ニュージーランドからママ美容師が挑戦！赤字脱却 ＆ アプリ開発

 ◇ 自己紹介 ◇ 
皆さん、初めまして。株式会社ギャフ 佐藤文香です。私は 日本とニュージーランドを行き来しながら、美容業界で働いています。

日本では、美容師として接客をしながら、美容室経営、カットスクール運営、業務システムや美容商品の開発なども行っています。

ニュージーランドでは、テレワークで可能な作業を洗い出し、遠隔でサポートしています。

この2拠点生活は、7年前に国際結婚をした事をきっかけにスタートしました。

その後 2人のヤンチャな男の子に恵まれ、渡航の大変さや、子育て×仕事×家事の両立に困難を感じながらも日々奮闘しています。
　

 ◇会社は赤字転落。どうやって生きていくか ◇ 
2020年の春、コロナによるニュージーランドのロックダウンが始まり、帰省中だった私と子供は日本に取り残されてしまいました。

それから約2年間。日本で休みなく働いていましたが、接客業を主とする事業へのコロナの影響は想像以上に大きく、父の代から約45年間続いた会社の売上は－65％に減少。一気に赤字へと転落しました。

貯金を切り崩す生活が始まる中、真剣に将来を考えました。

赤字経営から脱却するにはどうしたらいいか。どっちの国をベースにするか。仕事と子育てのバランスをどうするか。海外でもできる仕事は何か……。

出した結論は、「現事業の縮小」「新規事業への挑戦」「ニュージーランドへの本格移住」です。

まず、経営していた美容室6店舗のうち4店舗を閉じました。

そして、ニュージーランドへの片道航空券を3人分買いました。
 

 ◇スマホアプリ運営という挑戦◇ 
新事業は、美容師向けのスマホアプリ運営です。「Aino（アイノ）」と名付けました。

全国の美容師が、店舗の垣根を越えて繋がれるプラットフォームを無料で提供したいと思っています。

業務システムの販売、オンラインカットスクール、独立サポートといったコンテンツも盛り込み、収益はそちらで上げる予定です。

これまで約25年間、一貫して美容業界に携わり、14店舗の美容室を経営し、1,000人以上の美容師と一緒に仕事をしてきました。経営者である父と苦楽を共に伴走してきました。酸いも甘いもそれなりに知っているつもりです。
 

美容業は、若くして独立開店する人が多いだけに、経営への不安が伴いやすく、悩んでいる人はたくさんいます。美容室の狭い人間関係に困っている人、独立後に孤独を感じている人も多数います。

そんな悩みは、アプリ「Aino」で解決できます！

もっと気楽に悩みを相談でき、もっと人間関係の幅を広げ、もっと自分に自信が持てるように、アプリ「Aino」がサポートしていきます！
 

…と、言うのは簡単ですが(汗)

テレワークで新規事業を立ち上げて運営していく難しさ、アプリ開発と運営に多大なコストがかかる事は覚悟の上です。

土地勘のない異国で文化の違いに戸惑いながら、ニュージーランド人の旦那と完璧とは言えない英語でコミュニケーションを図り、まだ小さな子供2人を育てつつ、新しい事業に挑戦するのは無謀かもしれません。

しかし、行動しなければ何も生まれないでしょう。これだ！と思えることを見つけた今、全力を注ぎたいと思っています。

この現状の焦り、新事業への期待、美容業界を活性化していく事へのやりがい、全ての想いをひっくるめて、アプリにかけています。

2022年8月。ニュージーランドで新しい挑戦が始まります。

 

 ◇美容業界の変化◇ 

近年、コロナの影響もあり、美容師の「働く環境」や「働き方」が変わってきました。

特定の店舗に所属しなくても、自分で様々な事ができるようになり、「個人」で勝負する人が増えてきたのです。

 ◇「個人で頑張る美容師」の悩み◇ 
「個人」は自由でチャレンジングな一方、人との繋がりや情報が不足しがちです。
孤独を感じやすく、悩んでいる人を多く見かけます。
 

 ◇どうしたら悩みを解決できるのか◇ 

今は、店舗や会社といった組織に縛られる時代ではないと思っています。
 

・・・このような想いから、

「個人」で頑張る美容師を繋ぐことに注力するようになりました。

日本には、25万軒以上の美容室があります。

コンビニの4倍以上、信号機の数より多いと言われています。

美容師の数も、理美容合わせると76万人を超えるそうです。

全国の個人の美容師を繋ぐプラットフォームとして何がいいかと考えた結果、美容師全員が持っていると思われるスマホの「アプリ」が最適だと判断し、オリジナルで作ることにしました。 

※引用元：Beautopia　https://www.beautopia.jp/45893/

アプリ「Aino」の開発第１弾では、下記2点（①②）の機能をメインにリリースします。

［ 機能① ］ 5人で繋がるコミュニティ  
1つのコミュニティには 最大5人までのメンバーが参加でき、匿名（ニックネームのみ）でチャットや写真投稿ができる仕組みです。

※基本利用は無料ですが、多数のコミュニティに参加するには有料登録が必要です。

▼本音で語りやすい少人数制、気軽な入退出！
・最大5人の少人数制
・公開情報はニックネームのみ

・コミュニティへの入退出が簡単
FacebookやBANDなど コミュニティツールは世の中にたくさんありますが、人数が多すぎると積極的に関与しにくい人も多いようです。行動経済学に基づき、あえて5人という人数に絞りました。発言がしやすいように公開情報も制限しています。

