マトラのいる町の話です。 彼のいる町はタンザニアの南東部に位置する、ムトワラ州の内陸のネワラというところに住んでいます。高所にあるため、比較的気候が穏やかで、晩から朝にかけては、たまに冷え込み長袖が必要です。 ​ 主な産業は農業で、カシューナッツの原産地としても知られています。 町には大きなカシューナッツ工場があり、カシューナッツを覆っている果実を手作業で剥いており、独特の香ばしい匂いとともに多くの人が働いています。 幹線道路が一本町の真ん中を通っており、少し奥に入れば、市場があります。 市場ではトマトやオクラ、タマネギ、ほうれん草、ナスなどの野菜から、マンゴー、パイナップル、パッションフルーツ、アボガド、バナナなどの熱帯地方独特のカラフルな果物たちが季節ごとに入ってきては消えていきます。 強烈な鼻をつく干し魚の一角では、ダガーと呼ばれる小魚が山盛りに積んであり、タイやナイルパーチなどの大きな魚の干物が綺麗にきちっと並んでいます。 その横では仕立屋が色とりどりのタンザニアの布カンガを使って服を足踏みミシンの小気味良いテンポで仕立てています。 町から5kmほど離れた赤土の脇にトタン屋根が並ぶ幹線道路を下って行くと、 マトラが働く職業訓練校があります。 Newala Folk Development Collegeは(以下FDC)地域の人たちに手に職をつけさせ、雇用促進または技術を身につけさせ、お金を稼いでもらえるようにという趣旨で設立されました。自動車科、電気科、溶接科、縫製科、石工科、大工科とあり、全校生徒数は100人弱です。教師は12,3人ほどいます。 FDCはタンザニア全土に学校が40校程度あり、タンザニアの省庁が管轄しています。しかし省庁から学校への年間予算は教員たちの給料とごくわずかな給食代でほぼ消えてしまうなどのことから、実質的な教育に対する予算は全くと言っていいほどなく、設備が非常に乏しく教育にレベルも決して高くはありません。 彼の職場は自動車整備士科であり、教員数2名、生徒数30名程の2年制のクラスです。自動車科の校舎は日本の援助で建てられたものであり、比較的新しい作りで、ピットと呼ばれるhみぞが掘ってあり、その溝の上に車を置き下回りを整備します。


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