成立

東ティモールに国内初のエコ・スクールを開設したい!

東ティモールに国内初のエコ・スクールを開設したい!

支援総額

2,519,000

目標金額 2,500,000円

支援者
47人
募集終了日
2015年1月21日

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プロジェクト本文

 

Earth Companyは、東ティモールの青少年に環境教育を提供するエコ・スクールを開設しようとする現地団体サンタナの活動を支援しています。

 

はじめまして!一般社団法人Earth Company(アース・カンパニー)代表の濱川明日香と申します。Earth Companyは、『より良い世界を後世に残したい』と考える途上国の活動団体と、先進国の支援希望者の橋渡しをするため、発足した団体です。Earth Companyは現在、東ティモールの青少年に自然環境と共生する重要性と方法を教育するためエコ・スクール(環境教育学校)を設立しようとする現地活動団体サンタナを支援しています。

 

 

250万円集まれば、2015年4月の正式な開校に教室を間に合わせることができます。皆様のご支援を、よろしくお願い致します!

 

 

 

東ティモールは、東南アジアに位置し、2002年に念願の独立国となったばかりの新しい国です。

 

450年のポルトガル領時代を経た後、24年間インドネシアに占領され、この過酷な内戦下で約25万人が亡くなり、国内のインフラや建物は、約9割が破壊されました。ここ数年間、年間経済成長率10%の割合で発展している一方、一人当たりの年間GDPは約19万円、人口の約半分が極度の貧困状態、現在アジア一の最貧困国です。

 

(東ティモールの現状)

 

 

東ティモールでは、国民の大半が農村部に住み、農業を営んでいますが、農業で生計を立てることができていません。

 

農村部では、大多数が自給自足の生活を送っています。ポルトガル領時代は、地元民がお金を使うことはほとんどなく、生活に必要なものは、自分の畑で育てた作物との物々交換で入手していました。しかし、長年の内戦で多くの畑は焼き尽くされ、独立国となった今、農村部の住民は、農業で資本主義経済に参加する方法・知識を持っておらず、その結果、貧困状態から抜け出せずにいます。まずは、若い世代を教育し、生計を立てられる農業の運営方法、且つそれに必要となる実践的なスキルを身につけさせてあげることが第一歩です。

 

 

サンタナは、教育を通して、『自然と共生する、持続可能な新しい未来』を創造・実現することを真の目的としています。

 

従来の資本主義経済のあり方には、大量生産や過剰消費による環境破壊が根本的な問題として存在し、私たちは自分で自分の首を占めている状態です。サンタナは、今後本来の意味での豊かな社会・国家を築くためには、先進国がこれまで歩んできた道を真似るのではなく、環境破壊をしない経済で発展する新しい社会を創っていくべきだと考えます。そしてそのためには、将来東ティモール社会をリードする、環境意識高く、聡明で、健全、且つ自信あふれる若者を育てることが必要だと考えました。独立国となって間もないこの国は、まだ産業も無く、これから国を創っていく柔軟な段階にあるからこそ、今の段階での革新的な教育が重要なのです!

 

 

そこで、サンタナはLeublora Green School(ルブロラ・グリーン・スクール)という、環境教育学校を設立しようとしています。

 

教育機会の不足する東ティモールで、今後社会をリードする環境意識高い若者を育てるという目的を果たすべく、サンタナは、首都ディリから車で約2時間の農村部マウビセ地区に保有する総面積18,000平米の土地に、Leublora Green School(ルブロラ・グリーン・スクール)という環境教育学校を現在設立しようとしています。

 

(マウビセ地区の高原にサンタナが保有する土地。学校の設立場所。)

 

 

ルブロラ・グリーン・スクールには、教室、キャンプ場、プレイグラウンド、オーガニック農場、植物保護園を併設予定です。

 

・教室:環境やサステナビリティ(持続可能性)について学習する場所。

・キャンプ場:生徒が滞在するキャンプ宿泊施設。

・プレイグラウンド:自然の中で子供たちが体を動かし、身体発育を促す。

・オーガニック農場:有機農業を学ぶ。育てた食材で栄養価の高い食事を提供

 し、食生活と健康状態改善。

・植物保護園:瀕死状態にある東ティモール特有の植物を再生し、環境保護の

 方法と重要性について学ぶ。

 

