子育て支援の拠点となる新しい形のファミリーホームを開設したい!!

支援総額

6,428,000

目標金額 1,000,000円

支援者
251人
募集終了日
2022年9月1日

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プロジェクト本文

【2022/07/20追記:達成のお礼とネクストゴールについて】

 

7月19日にスタートしたこのクラウドファンディングですが、早くも2日目の本日早朝に最初の目標額を達成致しました。

 

ご支援くださった皆さまに心から心から感謝申し上げます。

 

クラウドファンディング冒頭にも書かせて頂いている通り、最初の目標額を100万円としましたが、本来は5000万円が必要です。

 

仮にクラウドファンディングで5000万円を達成出来なかったとしても、コツコツ貯めてきた貯金や銀行や親類からの融資でプロジェクトは実現させます!

 

しかし、今回このプロジェクトを開始して、多くのご支援や応援メッセージをいただき、何より私自身が大きな勇気を受け取りました。(胸が熱くなります。これを書いてても涙が出ちゃいます。)


そして、このプロジェクトはみなさんの『あったらいいな』が詰まっているのだと実感しました。

 

ですから、この先はワタシやココポルタが頑張って何とかするというではなく、みなさんの『あったらいいな』を発信していきたいですし、それを広く多くの人に応援してもらい、知ってもらうことが大切なのだと思いました。

 

ネクストゴールはまずは1000万円とさせていただき、追加で集まった支援金は、ファミリーホームの改修費用・家具・設備費用の一部に充てさせていただきます。

 

これがひとつのムーブメントとなり、子どもたちのより良い暮らしや未来に注目し、行動する人が増えますことを祈ります。

 

一般社団法人 COCO PORTA
代表理事  白田有香里

 

 

 

貧困や虐待など様々な理由で

家庭から離れて暮らす必要のある

子どもたちのために、
ファミリーホームを開設します!

 

 

突然ですが、皆様はファミリーホームという小規模住居型児童養育事業をご存知でしょうか?

 

ファミリーホームは、家庭環境を失ったこどもを里親や児童養護施設職員など経験豊かな養育者がその家庭に迎え入れて養育する「家庭養護」です。


世の中には家庭的な環境を必要としている子どもたちがたくさんいます。

 

そこで私たち一般社団法人 COCO PORTAは、ひとりでも多くの子どもたちを里親として迎え入れ、また里親制度を広く普及していきたいという想いから、ファミリーホームの開設に向けて全力で動いております。

 

 

ただ開設するのではなく、地域の子育て拠点となるようなファミリーホームを目指し、様々な人々の居場所となれるようなサロンを併設します。

 

そして、子どもたちの成長や個性に合わせた環境を整えたり、より多くの方々に里親だけでなく、社会的養護や子ども・若者に関心を持ってもらう場所にしていくためには、多くの資金(約5,000万円)が必要となります。

 

このクラウドファンディングを通じて、開設のための資金を全額調達することができれば理想に近い形のファミリーホームを開設することができ、さらに今後の運営も安定しますが、正直言ってどれだけ皆様に関心を持って頂けるのか分からず、まずは100万円の目標金額で設定させていただきました。

 

より多くの資金が集まり、子どもたちや地域の方々にとって良い場所を作り、モデルケースとして全国に発信していきたいと強く願っております。そのために多くの方々のご協力が必要です。
 
どうか皆さまお一人お一人の温かいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

はじめに

 

 

はじめまして!

 

一般社団法人 COCO PORTA(ココポルタ)代表理事の白田有香里と申します。

 

 

私は児童自立支援施設、児童養護施設での勤務を経て、児童相談所の児童福祉司になりました。 児童自立支援施設や児童養護施設で出会った子どもたち、そして児童福祉司として虐待を受けている子どもたちと日々出会い、子どもたちが安心して生活することの出来る家庭の重要性を痛感し、自ら養育里親となりました。  

 

福音館書店の『母の友』に掲載して頂きました。(掲載の承諾は頂いています。)

 

『ルポ! 足立の子ども支援』文・絵/上田隆さんのブログhttps://adachikodomo.ioh.tokyo/archives/238 に
「「児童福祉司」で「里親」だから、見えること」というタイトルで掲載して頂きました。

 

 

