アメリカの大学で野球と勉強を続けたい

 

 

　私の次男、五十嵐路武は現在アメリカのニューヨーク州に位置する Herkimer County Community Collegeに通う19歳の男子大学生です。Herkimer County Community Collegeは2年制大学で、野球部はDevision３に属し、ここ最近では2018年・2019年で好成績を収めている学校です。そこで今野球と勉強に取り組んでいます。

 

 

　野球との関りを振り返ると、始めたのは小学4年生。地元の軟式野球チームで主に内野を守っていました。その後中学まで軟式野球でレギュラーとしてプレイしていましたが、チームも本人もそこまでの結果を残すことはできませんでした。その後、高校では硬式野球部に入り、甲子園を目指して日々練習に明け暮れていましたが、強豪校でないにもかかわらず、なかなか試合に出れませんでした。それでも諦めずに続けたことで、最後の最後にスタメンとして出場することができました。

 

 

　ここまで見ても、取り立てて目立った成績を残したわけでもないので、厳しい言い方をすれば、高校で野球をやめると考えても全然おかしくないと思います。実際に同じ学校の卒業生で高校後も続けている生徒は少ないです。

 

しかし、本人はそのころから少しずつアメリカという環境で野球をしてみたい、自分がどこまでやれるかチャレンジしたいと考え始め、高校３年生の８月にアメリカのコミュニティカレッジ（アメリカの公立の2年制大学、公立のため学費が安く、いろいろな人が通っている）のセレクションを受け、進学先が決まりました。

 

 

 

 

これまで、勉強でも野球でもどこかで甘さがあり、そこそこやればそこそこできると本気でやりきれていないと親の目から見て、もどかしさや歯がゆさはありました。それも本人の実力と割り切ってもいました。

 

また性格的にわりとクールなタイプで、あまり感情を面に出すほうではないので、このまま日本の大学に行って、野球をやめて、それもいいのかもと思っていましたが、本人から「アメリカで野球と勉強、両方頑張りたい。本気でやってみたい」という話があったので、それであれば、親としてできるだけのことはしようと思いました。クールに見えていたがそれだけ熱意があったんだと、親としてうれしかったのも覚えています。そこで今回のプロジェクトを考えました。

 

今回のプロジェクトでは、まずは留学の継続。継続することで、来年野球と学業の両方で結果を残せるチャンスができます。狙いとしては、アメリカの4年生大学への全額奨学金での編入ですが、それもかなり厳しい道であるのは、親としても承知しています。だからこそ、本人には野球と学業に専念できるよう、今回のプロジェクトは本人ではなく、親が実行することにしました。

 

 

 

 

いただいたご支援金は「４年制大学に編入するまでの資金のうち来年度の学費」として使用させていただきます。

 

初年度の学費は何とか調達できましたが、来年度分が未定です。銀行や国の機関などもあたったのですが、私自身の借り入れもあるため、現実的に厳しい状況です。そういった経済的な理由だけでなく、いろんな人から支援してもらえたという事実が、4年生大学編入に向けて本人にとって励みになり、また達成しなければという責任感を持つことにつながると考えます。大きな最終目標達成に向けた最初の一歩にとって、とても大きなメリットと考えています。

 

 

今回の海外への挑戦は、本人にとっても、また親にとっても、ものすごく大きな挑戦だと思っています。これまでの経歴から、軽々しく言えることではないのですが、目指すところは4年生大学の上、メジャーリーグでのプレイです。この無謀な親子の壮大な挑戦に、ぜひご支援を頂ければと思います。