世界中に教育を届けたい！～大学生の世界一周フィールドワーク～

「紙とペンが欲しい」

 

これは、東南アジアの路上で生活する子どもたち・ストリートチルドレンが発した言葉です。

 

世界には、教育を十分に受けられない子どもたちがたくさんいます。

 

私は途上国をはじめとした世界全体を開発して、質の良い教育を世界中に届けたいと思っています。

 

 

 

初めまして！大阪大学外国語学部スペイン語専攻３回生の赤塚麻衣と申します。

熊本県立熊本高校を卒業後、大学進学を機に地元を離れ、今はスペイン語圏の文化や言語を中心に学んでいます。

 

幼いころからボランティア精神が豊富で、人のために何かをすることが好きでした。

そして高校大学と勉強していく中で、開発学、中でも教育の開発に興味を持つようになりました。

 

冒頭でお伝えした通り、私は国際開発を通して世界中に教育を届けたいという目標があります。

そのために、国際開発や人道的活動について学際的に研究する学問である開発学を学んできました。

そしてそのフィールドワークとして、11月から一人で世界一周をします。

 

そのためには150万円という大金が必要です。

これまで学費生活費を自分で賄いながら、アルバイトを掛け持ちするなどして50万円の貯金をしました。

しかし、それでも100万円の資金が不足しています。

この挑戦を成功させるために、どうかご協力いただけないでしょうか。

 

 

この通り、今まで私は外国や国際的な分野に関心をもってきました。

といっても家庭はいたって普通で、小さいころから英語を習っていたわけでもないし、海外旅行に行ったことすらありませんでした。

しかし、私は高校で自分の人生を変えてくれた恩師に出会います。

 

当時私の担任は、世界各国を旅してきた地理の先生でした。

その先生はいつも旅の経験談を語ってくれたのですが、その中に今でも忘れられない話があります。

 

東南アジアを回っていた時、ストリートチルドレンが話しかけてきた。彼らと話している途中で、私は何か欲しいものはあるかと尋ねた。すると子供たちは「紙とペンが欲しい」と答えたのだ。彼らは寝床もなければ、食料もない。明日生きている保証もない。それなのに彼らが求めているのはお金やご飯ではなく、”紙とペン”だった。

 

私はこの話を聞いた時、本当に衝撃を受けました。

それと同時に、”世界を知らなければいけない”という強い使命感に駆られました。

 

日本という先進国で育った私は、家も食料も洋服も何不自由なく暮らし、おまけに勉強ができるという恵まれた環境にいました。

海外にも行ったことはなく、途上国の話もテレビで見かけるだけ。

今までどこか他人事に感じていた問題を、一気に自分の使命と捉えるようになりました。

そしてその時、自分のこの目で、世界を見て回ることを決心しました。

 

大学入学後コロナに見舞われ、思うように活動ができませんでしたが

海外への渡航が緩和されている今、世界一周のフィールドワークを行いたいと考えています。

 

 

世界一周の目的は大きく２つあります。

 

①世界で起きている事実を自分自身の目で確認する

約半年間、途上国から先進国まで20以上の国を旅する予定です。

その際ホームステイをするなど積極的に現地の方と交流し、日本では知りえない事実、現地の”リアル”を体感します。

メディアや学校で習った既知の事実だけでなく、実際に行かないとわからないことをこの肌で感じ、目で見て学びます。

また大使館やNPO法人の訪問など、現地で活躍されている日本人の方との討論を通して開発学の学びを深めます。

世界一周のきっかけは恩師の言葉ですが、人から聞いた話ではなく、実際に自分で足を運び自分の目で現実を見ることに意味があります。

 

②教育ボランティアを通して、開発学のフィールドワークを行う

途上国では、学校や孤児院で寝泊まりしながら教育ボランティアを行います。

自分が育ってきた所とは大きく違う環境で、色々な国の国民性を感じながら、教育とは何か？追求していきます。

また先進国では大学など教育機関の訪問に加え、開発学を研究されている方へのインタビューも予定しています。

教育に関する問題だけでなく、貧困やジェンダー問題といった社会問題に対してもアプローチしていきたいです。

 

帰国後はこのフィールドワークで見て考えたことをまとめ、開発について大学で考察・研究すると共に、このプロジェクトを支援してくださった皆様に報告いたします。

数値的なデータは広まっていますが、実際の教育現場の状況や現地の人の想いなどは日本にいては気づきにくいです。

自分が実際に訪れその生活を経験することで、今の情報では得られないものを発信できたらいいなと思います。

 

そして卒業後は途上国の開発に携わりたいと考えています。現地での学校建設や本の頒布などの支援の仕方もありますが、それよりもインフラ整備や経済の発達など、より根本的な問題を解決することで、教育が受けられる世界を作っていきます。

 

私はこの世界一周を旅行ではなく、留学のようなものだと捉えています。

ただの観光ではなく、教育や開発の問題について考えるという一つの軸に沿って、世界を周ります。

まだ大学生の私はできることも限られているかもしれませんが

この世界一周は私にとっても、そして世界にとっても必ずプラスになってくれるはずです。

そのためにはどうしても、皆さんの力が必要です。どうかご協力よろしくお願いいたします。

 

 

 

予算について（半年間）

 

準備費用　　　20万円（予防接種、ビザ、保険など）

交通費　　　　50万円

生活費　　　　55万円

観光費・雑費　25万円

 

計　150万円

 

世界一周にかかる費用150万円のうち、100万円が不足しています。

集まった資金は航空券など交通費や宿泊費・食費に充てさせていただきます。

 

 

【プロジェクト実施不可となった場合】

新型コロナウイルスなどの影響により海外への渡航が不可となった場合、世界一周の代わりに日本一周のフィールドワークを行います。日本一周の際も同じく、教育機関の視察やボランティアを行います。集まった資金はその費用に充てさせていただきます。ご了承ください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

この世界一周は私が高校生の頃から持ち続けた野心、そして必ず成し遂げたい宿望です。

日本に閉じこもっていては見えない景色が、世界にはたくさんあります。

学校に行けない子、家族のために売られる子、住む家がない子、不衛生な水を飲んで亡くなる子…あげたらキリがありません。

私はこんな世界を、少しでも変えてみせます。

どうか応援よろしくお願いします。

 

最後に、

私に夢を与えてくれた熊本高校の先生、

助言をくれた信愛女学院や熊本高校OB・OGの方、

支えてくれた家族に相談に乗ってくれた友達、

そして快く送り出してくれた阪大アイスホッケー部のみんな、

本当にありがとうございました！