支援総額
目標金額 140,000円
- 支援者
- 61人
- 募集終了日
- 2022年2月28日
小さなサビ猫を保護した話(その4)
リノちゃんの不妊手術が無事に終わり、後は保護猫カフェへの譲渡を待つだけとなりました。
私の手違いで捕獲してしまったリノちゃんですが、2か月間毎日お世話していたこともあり、別れの時が刻一刻と近づいてくるのは何とも言えない寂しさがありました。
そして譲渡が1週間ほどに迫ったある日、再びリノちゃんが食欲を失ってしまったのです。
私はリノちゃんの食欲不振には慣れていたので、1粒ずつドライフードを食べさせてあげました。
この頃のリノちゃんはある程度の量を手で食べさせると、食欲が戻って自分から食べるようになっていました。
ただ、最後まで手で食べさせないといけない日もあるので、リノちゃんの食欲の有無は私にとってかなりの関心事でした。
こうした食事光景は私にとって慣れっこになりつつありましたが、保護猫カフェで暮らすようになったら、1粒ずつ手で食べさせてもらうわけにはいきません。
保護猫カフェのスタッフさんは他の猫の世話で忙しいですし、リノちゃんだけに労力を割くことはできないからです。
そのため、保護猫カフェへ譲渡した後にリノちゃんがご飯を食べなくなったら、大変な迷惑を掛けてしまいます。
何より、思うようにご飯を食べられないリノちゃんが、今までにないストレスを感じるかもしれません。
リノちゃんがこのような状態なことを考えると、リノちゃんの譲渡は断念して家猫として迎える方がベターだと思われました。
しかし、この頃の私の家には先住猫のクロちゃんがおり、新たにリノちゃんを受け入れるのは難しく感じていました。
なぜなら、クロちゃんは人懐こいものの、他の猫が苦手だったからです。
リノちゃん以前にも病気やケガで預かった野良猫がいたのですが、ケージ越しに預かりの野良猫と対面したクロちゃんはひどく威嚇してしまい、最終的には全く近づかなくなってしまいました。
私はクロちゃんにストレスを与えない生活を理想としていたので、他の猫の受け入れは諦めざるを得なかったのです。
しかし、リノちゃんにだけはクロちゃんの威嚇が少なく、次第に距離感が縮まっていきました。
やがて、クロちゃんとリノちゃんは本当の兄妹のように仲良くなり、私が心配していたクロちゃんのストレス問題は杞憂に終わってくれました。
その後、私は保護猫カフェへ連絡して、譲渡の話を丁重にお断りしました。
そして、リノちゃんを我が家の2匹目の保護猫として迎え入れたのです。
全く違う場所で保護したので当然ながら血の繋がりはありませんが、クロちゃんとリノちゃんは本当に仲良く毎日を過ごしています。
もしあの時、保護猫カフェへリノちゃんを譲渡していたら、きっとクロちゃんも寂しい思いをしていたでしょう。
本当に偶然から始まったリノちゃんの保護ですが、今では私とクロちゃんにとって必然の出会いだったと思っています。
★この話を最初から読む⇒小さなサビ猫を保護した話(その1)
リターン
500円
感謝のメール【リターンがご不要な方向け】
我が家の可愛い保護猫画像を添えた感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 25人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
1,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫動画
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- 支援者
- 24人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
5,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫カレンダー
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- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫カレンダー&オリジナル保護猫ポストカード
我が家の可愛い保護猫の写真を添えた感謝のメールをお送りします。
今までに保護してきた猫たちの画像を用いたオリジナルカレンダーをお送りします。
保護猫の画像を用いたオリジナルポストカードをお送りします。
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年3月