放射能汚染地域で暮らす子どもたちの心と体に元気を取り戻したい

放射能汚染地域で暮らす子どもたちの心と体に元気を取り戻したい

支援総額

1,170,000

目標金額 1,000,000円

支援者
103人
募集終了日
2016年9月7日

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放射能汚染地域で暮らす子どもたちの心と体に元気を取り戻したい!

 

はじめまして。NPO法人ライフケアの関久雄と申します。東日本大震災による原発事故以降、市民ネットワークで佐渡に保養所『佐渡へっついの家保養キャンプ』をつくり、子どもたちを放射能から守るプロジェクトをしています。しかしながら、国の十分な支援もなく、施設を運営するための資金不足から、スタッフ不足、疲労と悪循環が生まれ、運営が危ぶまれている状況です。

 

これまで募金やボランティアで運営費をやりくりしてきましたが、中長期的な視野に立ち、今あるセーフティネットを構築していきたいと思い今回立ち上がりました。原発事故で露呈したエネルギーの問題、使い捨ての暮らしのあり方を再考し、生活再建の支援を継続していくことために、2016年は7月22日から8月21日まで31日間、保養キャンプを開催します。

 

そのためには保養キャンプ運営費として100万円が必要です。皆さま、どうか暖かいご支援よろしくお願いします!

 

過去に子供たちと保養キャンプを行った際の写真です。

 

 

原発事故の後遺症はまだ続いている。未来を担う子どもたちに迫る問題

 

東日本大震災の原発事故以降、健康面でどのようなことが起き、どのように対応がなされているか、どの位の人が知っているのでしょうか。我が国は、原発事故における初期被ばくや、その後の低線量被ばくによる健康被害の関係を認めておりません。事実、子どもの甲状腺ガンが173人に達しているのにも関わらずです。さらに、保養も十分に行われていない状況です。

 

ひとつの悪いことが起きると、負の連鎖が始まります。放射能に汚染してしまった地帯では、直接土で遊んだり草木、虫にふれたりすることに制約がかかります。しかし、子どもに外遊びをさせないことは子どもの発育にとってよくありません。

 

福島では放射能が子供たちの不安の種になっています。

 

 

放射能から身を守るには、チェルノブイリ原発事故から学べ!

子どもが外遊びをするには、どうしたらいいのか?

 

チェルノブイリの教訓に学び、線量の低いところで安心な水と食料を取り、1ヶ月以上の保養を行い、同時に積極的に免疫力を上げる手当てなどを行うことが必要です。また、汚染地帯では徹底した土壌汚染マップを作成することも必要です。それによって、遊んでいい所や危ない所を把握することで、思いっきり外遊びをさせることができます。矛盾しているようですが、土とふれあいながら同時に被ばくから身を守る最善の方法です。

 

この市民の自主事業による実績が、国に訴えかける一番の近道になると思っています。財源については、チェルノブイリ法のように国が支出してもらう。国の資金で検査し、国が全国の土壌汚染マップを作成し、国が遊んでいい場所や危ない場所を測定し監視するセンターを設立する。それくらいの展望を視野に入れた今回のプロジェクトです。

 

現在子供たちは体育館の中で遊ぶことが常識になってきています。

 

 

佐渡の共同生活体験で、「参加する」から「一緒に創り上げていく」にシフトする!

 

私たちは2011年から2015年まで震災と原発事故の被災地で健康相談、特に「排泄と免疫力を高める」ことを中心に、被ばくから身を守ることに焦点をあてた活動をしてきました。具体的には、保養を実施している団体と連携し講師を派遣してもらい、保養所で被ばく回復のための手当て法を伝えたり、被災地以外では講習会と報告会を実施したりしてきました。

 

そして、2015年からは保養事業『佐渡へっついの家保養キャンプ』を主催し、4回の佐渡ヶ島での実施で延べ400人が共同生活を体験しています。築100年の古民家の共同生活は、決して快適ではありません。虫もいて相部屋、掃除や手伝いもあり好き勝手にはできません。しかし、困ったことが起きたら毎日のミーティングで話し合うことを約束事にしています。

 

安全な自然の中での共同生活は、被災地の子供たちには新鮮です。

 

例えば、ここでは薪でご飯炊きをします。薪を割り火をつけ、お米をとぎ、ご飯を炊きます。失敗したらおこげを食べます(しかし、子どもたちには面白く感じるようです)。何かができていく過程の醍醐味…。失敗したらそれを自分で引き受けるしかない困難…。この体験から答えを導くことが子どもたちに生きる力を育ませます。

 

生きるを学び直すことは、参加した子供たちからは好評を得ています。

 

 

マイナスばかりでない。プラスもちゃんと探す「原発ミーティング」

 

保養キャンプでは最後に「原発ミーティング」というものを行い、原発事故で困ったこと、大変だったこと、体調のことなど、子供も大人も一緒になって話し合う機会を設けています。キャンプを始めて2年経った頃、佐渡の地元スタッフから「事故が起きて大変だったことだけでなく、良かったこともあったら出してもらったら?」と提案があったことがきっかけです。

 

原発事故が起きていいことなんかなかったという気持ちを抱くのが当然と思っていた自分でしたが、聞くだけ聞いてみようとミーティングを進めていくと、子ども達から「助けてくれる人がいることがわかった」「思いっきり外で遊べるのが良かった」「友だちができて良かった」という予想外の言葉が突いて出ました。

 

その言葉を聞き思わず涙してしまいましたが、人はどんなに過酷な状況に置かれても幸せを見つけるものだということを逆に学ばせてもらい、以来、助けられたり助けたりの存在でいようと現在も保養事業の継続に至っています。

 

原発というキーワードを持って子供たちが真剣にディスカッションします。

 

 

『佐渡へっついの家保養キャンプ』で震災以後の生き方、暮らし方を問う。

保養所を継続させていくためには、皆さまのご支援が必要です!