元々子ども好きな夫がそんな私の仕事をそばで見ていて(特に児童養護施設勤務の時は、夫婦で施設内の職員住宅に住んでいましたので)同じ気持ちになったようで、養育里親になりたいと思うようになるのは自然な流れでした。

 

とはいえ、実際に養育里親の申請をする決心ができるまでには、実は何年もの時間を要しました。実親さんと児童相談所からお預かりした子ども達と24時間365日一緒に暮らし、『色々な生い立ちの子ども達を育てていくということが本当に自分達に出来るのだろうか』『その覚悟はあるのか』と何度も何度も話し合いました。そして、まずは週末や夏休みなどの長期休みの時だけ子どもを預かる週末里親から始めようと思ったんです。

 

この日、生まれて初めて海を見た子どもたち。

 

 

そんなとき、東日本大震災が起こりましたーー。

 

被災した子どもたちが我が家でホームステイすることは出来ないだろうかと考えました。そこで、はたと気づいたのです。虐待や貧困、保護者の傷病や離婚や死別、逮捕勾留など・・・自然災害ではなくても災難に遭って心が傷つき、場合によっては住むところもない子どもたちは自分の身近なところにもいるんだと。

 

それがきっかけで、養育里親の申請をする決心をしました。子どもたちが我が家に来てからは夫が中心となって家事や育児をし、夫はついに専門里親となりました。    

 

私の母や姉、叔母たちも一緒に。

 

 

我が家でもっと子どもを育てたい!

 

二人の子どもを育てて10年。年中さんと小学校1年生でやってきた子ども達は中学3年生と高校2年生。すっかり大きくなりました。心も身体も成長し、里親会の集まりでは「小さい子たちの面倒を見る優しいお兄ちゃんたち」になりました。

 

家庭を必要としている子どもはまだまだたくさんいるんだよ。父ちゃんと母ちゃんはファミリーホームとして、もう少し多くの子どもたちと生活したいと思ってるんだよね。』と言ったら、うちの子どもたちは予想以上に大賛成でした。

 

オレがちびっ子達をお散歩に連れて行くよ!』『学校では6人きょうだいですって言えば良いの?』『みんなが帰ってこられる家にしたいね!!』と張り切っています。

 

 

 

 

里親が足りない?!

 

2016年の児童福祉法改正により、虐待、貧困、両親の離婚、死別、逮捕勾留などにより、実親と離れて暮らす必要のあるこども(=社会的養護が必要な子ども)は、原則として里親やファミリーホームなどの家庭で育てることが国や自治体の方針として定められました

 

しかし、全国に多くいる社会的養護の子どもたちのうち、里親やファミリーホームで生活する子は残念ながら多くありません。

 

里親やファミリーホームの家庭養護では、施設のように職員が交代制ではありません。そのため、特定の大人との愛着関係が築きやすいというメリットがあります。また、子どもそれぞれの好みや特性に合わせた柔軟な対応が出来ます。何より、養育者が一緒に暮らしていますので、自分が大人になった時の生活のモデルとすることが出来ます。

 

里親として登録しているにも関わらず、子どもを委託されない里親も多くいます。子どもを委託されたけれど、途中で養育を断念する里親もいます。

 

 

それは何故なのか・・・?

 

✔︎ さまざまな課題やニーズのある子どもたちを受け入れられる、力のある里親が足りない。

 

✔︎ さまざまな課題やニーズのある子どもたちを受け入れた後に必要な養育支援が足りない。

 

ということなのだと思います。

 

もちろん、「里親」と言えばインターネットでも動物の里親が先に出てくるほど認知度も低いですし、「里親」と言うとボランティア精神旺盛な人たちによる、自己犠牲の上に成り立つ制度というようなイメージがあるので、里親をやってみたいという人が増えないということもあると思います。

 

 

 

だから法人を立ち上げちゃいました!!

 

 

「一般社団法人 COCO PORTA」といいます。

 

 

法人のロゴマークです。
PORTAというのは扉とかドアという意味です。
「ここに来たら、あなたの扉が開くよ!」という思いを込めています。

 

 

まずは、とにかく『里親』のイメージを変えたい!

