にゃんこ応援隊～保護猫活動に新たな形を～

 

 

改めて、ページをご覧いただきありがとうございます。一般社団法人Animal Protectの橋本と申します。

 

大阪府高槻市で譲渡型保護猫カフェ「Cherish」の運営を主軸に、地域の保護団体様やボランティア様と連携しながら、各団体様で保護された猫の受け入れ・譲渡に特化した保護猫団体です。

 

私は「Cherish」の店舗責任者として、

保護猫カフェを誰でも楽しく保護活動に参加できる場として

身近に感じていただけるよう、譲渡だけでなくさまざまな活動に取り組んでいます。

 

 

 

 

2024年4月に新生『譲渡型保護猫カフェCherish』となる為、リニューアルOPENをいたしました。

 

そんな我々は過去6年で様々な苦難を乗り越えてきました。

2018年5月「猫とハリネズミのCafé Cherish」をOPEN

OPENから2年後の2020年10月元店長の失踪…

さらに2年後の2022年12月には

前店長も退任となり、大赤字の現状を残したままアルバイトスタッフのみが残されるなど

2度の閉業の危機を乗り越えた「CatClubCherish」

 

2023年1月に私は「このままこの子達を放ってはおけない」「私がどうにかするしかない」と

店舗責任者となり1年間がむしゃらに走り抜けてきました。

家庭動物管理士の資格を取得し、過去の管理体制の変更、更新をはじめとした

様々な団体さまとの契約を一新、カフェの利用形態も変更などと

より多くの人に知ってもらうだけでなく、

猫はもちろんスタッフや協力団体様にもより安心安全な体制を整えてきました。

 

その中でも大きな課題となった【店内劣化の修繕】

日々のDIYなどでは補えない状況を改善するべく

2023年10月にREADYFORにて初めてのプロジェクトを挑戦し、第1目標となる550万を達成！

 

劣化した保護猫カフェをリ・デザイン！人と猫の共存を考える新たな場へ

※その際にご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

2024年4月に無事に修繕の為のリフォーム工事を成功させました。

 

2年置きに責任者が変わってしまう、管理しきれていなかった猫の環境など

過去に積み上げてきたマイナスを０にすることができました。

1年間ここまで走り抜けられたのはスタッフはもちろん、ご支援をしてくださった皆様のおかげです。

 

2024年4月

０から＋に変えたいという願いと過去の苦労はここで断ち切ろうという願いも込めて

リフォームと同時に店名・ロゴも一新いたしました。

Cherishのロゴが変わります！？

 

そして現在

元々行っていた「継続支援～にゃんこ応援隊～」をより多くの方へ広めたい

そしてその支援をより有効的な使い道も一新しようと

この度READYFORさんにて開設をいたしました。

 

 

 

まず保護活動というと皆さんは何を思い浮かべますか？
数多くの方は【TNR活動】【譲渡】が思い浮かぶかと思います。
 

実際に多くの団体は、TNR活動・一部譲渡のみを行っています。
もちろんこの2点が大きな主点となるのは変わりありません。

 

しかしながら、TNR活動の現状は地域住民の方の理解が追い付いていないことも問題になっていたり、

譲渡条件が厳しく、多くの方は『保護猫は家庭があり留守にしない人』しか飼えないと

思っている方が多くいます。

 

実際Cherishにご来店くださる方の多くも

『飼いたいけど・・・日中は留守なので』と諦めていた里親様も多くいました。

 

日中の留守時間が条件となると私は飼う資格のない人になります。

（お店の滞在時間が12時間を超えることもありますので）

しかしどうでしょうか？

 

仮に条件に満たしているような

専業主婦、夫、子供（中学生）のご家庭でも

『深夜に走らない猫がいい』『高いところに上らない子はいませんか？』と言ってくる方もいます。

 

このように、条件に満たしているからと言って愛猫家になるとは私は思えません。

私も愛猫が1匹いますが、我が息子のように世界１愛していますし全力で愛情を注いでいます。

預かりの猫の面倒まで見てくれる優秀な息子（猫）です！

 

一人暮らしだから、初めて飼うからと幸せにできないなんてことはないですし

むしろ世帯持ちで留守の時間がないからと言って猫を飼う資格がない人もいます。

（もしもの備えは必要ですので、委任者（後継者）は必須ですが）

 

我々は猫への知識、相性のみを重要な条件とし、満たない里親様へは『教育』を行いました。

譲渡が決まる頃には、我々との信頼関係以上の絆ができ

里親にとどまらず、人慣れ修行ボランティアとなり預かりをしてくださる方や

休日に車をだして買い出しのお手伝いをしてくれたりなど、

私の想像以上の活動支援をしてくださることも多いです。

 

興味の種を紡いでいる現状を変えるためにも、

我々の活動を各保護猫活動を行う団体様へのアプローチが必要と考えました

 

そして、それを実現するための

大きな4本柱として保護猫活動の輪を広げようと思っております。

 

 

１．TNR活動

　保護猫活動の多くは冒頭でも説明しましたが「TNR活動」が主流です。

（詳しくは下の図をご参考ください）

 

 

この活動は世の中への理解がまだ進んでいません。

『保護をするなら元に戻すな！』などの意見が相次いでいるのが現状です。

餌やりボランティアは増えていますが、トイレの設置などの活動までは指導ができずに

糞尿によるご近所トラブルへとつながり、多くの自治体から保護活動への反対運動が行われるなどと、理解が進んでいない状況です。

（現在ではTNR+M(マネージメント）の追加が課題となっています)

そこで我々はTNR活動を行うだけでなく

イベントや講演会などを通し地域住民の方をはじめとした、より多くの方へ周知活動、指導を行いたいと思っております。

 

