Sendai→Tokyo→

 

先日の雨で濡れた牡丹が、行く道々に落ちている、仙台です。

 

 

4月は石巻での活動の引き継ぎなどを行なっていましたが

 

漸くこの数日で全てを終えて、本日東京に戻ります。

 

 

9日からはシアトルに2週間。

 

 

西海岸の企業や財団とのミーティングや

 

自分自身をからっぽにするための時間をいただきました。

 

 

この一年は本当に、たったの一年だったのかしらと思うほどに

 

たくさんの事がありました。

 

 

きっとみんなそれぞれ、そんな時間を過ごしたのではないかと思います。

 

 

私の一番の変化は、地震の後、

 

宮城に暮らす家族と連絡がとれなかった４日間に

 

胸から血が流れているのではないかと思うほどに

 

心が痛んで、

 

「その日」 は本当に、突然、訪れるのだということを知ったことでした。

 

 

 

 

 

 

私の場合は、それはネパールで、そこに暮らす女性たちが

 

もしかしたら、一生に一度もさわることのできなかったかもしれない

 

美しいものに触れて、自分自身を慈しみ

 

自信と尊厳を取り戻す瞬間に立ち会うこと。

 

 

 

" 読む人と書いた人、そしてその真ん中にある文章の、

 

このみっつにとって絶対的に美しい結ぼれの場所が、

 

気の遠くなるようなこの運動の途上にはきっとあって、

 

それが見える。

 

 

どんなことがあってもそこに行きたい。"

 

 

 

数ヶ月前にみつけてから、なんども繰り返し読んでる

 

川上未映子さんの受賞の言葉です。

 

 

 

このプロジェクトも、どうかその一つになりますように。

 

 

引き続き、情報をアップデートいたしますので見守っていただけますと幸いです！

 

   向田 麻衣