プロジェクト概要

 

孤独死ゼロを目指す!一人暮らし高齢者や高齢者世帯へコールセンターが安否確認・相談・緊急時の対応を24時間365日対応できるように整備します。

 

はじめまして、NPO法人在宅医療サポート協会の古賀弘司と申します。いまから約10年前、地元福岡で孤独死がおこりました。有事の際に必要なコミュニティができていると思っていた市営団地での孤独死発生は、なによりショックな出来事でした。地域の自治会長さんや民生委員の方々とお話し、些細な相談でも対応できる仕組みを普及させていく必要性を改めて認識しました。

 

この話をきっかけに私たちは孤独死ゼロを目指し、コールセンターを通して高齢者の安否確認、相談・緊急対応を行うNPO法人を設立して8年。さらに地元の企業や個人の方から寄付をいただき、その寄付をもとに地域の高齢者へサポートしていくプロジェクト「みまもりプロジェクト日本」を立ち上げました。緊急通報端末機を無償で配布し、安否確認、相談業務、緊急対応を24時間365日対応します。

 

しかし、年間300件以上ある福岡市内、年間1200件以上といわれている福岡県内での孤独死防止を防ぐためには、超広範囲に動作・対応できる膨大なコールセンターサーバーが必要となります。今回はその一部として50万円を集めるため、皆様のお力をお貸しいただきたく思っております。

 

たったひとつの緊急通報システムでつくられるつながり。安心の万全体制で対応します。

 

孤独死の悲惨なところは、まさに生命が終わろうとするその瞬間まで、
誰にも助けを呼べず、一人で亡くなったことを気づかれないこと。

 

孤独死とは主に一人暮らしの人が誰にも看取られること無く、当人の住居内などで生活中の突発的な疾病などによって死亡すること、特に重篤化しても助けを呼べずに亡くなっている状況を表します。孤独のまま放っておいてほしいという人もいる一方で、「死にたくない」「生活ができない」「どこに相談すればいいのかわからない」と、助けを求めている人たちの声は本当に切実です。

 

一年間を通して、全国の亡くなる方の人数は概ね130万人、そのうち核家族化や少子化、生涯未婚率の上昇などを背景に急増する「孤独死」は年間3万人程度と推計されています。その多くの人々は家族との連絡を殆ど取っていなく、経済状態が逼迫しても、生活保護などの行政の支援をほとんど期待出来ないため、周囲に相談したり頼りになる人がいないと言う孤立状態に陥ります。

 

孤独死。何年間も放置された部屋には、散乱した荷物と腐敗した匂いが立ち込めます。

 

高齢者の方々にとって、●アパートやマンションなどで近所とのコミュニケーションや付き合いが希薄になった、●核家族化による一人暮らしが増え家族と疎遠になった、●「介護施設への入居」がしたくてもできないという現実などが、孤独死が増えた大きな原因と言われています。

 

極めつきは「高齢者の経済生活に関する意識調査(平成23年)」の中から「困ったときに頼れる人がいない人の割合」。一人暮らしの高齢者の5人に1人にあたる20パーセントが、驚くべきことに「誰にも頼ることができない」と回答。これでは孤独死が増えるのも無理はありません。

 

 

要介護認定者の1割程しか、緊急通報システムは普及していない。

 

自治体は、独居高齢者に対して緊急事態を外部に知らせる「緊急通報システム」として、緊急通報装置を無償(もしくは、数百円の自己負担)で貸し出しを行っていますが、全ての独居高齢者に行き届いているわけではありません。福岡市内の要介護認定者は6万人超ですが、実際に緊急通報システムの利用者としては5,000~6,000程。要介護認定者の1割程しか普及しておりません。

 

こうしてみていくと、福祉国家といわれる日本では対象となる高齢者の方々の人口増加に対して十分な処方箋ができているわけではなく、行き届いていないエリアが多くあります。誰にも看取られることなく亡くなっていく”孤独死”は、年々増加し、私たちが住む福岡市内での孤独死は年間300件以上、福岡県内での孤独死は年間1200件以上といわれています。

 

 