▼コミュニティへの参加や立ち上げは、誰でもOK！
「同じ目的を持っている人」や「共感し合える人」同士が繋がります。カテゴリは多数用意していますが、自分で作る事もできます。

・独立したいけど、どうしたらいい？（相談）
・講習会へ一緒に行かない？（仲間）
・このカラー材料もう使わない（売買・譲渡）
・うちのサロンに空きスペースあるよ！（貸出）
・デビューに向けて、一緒に頑張ろう！（チャレンジ）

▼孤立化せずに仲間を作れる！
フリーランスとして独立した人や、小規模サロンで働く人は、同期や先輩／後輩がいない事も多く、孤立化しやすいようです。Ainoを介して全国の個人美容師と繋がることで、仲間を見つけることができます。
 

［ 機能② ］ 業務記録  
接客時のメモと、業務対応件数を記録できます。タップするだけの簡単操作で、検索もラクラク！
記録した業務量から、毎月の想定報酬額を知ることもできます。

また、自分だけの情報として管理できるので、転職や独立をする時にも便利です。

（通常は店舗のシステムに入力するので、例え自分の顧客であってもその情報は店舗のものになってしまいます。Ainoに入力をすることで自分だけの情報として残すことができます。）

※基本利用は無料ですが、複数の写真をアップロードするには有料登録が必要です。
 

※皆様のご支援は、上記＜第1段階開発＞の保守費1年分に使わせていただきます。 

今後の展望）

1年後を目途に、機能を拡充したいと考えています（③④⑤）。

［ 機能③ ］ 業務管理システムの提供（有料）  
オリジナルの「クラウド型業務管理システム」をサブスクリプション販売します。

下記２つの機能を想定。1つだけでも導入できます。1人経営のフリーランスから、100人以上の大規模サロンまでサポートが可能です。
 

▼報酬計算システム
業務量、業務範囲、チームの有無に応じて、スタッフ全員の正当な報酬を自動計算してくれます。
ゴミ捨てやタオル洗濯など、アシスタントがただ働きして当然と思われがちな業務も報酬に反映させることができます。

▼在庫管理システム
シャンプーやカラー材の「入荷、消費、店販、出荷」処理を行うことで、在庫数を常に把握できます。また、このシステムを利用する他店（もしくは他のフリーランス美容師）と連動することで、必要数と余剰数を照合し、材料をシェアすることができます。

本来なら処分される無駄な在庫をシェアする、新しい発想のエコなシステムです。

 

［ 機能④ ］ カットスクールの申込、動画配信（有料）  
▼対面式 ＆ オンライン カットスクール
すでに開講している大好評のカットスクールを、オンラインで行います。全国どこでも受講OK。
たった2日間の講習で、全ヘアスタイルの展開図の概要を把握することができる、画期的な内容。講師からのアドバイスはもちろん、何度でも質問できるアフターフォローが付きます。

教育を受けるチャンスが減っている若手フリーランス美容師のスキルアップをサポートします。
使用するレッスン動画やテキストはスマホで見ることができます。

▼動画配信
カットスクールのコンテンツはもちろん、基礎から応用まで、様々な動画を多言語で用意する予定です。

オリジナルのGAFFカット（カット技術）はシンプルながら斬新なテクニックであり、ありがたいことに海外からの問合せもたくさん頂いています。

 

［ 機能⑤ ］ 報酬シミュレーション（有料）  
「施術メニュー」「工数」「歩合率」のかけ合わせにより、フリーランス美容師やアシスタントの想定報酬額を算出します。

労働対価として自分の報酬額が妥当なのか、過度な低賃金労働になっていないかを知るきっかけ作りになります。

特にチームに所属するアシスタントは、日々の業務に追われたり、売上の配分が分からないので自分の報酬を軽視しがちですが、しっかりと把握する事が大事だと考えています。

 

＜第1段階開発＞　※本プロジェクトでのご支援は保守費1年分に使用

2022年3月：デザイン、設計

2022年4月～：開発　　★現在はココ

2022年8月～：検証

2022年9月：リリース

＜第2段階開発＞　※今後の展望

2022年10月：システム開発着手

2022年10月：カットスクール動画制作、スクール環境整備着手

2023年2月：アップデート版をリリース

単純なのですが、自分に女の子が産まれたら「アイノ」と名付けたかったことと、このアプリを通して毎日自分自身と向き合って欲しい気持ちから、「自分はわかっている（I know）」の意味を込めてAinoと名付けました。
 

皆様のご支援は、＜第1段階開発＞のために使わせていただきます。

アプリ「Aino」を作るには、第１弾のみであっても、1年目（2022年）に最低でも840万円の資金が必要です。開発に6,875,000円、保守に毎月125,180円かかります。

赤裸々にするのも恥ずかしい話を冒頭にも書きましたが、美容室を閉めて事業縮小したため、収入は激減し、現在は貯金を切り崩す生活をしています。

開発費に関しては、これまでの貯金と、事業再構築補助金でなんとか算出できました。

今回のプロジェクトで皆様からご支援を頂くことができましたら、1年目の保守費にあてさせて頂き、全力で頑張りたいと思っています。

私のニュージーランドからの挑戦に、あたたかいご支援を頂けますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。