 

『佐渡へっついの家保養キャンプ』では薪を切ったり、へっつい(かまど)でご飯を炊いたり、薪で風呂を沸かしたり、海水から塩を作ったり、畑で野菜を作ったりとエネルギーや食の自給を体験します。こういった暮らし体験がエネルギーのことを考え、社会のあり方を考えるきっかけにつながればいいと思っています。

 

体験型のエコロジースクールの役割を保養所が担う。そのためには、放射能汚染を前提とした自然体験の確立や指導員、アドバイザーの養成とスキルアップなども必要ですが、まずは保養所を継続させていくことが先決です。子供たちを放射能から守り、日常を過ごすための保養の費用として100万円が必要です。皆さま、ご支援よろしくお願いします!

 

是非応援をお願い致します。

 

リターンについて

 

今回ご支援いただいた皆様には、以下の様なリターンをお送りさせていただきます。

 

・サンクスレター・メール

 

・絵ハガキ(飯沼和歌子 作) 

 

・詩集「原発いらない、いのちが大事の歌」

 

・絵本「たましいになったブチ」

 

・草木染め手ぬぐい 

 

・DVD映画「むすんでひらくへっついの家」 

 

・へっついの家利用券(一泊二日)

 

・代表の関と映画上映権を行う権利
※詳細はご希望を受け付けます。

 

・特製の樽味噌


・へっついの家宿泊券(一泊二日)

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プロフィール

1951年岩手県生まれ。70年代に学生運動、労働組合を体験するがついていけずヒマラヤ登山に転向。1980年の転落事故を機に有機野菜の八百屋になるもチェルノブイリ原発事故で売れず脱原発、非暴力直接行動に進む。その後、ガンになり二本松に移住するが、2011年原発事故に遭い、原発を止める活動と保養を佐渡ヶ島で展開。2012年、自自宅の土を持って東電と経産省に届ける「灰の行進」を行う。これを機に「福島の今を記録する」ための詩作を始め詩人を自称。他に、福島の今を伝える「スタディツアー」、避難者との交流の歌声サロンを展開。2014年に映画「むすんでひらくへっついの家」、2021年に「かくれキニシタンー声を上げる10年目の福島ー」を制作、監督する。著書に「原発いらない命が大事の詩1~4(自費出版)」、詩と写真の本「なじょすべ」(彩流社)絵本「たましいになったブチ」等。

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リターン

3,000


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<サンクスレターセット>

・代表の関からの御礼のメール
・HPに名前を記載させていただきます。

支援者
47人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

10,000


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<活動応援セット>

・代表の関からの御礼のメール
・HPに名前を記載させていただきます。

支援者
33人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

10,000


福島セット

福島セット

・代表の関からの御礼のメール
・HPに名前を記載させていただきます。
・絵ハガキ(飯沼和歌子) 
・詩集「原発いらない、いのちが大事の歌」
・絵本「たましいになったブチ」
・DVD映画「むすんでひらくへっついの家」 

支援者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

30,000


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<サンクスレターセット>

・子供たちからのサンクスレター
・代表の関からの御礼のメール

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

30,000


<特製手ぬぐいコース>

<特製手ぬぐいコース>

・子供たちからのサンクスレター
・代表の関からの御礼のメール
・HPに名前を記載させていただきます。
・絵ハガキ(飯沼和歌子) 
・詩集「原発いらない、いのちが大事の歌」2冊
・絵本「たましいになったブチ」
・DVD映画「むすんでひらくへっついの家」 
・特製手ぬぐい

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

100,000


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<代表の関と映画コース>

3万円の支援に加えて
代表の関と映画上映権を行う権利
※詳細はご希望を受け付けます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

100,000


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<サンクスレターセット>

・子供たちからのサンクスレター
・代表の関からの御礼のメール

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

300,000


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<へっついの家特製味噌コース>

10万円の内容に加えて
・特製の樽味噌
・へっついの家宿泊券(一泊二日)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

プロフィール

1951年岩手県生まれ。70年代に学生運動、労働組合を体験するがついていけずヒマラヤ登山に転向。1980年の転落事故を機に有機野菜の八百屋になるもチェルノブイリ原発事故で売れず脱原発、非暴力直接行動に進む。その後、ガンになり二本松に移住するが、2011年原発事故に遭い、原発を止める活動と保養を佐渡ヶ島で展開。2012年、自自宅の土を持って東電と経産省に届ける「灰の行進」を行う。これを機に「福島の今を記録する」ための詩作を始め詩人を自称。他に、福島の今を伝える「スタディツアー」、避難者との交流の歌声サロンを展開。2014年に映画「むすんでひらくへっついの家」、2021年に「かくれキニシタンー声を上げる10年目の福島ー」を制作、監督する。著書に「原発いらない命が大事の詩1~4(自費出版)」、詩と写真の本「なじょすべ」(彩流社)絵本「たましいになったブチ」等。

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