ご支援・応援してくださった皆様へ
プロジェクト完了のご報告をさせていただきます。
改めまして、ご支援、そしてあたたかく応援してくださったみなさまへ、心より感謝申し上げます!
…完了のご報告としていますが、実は余剰資金が発覚したので、その分の用途についてもご説明とご了承のお願いを載せております。
本当になかなか終わると言って終わらないプロジェクトで申し訳ありませんが、もう少しだけ(この言葉も何度言ったか分かりませんが…)お付き合いいただければ幸いです。
【結果の詳細です】
スリランカ中部州ヌワラ・エリヤ県コタガラの紅茶農園内にある学校3校(Yathanside校、Wellington校、Harrington校)の生徒の内、各校の校長先生がリストアップした特に困窮した生徒218名に、以下の日程で以下の物資を贈呈しました。
※Harrington校はプライマリースクール(日本の小学校に相当:1~5年生)であり、学校給食が支給されるため、食料の贈呈はなし。またYathanside校、Wellington校もプライマリー(1~5年生)の生徒には贈呈なし。
≪2022年10月30日≫ 贈呈式にて
- 制服(女子:ワンピース、男子・高学年:スラックスとシャツ、低学年:ショートパンツとシャツ)
- 靴下、靴
- 通学カバン
- 弁当箱、水筒
- ノート(学年に合わせて3種を各3冊づつ)
- スケッチブック
- 鉛筆、ペン(各3本)
- 食料品(1ヶ月目分)
≪2022年12月13日≫ Harrington校にて
- 数学用コンパス・定規セット(5年生以上のみ)
同日 Wellington校にて
- 食料品(2ヶ月目分)
- 数学用コンパス・定規セット(5年生以上のみ)
≪2022年12月15日≫ Yathanside校にて
- 食料品(2ヶ月目分)
- 数学用コンパス・定規セット(5年生以上のみ)
≪2023年1月27日≫ Wellington校にて
- 食料品(3ヵ月目分)
≪2023年2月21日、22日≫Yathanside校にて
- 食料品(3ヵ月目分)
【収支報告です】
いただいた資金は手数料を除き、5,169,925LKR(スリランカルピー)を送金しました。
文房具代として733,790LKR、制服代(靴・靴下含む)として1,707,232LKR、通学鞄と弁当箱・水筒代として591,250LKR、食料の3ヵ月分の購入で1,947,077LKR、輸送料として7,600LKRを使わせていただきました。計4,986,949LKRとなります。
最後の贈呈後に、182,976LKRの余剰があることが分かりました。
本当に多くのご支援をいただいたおかげと感謝しております。
このうち、10,500LKRを紅茶のリターンの購入費として、15,000LKRを贈呈式のカメラマンによるビデオ・写真撮影費として支払わせていただくことにご了承をいただけないかと思っております(合計で25,500LKR。2023年3月7日のレートで日本円にして10,433円ほどです。紅茶の購入費用はチャンドラボース先生の負担分、撮影費はスッパイヤ・セッラム記念教育財団の支払いになっているものです。)
そして残りの費用(157,476LKR)を、今回リストには載らなかったものの困窮していると学校の校長が判断した生徒達への支援に使わせていただけないかと思っております。
全額子供の支援にと言っていたところ大変心苦しいのですが、チャンドラボース先生や財団も経済危機の影響下にあることには変わりなく、他の部分でもプロジェクトに関する出費を多くしているので(贈呈式の開催に係る経費や、打ち合わせや贈呈の際にコタガラとコロンボを往復するガソリン代など)、少しでも負担を減らす方向にできればと考えてのことです。
新たな贈呈についての詳細は明日(3月8日)再度コタガラに入りますのでその際に打ちわせる予定で、詳細が決まりましたらまたご報告をして参ります。
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クラウドファンディングの期間には、多くの方がこのプロジェクトについて拡散してくださり、そうした広がりの中から「スリランカ」、「紅茶」、「子供が勉強する機会」などのキーワードに、それぞれの方がそれぞれの思いを込めて支援を託してくださったことに、毎日感動を覚えていました。
特に直接の知り合いではない支援者の方にとって私は「どこの馬の骨とも分からない人間」なのに、それでもと信じて支援を託してくださったことに、どうにか応えなくてはと必死だったことを思い出します。
プロジェクトの実行中は、贈呈日程の変更や、実は支援校との行き違いなど細かなトラブルもありましたが、発信している進捗状況をこまめに見てくださって声をかけてくださった方々(プロジェクトのInstagramでの「いいね」も含めて!)にどれだけ励まされたか分かりません。
また10月後半から現地に入った後は、経済危機の要因と影響の根深さを垣間見て打ちひしがれ、また支援の難しさにたじろぐ場面も多々ありました。
そこで感じたことを消化するには時間をかける必要があると思っています。
一方で、コタガラで支援を受けた子供達が今回のプロジェクトを通じて、普段の生活の外の世界を感じることができたのではないかと感じていて、その意味の大きさを考えています。
私自身が辛いことも、嬉しいことも、このプロジェクトを通してでなければ経験しえなかったことを経験させてもらえたことにも感謝しております。
まだまだ新着情報は更新して参りますので、どうか最後の最後までご覧ください!