真柄大太刀製造法再現プロジェクトVol.1「北國物の地金再現」

真柄大太刀製造法再現プロジェクトVol.1「北國物の地金再現」

寄付総額

1,130,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
66人
募集終了日
2022年10月29日

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プロジェクト本文

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           福井県認定プロジェクトの一覧はこちら

 

 

 

ご支援いただいている皆様へ

 

 本プロジェクトはラスト3日となる10月26日午前にファーストゴールである100万円を達成させて頂くことができました。

 ご寄付はもちろん広報の場を作って頂いたりクラファンのコツなどの指導など、いろいろな角度からの支援や応援に本当に感謝でいっぱいで何を言っていいのかわかりませんが一言だけ

 

「本当にありがとうございます!!」

 

引き続き僕たちの活動の応援よろしくお願い致します。

 

ネクストゴールについて

 

 今回のこのプロジェクトは5年後を目標にまずvol.1として材料の安定化と技術向上を目指しているのですが、先日の豪雨により燃料となる松炭の確保が困難な状況に追い込まれています。

 そこで僕達は松炭も自分たちで作ることを決意しました。これで正真正銘燃料から材料まですべて福井県産の大太刀を作ることができるようになるぞとメンバー内ではさらに意識が高まってきております!

 そのための機材として、「小規模の炭窯・薪割り機・チェーンソー・薪置台」などをそろえ次なるステージというよりはステージの底上げをまずしていきたいと考え短い期間ではありますがネクストゴールを設定させて頂くことにしました。

 

目標設定金額は

 

【 125万 】

 

と設定させていただきます。

 

資金用途

 小規模炭窯製作費、チェーンソーや薪割り機などの機材費、松や松炭を補完するための台(室外で土壌で保管する場合虫などが湧くため。倉庫は確保済み)そこから予定していた松炭代の1部が必要となくなるため機材などに回すことになり、+25万円が想定されました。

 

ネクストゴール未達成の場合

 

自己資金にて実施します。

ですが皆様からの多くの支援をいただけますと幸いです。

宜しくお願い致します。

 

 

 

 

自己紹介  

 

 初めまして!越前たたら研究会「鍛人」(かぬち) 代表の弥氏良寬(ヤウジヨシヒロ)です。 2002年に越前打刃物の世界に飛び込み2018年に伝統工芸士に認定され2021年に独立し「寬-kutsurogi-」という事業所名で独立スタートしました。

 

 

 

 越前打刃物は1979年に全国の打刃物業界でははじめて伝統工芸品の指定を受けました。ですがここで指定を受けている部分というのが板状や棒状の鋼や軟鉄を使って包丁を作るまでの部分であって材料自体を作る工程は入っていません。ですが私としては0から勉強したいという思いがあり、業界内外から若手や指導者を集め2020年に越前たたら研究会「鍛人」を任意団体として立ち上げました。メンバーとしては越前打刃物の若手職人をメインに刀鍛冶、大学教員、たたら歴30年のベテラン、学生、等々さまざまな方々18人で活動しています。  

 

↓始めたての頃のペール缶を利用したたたら製鐵炉  

 

↓会議風景

 

 最初の1年はたたら製鐵の勉強を行い2年目ペール缶などを利用した小さいたたら炉で何度もトライし、そして2022年今年度から大きい目標を立てました。

 

  越前打刃物の祖である「千代鶴國安」作の大太刀で朝倉家家臣の豪傑「真柄十郎左衛門」が帯刀していたとされる「真柄大太刀」の製造法を再現し大太刀に挑む!!!  