2．譲渡会・イベント講習の開催

　現在では約250匹と数多くの猫を常設譲渡会のカフェ運営の中で譲渡してまいりました。

しかしながら、個人ボランティア様からの受け入れの声が後を絶えません。

当店も大きな店舗ではないため受け入れには制限があるのも現状です。

またボランティア団体の方から

「トライアルに行っても帰ってきてしまう」「成猫になると決まらない」と

相談に来てくださる団体様もありました。

１年以上譲渡会に出しているけど中々声がかからないといった子も

Cherishで受け入れをし2か月で譲渡が決まっていく中で

「なにがそんなに違うのだろう」と声をこぼす団体様も

もちろん常設譲渡なのが強いのは否めませんが

私が責任者となる前もトライアル中止などは数多くありました。

そこで解決のカギとなったのは【里親様へのヒアリング・飼育指導】でした。

 

例えば「子ねこを飼いたい」というお子様のいるご家族様がいます。

多くの生体販売店、保護団体は子ねこを紹介します。

しかし、お子様が3歳児の場合は育児に飼育と手がかかるのが現状です。

見た目は確かに可愛く連れて帰りたいとなるのは当たり前ですが、

飼育と子育ての両立に向き合っていない結果で

【トライアル中止】が起こります。

そこで私たちはまず3歳児のお子様との両立への覚悟を確認したり、

子ねこの飼育に必要なことをお伝えし、解決策を一緒に提案します。

その結果「子ねこを飼いたい」と言っていたご家族様が

「落ち着いた大人猫の方が自分たちの生活にあっている」という結果になることが多くあります。

 

上記のように、見た目だけでなく自分の生活にあった子を

迎え入れることで生活の負担がなくなるだけでなく、思っていた感じと違うという点がなくなり

トライアル中止がなくなりました。

 

この解決策をより多くの団体様に伝えたいと思いましたが

私自身の名が知られていない現状では信じてもらえないのもありました。

 

その解決策として

Cherish直伝の里親様へのヒアリング方法などを講習し、我々のいいところを様々な団体に盗んでもらおう！

そして団体同士の協力を広げ保護猫活動を世に広めようるためにも

我々が主催者となった定期イベントとした譲渡会の開催をしたいと思っております。

 

またそのイベントを行う上で挑戦したいことがもう1点あります。

 

現在、数多くの団体様の悩みは【預かりボランティアの不足】です。

預かりボランティア条件の多くは猫の飼育経験が問われます

そこで我々は預かりボランティアの育成イベントを行い、興味の種を育てる方法を確立しようと思っています。

 

 

3.ねこヘルパー

 我々は今まで多くの猫ちゃんを里親様の元へと譲渡してきました。

多くの譲渡ができた理由とし上記でもお話ししましたが

１つはサポートの充実が大きなきっかけとなりました。

「猫は初めて飼うので中々勇気がでなくて」「子どもが飼いたいというけど飼育をするか心配」

との声が多く、店内で爪切り教室を開き、飼育に必要なことを実際に体験をすることで

大人も子どもも改めて「猫を飼うことは命を育てる」のだと覚悟をもてる環境づくりを特化しました。

 

もちろん譲渡前だけでなく、譲渡後も悩みを抱える里親様のサポートを無償で行ってきました。

『先住猫との関係が突然うまくいかなくなった』『おもちゃで遊ばなくなった』などをはじめ

『ご飯をたべなくなった』『くしゃみをするようになった』など

無償ということもあり自分で考える前に相談をするような里親様も多くなるだけでなく

24時間対応の為、スタッフが体調を崩してしまうこともしばしば…

 

そこ有料化をし、1対１でのヒアリングはもちろん

経験と知識を生かしてより的確なアドバイスと飼い主の教育制度へリニューアルをしようと考えました。

 

実はアメリカなどの愛護先進国ではすでに始まっている制度で

日本では犬の訓練所はありますが猫はほとんどありません。

 

より多くの方の不安を解消することで、

猫と暮らすことへのマイナスイメージの脱却や

人と猫がより寄り添って生きていく社会への実現に繋げようと思っています。

 

（活動報告にて詳しい料金表）

 

飼育前の爪切り教室の様子

 

一人暮らしで猫を飼いたいと相談に来た際のカウンセリング（例）

 

※プロジェクトページ内に使用している画像について、ご家族より掲載許諾取得済みです

4．委託保護

　Cherishでは地域の保護団体様がレスキューしてくださった大切な猫たちを委託し猫の譲渡活動を行ってきました。

常設譲渡会になっている為、環境の変化に弱い猫ちゃんであっても本来の姿に近い形で対面できることもあり

譲渡会では1年決まらなかった猫が平均か月で決まっていきます。

そんな私たちの活動を知った方の中には

『祖母が飼っていた猫を引き取ってほしい』『保護したけど懐かないので引き取ってほしい』などの依頼も跡が絶えません。

そしてその多くの方が、引き受け後に連絡が取れなくなることがほとんどです。

簡単に飼育放棄をできてしまう場所にするのは、私が目指す共存ではないと思い

 

我々への委託後も保護依頼主さんへ見守り制度のお願いをしようと新たな制度の確立を目標に動いております。

（活動報告にて詳しい料金表）

 

 

 

 

 

 

 

※詳しい内容は随時、活動報告にてご説明いたします。

 

 

 

4つの制度を2030年には確立し、猫を救うだけの活動だけでなく

飼い主（人）へのサポートも充実させ、人と猫が互いに助け合える（共存できる）社会づくりを行っていきたいと考えております。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。若いスタッフが多く、考えの甘い部分もあるかとは思います。

 

それでもCherishに関わってくださる団体様やお客様からのお褒めの言葉を糧に、私たちなりに社会へ貢献してまいります。

 

応援いただける皆様からの温かいご支援を、心からお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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