プロジェクト終了のご報告
2022年7月20日より、初挑戦となったクラウドファンディング
「漆塗りの技術を繋ぎ次世代へ 宮城の工芸業界の活性化を目指します」という目的で目標金額50万円に対して763,000円と目標を上回る沢山のご支援を頂きました。
8月31日までというおおよそ2ヶ月の間で温かい応援コメント、そして皆様からのご支援、事業引き継いで間もなく、不安に思うことも多い中で、とても大きな支えとなりました。
改めて皆様のご支援本当にありがとうございました。
リターンについて
ご支援頂いたリターンに関しては全て発送済みになっております。
商品に関しては発送前に検品しておりますが、万が一不良な点などございましたら、ご連絡ください。
資金用途について
皆様からご支援頂いた資金は、全額新しい作業場(宮城県仙台市荒巻)への設備投資として使用させて頂きました。
1.仮設トイレ(新品)の購入・設置費用で220,000円
2.残りの全額は予定通り建物の腐食部分の交換、床板の張り替え、壁面の断熱材充填・石膏ボード貼りつけ
3.追加で乾燥棚の制作・設置
現状
クラウドファンディンと同時で進行してた作業場の改修工事も予定通り完了。
補助金を活用して購入準備を進めていたコンプレッサーや研磨機器なども揃い、10月より作業場として活用を開始することができました。
11月からは、30代前半で漆塗りに興味のある若手が少しずつではありますが作業に従事してくれるようになりました。
今年は事業の引継ぎ、新しい作業場の確保で精一杯でしたが、来年・再来年の2年くらいの期間で職人の若返りを目標に、漆塗りに興味を持ってくれる人材の確保と技術の指導を進めていきたいと考えております。
また、来年には仙台市内にある寺院の漆塗り工事(修復工事)も控えているので、貴重な経験を積み重ね、職人としてのステップアップに繋がるいい機会だと思っています。
漆器を制作する技術、家具などを塗装する技術、建築物を塗装する技術、それぞれ使う道具も違えば、作業工程の組み方も変わってきます。
塗師として必要な技術を少しずつ習得してもらい、精度を高め、特殊塗装の職人の育成を目指します。
次世代への技術継承、工芸関係を活性化させていくのには、とても険しくまだまだ長い道のりですが、一歩ずつ仲間と仕事を楽しみながら進めていきたいと思っております。
近況などはフェイスブックに掲載を予定しております。
クラウドファンディングを通じてご支援頂いた皆様と一緒に踏み出すことができた大きな一歩、この一歩を踏み出したときの想いを忘れず今後もより一層、工芸関係の活性化を目指して尽力いたします。