だって、しんどいことばっかりじゃない、楽しいこともたくさんあるんですもの。

 

そして、里親養育の支援をしたい!というところから、同じ思いを持って活動してくれる仲間を募りました。

 

COCO PORTAのメンバーと登壇者の渡邊洋次郎さん

 

でも、仲間たちといろいろ話し合っていく中で、里親養育の支援だけじゃ足りないねという結論に至ったんです。

 

そもそも子育てに困っている保護者の支援が必要。そして、困っている保護者や子どもが「困ってる」ってことを発信出来なくては。

 

そのためには、地域力=近所のオトナの力が必要なんです。

 

ファミリーホームにサロンを併設して、そこでいろんな人が集まってお喋りしたり、相談したり、ワークショップや勉強会を開催出来たら地域力アップに繋がるんじゃないかと考えました。

 

そこで、こんなイベントを開催しました。

 

『困った子は困ってる子!?』〜近所のオトナに出来ることを考える〜

 

 

このイベントはレンタルスペースで開催しました。オーナーさんが実際にご家族と一緒に住んでいるご自宅を貸してくださるんです。そのアットホームな雰囲気のお陰で、参加者の皆さん(登壇者も)がとてもリラックスして色々な話をすることが出来ました。

 

『ファミリーホーム+サロン』の構想は間違ってない!と確信しました。

 

ファミリーホームにサロンを併設することによって、まず、里親が気軽に集まれる場所になると思いました。里親が委託されている子どもを連れて集えば、自然に子どもたち同士の繋がりも出来ます。里親も里子もまだまだマイノリティですから、仲間がいると思えることは勇気になります。

 

 

サロンではさまざまなワークショップをすることが出来ます。子育てにちょっとだけ悩んでいるパパやママ向けのミニ講座とか、子どもたち向けのお料理体験とか、おじいちゃんおばあちゃんと子ども若者の交流の機会とか・・・私たちCOCO PORTAが主催するものだけではなく、場所を提供することで、多種多様な企画が実現すると思います。

 

それはつまり、ファミリーホームがサロンを併設することによって地域の拠点となる可能性を秘めているということに他なりません。

 

第一回アートワークショップはとても好評でした!​​​​​アンケートでは、もっと時間を長くして欲しい、
他にもいろんなイベントやって欲しい、自分以外にも(里親家庭で生活してる子が)いるなんて!というようなコメントを頂きました。

 

本物の葉っぱを使ったアートに子ども達も興味津々。

 

そもそも、なぜファミリーホームを開設するのか?

 

ファミリーホームは小さい施設ではなく、里親の大きいバージョンです。養育里親として培ってきた経験をもとに、より多くの子どもたちを受け入れたいと思いました。当然のことながら、私たち夫婦や私の母も一緒に住むことで、『家庭的』ではなく『家庭』になっていきます。

 

子ども同士の育ち合いが出来るのも重要なポイントです。時に、大人から子どもへ伝えることよりも子ども同士で伝え合うことの方が理解出来ることがありますし、ぶつかることがあってもそれを乗り越えたりする経験が出来ます。

 

そして、我が家の子どもたちがほっこり癒し系&ちびっ子の面倒見がいいというのは里親会でも定評があります。だから、きっといいお兄ちゃんになると思います。

 

そして、ファミリーホームは行政の管区を超えて子どもを預かることが可能です。

 

色々なことを総合的に考えると、今、我が家がファミリーホームを立ち上げるベストなタイミングなんだと思っています。

 

Q:「ファミリーホーム」って?


A:厚生労働省が定めた第二種社会福祉事業で「小規模住居型児童養育事業」を行う住居を「ファミリーホーム」といいます。「ファミリーホーム」は、家庭環境を失ったこどもを里親や児童養護施設職員など経験豊かな養育者がその家庭に迎え入れて養育する「家庭養護」です。事業という言葉がつきますが、あくまでも養育者の家庭の中で、5~6人のこどもを預かり、こども同士の相互の交流を活かしながら、基本的な生活習慣を確立するとともに、豊かな人間性及び社会性を養い、将来自立した生活を営むために必要な知識及び経験を得ることに主要な目的があります。 

 

※日本ファミリーホーム協議会ホームページより

https://www.japan-familyhome.org/whats-familyhome

 

 

 

皆様からのご支援金で実現すること

 

