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昭和の時代に途絶えた「幻の大屋納豆」を多くの方に届けたい

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支援総額

24,000

目標金額 200,000円

支援者
3人
募集終了日
2021年7月1日

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プロジェクト本文

初めに

当ページをご覧いただきありがとうございます。

この度、故郷の秋田県横手市にUターンして、当地で伝統納豆の製造をはじめた、株式会社キツ商会 代表の阿部久和と申します。

 

 

プロジェクトの概要

横手市の大屋地区には、古来より「大屋納豆」と呼ばれる納豆が伝えられていました。

この大屋納豆は、わらに棲む納豆菌で発酵させる、伝統的な製法で作られているのが特徴です。

私の曾祖母もこの納豆作りに勤しんでいた一人でしたが、50年ほど前にこの納豆の製造は途絶えてしまいました。

 

私は若いころに故郷の横手を離れ、長年県外で、社会福祉士として福祉事業に携わってきました。

そんな私が畑違いの納豆の製造に携わることになったのは、この伝統納豆を作ることで「多様な社会問題を解決する」ことが出来ると考えたからです。

その一つが障害を持つ方の経済問題。 

 

私たちは曽祖母の製法をもとに多くの試行錯誤を重ね、ついにこの納豆を再現することに成功しました。この幻の「大屋納豆」を多くの方に知っていただくとともに、今まで体験したことのない、本来の納豆の味をお届けします。

 

 

大屋納豆の歴史

秋田県横手市には「大屋納豆」と呼ばれた納豆が伝えられていました。この納豆はわらに棲む納豆菌で大豆を発酵させる、伝統製法で作られた納豆。その歴史は古く、少なくとも数百年、一説には千年近いとも伝えられています。

 

平安時代末期、後三年の合戦でのことです。進軍中の源義家は、現在の秋田県横手市大屋地区で大雪により足止めされてしまいます。食料に困った義家は村人に大豆を煮させ、わらで包むと馬の背に載せました。

 

そのうちに馬の体温で温められた煮豆は、糸を引き香りを放ちはじめます。わらの納豆菌で煮豆が発酵して、納豆に変化していたのです。こうして生まれた納豆の製法は、村人によって代々伝え続けられました。これが千年近い歴史を持つ「大屋納豆」のはじまりといわれています。

(諸説あります)

 

こうして納豆づくりが盛んになった大屋の里では、かつては多くの家に「納豆の室」がありました。冬になると中に焼けた石を備え、その熱を利用して納豆を作るためです。

 

作った納豆は朝早くから各家の「ばっぱ」(おばあさん)が雪深い道を町まで歩き売ります。その姿から「大屋の納豆売りばっぱ」と呼ばれて親しまれていました。私の曾祖母である阿部キツも、大屋で納豆づくりに勤しんでいた一人です。

 

 

キツのつくる納豆は評判がよく、時には招かれて納豆づくりの指導をするほどでした。

しかし次第に製造に適したわらは入手困難に、わら納豆の製造販売の許可も厳格になるなど、製造販売が難しくなり、昭和40~50年頃に商いとしての大屋納豆は途絶えてしまいました。

 

私はこの話を地元の古老から聞き、今は亡き曾祖母の作っていた大屋納豆を知りました。

そして、この納豆に社会を変える可能性を感じた私は、大屋納豆を復活させようと決意しました。

 

伝統製法を再現する

大屋納豆と普通の納豆の一番の違いは発酵方法。

大屋納豆は天然のわらに棲む「天然の納豆菌」で発酵させる伝統製法です。現代では納豆製造に人工培養した「純粋培養納豆菌」を使う製法がほとんど。昔風のわら納豆を見かけることがありますが、その多くは人工培養した納豆菌を添加しています。

 

しかし昔と全く同じ製法では衛生基準を満たせず、製造許可が受けられません。納豆を包むわらは洗浄した後で煮沸して殺菌消毒しています。それでも納豆菌は熱に強い性質があり、雑菌は死滅しても納豆菌(胞子)はわらの中に生き残ります。しかし、生き残っている少量の納豆菌では発酵が安定しませんでした。

 

それでもあきらめず数百回も試行錯誤した結果、昔と同じように無農薬栽培のわらと大豆を使うと、納豆菌の発酵力を引き出せることを発見したのです。

 

 

