プロジェクト概要

 

世界中には【装う】自由を持てない女性たちがいます。

 

はじめまして。一般社団法人Coffret Project(コフレ・プロジェクト)代表理事の向田麻衣です。私たちCoffret Projectは、コスメを使って国境や人種、言語や文化を越えて女性が自信と尊厳を取り戻すきっかけを作ることを目指しています。今回のプロジェクトでは、シェルターという保護施設で共同生活をする、ネパールの女性たちに「メイクアップの職業訓練」を行うことで、女性の自活を支援したいと考えています。

 

彼女たちの笑顔を取り戻すお手伝いをしていただけませんか。

 

(ネパールの女性にお化粧をしてあげた時の写真)

 

ネパールでは、1年間に約1万~1万5千人の女性が、インドの売春宿へと売られていきます。NGO等の組織により、売春宿から保護された女性たちは、約1年半の間、シェルターで暮らすことができます。その後、彼女たちは、もう自分たちが暮らしていた村に戻ることはできません。今後一生、治療のために薬を飲み続けなければなりません。生きていくために、また売春という方法しか選べない少女もいます。そのため、シェルターにいられる約1年半の間、彼女たちにとってもっとも必要なのは、再びセックスワーカーとなる以外の選択肢をみつけること、すなわち「手に職をつけること」です。

 

わたしは、今年1月、ネパールにあるシェルターでワークショップを行いました。そのシェルターにはインドの売春宿に売られ、エイズなどの病気に感染し、売春宿にすらいられなくなった女の子たちが、約60人も保護されています。現在このシェルターに住む彼女たちに対して、縫いものや料理、マッサージなどの職業訓練がなされています。しかし化粧体験ワークショップを行ったことで「ビューティシャンとして独立したい」と願う女性が増えてきました。実際、女性の社会進出が進むネパールで美容室の仕事にたずさわる人も増えていきます。

 

そこでCoffret Projectでは、今後シェルターに定期的にサロンスタッフを派遣し、技術指導を行っていきたいと考えています。皆様からご支援いただいたお金は、実習用テキストを用意する費用や、備品・道具類の調達費などに使用させていただきます。このCoffret Projectを通し、ひとりでも多くの女性を輝かせるお手伝いをしたい。ぜひご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いします。

 

 

なぜ、お化粧が彼女達を救うのか?

 

私は、高校2年の夏期休暇に単身でネパールの首都カトマンズを訪問し、女性の識字教育を行うNGOに参加しました。

 

 

その後、大学4年の8月から半年間、わたしは単身でアジア10カ国を巡るフィールドワークを企画し、現地のNGOを訪ね、途上国の人々の声を聴くということを行なっていました。そのフィールドワーク中に、ある日、思い切って現地の女性に質問してみました。

 

「もし、今あなたが何でもできると仮定したら、あなたは何をしたい?」

 

「 お化粧がしたい。 」

 

そのとき初めて、わたしは途上国の人たちは装う自由すら持てないことに気付いたのです。「支援する方法はたくさんある。でも今まで、美容という分野でのケアは、ほとんどなかったんじゃないだろうか」そう考えたわたしは、帰国後、薬局などでシーズンオフのために捨てられる予定の化粧品や、一般の女性から集めた未使用の化粧品を持ち、再度、化粧体験のワークショップを行いました。

 

「途上国支援というものは、外から見ていてもわからないことだらけだ。でも、そこに生きる一人ひとりの小さな言葉に耳を傾けることで、わたしのような小さな個人だからこそできることがあるのかもしれない。全部解決しようと思うと手も足もでないけれど、目の前のたったひとりでもいいから、本当に喜んでくれたら、それでいい。」

 

そんな思いを胸に、2009年7月、わたしはこの活動にCoffret Projectという名前をつけ、継続的な活動をスタートしました。Coffret Projectは、これまでトルコ・インドネシア・フィリピン・ネパールなどで、現地のNGOと協同して、化粧体験のワークショップを開催してきました。そして、2010年からは、ネパールを中心に活動を行っています。今年1月には、ネパールにあるシェルターでワークショップを行いました。そのシェルターにはインドの売春宿に売られ、エイズなどの病気に感染し、売春宿にすらいられなくなった女の子たちが、約60人も保護されています。

 

彼女たちは、少し触れられただけで体をびくっと震わせてしまうくらい、完全に人を拒絶するようになっていました。まったく心を開こうとしないある女性に、私は何度も何度も語りかけ、根気強く、優しく肌に触れ続けました。そして化粧が終わった後、彼女は私に声をかけてくれました。

 

 

ていねいに触ってもらえたのがうれしかった。

 