江戸川区にある大きな一軒家を貸してくださる大家さんが見つかりました。現在は、住宅確保要配慮者向けの小さな部屋が15室もある住宅なのですが、借り手がつかなかったことから、『ぜひ児童福祉に活かしてほしい!』と考えてくださいました。ファミリーホーム用に全面改修して構わないと言ってくださっています。

 

十分な広さのある物件ですので、サロンスペースを併設したファミリーホームを開設したいと考えております。サロンでは里親サロンを開催したり、地域の子育て支援、子ども若者支援、ワークショップなどを展開していきたいと考えています。
 

サロンについて

 

・施設の名称:salon de COCO PORTA

・ネーミングに掛けた想い:一般社団法人 COCO PORTAが運営するサロンであることと、法人名に込めた思い同様、『ここ(COCO)に来たら扉(PORTA)が開くよ!』という思いを込めています。

・開業する場所:ファミリーホームの1階道路側部分

・営業日/営業時間:ワークショップ開催日ほか

・アクセス方法:東京都江戸川区新小岩からバス

・施設でできること:各種ミニ講座、ワークショップなど

・利用条件:一般社団法人 COCO PORTAが承認する内容であること

 

 

しかし、大きな建物ですので改修してファミリーホームとして生まれ変わらせるためには、大きな資金が必要となります。そこでファミリーホームの必要性を感じていただいた皆様に広くご支援いただきたいと考え、クラウドファンディングを立ち上げました。

 

どうか温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

資金の使い道について

 

・今回の施設を開設するために必要な資金の総額

 

⇨改修費用44,000,000円 設計料5,489,000円

(敷地面積:396.64m2 延床面積226.30m2)

 

・クラウドファンディングで集まった支援金の使い道

 

⇨改修費用・家具・設備費用の一部、クラウドファンディングの手数料に充てられます

 

 

現在はこんな間取りです。変な形だったり、窓が無かったり、窓が半分だったり・・・

 

 

 

しかし、こんなふうに生まれ変わる予定です!

 

 

 

 

吹き抜けがあって明るく、子どもの人数や暮らしを考えた設計になっています。既存の施設ではなかなか受け入れが難しい10代のママと赤ちゃんだったり、性的マイノリティの子が生活することなども考えて、柔軟に間取りが変えられるよう仕切り棚にしたり、浴室の他にシャワー室を設置するなどの配慮をしています。犬が飼いたいという子どもたちの要望を聞いて、ペットの足洗い場も設計されています。

 

サロンは時にファミリーホームのリビングまで拡大出来るようにもなっています。

 

 

当該物件の適法が確認され、8月に最終図面、9月に着工、来年4月に竣工して入居を開始し、5月に江戸川区での里親登録、6月にファミリーホーム申請という流れとなります。

 

 

応援メッセージの紹介

 

※五十音順

 

 

NPO法人ピースプロジェクト理事長 加藤 勉

 

白田家が新しくファミリーホームを始められると聞いて、とても嬉しく思いました。これまでも白田家は里親さんとして2人のご兄弟を愛情いっぱいに育てておられます。

 

私はご縁があってそのご兄弟とも仲良くさせていただいています。世の中に“親の愛情”を必要とする子どもたちは大勢います。ファミリーホームや里親制度はそういった子どもたちに手を差し伸べるとても有効な手段だと思います。

 

NPO法人ピースプロジェクトとしては、今後も白田家、白田ファミリーホームと一緒に子どもたちに温かい未来を提供していきたいと思います。皆さまも是非、今回のファミリーホームプロジェクトにご協賛いただきますようお願い申し上げます。 

 

一般社団法人子どもの声からはじめよう代表理事/内閣官房子ども家庭庁準備室政策参与

川瀬信一

 

さまざまな理由により公的に保護される子どもは、年間およそ2万5千人。そのうちおよそ5千人の子どもが、親元を離れて施設や里親家庭などで生活します。

 

子どもが自分の人生をコントロールしながら生き続けるためには、どこで、誰と、どのように生きていきたいのか、その子どもの願いが尊重されることが大切です。

 

それは、保護される子どもにとっても同様です。家族と一緒に暮らせないという事情を抱えている子ども。家族と離れて暮らしたいという願いを抱いている子ども。困難に直面している子どもにこそ、豊かな選択肢が必要です。

 