    

 越前の砂鉄や土などの原料を集めるところからはじめ、全長244.6cm重量5040gの真柄大太刀の製造技術を目標に専用の炉も「寬-kutsurogi-」から寄贈し本格的に始動しました。      

 

 

プロジェクトの内容  

 

 目標である大太刀を作るには、まず安定した玉鋼の製造とそれを鍛練する技術が必要となります。そこで今回はプロジェクトの”vol.1北國物の地金再現”として、たたら操業の安定化と職人の技術向上を目指します。

 

(北國物は肌がたち地金が黒みを帯びて雪にさしても折れにくいという特徴を持っています。)

 

 越前の砂鉄でのたたら操業は難しく、回数と研究を重ねる必要があります。それから技術向上の部分はメンバーに刀匠はいますが目指す大太刀は一人で作れるものではないので阿吽の呼吸で刀匠の補佐が必要になります。単に補佐といっても玉鋼を鍛練する技術を最低限身につけなければなりません。  

 

 

 

 そこで出てくるのがたたら製鉄後に行う作業の一つである卸金(オロシガネ)という技法です。この技法はたたら製鐵でできた鉄をもう一度高温にさらし、硬さの重要要素である炭素量を調整しながら丁度よい材料に整える作業になります。この卸金にはもう一つできることがあります。「現代和鋼」を精製できるということです。これは鉄の包丁の端材を細かく切ったものや旋盤屑など鉄の小さい屑から玉鋼のようなものを作る事ができます。たたらでできた玉鋼は貴重であり練習には使えないため、現代和鋼でまずは包丁や鉈などの作品を製作しつつ鍛練技術を身に着けていきます。

 基本的には包丁の端材で卸金を行っていく予定ですが、金属系の加工会社様からも応援金+鉄屑という形で協力頂ければ御社の社名のついた「○○現代和鋼」を作り、その材料で刃物を制作し返礼品として出していけたらと考えています。

 

↓こちらは実際に現代和鋼で作った和式ナイフです。    

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

 

  令和4年度 玉鋼の安定した製造を行えるように技術を身に着けつつ体験できる部分を増やし、地域の子供たちを招待し体験してもらい、伝統工芸への理解を深めていけるよう努めます。  

 

  令和5年度 日本刀の製作に本格的にスタートできるように進め、北陸新幹線の開業時に産地にて真柄大太刀製造法再現に向けてのプロセス部分や途中経過を展示し完成まで目が離せないプロジェクトとしてPRします。

 まず短刀をつくりそれ以前の工程の見直しを行います。

 

  令和6年度 メンバーである刀匠「川瀬貞真(さだざね)氏」が得意とする製法で打刀をつくる。

 

  令和7年度 「真柄大太刀」製造法再現に挑戦!!  

 

5年間で再現できない事もあるかもしれませんが延期することはあっても

必ずやり遂げます!!    

 

 

最後に    

 工芸品としての“打刃物”とは、日本刀のような製法から古きものを守り伝える「美術的工芸」、包丁や鎌など暮らしを支える土地に根付いた「産業的工芸」この2つの側面があり、継承と革新を繰り返し今日現在まで繋がってきました。福井・越前打刃物はこの「産業的工芸」の側面を強く発展させ、日本の食や暮らしを支えてきたと私は捉えています。今ある越前打刃物を更なる飛躍に導くには、現在福井には担い手の少ない「美術的工芸」に力を注ぐことが必要不可欠だと確信しております。この挑戦は産業に活気がある現在だからこそ取り組むべきものです。“たたら製鉄”の再興、そして確かな技術力を持った人材の育成が越前打刃物を新たな未来に導くはずです。  

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。応援よろしくお願いいたします。   

 

 

ふるさと納税について

  本プロジェクトに対する個人様からの寄附金は「ふるさと納税」の対象となります。ふるさと納税では、寄附金のうち2,000円を超える部分について、住民税の概ね2割を上限に、所得税と合わせて全額が原則として控除・還付されます。

  

例えば、30,000円の寄附をした場合、還付又は住民税からの控除額は28,000円となり、実質負担額は2,000円となります。今回のプロジェクトでは、実質2,000円の負担でふるさとへの想いをカタチにできるとともに、リターンがあるプロジェクトについてはリターンを受けることができます。

 

