コンゴ民主共和国のコーヒーをもっと日本へ!自社輸入へ挑戦!

支援総額

1,333,000

目標金額 1,300,000円

支援者
82人
募集終了日
2020年3月6日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

*プロジェクトの趣旨(抜粋)やコーヒーの生産者組合に関する情報など、適宜アップデートを新着情報ページに追記していますので、こちらもご参照下さい。*

 

▼自己紹介

はじめまして。神戸市で自家焙煎スペシャルティコーヒーショップROUND POINT CAFEを営む梅谷周平と申します。

2014年4月に開業し現在6年目にあたります。学生時代、アフリカにおける開発援助の在り方を研究テーマとしており、コーヒー豆の生産地や生産者の現状を少しでも改善したいという思いと、継続的な商取引で持続可能なサービスを提供していくという『開発経済×ビジネス』の観点から事業を始めました。

コーヒーショップを経営していく中で、コーヒー生豆輸入商社の方や生産者など多くの方との関係を築けたこともあり、当初から思い描いていたアフリカでのソーシャルビジネスの道筋が見えてきたことから、このプロジェクトを立ち上げました。

 

 

日常にあふれているコーヒー、その大半は発展途上国で生産されています。とても身近にありながら、実は社会的な側面も併せ持つものであるということを多くの方に知っていただき、地球の裏側にある現状に少しでも興味を持っていただきたいと考えています。

 

日頃親しんでいるコーヒーがそれぞれ異なった生産環境/社会背景からうまれた個性豊かなものであり、もちろん良いものを無理なく適切な価格でお楽しみいただくことは、生産者へ適切な価格を還元し、持続可能な経済活動を支えることに繋がります。ただ、それは一定規模の事業を行う企業であればという前提が必要かも知れません。

 

私が今回始めようとしているプロジェクトはまだまだ小さな規模ですが、コーヒー生産者の現状を改善することに少しでも貢献できればと思います。

 

 

▼クラウドファンディングの目的とプロジェクトの内容

今回、皆様にお願いしたいことは、本プロジェクト『コンゴ民主共和国(以下、DRC)からのスペシャルティコーヒーの直接取引(ダイレクトトレード)』を進めるためのご協力/ご支援をお願いしたいと思います。

このプロジェクトに取組むことで実現を目指すのは、現地では"コーヒー生産者(特に女性の生産者)の安定した収入"、また日本では"まだ馴染みの薄いコンゴ民主共和国についての情報発信"です。

 

日本ではコンゴ民主共和国産のコーヒーが流通するマーケットは非常に小さく、大手商社が輸入するにはもう少しマーケット規模を拡大させる必要があります。そこで、私のような小規模事業者が少しづつでも輸入量を増やしていくことで、消費者の方への認知を上げ、徐々にマーケットを開拓していく、その流れの中で、いずれ一定規模のニーズができてくれば、大手商社による更なる輸入が実現できるかと思います。

コンゴ民主共和国でのコーヒー栽培が安定または拡大することは、もちろん生産者の収入増、途上国の経済成長へつながるとともに、環境問題やその他社会問題への取組みにも影響してきます。

 

こうした取組みの立ち上げに是非お力を貸していただきたいと思います!

 

ーーーーーーーーーー

さて、ここからはもう少し詳細について説明していきたいと思います。

なぜDRCなのかという理由と、取組み意義を3つ。

 

なぜ:人との繋がりがきっかけとなったDRCへの興味。

プロジェクト対象国を決めるきっかけとなったのは、いろんな「人」との出会いです。

 

例として、ルワンダやDRCで活躍する一人の若い女性起業家の方を挙げたいと思います。

4年程前、アフリカの産地で活躍するアジア人女性を紹介する写真を見かけました。その女性の活動に興味を持ち調べると、お世話になっている輸入商社が日本のパートナーということで、早速お話をお伺いしました。

当時、彼女は若干20代半ばにして、ルワンダでコーヒー生豆の輸出会社を立ち上げ、その後隣国DRCでの生産指導や組合組織の指導、現地コーヒーステーションの修繕など生産者に寄り添う形で品質改善に取組んでいました。その後ブルンジ、エチオピアなどにも活動範囲を広げ、いまではアフリカのコーヒーを世界中に届けています。

 

