愛媛に伝わる伝統的な「宮部カーブ」を現代の技術で再現したい!

愛媛に伝わる伝統的な「宮部カーブ」を現代の技術で再現したい!

支援総額

1,240,000

目標金額 1,000,000円

支援者
87人
募集終了日
2022年8月18日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

 

原因不明の火災により桐下駄を作る工場が全焼。

皆様のご期待に応えるため、宮部カーブを復活させたく立ち上がりました。

ぜひ、応援をよろしくお願いします

 

 

自己紹介

 

私は高校を卒業し、父親の下で桐下駄職人として修業し始めました。

5歳年上の兄貴がすでに桐下駄職人の修業を始めていました。

 

|桐下駄とは

日本で育つ木の中で履物に適した軽さと硬さを兼ね備え、履物は桐に限ると言われて来ました。

カラコロという擬音で表されるように桐下駄の音はあこがれの音でもありましたが、生活の変化に伴い日常の履物としての使われ方から、浴衣を着て夏に素足で履いても汚れが付きづらいウルシなどで加飾を施した桐下駄が夏のおしゃれ履きとして和装ファンの間で使われ続けてきました。

 

 

10年程修業を続けると桐下駄を作る際の決まり事や、道具の手入れ、刃物砥ぎを一通り覚えることが出来ました。

 

父親が旅立ち兄弟二人で仕事を分担して、製造販売を行うようになりました。

 

自分は主に卸先への対応や小売販売での一般の方との触れ合いを通じて、技術的な未熟さやそれに伴う桐下駄への知識を補うために、東京、名古屋、大阪、広島といった都市部でお客様との対話を通じて商品の魅力を創作する為の技術を追求するようになり今年で50年となります。

 

現在では、胡麻竹下駄と呼ばれる桐台に胡麻竹を1ミリ程に薄く切削したものを貼り合わせた桐下駄は、夏に履く下駄の中で最高の履き心地と言われ続け、桐下駄を扱う専門店からは、全国でここでしか作れない技術を保持していると言われ、胡麻竹貼り桐下駄の注文を全国から受けるようになりました。

 

また、紙布を独自の技法で染め上げ、たくさんの色を作り独特のデザインを施したシコロ貼り桐下駄は、オリジナル溢れる逸品として、たくさんの方に支持されています。

 

【シコロ貼り桐下駄】

 

 

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

2020年9月2日の夕方5時過ぎ、自分は地元のデパートで桐下駄の販売を行っていましたが、無人となっていた工場が原因不明の火災により工場は全焼し、桐下駄を作るための桐材や昭和40年代に作られた桐下駄を作るための機械をすべて焼失してしまいました。

 

丁度、その時地元のデパートで販売を行っていたのですが、TVニュースで工場の火災を知った多くのお客様が列を作り宮部カーブを絶やさないように頑張ってと言われお買い求めに来られた皆さんに励まされました。

 

|宮部カーブとは

つま先から足の指に向かい約1センチほど削りこみ其処から踵に向かいなだらかに盛り上がったカーブにより、歩く時の足の動きを助けてくれる為、履き心地と歩き易さを感じさせてくれる独特のカーブです。

 

本来なら1週間で売り上げる金額を1日で達成し、皆さんの思いを胸に刻み、もう一度桐下駄を作りたいとの思いからこのプロジェクトを立ち上げました。

 

 

プロジェクトの内容

 

まずは火災で焼失した昭和40年代の宮部カーブを作り出す機械を令和の技術で復活させるための調査研究を行い、其の機械を再現してくれる機械メーカーとの試作研究を行いたいと思っています。

 

必要は資金の総額は、百万円を目標としています。

 

機械メーカーに焼失前の宮部カーブで作られた桐下駄を提示し、保存された映像などを見せて、桐下駄の作り方から説明していきます。

 

宮部カーブと呼ばれるカーブは約45年ほどの歴史があります。地元の桐下駄愛好家から支持を受け、少しづつ全国に愛好家を増やしてきました。

 

令和の時代の機械メーカーの技術者の方に機械の試作を何度かしていただき、元のようなカーブを復活させる為の調査研究を行うことにより、宮部カーブの復活を応援していただく方たちの思いを、全国に発信していきます。

 

【桐下駄】

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

四国で桐材から桐下駄を作りそれに独自のデザインを施すことが出来る数少ない桐下駄工場です。

 

夏には、地元のいよてつ高島屋での呉服コーナーでの展示販売や期間限定ショップなどを通して地元の方に30年以上当社の桐下駄をお買い求めいただいており、コアな宮部カーブおよびデザインのファンがたくさんいらっしゃるので、四国から情報を発信していきたいと思っています。

 

現在、安価な桐下駄と称する外国産の下駄もあるのですが、鼻緒の挿げ方の違いなどで、履きやすさが違うと言われてきました。

 

熟練の桐下駄職人が作り出す本当の桐下駄を残してゆくことが、日本で生まれてきた下駄という履物の文化を正しく次世代に伝えてゆき、日本人としての文化を受け継いだ者の職人としての存在意義だと思っています。

 

火災により工場は全焼してしまいましたが、桐下駄を作ることに対しての情熱はいまだ消えていません。

 

お客様のもう一度宮部カーブを復活させてという応援を心に刻んで前に進んでゆきたいと思っています。

 

プロジェクト実行責任者:
宮部泰明
プロジェクト実施完了日:
2022年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

昭和40年代に作られた宮部カーブを作る機械を現代の技術で蘇らせる為の研究活動に使いたい。

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リターン

5,000+システム利用料


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感謝のメール

感謝のメールを送ります。
作業場の壁面にお名前を掲示いたします。

支援者
27人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

10,000+システム利用料


ご自分が染めたシコロ生地でシコロ貼りの桐下駄を製作いたします

ご自分が染めたシコロ生地でシコロ貼りの桐下駄を製作いたします

作業場で実際の色作りからシコロ染を体験していただきます。

※こちらからいくつか候補日程を提示させていただきます。その日程でご調整ください。
※2023年3月までには実施予定です。

支援者
30人
在庫数
完売
発送完了予定月
2023年3月

15,000+システム利用料


自分で選んだシコロの色を組み合わせてシコロ貼り桐下駄を製作いたします

自分で選んだシコロの色を組み合わせてシコロ貼り桐下駄を製作いたします

作業場にてご自分でシコロの色を組み合わせデザインする作業を体験できます。

※こちらからいくつか候補日程を提示させていただきます。その日程でご調整ください。
※2023年3月までには実施予定です。

支援者
27人
在庫数
完売
発送完了予定月
2023年3月

50,000+システム利用料


火災を免れた宮部カーブの桐下駄から胡麻竹桐下駄を作ります。

火災を免れた宮部カーブの桐下駄から胡麻竹桐下駄を作ります。

鼻緒の足に当たる部分と親指で挟む部分の生地の色を20色の中から選び、製作いたします。
又は、100足以上のオリジナルデザインの鼻緒からお選びいただけます。

※プロジェクト成立後に別途メールにて詳細を相談させていただきます。

支援者
5人
在庫数
完売
発送完了予定月
2023年3月

プロフィール

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