しかし、今の日本では、子どもが安心して生活することのできるが場所が足りていません。それが、子どもの願いを尊重することを難しくしている一つの要因です。

 

白田さんが仲間とともに築き上げていく、かぞくのカタチ。困難に直面している子どもが、ありのままの自分で過ごせる、ほっとできる場所になるはずです。

 

あなたも仲間に加わりませんか。

 

 

育児雑誌編集者 佐藤亜希

 

子どもの福祉に携わっている方たちに、「児童福祉司さんの取材をしたい」と相談したところ、真っ先にお名前が上がったのが白田さんでした。児童福祉司さんといえば、ハードな仕事で昼夜無く働き、体力的にも精神的にも燃え尽きてしまう方も多いと聞いています。

 

しかし白田さんを取材すると、「目の前にいる子どものために、今自分がやらなければ」という、仕事の困難さを上回る情熱でお仕事されていることを感じました。「困っている子どもを助けたい」と思う人は、私も含めたくさんいると思います。

 

しかし、白田さんのように職場で多くの子どものために奔走し、家庭では里親として二人を育てるなど、実際の行動に移すことは、重い責任が伴いますし、大変で勇気のいることだと思います。そんな白田さんが、今度はファミリーホームを始めるとのこと。「有言実行」の人、白田さんにただただ感服です。

 

さまざまな理由から保護者と暮らすことができず、施設で暮らしている子どもたちがいます。そこでは集団生活ですから、守らなければならない決まりもあり、家庭と同じような生活ができるとは言えません。

 

ですが、ファミリーホームであればもっと家庭的な雰囲気の中で、安定した関係を大人やほかの子どもたちと築きながら生活していくことが可能です。児童自立支援施設、児童養護施設、児童相談所と多くの現場を経験され、長年、子どもの幸せのために尽力されてきた白田さんの、さらなるチャレンジ。応援しています。 

 

THREE FLAGS -希望の狼煙-
(BRO、まこちゃん、ライト)

 

「経験者の僕たちが思う、本当に素敵でうらやましいお家!」

 

私たち3人は児童養護施設で育った経験を持ち、現在はそれぞれが社会的養護に関わる子どもや若者の支援にも携わっています。その中で感じる思いや様々な課題などをYoutubeで発信し、多くの人が “親を頼ることのできない子ども” の問題に関心を持ってもらえるよう情報発信を行っています。

 

YouTube番組では様々なテーマを扱うのですが、その中で度々登場するワードが「子育てに困っている親への支援が必要」、「もっと地域で親子をサポートできたら」ということです。白田さんのファミリーホーム+サロンというアイディアは僕たちもまさに必要だと思っている理想の形態だと思っています。

 

素敵な里親家庭を感じながら生活ができて、地域の温かい大人と関係性を築くことができたらどんなに素敵なことだろう。ちょっぴりうらやましくなってしまいつつ、今からワクワクが止まりません。

 

この取り組みが実現するために、僕たちもできる限り応援させていただきたいと思っています。

 

ルポライター 杉山 春

 

家族は時々大変になる。親密な関係のなか、人間の距離が近すぎれば、時にはそんなこともある。子どもたちはその場を耐えるしかない。子どもの意思で、ちょっと親から離れられる場所があるといいのに。それも安全に。
 
以前、白田さんのご自宅解放で、BBQにお邪魔した時、ご近所の未就学と思われる赤いワンピースの女の子が一人で紛れ込んでいた。白田さんは、他のお客さんに振る舞うのと全く変わらず、その子にも時々声をかけ、飲み物などを薦めている。ちょっぴり寂しそうにも見えたその子は、ごく当たり前に受け答えをしてその場に溶け込んでいた。思わず、「こんな空間が、私が関わっている子どもたちにもあるといいなあ」とつぶやいた。
 
子どもの居場所に関わるようになって10年を越えたが、ほんのちょっと親子が距離を取れる場所が、日常にあったらいいのにと、何度思ったことか。少しガス抜きをしたり、ちょっとだけ人の目が入ることで、大人の側にも子どもに対して遠慮が生まれたり。そして、気軽に日常の生活に戻っていける。

 

公的機関の職員としてプロとしても現場をよく知り、おしゃれな白田さん。里親さんとして、ジェンダーにとらわれない協調ぶりが見事な白田さんとパートナーさんの関係。そんなご家族が新しく、カフェのようなサロンのような場所を併設しているファミリーホームを開かれると聞いた。

