支援総額
目標金額 1,600,000円
- 支援者
- 313人
- 募集終了日
- 2022年4月14日
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- 総計
- 93人
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- 総計
- 297人
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- 総計
- 88人
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#子ども・教育
- 現在
- 904,000円
- 支援者
- 64人
- 残り
- 24日
離れていても、ひとりじゃない|ろう難聴児向けオンライン支援制度化へ
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- 現在
- 5,077,000円
- 支援者
- 271人
- 残り
- 24日
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#まちづくり
- 現在
- 32,142,000円
- 支援者
- 1,374人
- 残り
- 56日
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#子ども・教育
- 現在
- 646,000円
- 支援者
- 71人
- 残り
- 24日
プロジェクト本文
皆様からいただいたご支援により、ついに目標額を達成することができました。本当にありがとうございます!また、この数日の間に、目標達成後にもご支援くださる方々がいらっしゃることがわかり、一冊でも多く読んでいただけたらとの想いから、この度、ネクストゴールを設定させていただきました。当初の募集期間終了(4月14日まで)までは引き続きご支援を募集する形にさせていただきます。
新たな目標額は、200万円とさせていただきましたが、ネクストゴールは達成できなくともプロジェクトはすでに成立していますので、今までにご支援いただいた分はもちろん、これからご支援いただく分もプロジェクトに入金されます。集まったご支援は、当初の目的通り、全て「ひまわり」の絵本制作・送料・運営費などに使用させていただきます。
なお、スタッフはすでに絵本制作のための準備に入りました。良いものにするべく、頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
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子ども達を助けるためには、「子ども達をサポートできる人材」を育てる必要があります。
実際に現場で子ども達と接しているソーシャルワーカーたちが
「私たち大人の授業にこそ使いたい」と絶賛した物語を、ぜひ絵本に!
※ソーシャルワーカー:生活に問題を抱える人々に社会福祉支援を行う専門職
ひまわり書籍化プロジェクト
「ひまわり」書籍化プロジェクトへのご支援をお願いします!
小学校の現役教員・羽原さんとソーシャルワーカーの美濃屋さんが出会ったとき、そこには、羽原さんがプライベートの時間を使って描いた一つの物語がありました。見た目は可愛い絵本風ですが、その内容は、大人が読んでも思わず考え込んでしまうような深いお話。美濃屋さんは「これは教員を目指す学生やソーシャルワーカーこそが読むべき!」と感じたそうです。
美濃屋さん
美濃屋さん:多くの方が感じているのは「今の社会はなにかオカシイ」ということ。この絵本を、子どもに関わる教師や支援者、保護者そして元子ども達にみせたところ、幅広い様々な意見が寄せられました。例えば、「みんな違ってみんないい」なんて言いながら「こんなこともできないならひまわりさんだよ!」とも言ってるオトナがいること。ひまわり学級でとても楽しく過ごしているのに、他のママ友から「かわいそう」「もったいない」なんて言われてしまったこと。排除しないってなんだろう。共に生きるってどういうことだろう。誰も置いていかない社会って?今必要なのは、絶対的な正しさを探すことではなくて、それぞれの想いを言葉にしたり、互いの言葉に耳と心を傾けることかもしれません。ぜひ子どもに関わるすべての人に読んでほしい、そして語り合いたい絵本です。
もともと趣味でこの物語を描いていた羽原さんは、美濃屋さんの熱い提案を受けて、書籍化に向けて前向きに動き出します。
羽原さん(自画像)
羽原さん:美濃屋さんのご提案を受けて、自分の趣味で作った作品が、誰かの心を動かすかもしれないという可能性を感じました。僕が学校現場で働いている中で強く感じるのは、自分も含めて、なかなかすぐには変われない場所だということ。そのせいで、子どもたちは表立ってはいなくても、がんじがらめにされ、生きにくくされてしまっている部分があるということ。 今回の絵本では、特に、双方がlose×loseになってしまいがちな支援学級に触れています。大人の熱心な無理解と優しい虐待によって、子どもたちの本当の姿がねじまげられてはいないか?そういう僕も、実は加担しているのではないか?そんな自問自答や葛藤を少しでも表現できれば…と思ってこの作品を作りました。絵本製作当初、周囲には不評でした。僕としては、大人と子どもが一緒に読んで一緒に考える絵本になってくれたら、という思いがありましたが、一方で純粋に絵本というくくりで見ると、ファンタジー性や娯楽性が全くありません。確かに「子ども向け」ではない内容です。また、この作品に対する感想をいただく中で気づかされたのは、世間はそれほど学校の実態や支援教育の実情を知らないし、そこに大きな関心を持つ余裕もないということです。なのでこの物語を通じて、まずここに問題があると気づいていただき、この難しいテーマについて考えてもらうきっかけとしていただけたら、とても嬉しく思います。
実はお二人が出会ったのは、とあるオンラインサロンでした。そのサロンの主催者である、せやろがいおじさんからも、書籍化への賛同・応援をいただいています。
せやろがいおじさん
せやろがいおじさん:インクルーシブな社会、共生社会を実現するには、他者の背景に想像を働かせ、相手について考えなければならない。それはとても面倒で、難しい。ある種の「慣れ」と「訓練」が必要なことのように思う。この作品は、多くを語らない。「余白」の部分がとても多く、それを埋めるためには、想像を働かせ、考えることを求められる。まさにインクルーシブな社会、共生社会の実現に必要なことを体験できる一冊。これを読んだあなたと、ラストの少年の表情が持つ意味について、語り合いたいと思う。
