農業倶楽部”イチカラミナマデ”の立ち上げ支援と部員募集します！

 

 

 

ページに来ていただいてありがとうございます！初めまして　P.group　代表取締役副社長　総料理長　森本尚志です！15年前の2006年、先輩（現社長）の玉井に誘われ地元に帰りcafe　polkadot　を立ち上げました。今では奈良県に合計8店舗の飲食店を展開しています。

 

なぜ農業？と思われる方も多いと思われますので、長文になりますが経緯を聞いていただければ幸いです

 

 

 

 

自分自身料理人ということもあり、もともとおじいちゃんも農家で野菜作りには興味がありました。たるたる農園樽井氏と、ミニマルライフ瀬川氏との出会いで稲刈り体験をさせていただき、当時勤務の弊社スペイン料理店hooplaでパエリアを提供していたこともあって「お米つくってみいひん？」とのお誘いがきっかけでした。

 

グループ皆での米作り！面白そうじゃないか！と僕たちは立ち上がったわけです。

 

 

なんといっても弊社の社訓は

 

「いちいち楽しむ」

 

それから共同米作りを5年間、週一という少ない時間ですがスタッフのできる範囲でお手伝いさせていただきました。そこから得た学びや辛さ、豊かさを伝えて行くために今回のプロジェクトを発案することとなるわけです。

 

 

 

 

社内の食育や食材への感謝、運動不足解消、コミュニケーションなどという意図ももちろんあったのですが、一番僕が感じたのは「生きている」という感覚でした。

 

土を触って汗をかき働くこと　昔から人間がやってきたこと；すがすがしい疲れや虫たちや生き物、水の流れが　何か忘れていた物を思い出させてくれるような感覚でした。どこか懐かしい幼少期に外で走り回って遊んだような感じ！

 

種をまき植える　花が咲き　実がなる本当にシンプルですが忘れていた豊かさ。そんなことに気付かされました。

 

どんどんはまっていくうちに町の景色も違うように見えてきました。あの田んぼはもう田植えやってんのやーとか、ここではトマト育ててはる。この家のアジサイきれいやなー！とかとても小さなこと。野菜や植物を知るだけでこんなにも景色が変わってくるのかと。今まで白黒の映像が急にカラーになったかんじですかね笑

 

豊かさについて考えるようになりました。特に作業後のお昼ごはんの美味しさや自分達の作った野菜は格別です！もちろんお酒も笑

 

稲刈りイベントの後などの打ち上げのビールなんて染みわたりますよね！如何に美味しいく食べるか、美味しく飲むかも重要な事だなと痛感します。

 

 

僕たちが奈良でお店を初めてはや15年。スタッフ達にも家族ができて、いよいよ先人たちはよく言う　地に足をつけて考える時　世代を超えて残していける事　地域に根付いたお店になっていく為にしてゆくべき事。現実には無理かもしれませんが目標は大きく！

 

目指せ食料食材自給率100％！！自給自足への道！！

 

いちいち楽しみながら進んでいくことを決意致しました。

 

 

 

 

農業倶楽部”イチカラミナマデ”と名を打ち、部活動のような世代を超えた農業クラブのメンバーを募りその中で樽井氏　瀬川氏を講師と招き入れ農業をコーチングしていただこうと考えております。大事なのは仲間とグルーヴ！　いちいち楽しめる農を企画しています。

 

畑のヨガ、BBQ、キャンプ、盆踊り、LIVE、畑のレストランの様なイベントも盛りだくさんな内容！！

 

 

今までは弊社スタッフや友人とやってきましたが、この場所でお客様、農に携わりたい方や移住を考えている方、いろんな方と情報交換や学べるコミュニィテイを作っていき共有すべきだと思いました。

なんせ農作業は皆でやるのが楽しい！アイデアも多種多様で自由に。様々な事にチャレンジしていきたいと考えています。

 

しかし、まだまだ僕たちの畑は整備段階で道具や資材も殆ど無く環境は整っていません。ネットや鍬やスコップ一つとっても意外と資金がかかってしまうし、農業で生活ていくのはほんと厳しいと考えさせられます。

