臨床美術のプログラムは、季節の旬の食材をつかったものが多くあります。

 

魚や野菜も新鮮なものを選ぶために、市場へ奔走することも…

 

準備にかなり手間がかかるわけですが、それだけ、参加者の方がモチーフへ興味を持ってもらえると、喜びも一入!!

 

昨年、10月に旬のサンマをモチーフに制作したときのこと・・・

 

 

 

生のサンマを持って施設へ行くと・・・

 

まず、一本丸ごとのサンマの姿を見て子ども達は大興奮!

 

素手でサンマをつかみ、施設中を走り回ったのでした…

 

そして、一人の男の子が、

 

 

「洗面所に持っていってもいい?」

 

聞くので、一緒についていくと、

 

流し台にサンマを置き、ぬるま湯をかけ始めたのでしたー!!

 

「何してるのー!?」

 

すぐさま、止めた私とのやりとりで、とても重要なことに気づいたのです!

 

施設の子ども達は、調理室で調理された出てきた料理を食べています。

スーパーに行って、食材を見て、買って、料理される姿を見ていないのです。

 

なので、乳児のときから施設で育ったその男の子は、

 

丸ごとの魚を見たことがなく、

 

魚を冷蔵庫に入れておくことも知らなかったのです。(温かいと鮮度が落ちることを知らなかったのでぬるま湯をかけたのでした!)

 

予期せぬできごとでしたが、

 

あー、私たちは、アートと共に体験を届けているのだ!

 

と強く感じたのでした☆

 

 

 

 

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