プロジェクト実施のご報告とみなさまへのお礼
こんにちは、ACE代表の岩附です。
今年6~7月に実施したクラウドファンディング「社会の『仕組み』を変えることで、児童労働を生まない世界をつくる!」では、ご支援や応援をいただき本当にありがとうございました!
みなさまからいただいたご支援を、プロジェクト実施費や人件費に活用させていただき活動を行ってきました。2024年6月から12月までに実施した活動の一部を、以下の通りご報告させていただきます。
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詳しい活動報告はACEのウェブサイトに掲載していますので、ぜひそちらもご覧ください!
https://acejapan.org/info/2024/12/352990
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ガーナ・カカオ生産地での スマイル・ガーナ プロジェクト
カカオ危機の被害を食い止める!農家へのカカオ栽培研修
プロジェクトの支援地では、樹齢25年以上の古いカカオの木が大半を占めており、カカオの作物病やアリの侵食によりカカオの収量が減少しています。
こうした被害が広がっている一因としては、カカオ農園の適切な管理に関する知識が不足していることが挙げられます。
このためプロジェクトでは、2024年7月、カカオ収量の減少により生活が特に厳しくなった、子どものいる家庭のカカオ農家60人に対して、5日間のカカオ栽培研修を実施しました。
参加者からは、「今まではカカオ農園で農薬をなんとなく使っていたが、いつ、どのように散布すればよいのかが分かった」といった声が聞かれました。
「コミュニティ活動計画」により、中学校建設に向けて大きな一歩
コミュニティ活動計画とは、村(コミュニティ)で児童労働を解決するために必要と思われる活動と、その実施計画を記載したものです。住民たちはプロジェクトスタッフの支援のもと何度も議論を重ね、2024年6月にコミュニティ活動計画が完成しました。
支援地のうち1村では村に中学校がなく、子どもたちは数時間かけて他の村の中学校に通っているため、中学校の建設が計画の一つに挙げられました。
11月、学校運営委員会とPTA、子どもたちで募金を集めるためのイベントを開催し、現地通貨で9万4千円相当の募金が集まりました。
村の村長は、「村の小学校ができて55年経つが、このようなイベントをしたのは初めて。これらかも学校の発展のために協力していこう」と住民に呼び掛けました。
ガーナで「児童労働フリーゾーン」を実現させるための取り組み
国際協力機構(JICA)の委託事業「児童労働フリーゾーンを通じた子どもの保護主流化プロジェクト」の活動を進めるにあたり、スマイル・ガーナ プロジェクトや他の企業との連携プロジェクトでの学びや経験をスタッフ同士で共有し合うともに、現地で活用する研修教材の作成のサポートをしました。
また「児童労働フリーゾーン」認定制度を持続的に運用していくための資金動員メカニズムを検討する上でのリサーチや関係者へのヒアリングについてのサポートも行いました。
8月下旬から9月上旬にかけて、ガーナにスタッフを派遣し、ガーナでの取り組み状況を把握しました。

日本国内で子どもの権利を普及するための活動
「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」を通じた活動:提言書をこども家庭庁大臣に提出
子どもたちと政策提言活動を行う「子どもメガホンプロジェクト」において、子どもの権利に関する全国アンケート調査の結果をもとに、提言書「子どもが権利を使うことができる社会をつくるために」を作成しました。
2024年7月にはこども家庭庁を表敬訪問し、こども家庭庁大臣に同提言書を手交し、意見交換会を行いました。

沖縄うまんちゅ子どもの権利推進プロジェクト:3つの小学校でワークショップを実施
2024年6月に2校、11月に1校の小学校で子ども向けの「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」を実施し、237人が子どもの権利について学び、自分の気持ちを表現する方法を学びました。

子ども支援者向け研修
こども食堂や居場所の運営者・スタッフ向けの研修会で講師を務めたほか、子どもの権利や子どものセーフガーディング(*)に関するガイドブックを製作し、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえを通じて子ども食堂に配信されました。

(*)子どものセーフガーディング:組織の関係者・活動において、子どもにいかなる危害も及ぼさないよう予防や対応を組織の責任として取り組むこと。つまり虐待・搾取など、子どもの権利を侵害するような行為や危険を防ぎ、安心・安全な活動と運営をめざす取り組みです。
国際社会・政府への働きかけ
2024年9月に国連未来サミットに参加しました。残念ながら児童労働に関する提言は発言の機会を得られませんでしたが、最終成果文書である「未来のための協定」に児童労働の撤廃についての記述が得られました。
持続可能な事業の推進に向けた企業・経営者への働きかけと連携
「セブンプレミアム」チョコレートの取り組みがさらに進化!売上の一部が産地支援に
2023年11月に始まった「セブンプレミアム」チョコレートシリーズの取り組みでは、対象商品の売上の一部をACEに寄付いただいています。
2024年春夏シリーズでも寄付の取り組みは継続され、2024年秋冬シリーズからは、パッケージの裏面や店頭POPにて、売上の一部がACEへの寄付になることが表示されるようになりました。
チョコレートを手に取る一人ひとりの消費行動が、産地の生活や環境の改善につながることがより明確に伝わるようになりました。
啓発活動
6月12日の児童労働反対世界デーを中心とした啓発キャンペーンとして、児童労働撤廃のために「あなたにできる3つのアクション」を提案し、参加を呼びかけました。6月13日に開催したオンラインイベントには200名近いお申込みをいただき、関心の高さがうかがえました。

2024年、ありがとうございました!

2024年もたくさんのご支援・応援をありがとうございました!
来年も目標に向けてより活動を加速していきますので、引き続きの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
▼詳しい活動報告をACEのウェブサイトにも掲載していますので、ぜひお読みください。
https://acejapan.org/info/2024/12/352990
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