周りが少し気にかけていれば助かった命、一人でも多くの命を助けるために、「みまもりプロジェクト日本」を行います。

 

安否確認は、自動オートコールで利用者ご希望の曜日と時間帯(週に2、3日)に連絡が入ります。その電話で「体調がいつも通りの方は1」、「体調が悪い方は2」というメッセージが流れ、利用者にボタンをおしていただく、その押した内容を別居の息子様や娘様などご家族にメールをお送りします。ボタンを押されない、電話に出ない場合もその旨がメールで御家族にお知らせします。

 

相談業務・緊急対応とは、事前に利用者へマグネットシート(コールセンターの連絡先記載されて、冷蔵庫などに貼れるもの)をお渡ししておき、体調が悪いときなどにそこに電話をしていただく、そこで看護や介護の有資格者が対応して、体調の相談から救急車の手配などを行うサービスです。

 

 

何度かお電話しても不在のとき、
コールセンターから近隣の方へ依頼をして駆けつけると…

 

2月の寒い時期、九州の山間部で雪が数十cmつもる場所に住んでいたご高齢の男性がいました。毎朝の安否確認でその日応答が取れておらず、何度コールセンターからお電話してもご不在。ご登録のあった家族に連絡するも遠方ですぐには駆付けできないということで、ご家族の同意を得て近隣の方へコールセンターから駆付けを依頼。近隣の方が駆けつけたが鍵がかかっていて部屋に入れず…。

 

そこで、ご家族の希望で居間に近い窓ガラスを破壊して侵入。ご本人が居間に繋がった廊下に倒れているのを発見しました。特に意識に問題はなく、本人いわく朝方4時か5時トイレに行こうと歩いていたら、居間に上がる段差につまずき、そのまま転倒、自力で起き上がることができず、誰にも連絡できなかったとのこと。パジャマ姿で氷点下の寒い中、冷たい板張りの廊下で約数時間倒れたままでしたが、大きな怪我もなくご本人は無事でした。

 

家族もその後駆付けられて一安心。後日ご家族からセンターにも御礼の連絡があり、本人も元気に生活されていらっしゃいます。健康的で元気な体をもっている若い人たちでは難なく生活できることでも、ご高齢の方々にとってはそれがどんな怪我や病気を引き起こすかわからないこともあります。

 

 

対面しない分、気兼ねなく、相手の顔色を伺わずに話ができる。
だからこそ心の距離が近いと実感できることがコールセンターの強みです。

 

コールセンターは、利用者さんと対面することがありません。しかし、それ故に心の距離が近いと実感するケースは、たくさんあります。ある利用者の話ですが、旦那様が寝たきりで身の回りの介護、下の世話も全て行っている80代の老夫婦(老老介護)の奥様がいました。

 

ある日、旦那様がデイサービスに行って奥様が一人家にいた時、センターに連絡が入りました。内容は「もう疲れた。私も80代。介護を受けてもおかしくない年齢。私の人生、夫の世話ばっかり。このまま一生が終わるのかしら。」と。その後、オペレーターと話を交わしていくことで「元気をもらいました。もう少し頑張ってみます!」と元気を取り戻してくれました。

 

その後、数日おき(旦那様がデイサービスの日)に連絡をいただくようになりました。奥様曰く、「旦那の愚痴になってしまうので、近所の方や顔を合わせる方にはなかなかお話できません。コールセンターの方だったら、顔も見えないし、気にせずお話できるので心が楽。」であるそう。対面しない分、気兼ねなく、相手の顔色を伺わずに話ができることがセンターの強みです。

 

いままで以上に多くの一人暮らしの高齢者・高齢者世帯の方々にとって、安心・頼りになるシステム、サービスを届けるために、より広範囲のコールサーバーが必要となります。ぜひ皆様に応援・ご支援いただきたく、ご協力をお願いいたします!

 

 

ご支援いただいた方々には、感謝の気持ちを込めたサンクスレター、利用者さまからのお礼のお手紙をお送りさせていただきます。

 

高齢者の安否確認、相談・緊急対応を行い、孤独死ゼロを目指す!
一人でも多くの高齢者やその家族のために、どうか応援をお願いします。