こうして2年の歳月をかけ安定した発酵技法が確立できました。

そして保健所からご指導を頂き、食品製造許可(納豆)を取得し、試験的な販売を経て、令和3年から全国販売できる体制が整いました。

 

安心のために

私たちは仕入れた原料に農薬が使われていないことを確認するため、検査機関に依頼し149項目もの残留農薬一斉分析検査を実施しております。

残留農薬一斉分析検査結果はこちらのページから

 

最初はそのまま味わってください

ひと口目は、ぜひそのままで味わってください。

豆本来の風味とともに、天然菌ならではの奥深く野趣のある味わいが楽しめます。

これこそが本物の納豆の味。一生に一度は食べていただきたい一級品です。

 

大屋納豆には納豆のタレをつけていません

ほとんどの納豆のタレには化学調味料や添加物が使われています。

この納豆のタレは、簡単に「わかりやすい美味しさ」を作りだすことが出来ます。

しかしこの大屋納豆は化学調味料入りの納豆のタレがなくとも美味しく召し上がれる納豆です。

お好みの塩や生醤油などシンプルな味付けでお召し上がりください。

 

大屋納豆は1本250g入りの大きな納豆です

市販の納豆は1パック40g前後、つまり大屋納豆は一本で6~7人分あります。

多くて一度に食べられない場合は、ラップで小分けにして冷凍すると1か月程度は保存できます。食べるときに必要な分だけ自然解凍してお召し上がりください。

 

私たちのミッションは「伝統×福祉」の力で社会問題を解決すること

私たちが暮らす社会には多くの問題が存在しています。

例えば障がいを持つ方が抱える経済的な問題もその一つ。

 

一般企業への就職が難しい障がいを持つ方は、福祉的な就労施設で働く方が多く、その給与(工賃)は1か月働いても1万6千円程度です。

(全国平均ですから地方ではもっと低いことも多いのですが・・・)

これでは障害年金を足しても生活保護以下の水準にしかなりません。

 

厚生労働省調査 令和元年度工賃(賃金)の実績についてより引用

https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000760673.pdf

 

それでも関係者の努力により、わずかではありますが改善されているのです。

今から20年ほど前。

当時学生だった私が障害者施設で実習していた頃は、さらに少ない給与でした。

 

その時に考えたのが「障害を持つ方が普通の収入を得られる仕組みを作れないか」です。

 

しかし、現実は厳しく、簡単でないことはすぐにわかりました。

企業から単純な内職仕事を受注してもわずかな収入にしかなりません。

中には独自製品を作って販売できないかと考える施設もあります。

しかし、一般企業に対抗できる付加価値の高い製品を通常の施設が作るのは困難です。

 

大企業と競合しない個性と価値をもつ製品がないものか・・・。

そんな製品があれば、障害を持つ方の収入増が実現できるのではないか。

これは長年私が考え続けていたことでした。

そして大屋納豆の話を聞いたとき、この納豆で問題を解決できると感じたのです。

 

たとえば大屋納豆をつくるには、多くの人の手をお借りする必要があります。

収穫した稲をはぜかけして収集するのも、わらを一本ずつ選別して加工するのも手作業です。

私たちは、これを単なる製造コストではなく、多くの人に生業を生み出す仕組みだと考えました。

そこにはハンディを持つ人が活躍できる場が生まれるのではないかと。

 

そして手仕事の多さと原料の希少さは多量生産を困難にします。

この大屋納豆の持つ強い個性と特徴は、大企業と競合することはないはず。

これが私が大屋納豆を作り始めた理由です

 

納豆が生業を生み出す仕組み

 

キツ商会では、納豆用のわら加工をすべて障がいを持つ方が働く施設に委託しています。

つまり大屋納豆を購入する方が増えれば、それだけ障害を持つ方の就労機会が増えることになります。

 

お仕事を施設にお願いしています

 

プロジェクトで実現したいこと

この大屋納豆のおいしさには自信があるのですが、製造工程はすべて手仕事のため少量ずつしか生産できません。また、使用している原料は希少かつ高価で、手仕事に相応の対価をお支払いしていることから、販売価格は極端に高くなってしまいます。

 

このため一般のお店で売ることは難しく、販路はネット通販に限定しています。

たとえ少量でも安定して注文を頂くことができれば、その売り上げで障がい者雇用を支援できるソーシャルビジネスが成立します。

 