 

ルブロラ・グリーン・スクールは学校法人ではなく、学生に対し、学校の休み中にエコ・キャンプや環境プログラムを提供する環境教育施設です。

 

当校は小中高校の3ヶ月の夏休み中に、学生に対しエコ・キャンプを実施し、学期中には週末や休日毎に環境プログラムを行います。東ティモール政府との連携の下、首都ディリや他地区の公立・国立学校と提携し、ルブロラ・グリーン・スクールの環境教育プログラムを、課外授業として公立・国立学校のカリキュラムに組み込む計画も現在進んでいます。

 

(植物保護園になる場所に子供たちと花を植えているところ)

 

 

オーガニック農場と植物保護園以外の施設の建設費用が足りず、現在プロジェクトが中断してしまっています。

 

サンタナの代表ベラ・ガルヨスは、当校を運営する傍ら、現在東ティモールの大統領補佐官として働いています。学校の設立資金が足りないため、政府の仕事を辞められずにいるのです。当初は政府の助成金が下りるはずだったところ、男尊女卑の傾向が強い東ティモール社会で、女性が運営する団体が助成金を受けることは前例がなく、直前で破談になってしまいました。そのためベラは、私財を投じてオーガニック農場や植物保護園の設立を進めてきています。

 

(植物保護園の一部になるため、整地を行っているところ)

(オーガニックハーブ園になる場所)

 

 

次の夏休み(2015年1~3月)からエコ・キャンプは始まる予定ですが、教室がないため、授業は近所の建設中の建物を借りて、机や椅子の無い状態で行われます。

 

しかし、250万円が集まれば、目標としている2015年4月の正式な開校に教室を間に合わせることができ、4月から新学期が始まる公立・国立小中学校から送られてくる学生たちが、ちゃんと教室で環境について学ぶことができるようになります。

 

(次のエコ・キャンプで教室として借りる予定の建設中の建物)

 

 

そこで皆さんにお願いです!

どうか、皆さまのお力をお貸しいただけないでしょうか?

 

ベラは、当プロジェクト発起人の大学院時代の親しい友人でもあり、個人的に多大な信頼を置く人間ですが、彼女自身も少女時代から戦士として戦い、内戦で多くを失った被害者です。しかし彼女は「産業もまだ無い新しい国だからこそ、そこに希望と機会がある」と言います。

 

このプロジェクトは、多大な可能性を秘めています。東ティモールでは栄養失調や発育不良が目立ちますが、当校でのアウトドア活動や、オーガニックで栄養価高い自然食を通して、発育増進を促します。自然環境と共生しつつ、破壊的でない経済が可能であることを学び、それにより生計を立てて行く実践的な手法を取得することで、農業で貧困から脱するだけでなく、持続可能な地域社会を創造。それを通して若者が自信を持ち、現状に反して明るい未来を描けるようになり、それを実現する基盤を作ります。そして何より、教育の力・影響は無限に広がるもので、ここで学習した生徒それぞれの人生そして東ティモールの未来に、希望と可能性を与えることができるのです。

 

皆様のご協力、ご支援を賜り、サンタナがひとりでも多くの子供たちの人生に革新をもたらすお手伝いが出来る日を、心待ちにしています!
 