 

皆様には入部、農業資材や農小屋、ピザ窯の資材などの費用をご支援していただき様々な世代を超えた人たちが楽しめる畑作りにご協力頂ければ幸いです。

 

 

 

しかし農作業をやってきて感じたのはそれだけではありません。最終的に気付かされたのは農業の厳しさ、飲食との両立や人員不足、耕作放棄地と今後への課題だらけでした。

 

 

特に僕たちが教わっている農業は農薬や化学肥料を使わないため、数々の課題や手間の掛かる作業のオンパレード。特に真夏の除草作業は地獄の作業です。もともと農耕民族である日本人は昔どれだけ生命力に溢れていたかと気付かされました。

 

このままでは10年後農地は荒れ果てて行くばかりか、僕たちの世代の人間としての強さも失われていくのではないかと感じました。

 

2021年5月の農林水産省はが正式決定した「みどりの食料システム戦略」によると、2030年までに全農地の２５％を化学肥料使用料を半減にするとしています。

 

本当にそんなことできるのか？

僕たちに何か出来ることはないか？

 

飲食店として食の大切さや農業の楽しさや豊かさを伝えるために、少しでも農に携わって頂ける半農半Xという形や無理のない農業への携わり方はないかと考えました。いちいち楽しむ農業を目指し、体験型農業による地域の繋がりを作り、農家さんの手助けや少しでも農や食を意識し地域を守っていければと考えています。

 

 

２０２０年古代米田植え

こちらで昨年収穫した古代米　神荷穂は奥大和ビールさんで委託醸造していたき、オリジナルのクラフトビールを製作中。返礼品にも使わせて頂こうと考えております。

 

 

 

皆様もご承知の通り新型コロナウイルスによる飲食店の被害は目に余るものでした。今も尚続くコロナ渦の中で、地域に根付いたお店作りや地域に還元できる事を考えた時に、今まで続けて来た農を通して飲食店にできる事はないだろうかと思いました。

 

僕たちの強みは一次産業から六次産業への架け橋が容易にできる事、みんなが楽しめて食せるそんな畑を作ろうと試みました。コロナ前から耕作放棄地を2年ほどかけ開墾し、6年目から野菜も自分たちで作ってみようという考えに至りました。

 

 

 

コロナで休業中の間、少し時間もでき、お店の営業形態を変えたことから農業に向き合える時間が増えていきました。まだまだ土作りの段階ですが、甲斐もあり今は樽井氏指導の下ミニトマトやズッキーニなど少しずつ収穫もできるようになってきました。

 

 

 

小さな畑ですがここで体験農や食のイベントなどを開催する場を作ろうと考えています。しかし、まだまだ準備段階で農小屋や、日除けのための簡易ハウス、ピザ釜、ウッドデッキなどをできるだけ廃材などを使って政策していけたらと考えています。

 

youtubeもこれからどんどんUPします。畑の開墾動画ご覧ください。

 

 

植えていたさつまいもがイノシシに見事にやられてしまいました。獣害対策もきっちりしたいところです。

 

 

 

 

今農業に向かう若者はまだまだ少ないですが、大きな災害やコロナ・SDGｓの影響もあり若者達の方がより自然農への志向が強いと思います。しかし実際いきなりやろうとしても簡単にできる事でもありませんし、それで生活していくのにはハードルが高すぎます。

 

先ずは農に触れる事から始まります。

 

このプロジェクトを通して地域の繋がりやコミュニティが増えていくと、新規修農者さんの手助けになり、第一世代農家さんの技術蓄積を受け継ぎつつ、世代交代や耕作放棄地の有効利用・環境を守ることや子供たちへの未来にも繋がると考えております。

 

 

長文読んでいただきありがとうございます！！

地に足つけて頑張っていきますのでご支援のほどよろしくお願いいたします！

 

P.group 代表取締役副社長　総料理長　森本尚志