 ※寄附者様の収入や家族構成に応じて、還付・控除額は変わります。詳細は福井県のホームページをご覧ください。

※企業版ふるさと納税の対象ではないため、法人様による寄附はふるさと納税の対象にはなりません。

※福井県内の方は対価性のあるギフトを受け取ることはできません。

 

 

本プロジェクトにおける寄附の流れ 

 本プロジェクトは、福井県の「ふるさと納税による新事業創出支援事業」の対象事業として認定されています。

 

  そのため、このプロジェクトに対する個人による寄附はふるさと納税の対象となり、ご寄附頂いた額に応じて、個人住民税等から一部が控除されます。(企業版ふるさと納税の対象ではないため、法人による寄附はふるさと納税の対象となりません。)

  寄附金は福井県がふるさと納税として領収し、その寄附金から寄附代行手数料を除いた額を、奨励金として事業者に支給します。

 

  その他、ふるさと納税の詳しい内容や注意点については、福井県のHPをご参照ください。

 ※ワンストップ特例制度の申請をご希望の方へ

 ふるさと納税制度の適用において、確定申告が不要となるワンストップ特例制度の申請をご希望される場合は、寄附申込の際に必ず希望有りを選択してください。

 令和5年1月10日(火)(必着)までに、福井県に申請書をご提出いただく必要があります。(期日を過ぎた場合、確定申告が必要になります。)

 プロジェクトが成立して寄附金額が確定した後、県から領収書とともにワンストップ特例申請書の様式をお送りしますが、予め「ふるさと福井応援サイト」より申請書様式をダウンロードし、ご準備いただくことも可能です。

また、申請にあたり、マイナンバーに関する添付書類をご提出いただく必要がありますので、ご遺漏の無きようお願いいたします。

 

 

個人情報の取り扱いについて

  本プロジェクトは福井県の「ふるさと納税を活用した新事業創出支援事業」に認定されたプロジェクトであり、ご寄附者様の個人情報は、福井県に提供されるほか、福井県を通じて本事業者にも提供されます。この点をご了解頂いたうえで、ご寄附をお願いいたします。 

 

 

返礼品についての注記

   福井県は、地方税法第37条の2第2項各号及び第314条の7第2項各号に掲げる基準に適合する地方団体として総務大臣の指定を受けています。当該お礼の品は、総務省告示で定める地場産品基準を満たしたものです。

 福井県内の方は対価性のあるギフトを受け取ることはできませんのでご注意ください。 

 

 

プロジェクト実行責任者:
弥氏良寬(鍛人)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

真柄大太刀製造法再現に挑戦しメンバーの技術向上を目指し、たたら製鐵や卸金、その後の鍛錬を何度も行い安定させる。 その時に必要になる燃料費及び道具や機器類などの購入。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
自己資金や企業からのスポンサーを募り対応します。

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プロフィール

令和2年より越前たたら研究会を引き継ぎその際に組織体制も若手を中心とし、団体名を「鍛人かぬち」としました。 現在18名が所属したたら製鉄などの古式の技を勉強しつつ、技術と伝統工芸の価値を磨き続けています。 代表を務める私は、福井県越前市にて打刃物の伝統工芸士として自社の仕事もしつつ活動に取り組んでいます。 北岡刃物製作所で18年の修行後、令和3年に独立し事業所名を「寬-kutsurogi-」としてスタートしました。 タケフナイフビレッジ協同組合という変わった形をとる組合に属し、伝統工芸に新しい風を吹き込み技術探究やそれを引き継ぐ後継者育成に力を入れております。 readyforで皆さんと助け合える関係が築けるよう頑張っていきます!