その実現のためにも、大屋納豆を多くの方に知っていただきたいのです。

購入してくださる方が増えれば、より多くの仕事を施設にお願いできるようになります。

どうかこのクラウドファンディングにご協力をお願いいたします。

 

 

資金の使い道

大屋納豆の商品代等

返礼品の送料

READYFOR手数料

に充てられます。

 

※リターン品の食品は商品製造発送に必要な食品衛生責任者の資格と食品衛生法に基づく営業許可書、製造業許可は取得済みです。

 

※現状、極少量生産の発酵食品ですので、発送日時のご指定を頂けない状況です。

 

※新型コロナウイルスの蔓延状況等の不測の事態によって、リターン品の製造・発送が遅延する可能性がございます。その場合は発送時期が遅れる可能性がありますのでご了承ください。

 

※何らかの事情によりリターン品の製造・発送が不能になった場合は返金対応させていただきます。

 

 

 

その他、製品の詳細は当社サイトにて

https://kitsushokai.com 

「株式会社キツ商会」

秋田県横手市大屋新町字新町61

電話01892-33-4960

 


【プロジェクト終了要項】

リターンの発送完了をもってプロジェクト終了となります。

 

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

秋田県横手市で伝統納豆の製造を行っている株式会社キツ商会です。 「伝統×福祉」の力で社会問題を解決する地方発のソーシャルベンチャー企業を目指しています。

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リターン

1,000


alt

気軽に応援コース

リターンはございませんが、ご支援くださった方に感謝のメールをお送りいたします。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

6,000


大屋納豆2本セット応援コース

大屋納豆2本セット応援コース


わらに棲む天然の納豆菌で発酵させる、
伝統製法の希少なわら納豆です。

内 容 量: 250g(1本あたり)
原材料名: 大豆 (国産)
賞味期限: 10日
保存方法: 冷蔵
配送方法: 冷蔵便でお届けします

支援者
2人
在庫数
23
発送完了予定月
2021年7月

10,000


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全力で応援コース

リターンはございませんが、全力でご支援くださった方に感謝のメールをお送りいたします。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

12,000


大屋納豆2本セット×2か月応援コース

大屋納豆2本セット×2か月応援コース

大屋納豆2本入り1セットを月に1回、
2か月に分けお送りします。
(合計4本)

わらに棲む天然の納豆菌で発酵させる、
伝統製法の希少なわら納豆です。

内 容 量: 250g(1本あたり)
原材料名: 大豆 (国産)
賞味期限: 10日
保存方法: 冷蔵
配送方法: 冷蔵便でお届けします。

支援者
1人
在庫数
14
発送完了予定月
2021年8月

18,000


大屋納豆2本セット×3か月応援コース

大屋納豆2本セット×3か月応援コース

大屋納豆2本入り1セットを月に1回、
3か月に分けお送りします。
(合計6本)
わらに棲む天然の納豆菌で発酵させる、
伝統製法の希少なわら納豆です。

内 容 量: 250g(1本あたり)
原材料名: 大豆 (国産)
賞味期限: 10日
保存方法: 冷蔵
配送方法: 冷蔵便でお届けします。

支援者
0人
在庫数
10
発送完了予定月
2021年9月

100,000


秋田県内限定  出来立て納豆6本を代表自ら手渡しお届けコース

秋田県内限定  出来立て納豆6本を代表自ら手渡しお届けコース

出来立ての大屋納豆6本セットを
代表の阿部が直接お届けさせていただきます。
日程を調整し8月までにはお伺いさせて
いただく予定です。
(感染拡大防止のため秋田県内限定です)
(感染症の蔓延状況によってお届け時期を
変更させていただくことがございます)
(交通費や宿泊費はいただきません。)

わらに棲む天然の納豆菌で発酵させる、
伝統製法の希少なわら納豆です。

内 容 量: 250g(1本あたり)
原材料名: 大豆 (国産)
賞味期限: 10日
保存方法: 冷蔵
配送方法: 直接お届けします。

支援者
0人
在庫数
1
発送完了予定月
2021年8月

プロフィール

秋田県横手市で伝統納豆の製造を行っている株式会社キツ商会です。 「伝統×福祉」の力で社会問題を解決する地方発のソーシャルベンチャー企業を目指しています。

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