 

ファミリーホームは里親を大きくした「家庭」。サロンを併設することで、「家庭」は閉じられずに地域に開かれる。地域や知り合いの子ども・若者が、親たちが、家庭の雰囲気を身近に感じながら、安心してそこにいられる。子どもや大人がお互いに出会うことができる。

 

通告とか、一時保護とか、最初からそんな大それたことを考える必要はない。でも、大変になれば、公的な力も使える。そんな新しい「場」と「つながり」がここに生まれるだろう。
 
白田さんご夫妻の新しい挑戦を心から応援します。

 

児童養護施設 聖母愛児園 
統括主任  梛橋(ナギハシ)雄一

 

皆さん、日本の社会的養護が、子どもにとって大切な大人と愛着形成を構築するには難しいシステムになっている事をご存知でしょうか?

 

例えば、虐待を受けた子どもがいたとして、年齢が低いとして、家庭から切り離されると下記のような措置、措置変更が繰り返される・・。

 

家庭  → 一時保護所 →乳児院 →児童養護施設(幼児部) → 児童養護施設(学童部) → 心理治療施設・児童自立支援施設・自立援助ホーム  等→ 児童養護施設(他施設)

※上記に加えて、職員もすぐに辞める。(職員の問題だけじゃない)

 

ある人は、このシステムに「子どもの魂の殺人」と言った。

 

想像して欲しい。一般家庭で育った人間が例えるなら、自分が信頼する両親がコロコロ変わる感覚に近いのかもしれない。こんなシステムで、子ども達の虐待の傷は癒されるのだろうか?

 

だから僕は、里親さんやファミリーホームを応援している。子ども達に必要な愛着対象者が変わらないから。

 

そして、白田さんの活動を応援する。上記とは全く違う取り組みを目指しているから。そして、単純に白田さんのチャレンジは、かっこいいから。

 

皆さん、白田夫妻を応援しましょう!!

 

映画監督・作家 松井久子

 

白田夫妻のもとに里子としてやってきて、はや10年目を迎えた二人の兄弟。長年、白田家の家族の姿を見てきた私は、兄弟に会うたび、その伸び伸びとした成長ぶりに「君たち、こんな里親に育てられてよかったね」と祝福せずにいられないのでした。

 

なんと言っても白田夫妻の素晴らしさは、子育てにブレない理念を持っていること、そして里子の実の親御さんのことを含め、子どもたちと何でもオープンに語り合う姿勢です。二人の息子を育ててきた、長年の経験を更に生かしたいと、白田夫妻がファミリーホームの事業を始めると聞いて、なんて素敵なことかと思いました。

 

なぜなら、実の親と離れても、彼らように幸せな子が、更に増えること間違いなし!と思うからです。白田夫妻の人生をかけた子育て支援への意欲と実践は、子どもたちばかりでなく、子育てに苦しんでいる親たちをも救うことになるでしょう。

 

そして夫妻は「福祉」の持つ、ともすれば暗いイメージを明るく健康的なものに変える力がある方たちです。私が高校時代を過ごした江戸川区で、白田夫妻を中心に、行政と地域社会のサポートによって、全国の先駆けとなる実践ができたら、またそのファミリーホームが江戸川区民の善意が集まる「基地」となったらどんなに素晴らしいかと、夢が膨らみます。

 

そして私も、白田夫妻の挑戦を映像化して、全国に発信するお手伝いをできたらと願っています。                                 

 

【プロフィール】

 

1946年東京出身。早稲田大学文学部演劇科卒。雑誌ライター、テレビドラマのプロデューサーを経て、1998年『ユキエ』で映画監督デビュー。その後は『折り梅』(2002)、日米合作映画『レオニー』(2010)、『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』(2015)、『不思議なクニの憲法』(2016)と5作の映画を発表。2021年春に初の小説『疼くひと』(中央公論新社刊)を上梓。

 

プロジェクトにかける想い

 

 

今回、ファミリーホームを開設するにあたり、改修の設計はtecoの金野千恵さんにお願いしました。金野さん以外の人にお願いすることは考えられませんでした。

 

