を剥奪してしまうことになってしまっています。 そんな現状では子どもたちの「豊かな放課後」の時間を保証することにはなりません。 私の行う保育は「好きなあそびを、好きな子と心行くまであそび込む為の環境つくり」「道具を使い作った物であそぶ」「人を傷つける行為(心と体)だけは許さない」「ゲームではなくリアルを楽しむ」等のことを念頭に子どもたちと向き合っています。 「子どもの豊かな放課後!」を目指して日々子どもたちとあそんでおります!

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