プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

サハリンの人々と交流を始め、兄弟のような関係になりたい。
その思いから、14名のエスペランチストがサハリンへ渡航します。

 

こんにちは、北海道大学エスペラント研究会代表の覚知と申します。大学では文学部言語・文学コースでゲルマン語を専攻しております。方言を専攻する関係で、言語権(少数言語・少数方言の話し手が自らの母語・母方言を公的な場で使用する権利)の問題に関心を持ち、それをきっかけにどの言語を母語とする人に対しても平等な言語であるエスペラントを知り、これを学び始めました。

 

私が住む北海道は日本の一番北に位置していますが、ロシアを始めとする北方に国交が開かれていない事に心を痛めてきました。特にサハリン(樺太)は北海道のすぐ近くに位置しているのにも関わらず、長い間ほとんど関わりがありませんでした。そこで今回、北海道のエスペランチスト14名が「北海道エスペランチスト合同サハリン交流宣伝旅団」を立ち上げ、サハリンに住む人々との交流の開始を目的とした渡航します。

 

サハリンへ向かうための渡航費の一部を、この場を借りて資金調達を行います。

サハリンとの交流・エスペラント語の周知のため、皆様のあたたかいご理解とご支援をよろしくお願い致します!

 

北海道大学エスペラント研究会代表の覚知頌春

 

そもそも、エスペラントとは?

 

エスペラント(Esperanto)とは、特定の国に属さない中立公平で学びやすい国際共通語です。1887年、当時ロシア領だった現在のポーランドに住むユダヤ人眼科医ザメンホフが提唱した言語です。言語の構成と文法が整理されていて、他の言語に比べて容易に修得する ことができます。

 

エスペラントの話者はエスペランティスト(Esperantist)と呼ばれ、意思疎通が可能な話者の人口は約160万人ぐらい居ると言われております。これは非常に少数だと感じられるかもしれませんが、アイスランドの公用語(30万人)の約5倍であることから、誕生してから約120年ほどしか経っていない人工言語としては普及している言語だと言えます。

 

宮沢賢治の普及の名作、『銀河鉄道の夜』はサハリンで生まれた
サハリン・宮沢賢治・エスペラントの意外な接点

 

1923年夏、その前年に妹を亡くした宮沢賢治は花巻から北海道を経由してサハリンへの旅を行いました。この旅は彼の不朽の名作「銀河鉄道の夜」を生み出したと言われています。賢治は後にエスペラントを学習しますが、彼自身のエスペラント文学作品を作り上げる前に早逝しました。賢治の旅から100年経とうとしている今、私たち北海道の老壮青エスペランティストは「100年前に賢治が見て聞いて感じたサハリン・北海道の風土、これをエスペラントを通して隣人であるサハリンの住民と共有し、両島の平等な交流のさきがけにしよう」と決意しました。

 

サハリンは地理的に近いが、遠い国。エスペラントを通じ、
双方の文化への理解を深め、公平な交流を広めていくきっかけにします。

 

サハリンと北海道は隣接した地域でありながらこれまで相互の交流が少なく、エスペランティストによる交流もありませんでした。今回の事業が成功すれば北海道とサハリンに住む人々がエスペラントを用いて交流する初めての機会になるため、大きな意義があると考えています。


サハリンは社会的にも歴史的にも無視できない地域です。しかしながら、両島の民衆同士の交流は政治に翻弄され、言語の壁もあいまって遅々として進んでいないのが実情です。そのため、それぞれの母語ではない国際補助言語であるエスペラント語で交流し、相互の文化への理解を深め、公平な交流を広めていくきっかけになると考えています。

 

Source_URL_http://lingvatereno.blogspot.gr/2014/11/orienta-taglibro-8.html
ヨーロッパ人の北部サハリンの言語調査行、休憩場面

 

今後サハリンの人たちと交流を深めていくため、
エスペラント普及のための講義を行います。

 

ユジノサハリンスク市のホテルの会議室を借りて、ロシア人約50名の方を対象にエスペラントについての講演とエスペラントの初歩についての講習を行います。それ以外のエスペラントの広報活動として、サハリンの図書館、大学、学校を訪問し、ロシア語によるエスペラント入門書・辞書を寄贈します。こうした活動を通して現地のロシア人、エスペランティストとの交流を深めます。


また、宮沢賢治所縁の地、スタロドゥプスコエ海岸を訪れ、サハリンのひなびた村の風景やオホーツクの海岸を体験する予定です。宮沢賢治も訪れたこの土地で、思いをはせながら、彼も採集したであろう琥珀の粒を集め、支援者の皆様にリターンとしてお送り致します。そして最後に、彼の代表作である「銀河鉄道の夜」の7節北十字とプリオシン海岸の一節を、エスペラントで朗読します。

 

今回の訪問が、サハリンと北海道を繋ぐ新たな一歩となることを信じております。

 

現在、領土問題などによって日露両国に確執のあるなか、サハリン・北海道の人々が相互の文化への理解を深め、公平な交流を広めていくきっかけになると考えています。「それぞれの母語ではない言語で交流する」という点でいえば、英語で交流することも可能かもしれませんが、自然言語である英語はエスペラントに比べて習得が難しく、現実には日本でもロシアでも英語に習熟した人は多くはありません。その点で、エスペランントの方が適切であると考えております。

 

今回の訪問を起点として、今後2年毎にサハリンと北海道のエスペランティストが相互に訪問し合い、それを通じて両島の文化的交流がより深まることを目指します。そのためにも次回以降の訪問では、日露双方の文学作品の紹介を通して文学的交流が行われる予定です。また、交流の一環として、来年2017年の韓国ソウルでの世界エスペラント大会において、サハリンのエスペランティストが北海道を経由して大会に参加できるよう、北海道のエスペランティストが支援を行います。今回のプロジェクトは、エスペラントを用いた両島住民の平等な交流の第一歩となるでしょう。

 

2015年日本エスペラント大会仙台大会講演「大震災とエスペラント」

 

支援のお願い

 

サハリンと北海道が兄弟の関係になったら、どんなにすばらしいでしょう。そのためには、様々なグループの活動が必要です。私たちは微力ながらその第一歩を歩き出そうとしています。サハリンとの交流・エスペラント語の周知のため、皆様のあたたかいご理解とご支援をよろしくお願い致します!

 

支援金額は渡航費等に当てさせて頂きます。
 

◆◇◆リターンについて◆◇◆

 

■10,000円のリターン

・日本語版『銀河鉄道の夜』(著)宮沢賢治 

・活動報告書
・宮沢賢治も手にしたスタロドゥプスコエ海岸の琥珀の粒
・北海道大学エスペラント研究会の機関紙”Rondo Nordo”のサハリン訪問特別号
・パンフレット『20のポイントで学ぶ国際語エスペラント(第4版)』 

 

■50,000円リターン

・日本語版『銀河鉄道の夜』(著)宮沢賢治 

・エスペラント版『銀河鉄道の夜』(著)宮沢賢治 

・活動報告書
・宮沢賢治も手にしたスタロドゥプスコエ海岸の琥珀の粒
・北海道大学エスペラント研究会の機関紙”Rondo Nordo”のサハリン訪問特別号
・パンフレット『20のポイントで学ぶ国際語エスペラント(第4版)』 

 

 

グローバルフェスタ2015でのエスペランティストたちのビラ撒き

 

2015年北海道エスペラント大会講演「エスペラントで語られる日本の漫画」

 

2016年東アジア青年エスペランティスト交流会での記念写真

 

 

 

 

 


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