金野さんとは東京藝術大学のDOORプロジェクトに参加したことで知り合い、アート✖️福祉をテーマに「子供たちの生きる環境」を一緒に考えてきました。今年度で3年目になります。

 

昨年度のDOORプロジェクト

 

社会的養護のことのみならず、子どもの育つ環境について、あらゆる角度からめちゃくちゃ真剣に考えて下さっています。今、我が家にいる子ども達のことだけではなく、これから我が家で暮らすであろう子ども達の暮らしや、サロンにはどんな可能性が秘められているのか、地域で暮らす思いを馳せ、こちらが思いもつかないプランを提案して下さるので打ち合わせの時にはいつも感動で泣きそうになります。

 

設計図だけではなく模型も作って我が家に来てくださいました。暮らしぶりや荷物の量、
家具の大きさなども入念にチェックしてもらいました。お兄ちゃんのバスコレクションもじっくりと。
スタッフの皆さんもとっても温かいんです。

 

我が家のマンションエントランスにて。

 

 

ファミリーホームが完成することのメリット

 

✔️ 住宅困窮者向けの住宅だった(しかも入居者が集まらなかった)ものが、ファミリーホームとして生まれ変わって、子どもたちが住まう賑やかなものになることで地域が活気に溢れる。

✔️ 里親支援の拠点にもなることで、地域に里親をやろうという人が増えたり、里親の認知度が上がる。

✔️ 里親や社会的養護関係の人だけではなく、一般の人も使えるようなサロンを併設することでその垣根が無くなる。


✔️ 地域に開かれた子育て支援拠点となることで、虐待の予防に繋がる。

✔️ オシャレな空間なので、地域のイメージアップに繋がる。若者が集まりやすくなり、子どもだけではなく若者支援もやりやすくなる。若者が集まれば、地域の活性化に繋がる。

 

最後に

 

ファミリーホームについて温かく見守って頂けたら嬉しいです。そして、子どもたちを一緒に育てて頂きたいです。また、このクラウドファンディングをきっかけに、社会的養護を必要とする子、社会的養護に届かない子の存在を知って欲しいです。

 

サロンの部分は地域の方々や若者の集いの場として使って頂いたり、勉強会や1日ハンドメイドショップやギャラリーとして、ご自分の作品を売ったり、展示して頂いたり、COCO PORTAが主催するワークショップに参加して頂いたり、ご自身でワークショップを企画して頂いたり・・・と多種多様な活用方法があると思います。

 

ワタシのこれまでの専門職としての経験や、夫婦で里親として暮らした経験、子ども達自身の思いの集大成がこのサロン併設型のファミリーホーム開設です。ファミリーホーム開設後は、里親型シェアハウスの開設を考えています。新たな取り組みが全国に広がっていくことを考えるとワクワクします。

 

ぜひ、みなさんと一緒に新しい形のファミリーホームを開設したいです。応援よろしくお願いします!

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
白田 有香里(一般社団法人 COCO PORTA)
プロジェクト実施完了日:
2023年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

一般社団法人 COCO PORTAでファミリーホームを立ち上げます。サロンを併設した新しいカタチのファミリーホームで、支援金はその改修費用に充てられます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
プロジェクト実施のためには、当該物件に入居し、江戸川区の里親登録をした上でもう一人受託し、ファミリーホームの申請をする必要があります。江戸川区での里親登録は2023年5月、ファミリーホーム開設の申請は6月にできる予定です。
リターンを実施する上で必要になる資格や許認可について
リターン実施のためには(内覧会)当該物件が完成する必要があります。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額との差異は自己資金(貯金と融資)で賄う予定です。

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プロフィール

はじめまして!白田有香里と申します。 民間企業の会社員から児童福祉の世界に飛び込み、早25年! 児童自立支援施設、児童養護施設の職員を経て児童相談所の児童福祉司となりました。その傍ら私生活では養育里親として二人の男の子を育てています。 里親会会長、児童福祉司、一般社団法人代表理事と3足の草鞋を履いているからこそ出来ることがあると思っています。 座右の銘は『今より若い時はない』 今のワタシに出来ること、出来そうなことはどんどんチャレンジしていきたいと思っています!

