生乳廃棄を防ぐため、力を貸してください

自己紹介

初めまして。北海道の釧路で酪農を営んでいる、浅野と申します。

 

牛のブラッシングが大好きで、「牛掻き動画」をYoutubeで公開しています。

https://www.youtube.com/watch?v=cgntz9yMPdo

 

今回は「酪農を支援したい」

そんな思いを持った方に、是非ともご参加いただきたい取り組みがあります。

 

乳製品の「過剰在庫」問題

　実は今、酪農業界は危機的な状況を迎えています。

 

長引くコロナ禍で、生乳需要が減ってしまい、乳製品の販売が落ち込んでいるためです。

 

生乳は、生きている牛達が、毎日毎日生産してくれる食べ物なので、簡単に生産量を減らすことができません。

 

メーカーは、日持ちのするバターや脱脂粉乳などの製造を増やし、なんとか乗り切ろうとしてくれていますが、すでに在庫は山積みで、工場もフル稼働が続いています。

 

このままでは、早ければクリスマスの生クリーム需要がなくなる12月下旬にも、「生乳が行き場をなくしてしまう事態」になってしまうかもしれません。

 

「酪農を支援したい」そんな想いをお持ちの方へ

  そこで、今回、医療現場に乳製品を寄贈する「ミルクギフトプロジェクト」を立ち上げました。

 

皆様から頂いた支援を活用して、乳製品を購入。最前線で新型コロナと戦っている医療従事者の方々に、乳製品をお届けします。

 

生乳需要の拡大とともに、医療支援にもつながる取り組みとなっております。

 

このプロジェクトは、

• 酪農を支援したいが、自分で飲める量には限りがある
• すでに毎日、乳製品を消費しており、これ以上増やせない
• アレルギーや乳糖不耐症なため消費ができないが、酪農支援をしたい。

 

そんな方々の想いを受けて始まった「飲まずにできる酪農支援」です。

 

プロジェクトの内容

釧路市立病院に、「よつ葉　飲むヨーグルト」を100万円分を寄贈します。

 

今回は第一回ということで、私が就農している釧路地域で取り組みを行いたいと思います。

釧路市立病院は、地域で唯一の「指定コロナ病棟」を持っており、スタッフ1000名を数える重要な医療機関です。

 

寄贈は一度に行わず、週ごと、三カ月を目途に定期配送することで、医療機関の方々に、冷蔵庫を開ければいつでもヨーグルトが飲める！という環境を提供したいと考えています。

 

もちろん、活動は今後拡大し、支援期間や支援先（札幌、東京など他地域の病院やその他施設など）を増やしたいと考えています。

 

足元の乳製品需要は、来年3月まで低迷することが見込まれている他、今回積みあがった乳製品在庫を解消するためには、2～3年程度の時間がかかる可能性があるため、長期的な取り組みが必要になります。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

長引くコロナ禍で、最前線で戦う医療機関の方々は、心身ともに、大変な思いをしているでしょう。中には、食生活が乱れてしまっている方もいるかもしれません。

 

そんな医療機関の方々に、「冷蔵庫を開ければ、いつでもヨーグルトが飲める」という環境を提供し、少しでも皆様の健康増進・応援につながればと願っています。

 

また、飲食店の営業自粛により、販売不振が続いている酪農業界の乳製品在庫を少しでも減らし、生乳廃棄や生産調整の危機を乗り越え、アフターコロナの際には、急増するであろう乳製品需要に対応するべく、健康な牛と酪農家の生活を守っていきたいと思います。

 

更には、コロナが終息した後でも、「乳製品を誰かに贈る」という文化が育ち、

 

「酪農を応援しながら、恵まれない人を支援したい」という方々の想いを受けて、

 

医療機関や生活に困窮されている方、養護施設の子供たちなどに向けた活動を展開していきたいと考えています。

 

「医療機関に乳製品を贈る」

 

今回の取り組みを経て、新しい酪農支援、そして社会貢献の道につなげていきたいと思います。

 

皆様、ご支援のほど、よろしくお願いします！！

 

浅野　達彦

 

【寄贈に関して】※寄贈先である、釧路市立病院様より、今回寄贈する物品の受け入れとクラウドファンディングのストーリーに公表されることに関しての同意を得ております。