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ギフト

5,000


5000円 感謝メール

5000円 感謝メール

感謝メールをお送り致します。

○ 領収書(税制上の優遇措置対象)

※寄附金領収書は、ギフト送付先としてご登録いただいたお名前を宛名として作成いたします。(寄附金領収書は、ギフトとは別途、福井県より送付します。)

寄付者
33人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

20,000


20000円 感謝メール HPにてお名前掲載(選択)

20000円 感謝メール HPにてお名前掲載(選択)

感謝メールをお送り致します。
kanuchiホームページにてのスポンサー枠にお名前掲載させていただきます。(ご都合により掲載できない場合は掲載無しにチェックお願いいたします。)

○ 領収書(税制上の優遇措置対象)

※寄附金領収書は、ギフト送付先としてご登録いただいたお名前を宛名として作成いたします。(寄附金領収書は、ギフトとは別途、福井県より送付します。)

寄付者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

100,000


100000円 感謝メール HPにてお名前掲載(選択)

100000円 感謝メール HPにてお名前掲載(選択)

感謝メールをお送り致します。
kanuchiホームページにてのスポンサー枠にお名前掲載させていただきます。(ご都合により掲載できない場合は掲載無しにチェックお願いいたします。)

○ 領収書(税制上の優遇措置対象)

※寄附金領収書は、ギフト送付先としてご登録いただいたお名前を宛名として作成いたします。(寄附金領収書は、ギフトとは別途、福井県より送付します。)

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

200,000


現代和鋼の刃物 kanuchiHPスポンサー枠にお名前掲載【福井県外の方限定】

現代和鋼の刃物 kanuchiHPスポンサー枠にお名前掲載【福井県外の方限定】

現代和鋼で作った刃物をお送り致します。
※切れるものを作りますが僕たちの現状での成果を観賞用としてお楽しみください。

○ 領収書(税制上の優遇措置対象)

※寄附金領収書は、ギフト送付先としてご登録いただいたお名前を宛名として作成いたします。(寄附金領収書は、ギフトとは別途、福井県より送付します。)

寄付者
0人
在庫数
4
発送完了予定月
2023年3月

250,000


御社の端材でできた現代和鋼と刃物1つ kanuchiHPスポンサー枠にてお名前掲載【企業様向け】【福井県外の方限定】

御社の端材でできた現代和鋼と刃物1つ kanuchiHPスポンサー枠にてお名前掲載【企業様向け】【福井県外の方限定】

御社から鉄の端材を送っていただきそれを用いて卸金と鍛練の練習をさせて頂きその時にできた現代和鋼とそれでできた刃物1つをリターンとして贈らさせて頂きます。
どれくらいの物が材料になるか相談の上よろしくおねがします。

相談は
kutsurogi.yauji@gmail.com
まで宜しくお願いいたします。

大体の目安として鉄の端材は厚さ1.5㎜以下で10mm角くらいの物や3㎜幅で30㎜以下くらいのの短冊状の物など、これより小さいものであれば大丈夫です。粉末上の飛んでしまいそうなものは材料になりません。ステンレスから作ることはできないので混入させないようお願いします。
失敗や練習も考慮しますので、約10キロほどお願いします。
例)旋盤で削ったチップ状の屑など

※切れるものを作りますが僕たちの現状での成果を観賞用としてお楽しみください。

○ 領収書(税制上の優遇措置対象)

※寄附金領収書は、ギフト送付先としてご登録いただいたお名前を宛名として作成いたします。(寄附金領収書は、ギフトとは別途、福井県より送付します。)

寄付者
0人
在庫数
3
発送完了予定月
2023年3月

プロフィール

令和2年より越前たたら研究会を引き継ぎその際に組織体制も若手を中心とし、団体名を「鍛人かぬち」としました。 現在18名が所属したたら製鉄などの古式の技を勉強しつつ、技術と伝統工芸の価値を磨き続けています。 代表を務める私は、福井県越前市にて打刃物の伝統工芸士として自社の仕事もしつつ活動に取り組んでいます。 北岡刃物製作所で18年の修行後、令和3年に独立し事業所名を「寬-kutsurogi-」としてスタートしました。 タケフナイフビレッジ協同組合という変わった形をとる組合に属し、伝統工芸に新しい風を吹き込み技術探究やそれを引き継ぐ後継者育成に力を入れております。 readyforで皆さんと助け合える関係が築けるよう頑張っていきます!

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