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リターン

3,000+システム利用料


【とにかく応援!コース】

【とにかく応援!コース】

感謝の気持ちを込めてメールをお送りします。

支援者
43人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

5,000+システム利用料


【COCO PORTA応援コース】

【COCO PORTA応援コース】

・感謝の気持ちを込めてワークショップの様子やファミリーホームが出来るまでの様子が分かる写真付きお礼メールをお送りします。

支援者
80人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

10,000+システム利用料


【オリジナルトートバッグコース】

【オリジナルトートバッグコース】

COCO PORTAオリジナルトートバッグをプレゼントします。※写真はイメージです。

支援者
50人
在庫数
完売
発送完了予定月
2022年10月

20,000+システム利用料


【タイル名入れコース】

【タイル名入れコース】

お名前をタイルに刻みサロンに飾らせていただきます!(希望制)

※【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちら( https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix )から「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

支援者
36人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

30,000+システム利用料


【クラウドファンディング限定!オンライントーク&タイル名入れコース】

【クラウドファンディング限定!オンライントーク&タイル名入れコース】

・建築家の金野さんとCOCO PORTA代表の白田有香里の『ファミリーホームが出来るまで』のオンライントークイベントにご招待
※令和5年8月に開催予定です。

・お名前をタイルに刻みサロンに飾らせていただきます!(希望制)

※【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちら( https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix )から「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

支援者
22人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

50,000+システム利用料


【サロンを応援コース】新しいサロンでワークショップを主催する権利をプレゼントします!

【サロンを応援コース】新しいサロンでワークショップを主催する権利をプレゼントします!

・写真入りの感謝のメールをお送りします。
・サロンが完成しましたら、ご自身で企画したワークショップに無料でご利用頂く権利(1回)をプレゼントします。

※通常、サロンは有料でのご案内となります。
※ワークショップの内容につきましてはご相談の上決定させて頂きます。COCO PORTAとの共催も可能です。
※公序良俗に反する内容や運営が不適当と判断したものはお断りさせていただく場合があります。
※有効期限:開業から1年内にご利用ください。

支援者
7人
在庫数
3
発送完了予定月
2023年6月

100,000+システム利用料


【ファミリーホームもサロンもとにかく応援!コース】

【ファミリーホームもサロンもとにかく応援!コース】

・お礼の気持ちを込めて、写真入りの感謝のメールをお送りします。
・完成後(令和5年7月頃)に開催するオープニングセレモニーにご招待します。

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

300,000+システム利用料


【企業様向けコース】

【企業様向けコース】

・COCO PORTAホームページおよび弊団体代表者SNSにて社名をご紹介させて頂きます。ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です。(希望制)
・完成後(令和5年7月頃)に開催するオープニングセレモニーにご招待します。(2名まで)

※【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちら( https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix )から「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

500,000+システム利用料


【全て込み込みコース】

【全て込み込みコース】

・感謝の気持ちを込めてメールをお送りします。
・COCO PORTAオリジナルトートバッグをプレゼントします。
・お名前をタイルに刻みサロンに飾らせていただきます!(希望制)
・建築家の金野さんとCOCO PORTA代表の白田有香里の『ファミリーホームが出来るまで』のオンライントークイベントにご招待※令和5年8月に開催予定
・サロンが完成しましたら、ご自身で企画したワークショップに無料でご利用頂く権利(1回)をプレゼントします。
・完成後(令和5年7月頃)に開催するオープニングセレモニーにご招待します。
・COCO PORTAホームページおよび弊団体代表者SNSにて社名をご紹介させて頂きます。(希望制)

※通常、サロンは有料でのご案内となります。
※ワークショップの内容につきましてはご相談の上決定させて頂きます。COCO PORTAとの共催も可能です。
※公序良俗に反する内容や運営が不適当と判断したものはお断りさせていただく場合があります。
※有効期限:開業から1年内にご利用ください

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

プロフィール

はじめまして!白田有香里と申します。 民間企業の会社員から児童福祉の世界に飛び込み、早25年! 児童自立支援施設、児童養護施設の職員を経て児童相談所の児童福祉司となりました。その傍ら私生活では養育里親として二人の男の子を育てています。 里親会会長、児童福祉司、一般社団法人代表理事と3足の草鞋を履いているからこそ出来ることがあると思っています。 座右の銘は『今より若い時はない』 今のワタシに出来ること、出来そうなことはどんどんチャレンジしていきたいと思っています!

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