保護動物達にも、虹の橋への橋渡し〜花屋が営むペットセレモニー

 

 

「ペットが亡くなったら．．．どうしたらいいか考えた事がありますか？」

 

突然の、問いかけですみません。

 

私の家には、保護猫が居ます。2匹の兄弟仔猫が4年前の2月、我が家にやって来ました。

 

 

今、家には一匹の猫しか居ません。

 

2歳になってすぐの寒い日に、突然一匹の仔が、この世を去りました。

 

パニックになり、泣き叫び、どうしていいか分からなかった私、暫くして、この仔を、ちゃんと見送ってあげなければと・・・ネットで検索しました。

 

無事、自分の気持ちに整理がついたのは、火葬が終わってからでした。

 

私が、これからの人生を賭けて取り組みたいのは、ペット火葬です。

 

まだ、何も始まっていないこのプロジェクトを一緒に作ってください。

 

自己紹介が遅れました。

 

さいたま市見沼区で、花屋に勤めています。

 

渡辺和子と申します。

 

小さい頃から家には、生き物が沢山いました。

ニワトリ、うさぎ、猫、金魚、亀、小鳥、朝起きてニワトリの卵を取りに行ったり、亀に日光浴をさせたりと、お世話をして来ました。

 

今、報道などで、多頭飼育の問題や、虐待、死骸遺棄などを目にすると、とても、胸が痛くなります。

日々の生活の中、主婦として、母として、家を守って来ました。

ただただ、胸を、痛めるだけで何も出来ないと、自分の無力さを、歯痒く思っていました・・・
 

 

話は変わりますが、私は25歳から、花に関する仕事をしています。

 

その中で、葬儀に花は欠かせないものだと、死というものに、最期に花を手向ける事で、霊を慰め、見送る側も、最期の贈り物をして、お別れの悲しみが少しでも癒えるものだと思っています。

 

そして、それは、家族同様のペットたちも同じだと思います。

 

先程も、書いた通り、きっかけは、飼っていた猫の死でした。

 

さいたま市には、市営の火葬場（動物も出来る）が、有りますが日時が限られ、中々希望通りには、いきませんでした。

 

ネットで探しても、移動火葬が多く、人と同じように、見送れる場所がすぐには見当たりませんでした。また、金額も私達が、思っていた以上でした。

 

気持ちも、落ち込んでいる中、見つからず、早くしないとと、気持ちも焦り、探し始めてやっと日時も場所も金額も、一致する所が、見つかりました。

 

そこは、川口の駅近くで、小さなペット葬儀場でした。

中には、沢山の花で囲まれた祭壇があり、最期、花籠にのせて頂き、お線香をあげて、火葬していただきました。

最期を、ちゃんとしてあげられたと、本当に、悔いなく見送ることが、出来ました。

 

猫が亡くなって１年たっても、ペット火葬の仕事の事が気になっていた私は、もう1度、火葬をして頂いた、川口市の「ペットセレモニー会社」さんのホームページを見直しました。

 

フランチャイズの募集が載っていたのです、私の頭の中で、花屋とペット火葬とが繋がっていきました。

 

 

今、勤めている、さいたま市にある生花店の（株）第一花壇の上司とペットセレモニー会社の方と話をしたところ、どちらも開業することに、賛成してくださいました。

 

ただ、ペット火葬を開業するには、思った以上の資金がかかる事が分かりました。

 

火葬炉を搭載した車の購入で350万円

事務所や設備などに200万円

 

主婦の私には、到底、用意できる金額ではありませんでした。

 

ただ、このまま話だけで終わらせていいのか…何日も考えました。

 

これからの人生を賭けて、でも、やり遂げたいと思いました。

 

私の思いを、花屋の上司に話したところ、やれるだけの事をして、それでも足りない分は資金を、貸して頂ける事になりました。

 

ペットを飼っている方や、保護動物たちの最期の時を、飼い主様の気持ちに、寄り添い、悔いなく送り出してあげたいと、心から思っております。

 

 

 

 

皆様から頂いたご支援で、火葬炉を載せた車を購入し、事務所をかまえ、人様と同じような葬儀をし、飼い主様がペットの死から少しでも前を向いて、「あの子が居て楽しかった、家に来てくれてありがとう」と思えるように、お手伝いが出来たらと、考えています。

 

 

保護施設からのお持ち込みには、積極的に取り組み、合同供養、合祀埋葬などの取り組みも行っていきます。基本、こちらに来ていただいて、火葬となりますが、車に搭載してありますので、伺って火葬することも出来ます。

 

 

ペットロスにならないためにも、

ペットを亡くして、仕事に、学校に行けない、行きたくない、、、

多くの人が、そのようなことになるのでは無いでしょうか？

 

区切りを付ける、気持ちを切り替える為にも、葬儀をし、お骨あげをして、ペットの死を受け入れ、感謝の気持ちと、前向きな気持ちを持って、人は生き続ける事が出来るのではないでしょうか…

 

場所は、見沼区の（株）第一花壇の本社内の敷地の一画を借りて、花いっぱいの、見送りを、

したいと思っております。

 

見沼区はいい所です。

都会田舎と、言う人もいます。

 

緑も多く、近くには川も流れ、蛍を生育している場所もあります。

 

そんなのどかな場所で、気持ちを落ち着かせ、ペット達と、過ごした日々を、私達に話しながら、明日へと、進んで行く…

 

花屋が営むペット火葬

 

まだ名前もありません

 

皆さんに、いい名前を考えていただきたいのです。

 

初めに、何も始まっていないと書いたのは、名前だけではなく、事務所、待合室などに使用する、プレハブもしくは、コンテナハウスのような建物を、探しています。

 

また、今後の展開次第では、ペットセレモニーを中心とした、近所の霊園や、お寺などと、ペットたちの、お墓、散骨、樹木葬などの提案や、保護活動をされている方々との、交流を通して、情報交換、情報提供をし、少しでも、殺処分される動物が、いなくなるお手伝いが、出来たらと、考えています。

 

保護活動をしている方々は、ペット用品なども、不足しているようです。

使わなくなってしまった物や、ペットフードなども、お預かりして、保護施設にお渡し出来ればと、考えております。

 

 

 今、花屋の仕事を続けながら、ペット火葬の修行をしています。

 

皆さん、泣きながら可愛がっていたペット達の話をします。

 

本当に、楽しそうに、思い出しながら、

悔いの無い形で、葬儀場を後にされ、帰って行かれます。

 

以前、こういうお客様が、いらっしゃったようです。

　　　

それは、亡くなった猫の死を、受け入れられなくて、

　　　　　　　　　　　

箱にしまい、家に2年置いておいたそうです。

 

どうしていいか、分からず、電話をかけてきてくださいました。

 

人それぞれ、気持ちの区切りの、付け方は違うと思います。

 

この方は、この時やっと、区切りが付いたのでは、ないでしょうか…。

 

生きている者全てに、死が訪れます、残された者たちが、悔いのないように、楽しかった思い出と共に、歩き出せるように…と、願っています。

　　

初めは、小さくても、良いんです。

 

生き物達と、人とが、繋がって行ける場所を、作りたいのです。

 

どうか、ご協力、お願いいたします。