私が初めてDRCのコーヒを飲んだのは、まさにその彼女の活動について話を伺った際でした。とても風味豊かで余韻が長く、味わい深いものであったのを覚えています。まだあまりコーヒーの生産地として有名ではない国でこれほど美味しいコーヒーができるのだと驚き、DRCのコーヒー豆に強く興味を持つきっかけとなりました。そして、彼女の活動にとても刺激を受け、アフリカでのコーヒー産業が、現地の人々に与える影響を考え、私自身のプロジェクトも意識し始めました。

 

その後、彼女とは展示会やセミナーで会うことがあり、来日した際には私のお店を訪れてくれました。その際に『コーヒーはアンバサダー(大使)である。』と話してくれたことを覚えています。

コーヒー豆は、生産者の想いや産地の特性/背景など、色々なものを含んで消費国に送られます。そして私たち消費者は個性豊かなコーヒーを飲むことで、その生産地について知ることができるからだと言っていました。

 

取組み意義1:依然として残る多くの課題の発信

DRCにおける社会問題を簡潔に省略してお伝えするのは非常に難しいものです。

抗争の原因となる鉱物資源に関していえば、リチウムイオン電池に使用されるコバルトの産出量は世界一で、世界の供給量の実に6割を占めていますし、これから需要が増えるであろう電気自動車などにも使用される他の鉱物資源なども多く産出されます。またDRCには世界有数の熱帯雨林もあります。DRCでの自然破壊が進むと、地球環境へも影響がでるでしょう。

このように資源が豊富な国であるにも関わらず、多くの社会的課題を抱え、世界最貧国のうちの一つとなっている現状ですが、日本ではあまりニュースに挙がってくることはありません。地理的に遠いということも一つの理由なのかも知れません。資源問題、環境問題という観点だけでも世界とのつながりが大きいはずです。

コーヒーを通じてDRCについて興味を持つ人が増え、コーヒーのみならず、上記のような社会問題へ関心が集まるきっかけとなれば嬉しいです。

 

取組み意義2:環境破壊への予防/対策

高品質なコーヒーを栽培するためには、直射日光を避けること目的として、周りに他の樹木を植え、日陰を作って栽培を進めることが多くあります。そうすることは、自然環境の保護にもつながります。

しかし、DRCでは豊富な鉱物資源が原因として抗争も多く、山を簡単に切り崩して資源を採取します。その為、コーヒー栽培を支援することはDRCで軽視されがちな自然環境を守る活動にもつながります。

そして、栽培における環境負担の軽減という意味では、DRCの組合の多くは、有機認証(ECO CERTなどの欧米の認証)やフェアトレード認証の取得が進んでいます。欧米では倫理的消費行動をとる消費者の割合が比較的多く、認知度のそれほど高くないDRCのコーヒーへ少しでも注目を集める手助けをしてくれます。

 

取組み意義3:持続可能な発展のための教育支援

少し前のデータにはなってしまいますが、INS(2014国家統計院)の報告書によると、DRCの初等教育就学率(2012)は男児69.4%/女児63.8%(Annuaire statistique 2014:Tableau 2.61 : Taux net d’admission au primaire par sexe et par province entre 2009 et 2012、中等教育卒業率(2012)は男児35.2%/女児18.0%です(Annuaire statistique 2014:Tableau 2.79 : Taux d’achèvement du secondaire par province entre 2006 et 2012)。

開発途上国の持続可能な発展において、教育が重要な役割を果たすことはいうまでもありません。上記の数値データをもとにすれば今後、この分野の支援が必要なことは容易に想像がつくかと思います。

 

********

次に、現在輸入を予定しているコーヒーを生産している組合についてご紹介したいと思います。

 

組合名は、ムンガノ組合。

2009年に組織され、現在では、4,141名ものメンバーが所属し、うち1,849名が女性です。組合としての生産量は2008年3,500kgでしたが、2018年は109,500kgにまで増加しています。もちろんムンガノ組合もECO CERTとFAIRTRADE認証は取得しています。

こちらの組合は2009年にイギリスの団体と提携し、多くの先進的な取組みを進めていました。中でも特筆すべきは、ジェンダー教育です。

 

古くからの風習により、女性の立場は弱くなりがちで、女性の資産は夫の資産という認識がありましたが、勉強会などを通してその考え方を少しずつ改め、コーヒー栽培や農園管理を担う女性が増加していきました。また、女性のブランドを立ち上げることで、より一層女性の自立及び周りの理解が深まっていきます。紛争で荒れていたDRCではありますが、早くからこういった多様性を受け入れる取組みをしていたムンガノ組合、女性生産者が栽培したコーヒーのみを集めたブランドもしっかりと運営されています。

