ア尿素・ブ尿素

 

　市販の解熱鎮痛薬には、「催眠鎮静薬を含む解熱鎮痛薬」が多いことを、医療従事者はあまり知りません。

 

　なぜ知られていないかというと、催眠鎮静薬の「アリルイソプロピルアセチル尿素」と「ブロモバレリル尿素」が、医療現場ではほとんど使われていない、ということが挙げられます。

 

　特に「アリルイソプロピルアセチル尿素」は、

 

　・医療現場であまり見かけない

　・名前がやたら長い

　・似たような名前の成分（イソプロピルアンチピリンなど）と勘違い

 

などの要因もあり、記憶に残りにくいようです。「何、それ？」という方がとても多いです。

 

　ということで、名前を短くして覚えておくとよいかも、とか考えております。単純なのですが、「ア尿素・ブ尿素」などいかがでしょう。

 

　「ア尿素・ブ尿素」のイラスト（阿吽や風神・雷神のように対を成したイメージ）とかを用意して、「市販の解熱鎮痛薬には、催眠鎮静薬を含む解熱鎮痛薬があるから、問診できちんと確認しよう！」などと、医療現場向けに発信しようかなと、思ったりしています。

 

　いずれにしても覚えにくいのを何とかしたいところです。

 

　クスリ早見帖2022年版の制作、まだ一部の製品でデータ収集が終わってませんが、あと少しで原稿完成できそうです。

 

　頑張ります。応援よろしくお願いいたします。

 

株式会社プラメドプラス（会社HP）
代表取締役　平　憲二（医師）

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