また、今回ご縁があって書籍化にご協力いただく河出書房の河出さんからもメッセージをいただいたので、ご紹介させてください。
河出さん
河出さん:この絵本から受け取れるメッセージは人それぞれで、きっと正解などないのでしょう。でもだからこそ、初めてこの絵本を読んだときに感じたことや、芽生えた感情をすぐには手放さず、向き合ってみることが大切だと思うのです。大人になると世の中のいろいろなことが少しずつ分かってきます。子どもの頃に抱いた言葉にならない生きづらさや、理不尽な出来事にも実は名前がついていて、ひとつの研究分野であったり、社会現象として記号化されていることも見えてきます。しかし肝心なのは、当事者である子どもたち自身が、いまこの時、自分の抱えている生きづらさに戸惑い、そして処理しきれていないこと。だから大人と子どものコミュニケーションがとても大事なのだと、この絵本を読んで考えさせられました。私は今回、このプロジェクトの出版部門をお手伝いさせていただくことになりました。出来上がった絵本が、それを手にした人たちによって様々なかたちで「使われること」を願っています。
最後に、この物語を文学の専門家はどのように感じたのでしょうか。日本の近代文学研究で知られる、元日本大学文理学部長・紅野謙介先生からも、応援のコメントが届いています。
紅野さん
紅野先生:だれしも、心のなかにこの絵本の「オレ」が棲んでいる。勉強は嫌いだ。けれど、「あいつ」みたいにはなりたくない。差別する気持ちは特別な、一部の人のものではない。「普通」だと思っている人にこそ、「オレ」は棲み着く。「オレ」と「あいつ」には違いがある。しかし、やがて、その認識が固定化し、偏見となり、違いを際立たせて強調するようになると差別が始まる。偏見や差別が自分を安心させ、自分たちをちょっと偉く見せる効果をもたらす。だから、「あいつ」が優遇されているように見えたりすると無性に腹立たしくなる。この複雑な、生きづらい世の中で、「普通」という言葉の影に身を隠していた人たちが差別を通してささやかな自己確認をする。怒りや嫉妬で鬱屈を晴らそうとする。「普通」という言葉が壊れていかないかぎり、そういう心の動きを完全になくすことはできない。だから、差別は対象を変えるだけで、延々とくりかえされる。差別されていた側が差別する側になることも少なくない。「オレ」と「あいつ」はほんとうに違うのか。「オレ」が「あいつ」で、「あいつ」が「オレ」でもあるのではないか。違いがある一方で、同じでもある。そして同じように見えて、やっぱり違っている。そういう発見の旅をつづけていくこと。「ひまわり」組に入った「オレ」は、さて、どうするのか。「オレ」のほんとうの冒険がそこから始まる。
差別や人権の問題とは、それを日々考えざるを得ない人々と、考えなくても日々過ごせてしまう人々との差、なのかもしれません。そして、今まで考えたこともなかった人が差別や人権について真剣に考え始めたとしても、すぐにはこの差が埋まらないところに、この種の問題の難しさがあります。だからこそ今すぐにでも、ひとりでも多くの方々にまずは考え始めてみてほしい。その点この物語には、読んだ後に思わず考えずにはいられない何かがあります。そこが、本当に、素晴らしいのです。
みなさまのご支援をいただき、書籍化を成功させ、この絵本が日本中の教育の現場や、大学などでの活発な議論のきっかけとなってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。そして、ぜひ、あなたのお手元にも、この一冊を。
- プロジェクト実行責任者:
- ひまわり書籍化プロジェクト
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年5月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
「ひまわり」を書籍化して、各支援者に郵送でお届けします。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
少しでも、誰かの役に立てれば。それが望みです。
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リターン
3,000円
プランA:通常の絵本を1冊購入
判型はB5のカラーです。目標達成し、クラウドファンディングが終了してから約1ヶ月を目処に印刷、順次発送を始める予定です。
- 支援者
- 183人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月
4,000円
プランB:著者イラストサイン入り絵本を1冊購入
判型はB5のカラーです。著者によるサインと著者自画像イラストが巻末に入ります。目標達成し、クラウドファンディングが終了してから約1ヶ月を目処に印刷、順次発送を始める予定です。
- 支援者
- 60人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月
10,000円
プランC:書籍化個人支援(著者イラストサイン入り絵本1冊+お名前が絵本巻末に掲載されます)
判型はB5のカラーです。著者によるサインと著者自画像イラストが巻末に入ります。また、ご協力いただいた方々のリストにお名前を入れさせていただきます。目標達成し、クラウドファンディングが終了してから約1ヶ月を目処に印刷、順次発送を始める予定です。
- 支援者
- 72人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月
50,000円
プランD:書籍化団体支援(著者イラストサイン入り絵本6冊+団体名が絵本巻末に掲載されます)
判型はB5のカラーです。著者によるサインと著者自画像イラストが巻末に入ります。また、ご協力いただいた方々のリストに団体名を入れさせていただきます。目標達成し、クラウドファンディングが終了してから約1ヶ月を目処に印刷、順次発送を始める予定です。
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月
プロフィール
少しでも、誰かの役に立てれば。それが望みです。