尚、リーダーのダニエルはとてもオープンで、質問を投げかければすぐに回答がありますし、生産者についてもデータ管理もしっかりと行っているくらい、真面目な方です。

********

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

最後に、今後の具体的な活動計画をご紹介したいと思います。

 

フェーズ1:DRCからのコーヒー生豆の自社輸入(今回のクラウドファンディングの対象)

フェーズ2:産地とのリレーション構築/ファイナンシャルサポートシステム構築

フェーズ3:コーヒー生産者/家族内の女性と子供を対象に、教育へのアクセシビリティを高め、持続可能な発展に向けての教育プラットフォームを構築

 

一度の取組みで大きな変化は難しいのですが、今後も継続して取引を進め、コーヒー生産者家族のうち、女性や子供への教育支援につなげ、ゆくゆくは生産者の収入の増加、就学率の向上などにより、より良い生活が送れるようになることを願っています。

 

私が女性起業家に出会い、コンゴ民主共和国のコーヒーを知り、国について興味を持ったように、日本の皆さんにも、コーヒーのおいしさをきっかけに生産国へ興味を持ってもらえるよう、それらの持つ魅力をしっかりと引き出し、伝える役割を担っていければと思います。

 

まずは美味しいものに出会い、また飲みたい、シンプルにそう思っていただけるようなコーヒーを皆様にお届けしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト終了要項

運営期間    
2020年1月1日~2020年11月30日

運営場所    
神戸市中央区栄町通四丁目2-7 合同会社ROUND POINT

運営主体    
合同会社ROUND POINT 代表 梅谷周平

運営内容詳細    
コンゴ民主共和国からスペシャルティコーヒー生豆の自社輸入

その他    
①Muungano Cooperative(ムンガノ組合)からの購入予定。
②2020年1月31日には決定予定。
③Muungano Cooperative(ムンガノ組合)と協議中である。

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プロフィール

2014年創業の神戸にある自家焙煎スペシャルティコーヒーショップ&ロースタリーです。コーヒーが運んできたストーリー皆様と共有できるようまた、規模は小さいながらも、良いものを手ごろな価格、また適切な価格で販売し、エコな経済システムを構築できればと考えています。 社会貢献、オーガニック、サステイナブルをキーワードにコーヒーを選んでいます。地域経済の活性化や安定化、また労働者の社会福祉の充実など、人々の生活の向上に寄与する活動を行っている農園、農協のコーヒーを取り扱うことによって、皆様の日々の活動(お買物)が国際貢献に繋がるような、そんな社会と繋がるコーヒーライフの提案に取り組んでいます。

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リターン

1,000


1,000円コース

1,000円コース

1,000円の支援をして頂いた方にコンゴ民主共和国の産地写真(データ)と共にありがとうメールをお送りいたします。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

3,000


3,000円コースA

3,000円コースA

3,000円の支援をして頂いた方に御礼として、下記項目を発送させていただきます。
・コンゴ民主共和国の産地の写真(データ)
・ありがとうメール
・今回輸入予定のコーヒーで製造するドリップバッグ10袋

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

1,000


1,000円コース

1,000円コース

1,000円の支援をして頂いた方にコンゴ民主共和国の産地写真(データ)と共にありがとうメールをお送りいたします。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

3,000


3,000円コースA

3,000円コースA

3,000円の支援をして頂いた方に御礼として、下記項目を発送させていただきます。
・コンゴ民主共和国の産地の写真(データ)
・ありがとうメール
・今回輸入予定のコーヒーで製造するドリップバッグ10袋

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月
1 ~ 1/ 17

プロフィール

2014年創業の神戸にある自家焙煎スペシャルティコーヒーショップ&ロースタリーです。コーヒーが運んできたストーリー皆様と共有できるようまた、規模は小さいながらも、良いものを手ごろな価格、また適切な価格で販売し、エコな経済システムを構築できればと考えています。 社会貢献、オーガニック、サステイナブルをキーワードにコーヒーを選んでいます。地域経済の活性化や安定化、また労働者の社会福祉の充実など、人々の生活の向上に寄与する活動を行っている農園、農協のコーヒーを取り扱うことによって、皆様の日々の活動(お買物)が国際貢献に繋がるような、そんな社会と繋がるコーヒーライフの提案に取り組んでいます。