                    一般社団法人Earth Company一同

 

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サンタナ代表ベラ・ガルヨスのプロフィール

 

サンタナ代表ベラ・ガルヨス
当時内戦下にあった東ティモール解放運動に思春期を投じ、インドネシア軍に数々の家族・友人を殺された経験を持つ。ベラ本人も多くの暴行・暴力の被害者であり、若くして、『本当の意味でこの国を助けるためには国外に出るしかない』と悟る。10代の終わり頃、あらゆる手を使って、カナダに亡命し、6年間、東ティモールの現状について話して大陸を渡り歩く。東ティモールが1999年に念願の独立が決定し初めて祖国へ戻り、それから自国をゼロから立て直すため、国連機関で働く。数年後、アメリカの政府機関から奨学金を受け、ハワイ大学に留学し、学士号を取得。卒業後再度帰国し、以後、政府の国際関係部門で大統領補佐官として働く。青少年・女性の生活向上を図り、地域社会を活性化することで、国の本来の意味での発展に寄与することをライフワークとし、現在も、全エネルギー、時間、資源を投じ、サンタナの事業に尽力する。2018年には、これまでの功績が称えられ、ダライ・ラマ師より表彰されることが決まっている。
 
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引換券について

 

・活動報告書

2015年4月開校時のルブロラ・グリーン・スクールの様子、また皆様のおかげで生徒がどのような環境で教育を受けられるようになったのか、進捗状況をご報告します。

 

・生徒の写真と直筆のサンクスカード

生徒の写真と直筆のメッセージが入った手紙をお送りします。

 

・東ティモール産オーガニックコーヒー

フェアトレードや海外のスターバックスでも人気の東ティモール産コーヒー。以下写真のようなオーガニックコーヒーをお送りします。

 

・東ティモール伝統織物「タイス」

タイスは、アジアどの国のものとも一風違っており、大正時代の和柄にも通じるところがある、不思議な織物です。東ティモール人の優れた色彩感覚を、お楽しみください。

 

・東ティモール伝統織物「タイス」を使った小物

カードケース、お財布、ペンケース、キーホルダーなど、写真にあるようなタイス布で作られた小物をお送りします。

 

・東ティモール産白檀の扇子

アロマオイルとしてサンダルウッドという名でも人気の高い白檀。実は東ティモールはこの白檀の産地です。扇ぐだけで良い香りのする扇子です。

 

・教室に支援者様のお名前を刻印

これから建設される教室の内部または外壁に、この学校設立のために多大なご協力を頂いた支援者様のお名前を刻印させて頂きます。学校を運営するサンタナは、生徒たちが日々それを目にすることで、この学校がどのような背景で、どなたの支援により可能となったのかを知り、感謝することができる、と考えています。

 

 

※なお、東ティモールでは、常時決まった商品が手に入るとは限らないため、その時に販売されているものの中から、写真にある種類のもの、またはそれに相当するものをお届けさせていただきますことを、ご了承くださいませ。

 

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プロフィール

支援を要する途上国のNGOと、途上国の現状改善に寄与したいと考える支援希望者の橋渡しをする団体Earth Companyの代表をしています。

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リターン

3,000


alt

・活動進捗報告書

支援者
20人
在庫数
制限なし

10,000


alt

・活動進捗報告書
・生徒の写真入り直筆のサンクスレター
・東ティモール産オーガニックコーヒー

支援者
23人
在庫数
制限なし

30,000


alt

・活動進捗報告書
・生徒の写真入り直筆のサンクスレター
・東ティモールの伝統織物「タイス」の小物

支援者
1人
在庫数
制限なし

50,000


alt

・活動進捗報告書
・生徒の写真入り直筆のサンクスレター
・東ティモール産オーガニックコーヒー
・東ティモールの伝統織物「タイス」の小物

支援者
4人
在庫数
制限なし

100,000


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・活動進捗報告書
・生徒の写真入り直筆のサンクスレター
・東ティモール産オーガニックコーヒー
・東ティモールの伝統織物「タイス」の小物
・東ティモールの伝統織物「タイス」

支援者
2人
在庫数
制限なし

300,000


alt

・活動進捗報告書
・生徒の写真入り直筆のサンクスレター
・東ティモール産オーガニックコーヒー
・東ティモールの伝統織物「タイス」の小物
・東ティモールの伝統織物「タイス」
・東ティモール産の白壇の扇子
・教室に支援者様のお名前を刻印

支援者
2人
在庫数
制限なし

プロフィール

支援を要する途上国のNGOと、途上国の現状改善に寄与したいと考える支援希望者の橋渡しをする団体Earth Companyの代表をしています。

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