やさしくて、やわらかくて、とても幸せな気持ちになった。

あなたは本当のメイクアップアーティストね。

 

わたしは彼女の心が救われたことを感じました。彼女の心が開いてゆくのを感じました。これまで日本およびODAは、水道や雇用、衣食住など物質的な援助を中心としてきました。しかし、実は途上国の本当の問題解決のヒントは精神的な支援にあるのではないでしょうか?実際に、彼女達は私達のような先進国で暮らす人間と同じように、装うことでとても救われるのです。コフレでは、日本の一般女性から品質上問題ないものの使用されなくなった化粧品を回収したり、化粧品メーカー(日本ロレアル シュウウエムラがオフィシャルスポンサー)から使用期限内のシーズンオフ化粧品の提供を受けたりし、それらをネパール、フィリピン、インドネシア、トルコなどに対して、累計5千点超の化粧品を提供してきました。

 

 

BOP(Bottom Of Pyramid)事業モデルとしてのコフレ

 

今回のプロジェクトを通して、コフレは、事業をより発展させてゆきたいと思います。具体的には、化粧品の回収とワークショップだけでなく、ネパールで化粧品の製造・販売です。ネパールの経済成長(今後5年間でGDPは年10.6%で成長すると予想、世界銀行)に合わせて、化粧品市場も増大します。その市場規模はカトマンズ市内で約23億円、ネパール全体で70億円程度と推定され、ターゲット顧客数は225万人程度と考えられます。またカトマンズ以外にもアジアには、300万人都市がいくつもあり横展開も可能です。 今回のプロジェクトで職業訓練された女性達を美容部員として雇用することも視野に入れています。 途上国やネパールでのビジネス、BOPにご興味のある方もぜひ今回のプロジェクトに参加し、私達の活動報告や現地の情報をご活用頂けたらと思っています。「ネパールにおける化粧品製造・販売事業」にご興味のある方もプロジェクトに参加して頂ければ、事業計画をお送り差し上げます。

 

 

コフレで集めたお化粧品は、東日本大震災でも大活躍

 

コフレの化粧品は、途上国だけでなく、震災の被災地でも役に立ちました。東日本大震災の被災地(宮城県石巻市、福島県福島市)へは、計10,000点の化粧品をお届けし、化粧を通じた支援活動を行ってきました。

 

(石巻市へ、約9点の化粧品をお届けしました。)

 

年齢や国籍に関わらず、化粧は女性を笑顔にするということを実感いたしました。

 

(チークと口紅でメイクをして差し上げると、とっても嬉しそうにされていました。)

 

 

ネパールの女性達の自立と美しさの向上に、手をかしてください

 

このように様々な形で続けてきたCoffret projectですが、今回のプロジェクトではこのお化粧の力を借りて、ネパールの女性たちに笑顔を取り戻してもらいたいと思っています。どうか皆様のあたたかいご支援を宜しくお願いいたします。

 

 

プロジェクト内容詳細

 

●実施目的

ネパールは、1年間に約1万~1万5千人の女性が、インドの売春宿へと売られていきます。NGO等の組織により、売春宿から保護された女性たちは、約1年半の間だけシェルターという場所で暮らすことができます。

そのシェルターで過ごす女性の自立を支援することを目的に、日本や海外などから美容の専門講師を呼び、彼女たちに「メイクアップの職業訓練」を行いたいと考えています。

 

●実施期間

2012年10月~11月(毎週1回、計8回の講義を実施)

 

●参加人数

15~20

 

●講義内容(予定)

第1回:肌の基礎知識

第2回:衛生管理の基礎知識

第3回:化粧品・メイク用具の使い方

第4回:メイクレッスン1(デイリーメイク)

第5回:メイクレッスン2(ドレスアップ)

第6・7回:実習

第8回:成果発表会・写真撮影・証書授与

 

 

 

●引換券

 

皆様のお名前・お写真・メッセージをアルバムにまとめ、シェルター内に飾らせていただきます。

あまり幸せな人生を生きてこなかったシェルターに住む女性たちへ、皆様からのあたたかい気持ちがきっと彼女たちの支えになります。彼女たちに【装う】自由を与えてくれた感謝を込めてアルバムはずっとシェルター内に飾らせて頂きます。

 

 

 

お礼ハガキは、ネパールの女性が作ったはがきで、現地からお送りさせて頂きます。

 

 

フェアトレードのアクセサリーは、シェルターにいる女性たちが作ったものです。

私が支援者のみなさまに付けていただきたいものを選んでお送りいたします。

※こちらはサンプル画像です。

 

 

報告会は、2012年12月中に都内にて実施予定です。準備が整い次第ご連絡をさせていただきます。

 

編集協力/勝野小百合

 

 


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